魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~   作:左近 遼

26 / 58
フラナガンの郊外 地下下水道内

ユウ視点


「はぁぁぁぁぁ!!」

ギュイーン!!

ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!

「お~お~、相変わらず豪快だこと」

あれから俺は、ギンガ共にティアナ達と合流するため下水道を決められた合流ポイントに向かうためさっきまでいた事故現場から回収したレリックを用意したリュックに入れそれを背中に背負いギンガの後を走って追走していた。

前を走るというより滑るって言ったほうがいいな?

とにかくギンガは、下水道内に現れたガジェットを左手につけたリボルバーナックルのスピナーを唸らせ次々と撃破してゆく。

「まったく!!あんたも父さんもどうしてミツキさんの出撃を止めなかったのよ!!」

ドゴーーーーーーーーーン!!

ドゴーーーーーーーーーーン!!

ギンガは、そう文句いいつつガジェットの攻撃を次々と交わしながらガジェットをまたも撃破。

「仕方がねぇだろ!!俺は今は六課の人間だし例の保護対象者が出てこなけりゃ姉貴も出てこねぇってじじいと約束してるしそれにノアと一緒じゃなけりゃ現場にも行けねぇーって話がじじいとの間であれからできちまってたんだから。あらよっと!!ほい!ほい!っと」

バシュ!!バシュ!!

ドゴーーーーーーーーーン!!

俺は、ギンガの文句にじじいことゲンヤ・ナカジマ陸上三佐の名を上げ姉貴とじじいがそう約束しているため止められなかった事を告げる。

そして、俺たちの後ろにいたガジェットの攻撃を交わしゲイルによる射撃魔法で撃破した。

「でも!!その保護対象者が出てきたらどうするつもりよ!!」

ギンガは、撃破したガジェットの残骸には目もくれず再び俺の前をローラーブレードで滑り出した。どうやら俺の話に納得していないらしい…。

「そうだな…もし現れたとしたら姉貴かノアが来る前に捕らえる!!交渉だけしてもらえりゃギンガも問題ないだろ?」

「それは…そうだけど…もし…こっちに現れなかった場合は?」

「それは、ねぇな」

「どうして?そう断言出来るの?」

俺の話を聞いたギンガは滑りながら少し俯きつつ俺たちとは違う所に現れる可能性を示唆、俺はすぐさまその可能性を否定した。すると、ギンガからその理由を聞かれた。

「そんなの簡単だろう?向こうさんの狙いは、恐らくれりックだ。つー事はレリックがある所に向かってくる。まっ…俺たちみたいに地上から下水道に入ってくるだろうがな。

でもまさか、空にいるなのは隊長達の目の前から下水道に入るっつーことはしねぇだろ?なんせリスクが大きすぎるからな?と、なるとだ…」

「私達と同じようになのは隊長達とは離れた所から侵入するって事?」

俺は、ギンガにその理由を告げその話の途中で俺の言ってる事を理解したギンガが俺の話の後に続きそれでいいのか俺に確認してくる。

「まぁ~な。だが、転送魔法で一気にって可能性もないとは言えねぇが…でもまぁ、そっちの方がこっちとしちゃありがてぇが…なんせノアと合流して地上から来るだろうからな~姉貴は?その姉貴達が来るまでの間に出来る多少のタイムラグの間に捕まえられりゃ…」

「それならなおさらスバル達に話して協力してもらった方が…」

俺は、ギンガの話が間違っていない旨を告げさらに話を続ける。話を聞き終えたギンガは、スバル達にこの事を話さらに協力して貰うよう頼む事を提案してきた。

「そいつはダメだ…。そうなるとあいつらに1から10まで話さなきゃいけなくなる…もしあいつ等がそれを聞いたら…」

「間違いなく私達と同じことを…でも、スバル達の前に出てきたらどっち道話さなきゃいけないんじゃない?」

ギンガの提案をすぐに却下。

これに対しギンガは、もし保護対象者がスバル達の前に現れ俺たちがそいつ等を捕まえればスバル達が黙ってはいないだろうから結局話をしなけりゃならないのでは?と俺にそんな疑問を投げかけてきた。

