魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~   作:左近 遼

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ユウ視点


海鳴から帰ってきてから数日がたった。

あれからどうしたかと言えば、後始末を終えた俺は車を姉貴の車を元に戻し待機所にある転送ポートから帰った部隊長達から遅れる事およそ半日で無事ミッドに帰ってきた。

どうして行く時はあんなに早かったのに帰りだけ半日も遅れたかといえば…。

「観光してたんでしょ?それもアルトと二人っきりで」

シャーリーさん…。いきなりなんですか?まだ説明の途中ですが…?

「だから、私が説明して上げたんでしょ?んで、二人は付き合ってるの?」

「はぁ?なんでそうなるんですか?」

「だって~、今六課内ではその噂で持ちきりよ~」

「噂?…どんな噂ですか?」

「えっ…とぉ~同期の二人が六課に来て久しぶりに再会…それで海鳴に行って危険な目にあった事がきっかけでお互いを事を思うようになったとか…それで任務終了後に勢いそのままで部隊長達の目を盗んで東京にデートしにいったって…」

なんですか?その…3流ドラマにでも出てきそうなシナリオは…。

「それは…ね…私もそう思う…それで!実際はどうだったか確認しに来たって訳」

さいですか~それじゃ!

「という訳で…魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その14「出張任務…その後」始まります…って、コラッ!!逃げるな~!!」

嫌ですよ~!!



その14「出張任務…その後」

魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦その14「出張任務…その後」

 

 

ユウ視点

 

 

ふぅ~なんとか振り切ったか…。

 

現在、俺は、シャーリーさんからからくも逃げ切り六課隊舎内の廊下を歩いている。

 

やれやれ…鳴海から半日遅れで帰ってきた俺に待っていたのは、俺とアルトが付き合っているという変な噂…。ここ何日かこんな感じでいろんな人から逃げ回っている。

 

なんでかって、言えば…当然!答えるのが面倒くせぇからだ。

 

なんせ聞いてくる側は否定しても納得してくれねぇからな。

 

「恥ずかしがらなくてもいいから。んで?本当はどうだったの?」ってな具合にな。

 

んで、実際はどうだったか?って、期待を抱かせて悪いが何にもねぇよ!

 

それじゃ、実際はどうだったかって?

 

アルトが一緒だったっていうのは、本当だがただあいつは姉貴にこの間貰ったミニカーのお返しを買うためについてきただけって事だ。

 

東京でなんか珍しいものを見付けて姉貴にプレゼントするんだってぬかしてな。

 

だが、東京の手前で渋滞にハマッたんだよ。そのおかげでアルトは東京では何も買えず結局ミッドで買うって事になったんだ。

 

という訳で観光すらいかずに帰って来たって訳だ。

 

ちなみに車の中でのアルトは言えば…車ん中で爆酔してたよ。

 

まったく…だれがあんなデマを流したんだか…。

 

 

シャーリー視点

 

ハァハァハァハァ…まったく…日頃の運動不足が祟ったわね…。

 

私は、隊舎内の廊下でユウ君を追いかけるのを諦め、その場に止まり廊下の壁と膝に手をつき前かがみの状態で荒くなった息を整える。

 

それにしても、ユウ君…逃げ足速すぎ!

 

そういえば…フェイト隊長も…確か逃げられたとかなんとか…いっていたような…。

 

「何やってるんですか?シャーリーさん?」

 

「大丈夫ですか?」

 

とかなんとか考えている私に書類を持ったスバルとティアナが話しかけてきた。

 

「大丈夫だよ。日頃の運動不足が祟っただけだから」

 

私は顔を上話しかけてきたスバルとティアナに答える。

 

「運動不足っていったい何やってたんですか?」

 

私の答えにティアナが疑問の声を上げる。

 

「いやね。例の噂の件をユウ君に確認しようとしたら答え聞く前に逃げられちゃって…それ追いかけたんだけど…逃げ切られちゃったんだ」

 

「それでそんな事にって…それにしても、そんなに気になりますか?その噂?」

 

私の答えにティアナがまるで興味ないようなそぶりで聞いてくる。

 

「そりゃそうだよ!!あのユウ兄とアルトだよ!!どこからそうなったのか気になるじゃない!」

 

ティアナの問いにスバルがものすごい勢いで答える。

 

「スバル!うっさい!!耳元で騒ぐな!!」

 

スパーン!!

 

「痛った~ごめんティア。」

 

スバルは横にいたティアナの耳元で大きな声を上げたため、それを聞いたティアナが耳を抑えながらどこから持ってきたのかスリッパと取り出しスバルの頭をスリッパで叩く。

 

そのティアナの突っ込み?にスバルは叩かれた頭を抑えつつティアナに対し謝る。

 

ほんと…漫才よね…これって…。

 

「それにしてもティアナは興味ないの?こういうの?」

 

そして、この漫才?が終わった所で私は、興味がない様子のティアナになぜ興味がないのか聞いてみた。

 

「別に興味がないって訳ではないんですが…そんな事に構っていられるほど余裕が…い…いや!そ…そんなに大げさにする必要がないと思いまして」

 

私の問いにティアナは何かを言いかけて…すぐに何かに気づいたのか慌てた様子で別の答えを言ってきた。

 

「何言っているのよ~!!これは重大な問題だよ!!ティア!!」

 

「だ~か~ら!人の耳元で大声をだすな!!このバカ!スバル!!」

 

スパーン!!

