闇の海王 作:チーズ
麦わらの一味の事件から3日、血鬼海賊団はイーストブルーのごみ掃除をしていた
「船長、一階から5階まで制圧したぜ!」
ゼフは一階から階段を上がってくるミールとくいなに言った
「了解です、所長室はどうなりました?」
ミールはゼフにたずねる
「命令通りまだ誰も上がっねぇ」
ミールとくいなは6階にある所長室へと向かった
「お前達がイーストブルーの海軍基地を攻撃している者か?」
そこには長い黒刀を背中に背負う男が所長の椅子に座っていた
時は3日前、麦わらの一味の事件のあとミールは一つの話を町民達から聞いていた
≪海軍達も海賊に協力している≫
ミールはこの事に怒りを覚えた、民を守るべき海軍が民を傷つけている、そんなことを許してグランドラインに行くわけには行かない
こうして血鬼海賊団は悪い噂のある海軍基地を次々攻撃していった、そして10個目最後の基地を攻撃を完了しようとしていた
「あなたがこの海軍基地の所長ですか?」
ミールが訪ねると男は
「私が先に質問しているのだ、早く答えろ」
冷たく、冷酷な瞳はミールとくいなさえも恐怖させた
「えぇ、ここ3日海軍基地を攻撃しているのは私達、血鬼海賊団がやっているわ」
男は暫く黙った後
「なぜ、何を望む?」
くいなとミールは
「世界一の大剣豪そして海賊王」
答えを聞いた男はスッと立ち上がった、その時後ろからゼフの声が聞こえた
「お前は≪鷹の目≫!!!」
この男は王下七武海の一角≪鷹の目のミホーク≫現世界一の大剣豪だった
「お前は、赭足のゼフか…懐かしい者に会う」
ミホークはうっすら笑いを浮かべた
「まだ海賊をやっていたのか」
ミホークはゼフにたずねる
「今はこの人の元で海賊してんだ、とっとと失せろ!」
ゼフがミホークに言うとミホークは驚いた表情をしている
「何と、お前ほどの男がまだ幼き少女の下に付くとは」
ミホークは出口に向かう足を止めた
「面白い、良き余興になるやも知れん」
すると凄い勢いで黒刀をミールに振り抜く
≪キィーーン!!!≫
刀と刀の激しい金属音が海軍基地にこだまする
「ほぅ、≪黒刀・夜≫の初撃を止めるか…面白い」
続けざまにくいなに夜を振る
≪キィーン、キィーン!!≫
くいなはミホークの攻撃を防ぎミホークを睨んだ
「あなたがやると言うならお相手します!!!」
くいなは窓から地面へと降りた
「我に一騎討ちを申し込むか…」
ミホークも後を追って降りてくる
「全力で行きます」
くいなは居合いの姿勢に入った
「すまんな、手持ちの刃物がこれしかない」
ミホークは懐から長さ7センチ程の小さな果物ナイフを出した
その時くいなは一瞬でミホークとの間合いを詰めた
「一刀流≪白虎≫」
高速の居合い切りはミホークの果物ナイフを一瞬で粉々にした
「な!」
ミホークはくいなから距離を取る
「どうやら甘く見ていたようだな……全力で相手しよう」
ミホークは背中に掛かっていた≪黒刀・夜≫を持った
「私もここからは本気の技で行きます」
くいなは上段の構えになった
「行きます!一刀流≪斬波≫!!!」
鎌鼬の進化した技≪斬波≫鎌鼬よりも破壊力が大きい
「ふむ、真空波か…面白い」
ミホークは向かってくる斬波に刀を降り下ろす
「より強い衝撃で打ち消せば良いだけの事」
ミホークがくいなを見ると…居ない
「一刀流≪剣鬼≫」
上から降り下ろすくいなの剣をミホークは横に振り刀がぶつかり合う
「むぅーーー!!ハァッ!」
ミホークが刀を受ける、その時ミホークの後ろの地面が20メートル近く切り裂けていった
「はっ、ハハハハ!!面白い」
ミホークはそう言うと≪黒刀・夜≫を鞘に納めた
「最近は面白いもの達に出会う…三刀流の剣士そして我と一騎討ちで互角にやる少女…」
くいなは反応した
「三刀流の剣士?」
ミホークは頷き、そしてため息をついた
「あぁ、知り合いか?」
くいなは頷く
「また会おう、より高みで」
そう言うとミホークは船に乗り込み海の彼方へ去っていった
「行っちゃったね…」
ミールはくいなの後ろから出てきた
「これからどうするミール?」
くいなが聞くとミールはニヤッとして
「決まってるでしょ、行くわよ!グランドラインへ」
くいなとミールは笑い会いながら海軍基地の旗を下ろし自分達の旗を掲げた
「総員乗船、進路・リヴァースマウンテン!!」
次回…グランドライン編突入