ちなみにスバルとティアナには、今回のことを含め姉貴が追っている物…そして、探している人物など姉貴があんな体のくせにこんなことをしてるのか?…そしてその理由については一切話してない。

もうひとつ言えば、ギンガには、今回の件に姉貴が探している保護対象者が出てくる可能性がありそれに対し姉貴が介入してくるかもしれないとということとそれが子供であることだけ伝えており、話の全てまでは教えられちゃいない。

まぁ、ギンガもそのことについては納得しちゃいねぇが俺も全部は教えてもらっちゃいねぇからな…。でもまぁ、ギンガよりかは多少は知ってはいるが…。

まったく…姉貴もじじいもノアも…もう少し俺たちを信用してほしいもんだが…。

「そうなったら、そうなったで姉貴に丸投げするだけさ…。それに八神部隊長もその辺についてはなんとかしてくれるだろうからな…」

ギンガの疑問に対し俺は、そんな事を考えながらそう答えた。その答えにギンガは渋々だが了承していた。

基本的に俺もギンガも多少ではあるが姉貴に協力しそして、色んな物を見てきた…。

まっ…特急隊志望のスバルと執務官志望のティアナもいずれは見る光景ではあるだろうが見ない事にこした事はないからな…。

それに俺たち以上に深入りしちまうと政治的な問題も絡んできて誰が見方で誰が敵だなんて区別がつかなくなりそうになるらしい…。

って、酒に酔ったじじいがそんな事を言ってたっけ?

つまりは、下手すれば同じ管理局の仲間を闇に葬らなけりゃいけなくなるかもしれないからそんな汚れ仕事を俺やギンガにスバル…そして、ティアナや八神部隊長達にさせたくないらしい…。

…とまぁ、なんだかんだ考えながらギンガの後を追走した。


ギンガ視点

まったく…面倒事は他人まかせなんだから…ユウは…

私は、ユウの前を滑るかのようにスバル達との合流ポイントに向かって歩を進めている。

私の後ろからは、レリックが入ったリュックを背負ったユウが追いかけてきている。

なぜ、私がユウの前を行くかと言えば私のポジションがフロントアタッカーである事とただ、単純に私の方がユウに比べローラーブレードで移動している分その移動速度が速いからだ。

もうひとつ付け加えるなら…私の戦闘スタイル自体、母さんに教わったシューティング・アーツと言う所謂格闘術である事に対しユウは、ガンデバイスと刀型デバイスの二つを使って行う所謂変則のスタイル。

常に敵に近づかないと攻撃出来ない私よりかは、中距離からでも攻撃可能なユウの方がレリックを持っていた方が安全であるというのが最大の理由。

なら何も持っていない私が前をユウの前を行きユウを…と言うよりユウが持つレリックを守った方がより安全であると言った結論に達しさらに、私に何かあっても後ろにいるユウがフォローしてくれるというおまけまでついてくると言ったことからこうなっている。

それにしても…ガジェットの数…もしかして、スバル達の所よりかこっちの方に多く来ているんじゃ…?

こんな事なら、急いで下水道に入らないで誰かレリックを封印できる人に封印してもらってからくるんだったなぁ~。

私は、そんな事を頭の中でボヤいていた。

そう…、ユウが持っているレリックはまだ封印処理されておらずミツキさんが介入してくるかも知れないとユウに告げられ焦って封印処理を後回しにした事がそもそもの原因…。

それをユウから聞いた時は、私は普通に驚いたしユウもさっき言ってた通りミツキさんが直接介入してくる前にカタをつけたいみたい。

そのことについては、私も同意見なんだけど…。

「おい!!ギンガ!!ちゃっちゃと動いてちゃんと俺を守れよ!!」

「あのね!!別にあんたを守ってる訳じゃないんだから!!あんまり余計な事を言うと…!!」

「おい!!ギンガ!!前見ろ!!前!!」

「えっ…うわっと…。んもぉ~!!邪魔!!ブリッツ・キャリバー!!」

<オーライ ウイング・ロード>

ビューーーーーーーーーン。

ビシュ!

