魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~   作:左近 遼

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機動六課隊舎内 休憩室

ヴァイス視点

(まさか中将のお使いで、連絡してきた訳じゃないわよね?)

「んな訳ねぇだろ?いくら中将だって、荷物運ぶのに車貸したくらいでグダグダいわねぇよ?言うとしたら、中将じゃなくってリンディ統括官の方だよ?(なんでよ?)なんせ、ユウ達を自腹でそっちまで行かせたからな?いつも自分のボケをスルーするからって?」

(…それは、ユウ達から聞いたけど…。もうリンディさんの耳まで届いちゃっているの?それ?)

「ああ…。ユウ達から報告を受けたグリフィスがその対応を協議するために早速チクッているよ?仕事に忠実と言うか…真面目すぎるというか…」

(でも、お金が絡む話だからね?それにしてもユウと…話せた?)

「ああ…。ファントムと地上本部との会議の時にな?(あいつはなんて?)「逃げたお前は、この件には関わるな」…だとさ」

(まったくあの子は…。「いいさ。その通りなんだから」で…でも…)

「いいさ。これについては、俺と奴との問題だ」

(ちょっと待って!!あの子、あの時の事全部知っている訳じゃないんだから!!私がユウにちゃんと…)

「お前は、関わらないでくれ。俺自が奴とケリをつける。だから、お前は、手を出すな。(で…でも…)お前が絡むとややこやしくなるんだよなぁ?洗濯板のクセに?」

「む…胸の事はあんたには関係ないでしょ!!(怒)もう!!せっかく心配して言ってやっているのに!!勝手にすれば!!じゃあねぇ!!(プツン!!)」

ツーツーツー…。

「勝手にすれば…か…」

~回想~

軍事法廷会場

「ミツキ・サエグサ執務官…。この調書にある事は本当ですか?本当に人質を盾にしているのにも関わらず狙撃を許可したと?(はい)それは、その人質がその狙撃をしたヴァイスグランセアニック二等陸士の妹さんだからという理由からでミスがあっても大した問題にはならないからと?」

「はい。その通りです」

「ちょっと待て!!(ガタン!!)それは、俺の責任だ!!俺がミツキ…じゃなかった…サエグサ執務官の警告を無視して!!俺が!!」

「それは、本当かね?」

「いいえ。違います。彼は、自分のご家族を傷つけた事に対し錯乱しているだけです」

「わかりました。グランセアニック二等陸士!!これ以上の騒ぐと君退室を命じた上、ここにいるサエグサ執務官にもさらに迷惑がかかりますよ?それでも騒ぎますか?(彼女が君の事を庇っているのは、わかっている!!だが、君がこれ以上騒げば私でも抑えきれなくなり彼女の事を知りたがっている連中の思う壺だ!!今は、耐えろ!!グランセアニック二等陸士!!彼女のためにも!!)」

「わかりました。すいません」

「(それでいい)では…処罰を言い渡します。ヴァイス・グランセアニック二等陸士には、注意のみとし…。ミツキ・サエグサ一等陸尉…。貴方には、本来なら懲戒免職…といいたい所ですが、あなたの今までの功績を鑑みて半年の謹慎と…被害にあわれたご本人への賠償責任を追っていただきます。尚、その謹慎する場所については、彼女の体調を鑑みて…。現在、サエグサ執務官が通院している病院をその場所で行う事としそこに入院するという形で行います。そして、被害者の視力回復への方法については…」

~回想終了~

「…勝手にしているのは、いつもお前の方だろ…」

端末の通話終了の文字を見ながら俺は、思わずそう呟いていた。

「魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その10「出張任務」…始まります」



その10「出張任務」

魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その10「出張任務」

 

第97管理外世界 地球 海鳴市外のとある公園

 

 

 

アルト視点

 

 

「それじゃ、説明するね」

 

先輩から車を借りてから数時間後…。

 

海鳴に到着した私とユウは、直ぐ近くに入たスターズ+リイン曹長と合流。

 

