魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~ 作:左近 遼
「ユウ~大変!大変!!!」
「なんだ?アルト?やっとさっきフォワード連中が出張任務にいってこれで楽が出来るぞ~!って、人が喜んでいる時に…」
なのは隊長達の故郷での出張任務に出発した連中を見送り「さぁて、これからどう仕事をサボろうか…」と考えていたそんなその矢先…大慌てな様子のアルトが俺を呼び止めてた。
「それがね。どうやら忘れ物したらしいんだよ…それで…これ…」
といいつつ、アルトは俺に一枚のメッセージカードを渡してきた。
そこに書いてあったのは…
「ここにあるものはウチが忘れるつもりで置いてったもんや。それでこれを見た人はユウに届けさせるよう言うてな。これは、どうせユウの事やからウチ等が海鳴に行っている間、仕事をサボってそうやからそれはそのためのウチからのサプライズ任務や(笑)では、海鳴でユウがくるのを首を長くして待っとるからな。待っているでぇ~!P.S ウチ等がいるところまでの交通費などの一切については経費では落とさせへんからな! その理由は、日ごろ、ウチのボケをスルーし続けるあんたへの罰や!!
八神はやて」
「あんのチビ狸ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
アルト視点
と、いいながらユウは、私が渡したメッセージカードをグシャグシャにしながら怒りを露にしている。
「という訳で、ようやく原作に入ることになりました。ですが、原作アニメ通りというよりここの作者が原作アニメを独自にアレンジしたオリジナルの内容となっております。面白い内容になるかはわかりませんが広い心を持って読んで頂きますよう作者一同お願いいたします。」
ペコリ
「それでは、「魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その9「Welcome The Earth」」…始まります」
魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その9「Welcome The Earth」
第97管理外世界地球 日本にある東京にある秋葉原
ユウ視点
「ったく…せっかく楽が出来ると思っていたって時に…」
「仕方がないわよ。なんだかんだ言っても相手は部隊長なんだから」
現在、俺がいるのが第97管理外世界、地球の日本にある東京にある秋葉原ってところだ。
あれからどうなったかと言えば、とりあえずアルトに促されチビ狸からのメッセージカードをグリフィスさんに報告。
それで、とりあえず置いてある忘れ物は向こうでも必要になるもの故そのままスルーすることが出来ず忘れ物を届けて後のことはチビ狸達が帰ってきてからってことに…
「それにしても、あのときのグリフィスさん本当に怖かったよね~」
「おい!アルト」
「なに?」
「何でおまえがいるんだ?」
「えっ?…なんでって荷物が多いから手伝いすることになってでしょ!そうでなきゃ自腹でなんかこないわよ!」
「それはそうなんだが…」
俺の横にはジーパンにTシャツ、その上に長袖のシャツといった動きやすい格好をしたアルトがいるんだが…ちなみに俺はジーパンにTシャツ…その上に薄手のジャケットを羽織っている。
まっ、管理外世界だからな。管理局の制服なんかでうろちょろすることも出来ず、それぞれ私服を着ている。
ちなみにここまで共に自腹。当然経費で落ちるよう言ってみたがグリフィスさん曰く、
「全ては部隊長が帰ってきてからにしてほしい」
とのこと。
「いったい何がいいたいのよ?」
俺の質問に納得いかない表情で詰め寄ってくるアルト。
「あのよ~これでも仕事できてるんだぜ。一応…なのにその右手にあるものは一体…」
といつつアルトの右手の中にある雑誌を指さす。
そこには…「これであなたも地球通!!完全観光ガイド」…と書かれている。
いわゆる旅行する時なんかに見る観光ガイドブックってヤツだ。
「アハハハハハッ…ごめんごめん。だって私こういう管理外世界なんてきたことないし…それになのは隊長達の故郷って今じゃ立派な観光地だし…つい…」
頭をかき照れ笑いしながら雑誌を背中に隠すアルト。
アルトがこうなるのも仕方がない。なんせ、なのは隊長達の人気が凄すぎるせいで今やその注目は彼女達が育った地球にまで及んでいる。