 

「痛ったぁ~」

 

あ…また漫才が…って、ねぇティアナ…一体どこから出したのかな?そのスリッパ…。

 

私の目の前では、さっきと同じようにティアナの耳元で大声をだしたスバルがティアナに頭をスリッパで叩かれている。でも、さっきより威力があったらしくその場に蹲り叩かれた頭を抑えている。

 

「と…とりあえず、ティアナの言い分はわかったけど、スバルはなんでそんなに興奮してるの?」

 

目の前の光景をスルーしつつ今度はスバルに興奮している理由を聞いてみた。

 

「そ…それはですね!え~と…あの…その…あれ?なんでだっけ?」

 

「知るかーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

 

スパーン!!

 

私の問いに対し理由を言おうとしたスバルは、どうやらその理由を忘れたらしくティアナにどうしてかを聞く。

 

それに対しティアナは、その理由がわかる訳もなくスリッパで三度スバルの頭を叩く。

 

だから、ティアナ…そのスリッパ…どこから出しているの?

 

「う~ん。どうしてだっけ…。すいません。忘れちゃいました」

 

「そ…そうなんだ…」

 

「まったく…この子は…」

 

スバルは、頭をかきながら私に忘れた旨を伝える。どうやら私の疑問は完全にスルーされたみたい…。

 

それを聞いたティアナは腕を組んでなんだか呆れた様子。

 

とは言えこの噂の真相はぜひとも知りたい!

 

なぜかって言えば…それは…楽しいのよ!こういうのって。

 

でもまぁ…ユウ君とアルトには悪いとはおもうんだけど…。

 

けど!他人の不幸はミツの味って言うじゃない。

 

さて…ユウ君がダメなら…

 

 

機動六課 隊舎内給湯室

 

 

アルト視点

 

 

「ねぇ、アルト」

 

「何?ルキノ?」

 

「例の噂だけど…あれって本当なの?」

 

私は現在、隊舎内にある給湯室でお茶を用意しつつ、ルキノと一緒におしゃべりタイム中。

 

そんなときに急にルキノが私に話しかけてきた。

 

「噂?…それってなに?」

 

ルキノの問いにそれが何なのかわからない私はルキノに聞き返す。

 

「アルト…本当に知らないの?今、六課内の女子の間じゃその話で持ちきりよ!」

 

「知らないよ。それでその噂って何々?ねぇ!教えてよ。ルキノ!」

 

ルキノは私がその噂ってのを知らないのを確認しつつ、それが現在六課内の女子の間でその噂で持ちきりなのを教えてくれた。

 

現在その噂が六課内の女子の間で持ちきりな事知った私は、それがなんなのかルキノに聞いてみた。

 

「本当に知らないんだ…それはね…。これこれこーで…」

 

それを聞いたルキノは、なんだか怪しい笑みを浮かべながら私にその噂を教えてくれた。

 

「えっーーーーーーーーーーーーーー!!!私とユウが付き合っているって!!アチチッ」

 

ルキノからその噂を聞いた私は、驚きの声を上げ持っていたお茶の入った湯のみを零してしまう。

 

「まったく…そそっかしいんだから…。でぇ…実際はどうなの?」

 

どうやら、ルキノはその噂の真相が知りたいらしく…驚く私を聞きつつ、私が零したお茶を布巾で拭きつつ詰め寄ってくる。

 

「実際はどうなのって?」

 

詰め寄ってくるルキノに対し疑問の声を上げる私。

 

「な…なにトボケてるのよ!つ…つまり…その…ユウ君と…その…どこまで行ったのかな?って…」

 

「どこまで…て…」

 

戸惑う私を尻目に零れたお茶を拭き終えたルキノは、顔を赤らめ急にモジモジしだし私の問いに答える。でも、私はそれがなんなのかわからないためルキノに答えに詰まってしまう。

 

「ねぇ!実際はどうだったの!ミッドに帰ってきてすぐにホテルに入ったって話も出てるんだけど…その初めてって痛いって聞いてるんだけど…そんなに痛かった?」

 

答えに詰まる私に対し、ルキノは顔を真っ赤にしたルキノがまるで意を決したように私に聞いてくる。

 

「あ…あのね…ルキノ…一体何の話だか…私はさっぱりで…」

 

ルキノの問いに私はそれが何なのか一向にわからない…。

 

「な…なによ!その私はもう大人です!って態度は!どうせ、ラブホテルにでも行ってユウ君とやったんでしょ!それに対して私は…グリフィスさんにまだ一緒に昼食すら出来ていないのに~!!」

