魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~ 作:左近 遼
スバル視点
「ひぁあ!!(ビュ!!)ひゃう!!(ビュ!!)」
「いいわよ!!その調子でなのは隊長を追い込んで!!ユウ!!エリオ!!」
「あいよ!(わかりました)」
「なのは!!避けてばかりじゃなくってボールを取れ!!」
「ヴィータ…。それ今のなのはには、無理な話だよ…」
隊長・副隊長チームVS新人チームのドッヂボール対決が始まって数分…。
内野にいるティアの指示により、外野にいるユウ兄とティアと同じく内野にエリオとの間でなのは隊長1人を狙うかのようなパス回しが続いていた。
そもそもその行動が実行に移されたのは、開始早々なのは隊長の運動オンチが露呈されてしまった事。
詳しく言うと、なのは隊長が投げたボールが外野には届かない、ヴィータ副隊長キャッチしたボールをなのは隊長に普通に手渡しただけでお手玉をしているようにそれをキャッチミスした事、さらに、持っていたボールを投げようとした所その場で転ぶ等…私達からは考えられない程のドジっぷりを連発。
これを見た審判役のフェラルドさんは、腹を抱えながら大笑いをし、ヴィータ副隊長はブチギレ。その一方で、この中で唯一なのは隊長の学生時代の事を知っているフェイト隊長はなんとかこちらにその事をバレないようなのは隊長をフォローし続けていた。
でも、そんな事も長くは続かず最初から外野にいたユウ兄がフェイト隊長に向け投げるフリを入れ本当は内野にパスするといったフェイントにひっかかりその後そのパスを受けた私に当てられ外野へ…。
唯一のフォローを失ったなのは隊長は、今現在まるで今までの恨みを晴らさんとするティアの指示によりこうなっている。
あっそうそう。
チーム分けとしては、
隊長・副隊長チーム:なのは隊長、フェイト隊長、シグナム副隊長、ヴィータ副隊長、ヴァイス陸曹、ルキノにグリフィス准陸尉。
新人チーム:私、ティア、エリオ、キャロ、ユウ兄、アルトにシャーリーさん。
審判役がフェラルドさんで、外野はそれぞれ1人ずつで隊長達のチームが、ヴァイス陸曹で私達のチームがユウ兄となっている。
現在、内野には、隊長達の所ではなのは隊長とルキノとグリフィス准陸尉が残り私達のチームの方は、私、ティア、エリオとなっている。
話を戻して…。
「だぁあ!!グリフィス!!!お前、男だろ!!なのはをフォローしろ!!」
「む…無理ですって!!」
「あれが、ルキノだったらフォローしているんだろうね?」
「でしょうね?っていうかルキノ…。ここぞとばかりにグリフィスさんの側ばかりにいますから?」
魔導士は、魔力制御をし、完全に魔法が使えない状態での勝負であるもののインドア派のグリフィスさんがフェイト隊長と同じ事をしろと言われても無理な話。
外野にいて苛立ちを露にするヴィータ副隊長に驚いた様子で答えるグリフィス准陸尉。
それを聞いた外野のシャーリーさんはアルトと共にそんな話しをしていた。
「魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その8「On Your Mark!!」」…始まります」
魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~
その8「On Your Mark!!」
機動六課隊舎内 デバイスルーム
ユウ視点
「本当だ。部隊長が言っていた通りね?」
「でしょう?ドッヂボール後の訓練の映像をみた時にちょっと気になってね?それで、さっきツバキと部隊長さんが話していた時に思い切って言ってみたの?そしたら、リインちゃんとここで一緒にその様子を見学していいって?」
「はいです!!はやてちゃんにそう言われたのです」
ドッヂボールをした後、部隊長から呼ばれた俺とシャーリーさん、それにアルトにスバルの4人は、デバイスルームにリイン曹長と一緒にいたツバサと再会。
なんでコイツがここにいるかと言うと、スバル達の訓練の様子を部隊長室からその映像を見た際、スバルのデバイスである「マッハキャリバー」にバグがあるのでは?と感じシャーリーさんにチェックしてほしいと言われから見て欲しいと言われたからとの事。
だが、その説明をリイン曹長では、説明不能であったため本来ならここに入れないハズのツバサにも特別に一緒にきてもらったとの事。
「つ~か、相変わらず雑に扱っているんだな?お前…」
「た…たまたまだよ…たまたま…」
(そうでしょか?この間、あわや私をつけたままシャワーをあびようと…)
「そりゃ、大地辺りがもしマッハキャリバーだったら天国に召されていそうな話だな?」
「ま…マッハキャリバー!!」(顔真っ赤)
「ゆ…ユウ…。ここにもしトウゴ君がいたなら、半殺しじゃすまなくなるよ?その話?」
シャーリーさんの操作によりツバサが指摘した部分をチェックして見た所バグを発見。
でも、そのバグ…。マッハキャリバーの話によると設計などからのミスではなくその使用者であるスバルの扱い方からによるものから発生したものとの事。