いったい、彼女達はどんな世界で育ったのか?な~んて思うヤツ等をどっかの旅行会社が管理局に許可とって観光ツアーを始めたのがきっかけなんだが、それが広まっちまったんだな。
そのおかげで今は地球はそのブームの真っ只中。管理局の方もいわゆるイメージアップの一環としてこのブームを利用している。
だが、ここは管理局が管理していない世界。そのため旅行の際はこっちで言うパスポートの申請やらが必要になるんだが…
まぁ、有名になればいいことばかりでないってことで、無許可で入ってくる連中も中にはいるし犯罪を起こして地球を隠れ家として使っている連中までいるときてる。
でも幸い今までこの世界で魔法が大ぴっらになったことはないが…まぁ…それにも色々とカラクリがあるのだが…それは別の機会に…だな。
「それはそうと…なんで秋葉原なの?確か私達の行くところって海鳴じゃあ…?」
アニメグッズのお店等がある秋葉原駅周辺を歩きながら疑問を浮かべるアルト。
「それはな…おっ!!おそらく…この奥だな…」
「このお店に!?って、…なんとなくユウがやろうとしている事がかわかってきた…。恐らくその人は…」
アルトの声を聞いた俺は、そう答えながら所謂オタク達が入りそうなお店をすり抜け古びた電気店へと入っていく。
その店の商品を見たアルトは、これから俺がやろうとしている事がわかったらしくその人物の姿を狭い店内を見渡しキョロキョロ探し始める。
「あっ!!いた!!」
「よっ!!姉貴!!」
「???…ってユウ…それにアルト?いったいどうしたのよ?こんなところで」
そんなアルトの声を聞いた俺は、その方角を見た所俺の姉貴であるあの女の姿が目に入ってきた。
2人は、その子に近づきを声をかける。
ちなみにそのお店に並ぶ商品って言うのは、盗聴器や無線機等を扱っているお店…。
ここまで言えば俺たちが声をかけた人物っていうのが誰かって事がわかるだろ?
アルト視点
「お久しぶりです。ミツキ先輩」
ユウが声をかけたのは、自分の姉であるミツキさん。
私とも面識があり訓練校時代から色々と整備のこと教えてもらったり、色々と良くしてもらったりした先輩の一人。
ちなみにフチなしのメガネをかけ髪は、黒で長さは背中にくらい…服装は、ロングスカートのワンピにカーディガンを羽織ってそれに肩からポーチを下げていて…それに先輩足元には…恐らく某大型家電店の名前が書いてあるであろうか…大きな紙袋が置いてある。
「久しぶりね、アルト。それでいったいどういうことなの?…もしかして…こんなところまで来て…その…デ…デー」
いきなり現れた先輩は、驚きの声を上げつつもこの場にいる理由を勝手に推測。
自身の顔を赤らめながらそれをかなり言いずらそうに口にしていた。
「「ちぃ~~~がうううぅ!!!!仕事だ!!(です!)し!ご!と!」」
「って全力で否定しなくてもいいじゃない」
と耳を抑えつつ文句をいうミツキ先輩。
その一方、私とユウは、それを全力で否定していた。
だってそうじゃない!私とユウはあくまでも!!同期とは言え、今は仕事場での同僚…なんだから…。
「それにしてもなんでミツキ先輩がここに…」
そんなやり取りの後私は、なんで先輩がここにいるのか聞いてみた。
「ん?私?今日は久しぶりのオフだからこっちにきて色々と面白いもんがないか探しにきてたのよ。それであんた達は?」
「ほんとかよ~?」
先輩の答えに疑問を上げるユウ。まっ…そういって実は仕事できてたぁ、なんて事をしょっちゅうやっていたらしいし…。
「本当よ!その証拠にほらっ!ちゃんと旅行できてるんだから」
といって管理局発行の旅券をみせる先輩。もちろん、私達にしか見えないようにしているけど。
「まぁ、それならいいんだが…」
「なによ~!その信用してなさそうな顔は…」
ユウの不満そうな表情にふてくされた顔をして腕組みをしているユウに詰め寄る先輩。
「まぁ、まぁ、二人とも落ち着いて…実を言うとこれこれこうで…」
私は二人を宥めつつ事情を説明する。
だって…二人が本気でケンカしたらこの辺いったい廃墟と化すんだもん…それって…つまり…私だって命に関わることだもん…怖いけど…止めなきゃ…グスン。
「アルト…泣きまねはよくないよ…」
えっ…バレてました?先輩?
「ええ。もちろん」
「それはそれとして…でぇ?海鳴に行くはずのあんた達がなんで私を追っかけてきたの?」
そうだよ、そうだよ。どうしてなの?ユウ?