ギューーーーーーーーーーーーン!!

カシャン

「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ギュイーーーーーーン!!

ズゴン!!

ドゴーーーーーーーーーーン!!

ユウは、私の後ろから嫌味満載の言葉を私に投げかけそれに対し私は、後ろを振り返りそれに応戦。

すると、ユウから今度は前を見るよう指示が飛びそれに従い前を向くとすぐ近くにガジェットが私に向かって攻撃態勢を取っていた。

それに気づいた私は、ブリッツ・キャリバーにウイング・ロード出すよう指示。

ガジェットが放ったビームを出てきたウイング・ロードを使ってそれを交わしすぐさまカートリッヂを1発ロード。

そして、ガジェットに近づき左腕のリボルバー・ナックルでガジェットを殴りつけた。

殴られたガジェットは、そのボディに私の左腕をめり込ませ爆発。

私は、その爆発が起きる少し前にその場を離脱。

そして、ガジェットは爆発した。

「まったく…手の抜きすぎだぜ…ギンガ。俺が声かけなけりゃ今ごろお前は…」

「それは、あんたが余計な事を言うからで…しょ!!」

ガン!!

「痛ってぇ~!!な~にしやがんだ!!この命の恩人に向かって!!それも左手で!!」

「はいはい…。それにしてもユウ…そろそろスバル達との合流ポイントじゃないの?」

ガジェットの爆発を確認した所でユウが立ち止まる私に向かって近づきそして、声をかけてきた。

それに対し私は、ユウが余計な事言った事がそもそもの原因だと告げそして、感情の赴くままユウの頭をリボルバー・ナックルをつけている左手で殴りつけた。

そのことにユウは抗議していたが、私はそれを軽くあしらいそして、そろそろスバル達との合流ポイントが近いことを確認した。

「ああ、そろそろと言うより、ここから右に200m行ったところって感じだな」

「ここから右って…壁しかないわよ」

私の問いにユウは、右側を指差しながら詳しい位置を教えてくれた。だが、ユウが刺す方向見た私は、そこには壁しかない事を確認しそれをユウに質問した。

「ああ、だから少し遠回りなるがこの先に右折できる所があって…そこから…っておい!!ギンガ!!お前何するつもりだ?」

ユウの話を聞きつつ私は、ユウが指差したあたりの壁の前にたった。

「そんなまどろっこしいことなんてやってられじゃない!!だから…」

「だからってなぁ~…言っとくがギンガ…これでもここは一応公共施設なんだぜ…それに穴を開けたとなりゃ…水道会社から請求書がくるぜ?」

私の話を聞いたユウはどうやら私がやろうとしていることがなんなのかわかったらしくあきれながら私にここが公共施設でありもし、それを壊せばそれを管理している会社から修理代が請求されてくる可能性を言ってきた。

「心配しないで…これは、緊急事態だから…それにもし、向こうから請求がきてもミツキさんがもみ消してくれるでしょうから…と言うわけだから…わかった!!ユウ!!」

「おいおい…結局最後は姉貴だよりかよ…でもまぁ、緊急事態ってのは理解できるしこういう事なら姉貴…と言うよりじじいに頼んだ方がいいかもな?だったら…好きにしな!!」

「そうね…そうなったら父さんに頼んだ方が早そうね…わかった!!そうする!!それと…ありがとう…ユウ」

私は、呆れ顔のユウに今さっき考えた言い訳告げ何かあったらミツキさんにお願いする旨を告げた。

それを聞いたユウは、さらに呆れた様子で頼むならミツキさんよりも父さんの方がいいとアドバイスをくれ私の案に同意してくれた。

そして、ユウの修正案を聞いた私はそれに納得しさらに私の案に同意してくれたユウに俺にいった。

「そんな事は、気にすんな!さっ!!さっさと済ませてスバル達と合流でもするか」

「ええ!!ユウ!危ないから下がってて!!」

「へ~い」

ユウは、私のお礼に少し照れながら私の背中を押してくれる。その声に私は、ユウに危険だから下がるよう指示ユウもその支持に気のない返事をしつつ私から離れた。

そして、ブリッツ・キャリバーが私たちの周囲及びその先まで危険性そして、誰かを巻き込まない事を確認し私は壁の前に立ち…そして構えカートリッヂを1発ロード。

そして…。

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーン!!

「魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その21「地下道での戦い」…始まります」



その21「地下道での戦い」

魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その21「地下道での戦い」

 

 

フラナガンの郊外 地下下水道

 

 

ティアナ視点

 

「スバル!エリオ!今よ!!」

 

「了解!エリオ!」

 

「はい!スバルさん!いきます!!」

 

ガキン!!

 

「はぁーーーーーーーーーー!!」

 

ドゴーーーーーーーン!!

 

「よしっ!!」

 

私達は、今下水道を進みレリックがある場所に向かっている。

 

目の前には、レリックの存在に気が付いたガジェットが数体現れたった今スバルとエリオが私の指示に合わせて2人のコンビネーションでガジェットを次々と撃破。

 

そして、今最後の1体をスバルが撃破しそれを見た私は思わずガッツポーズをしてしまった。

 

「残存数0!お疲れ様です!エリオ君!スバルさん!」

 

キャロが残存しているガジェットがに事を確信した後前で頑張ったエリオとスバルに声をかけながら2人に近づく。

 

「とりあえずお疲れ!」

 

「お疲れ~ティア!」

 

パン!!

 

私もキャロの後に続いたスバルとキャロをねぎらう。

 

その声を聞いたスバルが私の問いかけに答えそして、2人でハイタッチをした。

 

「うし!この調子でガンガンいっくぞ~!!」

 

「こら!スバル!あんまり調子に乗らな…」

 

ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーン!!

 

「なっ!?何?」

 

「スバル!!エリオ!!キャロ!!とりあえずみんな固まって周囲を警戒!!急いで!!」

 

「「「了解!!」」」

 

ガジェットを撃墜したスバルは私とハイタッチをした後、私に背を向けスバルの後ろにいたエリオとキャロに向ってこの調子でガンガン行くと宣言。

 

それを聞いた私は、スバルに対しあまり調子に乗らないよう注意しようとした所私達の少し前の壁が突如爆発。

 

それに気づいたスバルは、何が起こったのか解らず驚きの声を上げる。

 

爆発に気づいた私は、急いでスバル達に固まって周囲を警戒するよう指示を出す。

 

それを聞いたみんなはすぐさまその指示に従って私達は固まって爆発で起きた煙が晴れるのを待った。

 

そして…煙が少しづつ晴れてきて…そこから…

 

「ゲホォ、ゲホォ!!なぁ、ギンガ…少しハデすぎねぇか?」

 

「そう?でも!これくらいよくあんたもよくやってるじゃない?」

 

「な~に言ってんだ!!俺のほうがもう少しスマートに…」

 

「あーーーーーーーーーーーー!!ユウ兄にギン姉!!」

 

「ん?おーーーーーー!スバル達じゃねぇか?」

 

「どうやらうまく行った見たいね?」

 

煙の向こうからユウとギンガさんがなんだか言い争いをしながら現れた。

 

それにいち早くスバルが気づき目の前の2人に向って声を上げる。

 

それを聞いたユウとギンガさんもスバルの声に気が付きこちらに声をかけつつ近づいてきた。

 

「お久しぶりです!ギンガさん!!」

 

「ユウさん!無事でしたか?」

 

「無事合流できましたね。ユウさん」

 

近づいてきた二人に対し私、エリオ、キャロの順番でそれぞれに声をかけた。

 

そして…。

 

「なんでユウ兄とギン姉が一緒なの(怒)?」

 

「呼び出されたんだよ!こいつ(ギンガ)に」

 

「ちょっと手伝ってほしいことがあってね?それにしても一体なんで怒ってるのよ?スバル?」

 

「しらない!!(プイ!!)」

 

私達の後からスバルがジト目でどうして2人が一緒なのか質問してきた。

 