シャーリーさんの驚く声とマッハキャリバーからの説明を聞いた俺は、呆れた様子でスバルに声をかけた所マッハキャリバーがそうではない事を暴露。
マッハキャリバーの話を聞いた俺は、力の遠い子孫である南大地の事を思い出し思わずそいつがするであろう行動を口にする。
そして、その話を聞いたアルトは、トウゴの事を思い出しながらこれ以上のその話の発展を静止するかのようにすこし怒り気味で声を上げる。
「それにしても、よくわかってね?ツバサちゃん?」
「えへへっ(照)だって、ボク…こういうの得意だし…それに…」
「それに?」
ツバサに関心した様子のシャーリーさんが、彼女の事を褒めるとツバサはそれを照れた様子でそれに答えた後もう一つの理由について俺の方を見ながらまるでそれを言ってもいいのかと?言わんばかりの表情で俺のほうにその視線を向ける。
それに対し?を浮かべたシャーリーさんも俺のほうにその視線を向けてきた。
「大丈夫だ。シャーリーさんなら問題ないさ?(どういう事なのよ?ユウ君?)ようするにツバサと…それにツバキは姉貴のクローン…つまりは、人造魔導士なんです。エリオ達とは違った方法のね?」
「別の方法って?」
「「魔導機人」っていうらしいんですけど、要するにツバサとツバキは姉貴の遺伝子をベースにして人造魔導士として生み出されその後戦闘機人の能力を追加された存在って訳です。尚、そのネームミングの由来は、人造魔導士と戦闘機人のいいとこ取りだからだそうだ。つまり、この「魔導機人」って奴は、ATFが完全にかかっていても戦闘機人の力を使い人造魔導士が使う魔法がそのまま使えるという事らしいです。まっ、2人が姉貴にあまり似ていない理由として姉貴の遺伝子をそのままではなく遺伝子操作を行ったからによるものらしいです」
「ふ~ん…」
「そう!!だから、ユウちゃんは、ボクとツバキのおじちゃんでミツキさんはママなんだ!!」
「そ…そうなんだ…」
なんで、こんな風になったかと言うと…。
正直言って俺自身、その戦闘を実際に見た訳ではないのでそれを知る連中からの話を俺なりに説明したらこうなったって訳。
俺の話の後にツバサが続いたその話に対しシャーリーさんは、納得しているのだかしていなのだかしていないのだかなんだか微妙な反応。
その一方で、スバルは、なんだかその説明にまるでそれ以上話を広げたくないような表情でそう答えていた。
機動六課隊舎内 部隊長室
ツバキ視点
「なるほどな…。あんた等の話はようわかったわ。それで、ウチから単刀直入に聞くわ?(なんでしょう?)あんた等2人は、ウチ等機動六課の敵か…それとも味方か?…いったいどっちや?」
「どちらとも…としかいえないでしょう。先ほどお話したとおり私とツバサは、自分達で動ける場合とそうではない場合がありますので…」
ツバサとリインが入なくなった部隊長室では、ツバキから今回ここに来た理由…そして今後の彼女達についての説明が話されていた。
彼女の話によると自分達は、「大蛇」と言う組織の中にある「暁」に所属。
普段は、ある目的のために行動しているものの時々「大蛇」からの命令により犯罪行為を行っているとの事。
その際2人は、今の少女の姿ではなく変身魔法により大人の女性の姿になり顔には銀色の仮面をつめてそれを行っているとの事。
「つまり、昨日戦闘中の格好なら敵…その姿なら味方って事で考えた方がええかな?」
「そうですね?それとその時今の私達の意志があるかどうか…全てはそれ次第です。それで、もし、2人とも自身の意志がなくその目的がミツキ・サエグサへと向かっていたら…」
彼女の話を聞いたウチは、それを自身の頭の中で整理しながらあれこれ確認していた。
それに対しツバキは、冷静な声でそれに答えその話がミツキに及ぶと少しだけその顔色を曇らせる。
「その時は、2人とも容赦なく破壊しろってか?その腕輪が発動し2人がミツキの前で自爆するその前に…」
「そういう事です。(でも、なんでウチ等なんや?)なんせ、ファントムに行く母(ミツキの事)の魔力を感じた時点で私とツバサの2人につけられたこの「忠誠の腕輪」が反応し2人それぞれの体内にある魔力爆弾のタイマーが始まってしまいますので…。それで…」
「それで…か…。なるほどなぁ…。でも、破壊しろっていわれてもなぁ…」
彼女がまるでこちらにその話をフッたかように感じたウチは、それに対し合わせるかのようにした後その理由について聞いて見た。
すると、彼女は、自身の右手についている腕輪を見せながらそれに答える。
それに対しウチは、難しい表情をしながら腕組みをしソファーの背もたれにもたれながら答える。
なんせ、いくら意識のない自身の意識を支配された状態の人造魔導士とは言え管理局では殺しは禁止やからなぁ…。
彼女が、自分達を「殺せ」ではなく「破壊」しろと言っている事から間違いなくその「大蛇」の連中は、彼女達の事を「人」ではなく単なる「駒」、もしくは、兵器として扱っているんやろうな?