 

私のその態度を見たルキノは、興奮した様子でそれになんか悔しがってる…でも待って…今のって…。

 

「ええっ!!ユウと私がラブホテルで!!そんなことある訳ないじゃない!!」

 

ようやくルキノが言っていることを理解した私は、一人で悔しがるルキノの両肩をつかんで声を荒げその噂を全否定。

 

「えっ…違うの?」

 

私の答えにキョトンとした表情のルキノがその否定に対して質問してくる。

 

「違うよ!」

 

「えっ?でも…海鳴からユウ君と一緒に帰って来たでしょ?」

 

ルキノの問いに私は再度否定。でもルキノは納得していない様子で再度質問してくる。

 

「それはね。これこれこれこういう理由で…」

 

ルキノに私は、海鳴に行くときミツキ先輩からミニカーを貰った事、そして、ガジェットに襲われた時の事…ってこれは、ルキノに変な誤解を生みかねないためそこ等辺はうまくごまかしつつ説明。

 

そして、帰りの車の中で渋滞にハマリ先輩にお返しが東京で探せなかった事を説明した。

 

「つまり…何にもなかったって事?」

 

「そうだよ。」

 

私の真剣表情での説明にルキノは落ち着いた様子でそれを要約し確認してきた。

 

そのルキノの問いかけに私は、それでいい旨を伝える。

 

「そうだったんだ…その…ごめんね」

 

「ううん。わかってもらえたらいいから。それにしても一体誰が…そんなこと」

 

ルキノは私にさっきのことをについて謝ってくる。それに対し私は、そのことについて許す旨を伝えその発信者していたのかルキノに聞く。

 

「あっ…それなら…」

 

ガチャ。

 

「アルト~おるかぁ~」

 

「アルトいる?」

 

「部隊長?それにシャーリーさん?いますけど…一体なんのようですか?」

 

ルキノが答えようとしたところで給湯室の扉が開き、部隊長とシャーリーさんが私がいるのを確認するかのように入ってきた。そして、ルキノが部隊長とシャーリーさんに私がいる旨を伝え何ようか確認する。

 

「それはなぁ~」

 

「当然、ユウ君との事に決まっているでしょ!それでどうなのよ!!」

 

ルキノ問いかけにもったいぶった表情で部隊長声にシャーリーさんがそれに続く。

 

「だぁ~かぁ~らぁーーー!!ユウとは何にも…」

 

「まぁまぁ、そないに恥ずかしがらんと…これ見てみ」

 

私の怒号を軽くあしらうかのように私の肩をポンポンと叩きつつ部隊長は、何か書かれた書類みたいな紙の束を私に渡してきた。

 

「「捕縛しちゃうもん」!?って、なんですか?これ?」

 

それを見た私はその紙束の一番上の紙に書かれている文字を読み、これが何なのか部隊長に確認する。

 

「それはなぁ~…ええか!これはウチが考えたユウとあんたの恋を応援するための…言わば台本や!!」

 

「ええ~っと…部隊長…言っている意味がよくわかりませんが…」

 

部隊長の答えがよく理解出来なかった私は、頭を人差し指でポリポリかきながら詳細な説明を求めた。

 

「あんな~…ええか!よく聞き!これはな!どうせアルトの事や。せっかくユウと二人っきりしてやったのに何にも進展してなかったし、それに噂流しても相変わらずやろうからウチが人肌脱いであんた等の恋を応援してやろうと…あ…アルト…どないしたん?」

 

 

 

はやて視点。

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴッ。

 

まだ、ウチがアルトに台本を用意した理由を説明している最中なんやけど…。

 

それにしてもなんや?このゴゴゴって?

 

その音が気になったウチは、その音がする方を見る

 

すると…そのゴゴゴッて音と共にアルトの周り真っ赤なオーラがつつんどった。

 

「ルキノ…どうやら誰が言い出したのかわかったよ…」

 

「そ…そう?それはよかった…ね…アルト…」

 

ルキノは、アルトからの問いに対しなんや怯えながら答えとる…。

 

それにてもなんや?こ…この悪寒…これってまさか…なのはちゃんがいろんな所でよくやっているあの…

 

「部隊長!!!」

 

「は…はい!!!」

 

アルトはいつもとは違う…ドスの効いたような声を出し内を呼ぶ。その声にビビったウチは直立不動の姿勢になりアルトに返事をする。

 

あ~あかん…どうやら例のパターンにハマッてもうたわ…。それにどっから持ちだしたん?そのハンマー…

 

「余計なことしないでください!!!」

 

ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!

 

「あべしっ!!!!!」

 

アルトにハンマーで殴られたウチはその薄らいでく意識の中でハンマーを担いでその場を後にするアルトの姿をただ見つめていた…。

 

そして、いったいそのハンマーってどっから持ち出したん?と思いつつもどうやら意識を回復させるまでにはいかないため、ウチは横たわる体に意識を預けた…。

 

 

 

 

 

 

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