闇の海王 作:チーズ
「船長と副船長、昼のデザートを作ってみたんだが食べてみてくれないか?」
そう言って透明な美しいガラスに果物とアイスがトッピングされたデザートを持ってきたのは血鬼海賊団・料理長≪赭足のゼフ≫
「ゼフさん、サンジさんが出てもう10日になります…」
くいながゼフに申し訳無さそうに言うと
「アイツはまだここにいて良い人間ではない、もっと見聞を広めてほしいからアイツにそう言ったんだ」
ゼフはくいなに笑いながらこう言った
「ゼフさん…、分かりました何時までも引きずってちゃダメですね、頂きます!」
ミールはくいなの言葉にウンウンと頷いてデザートをほおばった
「あとゼフさん、私の事は≪くいな≫と呼んで下さいと言った筈です!」
ゼフはここ10日ずっとくいなに呼び捨てしろと叱られている
「いや、でも若い嬢ちゃんを呼び捨てする何て…」
ゼフは戸惑っているがくいなは引かない
「くいなと呼んで下さい!」
くいなの圧力にゼフは
「く…く…、くいな嬢!」
また新しい逃げかたをした
「駄目だくいな嬢、これからはそう呼ぶからこれで許してくれねぇか?」
くいなは渋々了承した、これを境に乗組員はミールを除いて皆くいなの事をくいな嬢と呼ぶようになった
「大波だーーー!!!!」
マストの上から一人のシェフが叫ぶ
「東の海岸より大津波が来るぞーーー!!!」
辺りが一時騒然となったがミールが口を開いた
「さぁ、あなたの出番よ航海士さん?」
ゼフは一人船首にたった
「あの波は自然の波じゃあねぇなー」
ゼフは波が発生した島の方を見た……牛?
「船首を波に向けて立てろ、ゴリ吉、くいな嬢手伝って貰えるか?」
船は一気に高さ20メートルはある大波に突っ込んで行った、そして当たる直前
「やれー!!!船首カノン砲撃てーーー!!!!」
船首に取り付けてある三連式のカノン砲が波に薄い風穴をあけた
「ゴリ吉、くいな嬢、自分の最強の技をぶつけてくれ!」
その声に反応したゴリ吉は右手を大きく振りかぶった
「止まらない破壊砲・怒羅太鼓!!!」
ゴリ吉の右手から打ち出された衝撃波は波に当たった所から吹き飛びさらに破壊の幅を伸ばす、この技は標的を破壊するまで止まらない
「よし、くいな嬢ラストだ」
ゼフの掛け声にくいなは頷き居合いの姿勢に入った
「一刀流≪波切≫」
白色刀身は横幅50メートルはある水の壁を紙のように切り裂いた
「一気に突き抜けろ!!!」
こうして船は波の壁を突き抜けた
「まったく何だったんだ?」
一仕事終えたゼフが言った
「まぁ、俺達にこんなことをしたんだ…なぁ船長?」
ゼフがミールを見る……明らかに怒ってる
「私たちが何年かけて作った船だと思ってんのよ…、見張りどこの島からだった!!!」
ミールはマストに登っている者に叫んだ
「ここより東の島、今丁度船が向いている方向の島です」
ミールは直ぐ様その島へ船を向けた
「正面の島へ全速前進!!!」
船は全ての帆を張り凄いスピードで島へ近づいていた、そしてもう少しで島に着くと言うとき
「左に回避しろーーー!!!」
見張りの声に反応が遅れた
≪バゴーン!!≫
船の右側を何か大砲のような物が通過した
「船右舷に損傷!!!」
船の右側には多少擦れた後があったが黒く塗れば問題は無い範囲である
しかしこれでも怒る奴がいた
「いやーーーー!!!」
ミールが雄叫びを上げる
「ゴリ吉、これをやった犯人を見つけて全力でぶち殺しなさい!!!」
ゴリ吉は頷き大砲のような物が飛んできた森へ入っていった
「くいな、私の刀を!!!」
ミールも刀を手にゴリ吉の後を追った
「やったー、俺が幹部の一人をやった、やったぞーーー」
森の奥からそんな声が聞こえる
「アイツカ?」
ゴリ吉は声の所へ行くと頭がボコボコに腫れている口のとがった魚人間がいた
「ナンナンダ?」
すると魚人間は遠くへ走っていく男へ口をすぼめて何かしようとしている
「アノオトコ……ムギワラノ?」
ゴリ吉は急いで魚人間の元へ行くと口を片手で掴んだ
「ナニシテル?」
魚人間は何があったのか分からない様子でバタバタしている
「何だこいひゅ、腕がはにゅれにゃい!!!」
魚人間は両手でゴリ吉の拳を叩いたりしているがゴリ吉は蚊に刺された位の感覚でいた
「ハンニン、ツカマエタ…コロス!!!」
ゴリ吉は掴んでいる手を頭上高く持ち上げると
≪ビタン!ビタン!ビタン!ビタン!≫
と地面に向けて何度も叩きつけた
「ガッ!ハ!」
それを続けているうちにミールが到着した
「ゴリ吉、それが犯人?」
ミールが訪ねるとゴリ吉は頷いた
「ムコウ、ムギワラノナカマ、イッタ」
ゴリ吉の指の指す方向には何やら人だかりが出来ていた
「ゴリ吉、そのゴミには船の修繕をやらせといて」
ミールはゴリ吉に指示を出すと人だかりの中へ入っていった
「あ、ナミだ」
ミールの視線の先にはこちらを向くナミの姿があった
「皆ごめん、私と死んで!!」
「何でーーー???」
ナミの言葉に町の人達は
「いよし来たーー‼」
「いや!何も来てねーよ!!!」
そして人だかりをよけていくと
「30秒それ以上は持たない」
ゾロが鼻ノコギリと戦いを始めた、そして血鬼海賊団を辞めたサンジが目の前にある溜め池に飛び込んだ、そして暫くした後タコ人間も飛び込んだ
「いや~、アイツがグルマユの兄ちゃんに追い付いたら!」
誰かが叫んだ、ミールは叫んだひとに追い付いたらどうなるかたずねた
「ゾロの兄貴の苦労が無駄になっちまう!!!」
ミールは事態を回りの人々の話から理解した
「んじゃこれは麦わらの一味の仕事だね」
しかし無視をして行くわけにも行かずミールはばれないよう池に近づき背中に差してある大剣≪血鬼≫を抜いた
「少しだけ手伝ってあげる鬼刀流≪血走り≫」
ミールは刀を水の中に勢い良く刺した
「ニューーーー!!!」
池の中からタコ人間の断末魔が聞こえるとミールは身を翻し船へと戻った
「あー、元通りになってるー!!!」
次回少しイーストブルーを書いたらグランドラインへ入りたいと思います、気長にお読みください完結目指します!