ちなみに「暁」の方ついて彼女の口から一切その組織を否定するような言葉は出ていない…。そんな様子からウチは、その組織は2人を「兵器」ではなく「人」として扱っているんやろと考えとる。
「でしたら、この呪縛が止める方法を一緒に探する際犯罪行為をおこなったとしていたらそれを見逃して下さい。私はともかく…ツバサの夢は母と一緒に暮らす事…ですから…」
「それは、ダメや。(なぜ?)なぜなら…ウチ等もその方法を一緒に探すからや…。それでええな?フェイト・T・ハラオウン執務官?」
ガチャ。
ウチのそんな様子を見た彼女は、その要請を変更。その理由についても同時に説明し始める。
それに対してもウチは、それを拒否。その理由として部隊長室の外におったフェイトちゃんをその中に招き入れ声をかけた。
「構いません。部隊長。それにこれに関しては、既にリンディ・ハラオウン統括官、クロノ・ハラオウン提督そしてさらにその2人に通して聖王教会の騎士カリムの方にもご了承いただいておりますので?ご安心を?」
「よくもまぁ、そんなに時間がたってないのによくそこまで出来たなぁ?」
「ええ…。えらい苦労したよ?おかげでもうヘトヘト…」
部屋に入ってきたフェイトちゃんは、その問いかけに答えをツバキに説明。
その後、こんな短時間でそこまで頼んどいた用件をこなしていた事に対しその労をねぎらうもそれと同時に驚きの声をあげる。
ウチの声に対しフェイトちゃんは、その耳元まで顔を近づけその声に答える。
「ハラオウン執務官!?なぜ、あなたがそのような事を?」
「とても、他人事には思えないんです。私も…それにエリオも人造魔導士ですから?「プロジェクトF」の」
「だとしても…、それだけでは…。例え貴方のご家族が六課の後見人だとしても説明が…」
そんな様子のウチ等に対しツバキは、フェイトちゃんの立場などからその理由について説明を求めるもその答えに納得していない様子。
「ええ…。確かに。でも、1個だけ条件があるんです。(条件?)エリオとキャロの友達になってあげて下さい。そもそも、私にこうするよう言ってきたのはここにいる部隊長ではなくエリオとキャロの2人ですから?」
「2人が…なぜ?」
「あんた等…戦闘時にエリオにこう言うたろ?「自分達の事を知りたければ、ユウに会わせろ?って?それで、エリオがユウは六課の隊舎にいるからすぐには出来へんって言ったら明日にでも会いに行くって?んで、隊舎に戻ってきたエリオがユウをとっ捕まえて2人の事をあれこれ聞きだしたんや?」
「それを私に話してくれて…。それで、なんとかならないかって?って。それで、ドッヂボール前に提督達にあれこれは相談をもちかけたの。それで今さっきようやくその許可がおりたって訳なの?それで、その条件についてはどうかな?」
「そうなんですか…。こちらこそお願いいたします。なにせ、私達…今まで同世代の子など周囲には1人か2人くらいしかおりませんでしたから…」
その後もフェイトちゃんとツバキのやり取りが続きフェイトちゃんからでた条件とその内容を聞いたツバキは、彼女に頭を下げながらそれをどうやら了承した様子。
「なら、交渉成立って事やな?連絡役は、ユウでええんか?」
「ええ…。でも、兄さんから「ミツキさんには、内密に動けって」じゃないとあれこれうるさいから?って…」
「そっか…。なら、連絡役は誰がええやろ?ユウったらいずれミツキにばれるやろうし…」
「ならば、飛脚屋 韋駄天」龍幻には伝えておいた方がいいでしょう?彼が彼女と私達の連絡役ですので。下手にバレれば…かなり面倒な事にもなりかねませんから」
「了解や。そっちについては、ウチが瞬に頼んどくさかい…お互いの情報については、韋駄天経由でって事で」
「わかりました」
話がまとまった様子の2人のそんな頃合いを見計らったウチは、その交渉の成立を2人に確認。その後の連絡役などについて細かい所を話し合った。
「ほな、さっさそくその条件をやってもらおうかな?フェイトちゃん?そっちの方も万全なんやろ?(もちろん)なら、ユウ達に連絡を取って休憩室辺りで合流やリインには、ユウ達には念話で説明しとくから」