ココに来た理由等とかをもろもろ説明した後、なのは隊長からこれからの私達がこれから何をするのかを含めた内容が説明された。

 

「まず、先に来ていた私達については、さっき言ったのと変わらず、サーチャーと探査機を設置しながらの捜査を続けよ。二人ともいい?」

 

「「はい」」

 

なのは隊長の説明にスバルとティアナが返事をする。二人とも元気だぁ~。

 

「そして、ユウ君とアルトの二人については…」

 

あっ…次はこっちの番だ。

 

「持ってきた、サーチャーと探査機をスターズとライトニングでそれぞれわけることになってね」

 

「それで、スターズの分はここに置いてもらって、ライトニングの分は車で届けてほしいんですぅ」

 

なのは隊長の後にリイン曹長が続く。

 

「了解です。それで、届けた後のことは何か決まってるんですか?」

 

「うん。ライトニングに荷物を届けてもらった後は、ロングアーチの指示で捜索に参加してほしいんだけど…ユウ君探査魔法って出来る?」

 

ユウの質問になのは隊長が答えさらに質問。

 

そういえば、ユウって魔法使えるんだった。すっかり忘れてた(笑)

 

「姉貴の車のナビに簡易版の探査魔法のソフトが入ってるんで問題ないです。」

 

へぇ~そうなんだ…。

 

「それなら問題ないね。なら、ユウ君とアルトの二人で車を使った捜査をお願いしてもいい?」

 

「「了解です」」

 

「それじゃあ、行動開始!」

 

なのは隊長の声に集まっていた全員がそれぞれの行動に移る。

 

とは言っても捜査なんてやったことないのに…大丈夫なぁ?

 

なんて、考えていたら

 

「なぁ~に、心配そうな顔してんだ」

 

どうやら顔に出ていたらしく、車に乗り込む前にユウに言われた。

 

「えっ?そりゃ、捜査なんてしたことないし…私に出来るかなぁ~って…」

 

「そんなに不安がることねぇよ。捜査つっても、車を適当に走らせて画面に反応がでないか確認するだけだからな。そんなに難しいことじゃねぇよ」

 

「そっ…そりゃあ…そうだけど…もし、ロストロギアなんかに遭遇したら…私、ユウみたいに魔導士じゃないし…」

 

私の中の不安な気持ちが一気に広がる。

 

「それについては、見つけてもこっちに連絡だけして後は退避しろってちゃんと指示受けただろ」

 

「で…でも…」

 

ユウの答えに私は納得できない。

 

だって、いくら暴走や襲ってくる危険性がないとはいえ、相手はロストロギア。そして、私はただの人間で仕事だっていわゆる内勤や整備…。現場にでて来てスバル達みたいに戦うなんて事はまずないし、そんな状況にあっても逃げまわる事しかできないよ。

 

「それなら、来なかった方がいいんじゃないか?」

 

不安いっぱいの私に面倒くさそうな顔をしながら言う。

 

「だっ…だって…地球に来られる機会なんてめったにないし!捜査に加わるなんて考えてもなかったし!」

 

ユウに言われた事にカチーン!としたことで、不安と怒りが入り混じって…

 

もう!なんだか訳わかんないよぉ!!!

 

そして、不安と怒りが頂点に達した私は、それをそのままユウに”ポカポカ”とユウを叩きながらぶつける。

 

それに対しユウは…

 

「わかった!わかったから!!そんなに心配したくても、急に襲われても俺がなんとかするから…痛いからもう殴るな!!」

 

「なんとかするってどうするのよ」

 

ユウへの攻撃を辞め、口を尖らしユウに詰め寄る。

 

「どうするかはなって見ないと分からないが、まぁ…なんとかなるさ」

 

「なにそれ」

 

ユウの答えは私には、届かない。

 

「まっ…この車には、姉貴が色々と仕込んでいるからそういう意味でなんとかなってことさ。おまえのことだから、俺のことは信じられないだろうから姉貴がいじったこの車を信じてみな。それなら安心だろ?」

 

「でも…運転はあんたでしょ?」

 

