Darkness to Door   作:EVIL

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今日は良い事と悪い事があった

 

まず悪い事だが、私の研究を盗もうとした愚か者がいた事だ

 

まぁ、私の魔法はこの世界にない新たな魔法だ。手に入れれば金にはなるだろう

 

では、良い事はなんだったのか。それは、私の『抜け殻』が現れてくれた事である

 

私の『抜け殻』は私の記憶を持っており、簡単に協力体制を築くことができた

 

これで私の戦力は『心よ闇の魔物』と『抜け殻』の二つとなった

 

ここで私は面白い事を思い付いた

 

正直に言って、この世界の人間は腐っている

 

己の権力に固執し、自分以外はどうでもいいと言うかのようだ。例えそれが血を分けた家族であっても

 

私は『心の闇の魔物』になった事で狂ってしまったのかもしれない

 

私はこの世界の人間を一人残らず『心の闇の魔物』にした

 

腐っているだけあって『抜け殻』になる人間はあまりいなかった

 

そうして私は、私を除く人類を滅亡させる事で人間以外の種族達を解放したのだった

 

彼らは私を救世主や英雄だと崇めたが、すぐに終わるだろう

 

生き物は本来臆病な生き物だ

 

いずれは自分達が滅ぼされるのではと、不安になって私を殺しに来るだろう

 

そこで私はいくつか保険をうっておく

 

まず各種族を大きく六つに分け、それぞれに国を持たせた

 

一つ目は森の国、妖精やエルフ、獣人達の国

 

二つ目は海の国、魚人や人魚達の国

 

三つ目は山の国、ドワーフや龍人達の国

 

四つ目は空の国、ハーピィや鳥人達の国

 

五つ目は影の国、魔人達の国

 

六つ目は連合国、様々な種族が住む国

 

そして各国から代表を一人、ある基準を満たした者を選んだ

 

森からはエルフ、海からは人魚、山からは龍人、空からは鳥人、影からは魔人、連合国からは獣人

 

私は彼らに思い切って『鍵の剣』を得させた

 

そして、いくつかの真実と嘘を伝えた

 

『鍵の剣』には強大な力が宿る事を

 

『鍵の剣』は選ばれた者にしか使えないと

 

そして、その選ばれし者には各国の代表一人しかなってはいけないと

 

その資格についてを

 

『鍵の剣』には世界を渡る力がある事を

 

だが、世界を渡ってしまえば、この世界が消える可能性がある事を

 

だから、軽い気持ちで世界を渡ってはいけないと

 

次に私は彼らに、私自身は争いの意思が無い事、今私が持つ城に手を出さなければ何もしない事を伝えた

 

彼らはそれを了承し、互いの国を襲わない事、何かあれば力を貸す事を誓いあった

 

さて、ここまで来るのに大分時間がかかったが、計画は順調だ

 

やはり『鍵の剣』は人間でなくても持つ事ができる

 

しかし、『鍵の剣』を持たぬ者に『鍵の剣』を得させるには色々と手間暇がかかってしまうのが問題だ

 

だが、これで計画の準備が整った

 

最悪、元の世界に帰れなかった場合、私は『大いなる心』を出現させるつもりだ

 

『大いなる心』はあって損するモノではない

 

元の世界に帰る道すがら、手に入れる準備をするのも面白い

 

だが、『大いなる心』を手に入れるには『鍵』が必要だ

 

『鍵の剣』よりも特別な『鍵』が

 

その時の為にこの世界が役立つだろう

 

『鍵の剣』を与えた者達は純粋な優しい心を持つ者達だ

 

『鍵の剣』を継ぐのにも、心が純粋で優しくないといけないと教えている

 

あとは最後の純粋な心を持つ者と、十三の純粋な悪の心を持つ者達だ

 

上手くいけばいいのだが、現実はそんなに甘くない

 

失敗前提で行うべきであろう

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