「わかりました。では、お願いいたします」
「はい。こちらこそ」
こうして、機動六課とツバサ、ツバキによる和解が完全に成立。
ハラオウン執務官の案内によりその部屋を後にした。
機動六課隊舎内 休憩室
アルト視点
「改めましてまずは、自己紹介を…。私は、ツバキ・アスタリーと申します」
「ボクは、ツバサ・アスタリーです。よろしく!!」
「エリオ・モンディアルです」
「私は、キャロ・ル・ルシエでこっちが、フリードって言います。よろしくお願いします」
「クキュー!!」
私、ユウ、スバル、ティアナにエリキャロの2人。そして、ツバサとツバキが無事に休憩室に合流。
でも、開始してから結構時間がたつものの自己紹介以外まったくといって話が進んではいない状況であった。
「なぁ?葵…。これじゃ、まるでお見合いじゃねぇか?」
「仕方がありません。どうやらお互いにこういうのは初めてみたいですし…。それにいきなりなんとかしろと言われても私…こういうのあんまり得意じゃないですから?ねぇ?太助?」
「ミャ~…」
そんな状況を打破するためユウが事前に暁が運営している「暁の里」と呼ばれる所から2人と仲がいいとの推薦を受け着物の上着の下に袴をはきおかっぱ頭の上に何故かその上に寝そべった状態の猫を載せた「暁の里」所属の人造魔導士「葵」ちゃんにユウが声をかける。
その声に対し「葵」ちゃんは、この光景を想定していたらしく自身の頭の上に寝そべっている人造猫の「太助」(♀)に声をかけていた。
「だからって…。こうなる事になりそうだったからわざわざ同学年のお前を「暁の里」から呼んで来たんじゃねぇか?ツバサとツバキと仲がいいって風華(かざはな)さんからそう聞いて…」
「無理です。(なんでだよ?)だって、私がココに着く前から完全にツバキに仕切られていましたからね?それにあちらの2人(エリオとキャロ)については私…知りませんし…」
「…だよね?…」
ユウの話を聞いた葵ちゃんは、その理由を説明。
彼女の言う通り彼女達が出会ってからというものその仕切りは、私達…と言うよりツバキちゃんが行っておりまるで私達が手が出せないようなこの状況に私が納得…というか呆れたような声を上げる。
「あっ!!そうだ!!ねぇ?ユウさん?(ん?なんだよ)ユウさんかだれか…携帯ゲーム機持っていません?(持っているけど?)ツバサってぇ確か今その携帯ゲームの「ベルカ無双」にハマってるんですよ?」
「ベルカ無双?」
そんな中、あれこれ考えていた葵ちゃんが、大声をあげた後ユウに声をかけそれを聞いたティアナが疑問の声をあげる。
「ほら、あの古代ベルカ王朝時代の英雄達を操作して国を統一したりモンスターとかをハンディングしたりするアクションゲームの事だよ?」
「なんだかそれって…。モンスターを狩るゲームとどこぞの国の歴史上の英雄達を操作するアクションゲームのいいとこ取りって感じのゲームね?」
「まぁな?ちなみに、そいつには自分でのオリジナルキャラが作られるようにもなっていて…。確か…部隊長が、そのソフト会社に頼まれてなのは隊長達を隠れキャラで登場させるから本人達の動きをトレースしてプログラミングするのを手伝わされた記憶が…」
ティアナの声を聞いた私がそのソフトについて説明。
それを聞いた彼女がその感想を言った後、ユウがそれに続く。
「最初は、全然ダメだったんだけどそれをCMで流した途端、急激に売り上げが上がったって奴だよね?確か?」
「ああ…。あれならエリオを含めた六課の隊員ほとんどがもっているぜ?なんせ、そのソフトの売り上げの数%が部隊長の懐に入るようになっていたからな?発売当初、自腹切ってみんなにばら撒いていたよ。それが今じゃその自腹の倍のギャランティが懐に入っているんだと?」
「へぇ~…。でも、こっちが心配しなくてもいいみたいよ?だってあの4人…。その話で盛り上がっているみたいだし…」
ユウの声を聞いたティアナは、ようやくそのソフトの事を思い出した様子で声を上げた後ユウがさらにその裏話を始める。
