「葉隠ちゃんおはよー。今日もいつもと変わらず薄いね~」
「翼色くんおはよう!翼色くんは相変わらず派手だね!あと私は薄いんじゃないよ!透明なんだよ!」
「翼色、葉隠おはよ。相変わらず対極だなお前ら」
「「おはよー、うん、いつも通り~」」
こんな感じで1日が始まる。ボクと葉隠ちゃんは席が隣で、話してると「対極コンビ」って言われる。まぁ顔の色が
閑話休題
授業が始まって終わってを繰り返して、六時間め。進路についての授業だ。まぁ、授業っていっても個人で面接の練習やら学力試験の為の勉強するだけなんだけど。
「ねぇねぇ翼色くん!翼色くんは高校どこ行くの!?やっぱりヒーロー科があるところ!?私はね、雄英!ヒーロー科!」
葉隠ちゃんの若干大きな声で、少しクラスがざわついた。確かに、雄英高校は倍率がバカみたいに高いけど、そんなに驚くことかな?
「わぁお、奇遇~。ボクも雄英のヒーロー科志望。やっぱり、ヒーロー目指すんならよりレベルの高い所が良いよね」
「ホント!?わ、なんか凄い強大なライバルが出来た!ちょっと不安になってきたよ!」
「まぁ、ライバル同士お互い頑張ろ~。合格したら4年連続同クラあるかも」
「ワンチャンあるね!頑張ろう!」
こんな感じで1日、貴重な登校の日を終えた。ちなみにその後友達から色々聞かれた。最終的には激励された。良いヤツしか居ないね。
(ナチュラルに原作キャラと邂逅してるけど、小学校から一緒だよ。もう原作キャラとは見れないかなぁ。普通の透明女子だし。アレ?普通じゃない?)
閑話休題
帰宅して、制服から私服に着替えた。なんでかって?出掛けるからだよ。ちょっと静岡まで。大丈夫、両親は仕事で居ないから誰にも怒られない。個性の確認しにいくだけなんだけどね。
家から出てすぐのマンホールに、黄色い絵の具をぶちまける。あ、勿論、
例えると
「まぁ、誰と会話してるのかも分からない無駄話は此処で終えて。
「着いた~。相変わらず一瞬キョドることへの弊害よ」
静岡県には、夏休みに毎年旅行にきている。ていうか母さんの実家があるから、遊びにきてる。足下に広がる赤い絵の具は、去年つけたものだ。いやまぁしかし……流石にコレは……夜に見ちゃったらホラーだね。
若干血のように見えなくもないな!あはは!笑えないかな!消しちゃおう、もう用はないし。
「
パソコンで絵を描いてる人だと分かるかと思うんだけど、描いたものを消すための消しゴムみたいなマークがあるでしょ?それを選択して、描いたものをなぞると、その描いたものが消えるっていう感じ。わかりづらいよね!気にしないで!
さてさて、そろそろ行こうかな。ところで、画面の前のあなた!そう、君だよ!(誰なんだろうね)
《
今日は
野次馬が集まってる所には沢山の命がある。悪魔は命を食して生きる。つまり、
便利だねぇ、超人社会!探知開始!みつけた!
「アレ?意外と近い。」
距離的な問題でもうちょっとかかるかなぁなんて思ってたのに。
ざわざわしている人混みに混ざる。不思議と爆発音は聞こえない。アレ?
【GAGAGA‼‼】
……代わりに、なにかを削るような嫌な音がした。
「うわ!また暴れだしやがった!」
「ヒーローはまだ来ないの!?」
「別の所で凶暴な
ん~、なんとなく理解。つまり、今は
ヘドロの方で手一杯で、プロヒーローはまだ来てない。もしくは、暴れてるヴィランに有効な個性を持つヒーローが居ない、って感じかな!うん!詰んでるね!
ていうか凄いなあのヴィラン。腕がなんかノコギリみたいだ。原作キャラでいうと、切島くんとか鉄哲くんみたいな感じ。プロヒーローもコレはやりづらいな~。対人だと強いし。しかも、アレでコンクリートとか抉ってるから相当硬くて強い。あ、詰んでる!(二回目)
「いやぁでも.....放置はダメでしょプロヒーロー」
いつ野次馬に矛先が行くかも分からないのになぁ。暴れてるヴィランが、比較的近くにいた女性に目をつける。明らかに狙われている女性は、しかし自分が標的だと気づかない。みんな逃げないよねぇ。暴れてるヴィランが地面を蹴り、一気に女性に近づく。漸く気づいた女性。驚く野次馬。動けないプロヒーロー。振りかぶられた、コンクリートをも抉れる腕。
〔自分は大丈夫〕と思ってる奴ほど____
「真っ先に死んでいくのにね」
ヴィランの腕が降り下ろされた。
【GAGIN!!!】
金属同士をぶつけたような、嫌な感じの高音が響く。降ろされた腕は、ボクの振り上げた左足によって止められている。
「九死に一生を得た気分はどう?ねぇ今どんな気持ち?
「誰だテメェ!」
「ただの偽善者!あー、うん、キミ小物だね!なんか噛ませキャラの匂いがする!」
驚きから我にかえった野次馬が、歓声を上げる。もー、こんなステキ髪色の中学生に期待しないでよ~。ボクこわーい(棒)
庇った女性が、背後で泣いているのが気配で分かった。あー、恐いよねぇ。死ぬとこだったもんね~。ボクの
どうやって庇ったかって?ただ単純に
「この、クソガキ、!?」
「あー、もう良いかな。ボクさ、
【DOKAN!!!!】
派手な爆発音をたてて、ヴィランは気絶した。実は、さっき腕を受け止めた時に、ヴィランのお腹に
「オレンジ絵の具は爆破の絵の具、ってね」
フェミニストじゃないけどさ、ちゃんと法の中で生きてる人が理不尽に傷つくの、好きじゃないんだよねぇ。ましてや、キレイな顔した女性が泣くの、なんか嫌でしょ?
「どなたか、このヴィラン回収して頂けませんか~。」
やっと気づいたらしい、動けなかったプロヒーローを尻目に女性に向き直った。
「怪我ないですか?」
「ぇ、あ、ないです、あの、すいません、あなたは」
「ないですよ。ただの
さて、逃げよ__
「そこの君、少し良いかな」
__無理だった~(´・ω・`)
その後、プロヒーローと警察の方にみっちり怒られ、両親にも怒られ、ちょっと勧誘されながらも家に帰りました、まる。