あぁもうやけだ!!ポケモンいってみよう!! 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
『おい。大丈夫か?』
普通死んだら三途の川や、彼岸花の花畑、真っ白な空間、閻魔の前、地獄の門の前、エジプト的なら旅の始まり・・・そんな感じを生と死のはざまを想像していた俺は戸惑いを隠せない。
「デパ地下の惣菜売り場前のベンチかよ。」
ため息が出る。
驚くことに惣菜を買っていくおばさんや、主婦達は世間的には絶世の美女と言えるくらい美しく、白い輪や、羽が生えていた。
『そろそろいいか?』
「あぁ。すまん。」
『いいって。誰もが最初はこんなんだからよ。』
俺の横に座っているのは鋼の錬金術師の真理の門の前に出てくるあの白いぼやけた奴である。
せっかくなら前にいる美しい女性がよかったが、ハルヒに万が一バレたら半殺しではすまないので心の中に留めておくことにする。
『まるわかりなんだよな。・・・まぁいいや。君にはこれをあげる。出口は後ろだ。せいぜいあがきなよ。』
渡されたのは今は化石と同じ扱いになってしまった3DSLLである。
俺は懐かしいな~、PSPがよかったな~等というくだらない感想を持ちながら後ろの出口から外に出ていった。
トンネルを抜けるとそこは雪国であったという文に例えると出口を抜けるとそこはどこかの部屋の中であったというのが適切だろう。
正直に話すと部屋の前に独特なRマークがあることから凄まじく嫌な予感がする。
今思えばDSの作った会社の収益に絶大な影響力があるのは黄色いの悪魔とも言われたピカチュウ、そのゲーム・・・ポケットモンスター。
俺も昔は友達関係のためによくやった思いでと、友達がポケモンマスターになるとか言っているのを論破する嫌なガキであった。
「今はそんなことはどうでもいい、体は・・・高校生ぐらいまで若返ったか。」
周りを見るとモンスターボールが2つ、インスタント食品、水、様々な道具・・・どうやら倉庫のようだ。
「外は・・・。」
ガチャ・・・ギイ
扉を開けると廊下があり、食道、トイレ、個室、浴場、別の倉庫、通信室、管理室が順に並んでいた。
管理室と通信室の間に階段があり、上がると・・・
「あぁ、なるほど、ここはミュウツーの実験場か。」
外に出ると瓦礫の山がそこにはあった。
ゲームなのかアニメなのかはたまた漫画なのかよくわからないがポケモンの世界は確定したと思う。
「とにかくここを出る方法を探さないといけないな。はぁ。」
ため息をはくと俺は再び地下に戻っていった。
「これで全部か。」
管理室にあったノートには物資の量を細かく記載してあったので施設をある程度把握するのに時間はかからなかった。
「さて・・・どうしますかね。」