「いやさ。どうせこのまま海鳴にいっても隊長達に物自体を届けろ!って話だったんでな。したら、姉貴がこっちで使っている車を貸してほしくてな。それでギンガに聞いたらこっちに入るってことで秋葉原にきたんだよ」
「ふ~ん。ギンガから聞いたってことね?それで荷物はどんくらいなの?」
「それについてはまだ持ってきてなくてな。こっちでの移動手段が確保出来たら送ってもらうようにしてもらってて…これがそのリスト」
ユウは先輩に一枚の紙を渡す。それを見た先輩は
「わかったわ。ちょうど近くに私のここでの拠点の一つがあるからそっちにある車をかすわ。そこに転送ポートもつけてあるからそっちに送ってもらいなさい」
「サンキューー!!姉貴!助かる」
「ありがとうございます!!先輩!」
先輩の答えにお礼をいう私とユウ。
「いいわよ、このくらい。それでこっちよ、ついて来なさい。」
先輩の道案内によりその拠点へと移動。その場所はすぐ近くあった。
地下にガレージがある雑居ビル。
先輩はそのビルのガレージのシャッターをあける。するとそこにあったのは数台の車
「すっご~~~ーーーーい!!」
だっ…だってガレージの中にあるのってミッドじゃまずは手に入らない地球せいの車ばっかりなんだもん!特に!あのミニってヤツ!!あれって私もほしいのに~!!!!
私は、目を輝かせその車達を見て回る。
先輩はそんな私の行動など気にせずに地球での最新型の一台のワンボックスタイプの車の前で足を止める。
「これなら荷物はいるんじゃない?」
「そうだな。それじゃこれ借りてもいいか?」
「いいわよ。でもおわったらちゃんと戻しといてね」
「了解。おい!アルト!いつまでやってんだ!はやくヴァイスに連絡をとってこっちに荷物を送るよう手配してくれ!」
「えぇーーーーーーーもうちょっとーーーー!!!!」
そんな中私は、持ってきていたデジカメを取り出し先輩の車をそのカメラで取りまくっていた。
…だって…地球製の車って…ミッドじゃと~っても高いし…私の今の給料じゃ家一件買うくらいの覚悟が必要なんだもん…。
「だめだ!早くしねぇとチビ狸から文句がくるからな!」
「うぅーー!!後少しだけぇ~!……わかったわよ…」
ユウは、私に近づき握りこぶしを作って私の頭を殴るポーズをとる。さすがに殴られたくない私は未練をたっぷり残しながらヴァイス陸曹に連絡をとる。
荷物はすぐに届いた。そして車に荷物を積み込む。
「それじゃ。気をつけていってね」
「おう。姉貴もな」
こうして鳴海に向かう準備は整ったでも…
「アルト、今度休みが一緒の時に連れてきてあげるから今はこれで我慢して…ね」
「先輩…これって…」
「ああ、これはあのお店に行く前に秋葉をブラブラしていた時に見つけて…アルトにおみあげにって買っておいたものなの。ちなみにこれはユウの分」
といって先輩は私にはミニのミニカー、ユウには地球性の一眼レフのデジカメを手渡す。
「いいのか?これ?」
「いいんですか!でも先輩の分は?」
「平気!平気!だってこれ同じ物もうひとつ買っちゃっているから。ほらね」
といって今私達に渡した物と同じものをみせる先輩。
「すまねぇな。姉貴」
「ありがとうございます!大切にします!」
先輩にお礼をいい車に乗り込む。ちなみに運転席にはユウ、私は助手席。
「それじゃ、車借りるわ」
「いってきま~す!」
「いってらっしゃ~い!スバル達によろしくいっといてぇ」
「わかりましたぁ~。それと時間があったら海鳴に来て下さい。スバルが会いたがってましたから」
「りょうか~い」
そんな挨拶を交わした後、先輩に別れをいい旅立つ私達。
さぁて!いざ!海鳴へ!レッツゴーーー!!!
今回は、前回やったものの改変版です。
なんでこうなったかというとユウとミツキの絡みがほとんどなかったため…と言うのが当時の理由でした。
次回からも改変版が続きますが、元々のものは残しつつもあれこれ今のものにあわせた内容にしていく予定です。
では、また…