そして、それを聞いたティアナがあちらの状況の変化に気づきその方を指差しながらそれを口にする。
と、ティアナの声にその方を見てみると…。
「ええっ!!もうそのイベントクリアーしたの!?」
「そうだよ?でね?あのモンスターどう倒したの?」
「あ…あの、ツバキさんは、どんなキャラを作ったんですか?」
「私のは、こういうのを。キャロさんのも見せて下さい。お互いにアイテムの交換とかしませんか?」
その様子を見た所、4人の共通の話題がそのソフトだったらしくそれぞれ仲良く話し始めて結局この出会いは大成功となった。
その後…。
聖王協会
カリム視点
「すまんけど、そういう事で頼むわ」
「そうですか…わかりました」
はやてからの報告を聞いた私は、通信をきり彼女達との関係崩壊が未然に防げた事にホッとその胸をなでおろした。
そう…元々今回協力が得られたのは、はやてとミツキさんとの信頼関係のみ。
それが崩れれば協力関係すらなくなるということに等しいから。
ミツキさんについては昔から色々と勢力争いに巻き込まれることが多く、それに彼女自身にも色々と謎が多い…。
私たち聖王協会と彼女との間では、過去に色々あって今ではその関係は悪くなる一方…それに…リンディ提督やクロノ提督…管理局の勢力のひとつである、いわゆるハラオウン派と呼ばれる人達とは特に悪い。
それはリンディ提督やクロノ提督個人というよりその下の人達が提督達に取り入るために彼女に近づいたことが原因。
でも…2人の提督自身も彼女とは色々とあるらしいけど…今は、普通に接してはくれているらしい…。
今回のことについては、そもそもミツキさんに来てもらうつもりだったけど…どうやらナカジマ三佐と地上本部の人達が色々とこちらを警戒して彼女自身の出向を認めず、その変わりに弟のユウ君を送るってことになった。
それも、はやてが交渉してくれたからこそ可能になったことでもし、私達やリンディ提督などが交渉すれば自体は違ったことだろう。
通信を終えた私は、シャッハから届けられた書類を見つつ、私は一人考えこんでいた。
届けられた書類…。
それは、影の守護者についてのこと…それと「暁の里」についての事だ。
影の守護者…。それは、古代ベルカ時代より…様々な王に仕え、魔力とは別の力を駆使し仕えた王朝を影から支えたというもの。
その規模や構成人数など一切不明。
そのため、無限書庫に調査を依頼してはいるのですが…。
その調査の途中経過が記載されているのだが、どうやらうまくいっていないらしい。
なぜ、調べているかといえばそれは…過去に何度かその見たことがない力が現れたことが報告されているからでありその力は、まるで神々の戦いを彷彿させているとの事。
その存在自体眉唾に近いものだが、その報告内容と影の守護者と呼ばれた者が使用したであろう力が告示したことを協会幹部達が発見。
それに呼応するかのように私も調べている。
もし、そんな力があるのなら聖王協会としても対応しなければならないからであり最悪の場合敵やそれを利用しようとしている輩からこちらで保護したいからだ。
「暁の里」は、故シリュウ・キリシマ博士が生み出した人造魔導士達が集まり自分達独自の集落を形していてその1部が犯罪組織に加担しているという事。
今回、はやてからの報告でその一部はわかったもののその全貌までは明らかにされてはいない。
そのためこちらでも独自に調査を行っているもののそちらのほうもあまり上手くは言っては入ない様子。
「ふぅ~」
報告書を読み終えた私はため息をつき、シャッハが用意してくれた紅茶を一口。
外は何時の間にか夕日が差しており、私はその夕日を眺めながら静かにその夕日が沈むのを見つめていた。すると…
ピピピピピッ…。
「はい…そうですか…わかりました」
その音に気づいた私は画面を開きその報告内容を聞き画面を閉じる。
その届いた内容は…管理外世界でロストロギア発見…
さて…。
ようやく大体の主要団体は、出す事が出来たかな?っと…。
次回からようやく本編に突撃です。
まず最初は、ドラマCDからって事で。
銭湯準備をしてお待ちしてください。