「確かにな(笑)だが、俺も死にたくねぇからな。それなりに必死にはなるさ」

 

私の頭をポンポンと叩き「ほれ、いくぞ」といい車に乗るユウ。

 

「バカ…」

 

と一言残し私も車に乗り込みそして、走り出す。

 

 

それから…。

 

ミツキの車の車内

 

ユウ視点

 

アルトとのひと悶着を終えた俺達は、ライトニングの連中と合流し持って来たサーチャー類をフェイト隊長達に渡しその後は探査魔法のついたナビの画面をアルトに見てもらいながら海鳴を車で流す。

 

ちなみに反応はいっさい無い。

 

そのため、いつの間にやら…仕事というよりなんだかドライブしているようになっちまっている。

 

「ねぇ、ねぇ、あっちになんか面白そうな建物があるんだけど!行ってみない!!」

 

「一応仕事だからな。通るだけだぞ。降りて中見たい!なんていうなよ」

 

「おっけ~!!」

 

まぁ、そのおかげか最初は機嫌の悪かったアルトも時間が立つにつれてその機嫌を良くしていった。

 

やれやれ…。どうもこいつといると俺が抑える側になっちまうんだよなぁ…。

 

でもまぁ、こいつが暗くなるよりかは明るくいてくれた方がまだマシだな。

 

とかなんとか考えつつもなんだかんだこの状況を楽しんでいたら…

 

(こちらロングアーチ。ロングアーチ03及び04、聞こえるか?)

 

チビ狸からの連絡が入った。

 

ちなみにロングアーチ03ってのが、アルトのコールサインで04が俺。

 

通信方法は、俺は念話で通信しているがアルトは魔法が使えないため耳に小さな通信機をつけている。もちろんこの車に装備されているもの。

 

アルトにさっき姉貴の車を信じろっていったのは、こういった装備がつんであるから。

 

それに大概のドンパチにも対応できるようになっている。

 

なんでって聞いたら姉貴曰く…「こんなこともあろうかと!」ってピンチの時にどっかの戦艦の整備主任とかが言っていたセリフをいつか言いたかったんだって。

 

なんだそりゃ。

 

「こちらロングアーチ03。どうしましたか?」

 

俺は運転しているのでチビ狸からの連絡にアルトが返事をする。

 

(あんな、そろそろサーチャーの設置が終わりそうなんでそっちの捜査も終わってもらおうと思っているんやけど、スターズの帰りの足がないんよ。それでライトニングよりもそっちの方がスターズに近いから悪いんやけどなのはちゃん達を迎えに行ってもらえへんやろうか?)

 

「こちらロングアーチ04、問題ないですよ。んで?スターズはどこにいるんですか?」

 

アルトがどうする?って顔してたんで変わりに俺が答える。

 

(こちら、スターズ01。私達はこれから翠屋ってところに向かうつもりなんだけど、よかったらそっちで合流しない?場所はわかる?)

 

どうやらこの通信をなのは隊長も聞いていたらしく合流場所を指定してきた。

 

それにしても翠屋って…。

 

「あっ…あれじゃない?」

 

アルトが指差す方向の先に翠屋という看板がでている喫茶店を発見。

 

「なのは隊長。そこって喫茶店じゃないですか?」

 

といいその店の特徴を伝え、合っているかなのは隊長に確認をとる。

 

(あっ…それだよ、それ!どうしてわかったの?)

 

と驚きの声を上げるなのは隊長。

 

「今通っている道に偶然あったんですよ。そこで待っています。」

 

(了解。だいたい5分~10分くらいでそっちにつくから)

 

「了解」

 

通信を切って。俺達はその翠屋って店に車を止めた。

 

翠屋店内

 

ユウ視点

 

カランコローン。

 

「いらっしゃいませ~お二人様ですか?」

 

「はい。」

 

「こちらへどうぞ」

 

俺とアルトの二人はなのは隊長達と合流するため翠屋という喫茶店に入った。

 

中に入った俺達は店員に勧められた席にすわり、出されたメニューに目を通す。

 

席は窓側の奥の席。二人用の席で窓側に俺、テーブルを挟んで反対側にアルトが座っている。

 

「メニューは、お決まりですか?」

 

数分後、メニューを聞きに女性の店員が声をかけて来た。

 

「俺はコーヒー。アルトは?」

 

「それじゃ…私はケーキセットで」

 

「かしこまりました。」

 

といいメニューを下げる店員。

 

すると…。

 

「ねぇねぇ、今の店員さんなんだか、なのは隊長に似てない?」

 

アルトが、その店員のことが気になったのか小声で俺に話かけてくる。

 

「他人の空似じゃないのか?いくらなのは隊長がここの出身とはいえ…まさかなぁ?」

 

確かに似ていた。だが、まさかそんな訳…それにあの店員…なんかやっているな…っていうかポケットやら腰に膨らみが…あれはおそらく…。

 

「失礼します。コーヒーとケーキセットになります。」

 

そんな話をしていたらさっきの店員が俺達が注文したものを持って来た。

 

「ご注文は以上でよろしいでしょうか?」

 

「はい」

 

「あの~ひとつ聞いてもいいですか?」

 

「???」

 

「なんでしょうか」

 

店員がよくある接客マニュアルのような動作を一通り終えたところで俺達に話かけて来た。

 

俺は、一応警戒しつつ店員の話を聞く。

 

「あの~さっきなのは隊長ってお二人の話の中にあったんですけど、それって高町なのはの事ですか?」

 

「えっ…そうですが?」

 

聞こえていたのか!と思いつつ答える俺。

 

「もしかして、あなた達ってなのはと同じ職場の人?」

 

な…なのは?同じ職場?

 

店員さんの言葉に普通に戸惑う俺とアルト。そして、警戒のレベルを上げる。

 

「え~っと…店員さんがいっている高町なのはって人と同じかどうかはわかりませんが、確かに俺たちの職場の上官には同名の人物がいます」

 

こう答えるしかねぇよな。だってよ、この世界じゃ管理局の存在は知られちゃいけない事になってるからな。

 

「美由希!そんな聞き方じゃお二人が答えづらいでしょ」

 

といいつつ店の奥から一人の女性が出てきた。

 

「すいません。私、高町桃子っていいます。そして、こっちが娘の美由希。」

 

む…娘!!!!!

 

「わ…若っ!!」

 

「娘さんなんですか…そうには見えない…」

 

つい、年齢より若く見える桃子さんに驚きの声を上げるアルトに俺。

 

「ほめてくれてありがとう。それで手前の女性がアルトさん…で奥の男性がユウ君でいいのかしら?」

 

「ええ…そうですが…」

 

話の状況がまったくつかめない俺とアルト…。

 

名前を確認した桃子さんから詳細な説明を聞く俺達。

 

どうやら二人が行っている高町なのはってのは、俺達が知っているなのは隊長と同一人物で、自分の娘だそうな。

 

そして、自分達も管理局のことも知っているとのこと。

 

なのは隊長から職場の同僚の二人が合流するためにそっちにいくからと連絡があったらしい。

 

俺とアルトの名前については、そのときに聞いたとのこと。

 

マジかよ…。

 

いまいち信用できない俺達に対し、美由希さんが自分の携帯をひらきなのは隊長と美由希さん、それに桃子さんと一緒に写った画像を見せてくれた。

 

「これなら信用してもらえる?」

 

「ええ、信用しますよ。それで、その俺達になんのようですか?」

 

口をポカーンとしながらいまいち話についてこられないアルトはほっといてなんで声をかけて来たのか聞いてみる。

 

「実は、なのはが来る前にあの子が仕事で迷惑とかかけていないか知りたいのよ。」

 

と美由希さんが答える。

 

なるほど…どうやら自分の妹が心配らしい。

 

それにしてもなんで俺達なんだ?そう思いつつ聞いてみると…。

 

「あの子…そういう事教えてくれないのよ。それで、なのはがくる前に同じ職場のあなた達に聞きたいのよ。」

 

とのこと。

 

なるほどね…。

 

「わかりました。ですが…俺達は同じ職場とは言え部署が違うからそんなに詳しくはお話できないんですが…それでもいいですか?」

 

「わかった。それと君は、うちのなのはとは付き合っていたりとかは…していないんだな。」

 

「????えっ…????」

 

「だから!君となのはとの関係だよ!付き合ってはないよな!」

 

何時の間にか男性が一人増えていた。

 

その男性はと言えば、俺の両肩を掴み前後に揺らしながら俺となのは隊長の関係を聞いてくる。

 

「あのね!!だれだかわからないけど…このバカが、なのは隊長がなんかと付き合える訳ないじゃないですかぁ~!!!」

 

ようやく話に復帰できたアルトがテーブルをバン!と叩き男性にくってかかる。

 

「アルト…フォローはありがたいがバカッてなぁ…」

 

「なんかとはなんだ!なのははおれの娘だぁ~!!」

 

「「も…もしかして…なのは隊長のお父さん?」」

 

 

俺とアルト言葉にさらに激昂する…隊長の父親。

 

「お…お父さんだとぉ~!!貴様にお父さんなんて言われたくないわ~!!!」

 

といいさらに俺の両肩をグワングワン揺らす隊長の父親…どうやら俺の一言が火に油を注いだらしい。

 

アルトも止めようとしているがどうやらこの親父…

 

相当力があるらしくアルト一人じゃどうにもなんねぇ。

 

それに、その光景に桃子さんも美由希さんも普通に楽しんでいた…

 

誰かぁ~なんとかしてくれぇ。

 

 

なのは視点

 

カランコローン。

 

「ただいまぁ~…ってお父さん何やっているの~!!!」

 

「あっ…なのはおかえり~!!」

 

「なのは隊長~!!なんとかしてくださ~い!!」

 

「た~す~け~て~…」

 

私がスバル達を連れてお店に入ったら…お父さんがユウ君の肩を揺らしてるし、それをアルトがそれを止めている…。

 

ちなみに会話順は、私にお姉ちゃん、アルトにユウ君の順番。

 

と…とりあえず、お姉ちゃんは無視してお父さんを止めなきゃ!

 

 

 

数分後…

 

 

「もう!お父さん!!私とユウ君は何にもないんだから!!」

 

「す…スマン…つい…」

 

お父さんをなんとか止めて店の角で正座をさせてる。私はお父さんの前に仁王立ちしてる。

 

そして、家族にはユウ君が機動六課の整備士であり単なる職場の同僚であることを説明。

 

「だ…大丈夫?」

 

「ユウ兄大丈夫?」

 

「大丈夫ですかぁ?ユウ?」

 

「あんたもついてないわね~。」

 

「なんとかなぁ~。やっぱりなのは隊長の実家だわ…」

 

私の後ろの方には、お父さんに揺さぶられたユウ君は顔にお絞りを当てソファーの背もたれよっかかってる…。

 

アルト、スバル、リイン、ティアナが心配そうな顔をしながらユウ君に声をかける。

 

ユウ君をもう心配させまいと声をみんなの声に反応。

 

ユウ君の言葉が若干気に気にはなったんたけど…でも、元々こうなったのはこっちが原因だから強くは言えない…。

 

「まぁ、まぁ…お父さんも反省してるんだから~そろそろゆるしてあげても…」

 

「まったく…お姉ちゃんもー!!なんで止めてくれなかったの!!」

 

「だって…面白そうだし。それに…もし本当だったらってねぇ~お母さん」

 

「ええ。もしそうならって…ねえ」

 

お母さんとお姉ちゃんは私が頼んだケーキを箱詰めしながら笑みを浮かべる。

 

「お母さん!!お姉ちゃん!!!」

 

「「ゴメンナサイ」」

 

まったく…。

 

私は家族に注意をし後ろを向きユウ君の元へ。

 

「ゴメンねぇ。家族には私から注意しといたから…」

 

「いえいえ、大丈夫ですよ。こういうのは意外と慣れっこですから…なっ…スバル?」

 

ユウの言葉にティアナが続く。

 

「そういえば…見たことがある光景だったわよね…」

 

ユウ君とティアナとスバルの会話に?を浮かべる私、それにアルトにリイン。

 

「ちょ…ちょっとユウ兄!余計な事はいわないでよ!それにティアも~!!」

 

スバルは思い当たる節があるようで顔を赤くし、ユウ君とティアナに対し声を上げるスバル。

 

「さてと…そろそろ…」

 

ちょうどケーキの箱詰めを終えたところでユウ君が声を上げ起き上がる。

 

「えっ…もう大丈夫なの?」

 

平気そうな顔をしているユウ君に私は声をかける。

 

「ええ、ご心配をおかけしました。もう、大丈夫です」

 

心配そうな私達を尻目に車の準備をしてくると言い外にでるユウ君。

 

そして、その後にスバルとティアナ…それにアルトが続いて箱詰めされたケーキを受け取り彼に続く。

 

「なぁ…なのは…」

 

「何?お父さん?」

 

彼が出て行ったのを確認したかのようにお父さんが私に声をかける。

 

「いったい何もんだ?あいつ?」

 

「もう!まだ納得してないの!彼は、同じ職場の人だっていったで…」

 

「いや、そういう訳ではないんだ。」

 

私の声をさえぎるようお父さん。

 

「じゃあ?どういうこと?」

 

「あいつ…本当に整備士なのか?なんと言うか…その…色んな修羅場を何度も経験しているような感じがしてな」

 

「えっ?」

 

「それは、私も感じたわ。だって、私が声をかけたとき普通に警戒されていたし…え~っと、確か…アルトさんだっけ?彼と一緒に来ていた女の子?その子に手を出そうもんならただじゃすまないぞってな感じでね?」

 

「ほんと?」

 

私の驚きの声にただうなずくお父さんとお姉ちゃん。

 

「もし、美由希が手を出していたらまず倒されていただろうな…。それにあの揺さぶりも対して効いてはいなかっただろう。それに今日はいないが、恭也やそれに私でも彼とやり合えただではすまないだろうな…」

 

「えっ?お父さんや兄さんでも?」

 

さっきとは違いまじめな顔をしていうお父さんの言葉に声を上げるお姉ちゃん。

 

私は、その言葉にただ唖然とするしかなかった。

 

「リイン?何か知っている?」

 

私は、すぐに頭の中を整理してこの中で一番ユウ君について一番詳しいであろうリインに聞いてみた。

 

「リインは…よくわからないです…ごめんなさい…」

 

リイン俯き私の質問に答える。

 

「ううん、大丈夫だよ。ごめんね、リイン。」

 

「ごめんなさいですぅ」

 

私達はリインの頭をなでつつ、あきらかにおかしい態度をとるリインへの追求を諦めた。

 

「それじゃ、いくね!」

 

「ああ、気をつけてな」

 

「気をつけてね」

 

「うん、行こうリイン。」

 

「はいです」

 

そして、家族と別れをすませた私はみんなが待つ車へとのりこんだ。

 

「待たせてごめんね」

 

「ごめなさいですぅ~」

 

「いえいえ、それじゃあ~しゅっぱ~つ!!」

 

「アルト…おまえが仕切ってどうする…」

 

ユウ君の突っ込みに車内は大爆笑。

 

そして、車は待機所へ…。

 

その車中…私はお父さんが言ってた言葉について考えていた…。

 

それがいったいどんな意味をしているのか…今は何もわからいまま…

 




今回のは、改変…と言うより過去の話を編集しなおしたものです。

つまり前書き以外は、2つの話をくっつけただけ…。

それでいいのか?とも思いつつもこのノリとテンポがこの話なんだなと思いこうしてみました。

尚、前書きについては、前回この2人についての過去にはまったく触れては入なかったのでいれてみました。

次回は、ドラマCDの食事シーン辺りのお話から銭湯開始までいければ…。

では、また…。
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