それを聞いたユウが左手の親指でギンガさんを指差してギンガさんに呼び出された旨をそして、その後にギンガさんがユウを呼んだ理由を私達に告げそして、なぜ?スバルが怒っていたのかその理由を聞いてきた。

 

スバルは、腕組みをしつつ「知らない!」といいつつそっぽを向いた。

 

なぜスバルが怒っているかと言えば…まぁ、それについては、前回までの話を読んでみたら解るわよ。

 

そのスバルに対し?を上げるギンガさん。

 

一方のユウは、その光景をみつつ知らん振りをしていた。

 

「それで、これからどうするんだ?」

 

「そうね。とりあえずこっちのリーダーはティアナだからその指示に従うって事でいいかしら?ティアナ?」

 

「わかりました。それじゃ具体的にですが…」

 

それから少したってユウがこれからについてギンガさんに聞いてきた。

 

それを聞いたギンガさんは、こっちのリーダーである私の指示に従う事告げ、私はそれを了承した。

 

そして、ギンガさんと初めて会うエリオとキャロと顔合わせをしてもらいスバルとギンガさんでコンビを組んでもらって前を走ってもらい次にエリオそれに続いて私とユウからレリックを受け取ったキャロ、そして、後ろをユウに守ってもらうフォーメイションを提案。すぐさま行動を開始した。

 

なぜ、こうしたかと言えばスバルとギンガさんは2人してフロントアタッカーだし元々コンビーネーションもばっちりだし。

 

エリオには、私達とナカジマ姉妹の間でそのどちらのフォローができるように…そして、ユウについては、恐らくあいつに合わせられるのはギンガさんだけだろうから後ろからみんなのフォローをしてもらうのと後ろからの攻撃が来た場合にその対応をしてもらうためだ。

 

それを聞いたユウは、私の意図をどうやら解ってくれたみたいで私の指示に従ってくれた。

 

そのときには、さっきまで機嫌が悪かったスバルも元に戻り私達は、レリックがあるポイントに向うことにした。

 

 

フラナガン郊外 とあるビルの屋上

 

ルーテシア視点

 

「そう…レリックが…」

 

私の元にウーノからレリック発見の連絡がきた。

 

「はい…。それでどうなさいますか?ルーテシアお嬢様?」

 

ウーノは、さめた表情をしながら私に今回の件に参加するのか聞いてきた。

 

「もちろん…いくよ」

 

「わかりました。ですが、今回はお一人ですか?」

 

「うん…ゼストとアギトは、用事があって今は、私一人。

でも…一人じゃないよ…」

 

「と申しますと?」

 

「私には、ガリューがいるから…」

 

「わかりました…。では…」

 

「ごきげんよう…ウーノ」

 

プツン。

 

ウーノ問いに私は、二つ返事で参加する旨をウーノに伝えた。

 

それを聞いたウーノは、今回は私一人だけか?って、聞いてきたからゼストとアギトの2人は一緒じゃない事をウーノに教えてあげてそれに私一人じゃない事も付け加えた。

 

それを聞いたウーノはその理由を私に聞いてきたから私は、ガリューが一緒である事を教えてあげた。

 

その理由にウーノは、どうやら納得してくれたみたいで私との通信は、それで終わった。

 

「そう言えば、ゼストからメールがきてたんだっけ?行く前に確認しようかな」

 

ウーノとの通信を終えた私は、ゼストからメールが届いていたのを思い出して行動を開始する前に確認する事にした。

 

その内容は…。

 

「えっ…?お母さんが…?」

 

そのメールの内容と言えば、ゼストの元部下の人がドクターの研究施設にいるお母さんをその部下の人達が連れ出したこととその人達が私のことも探しているみたいだから会ってほしいとのこと。

 

でも、その内容を読んだ私の中には、ゼストの思惑とは裏腹になぜか彼への怒りの感情が芽生えていた。

 

「よくも…私のお母さんを…取り戻す…待ってなさい…ユウ・サエグサ…」

 

私は、レリックを回収するのとお母さんを取り返すために自分の足元に転送魔法を展開。

 

そして、行動を開始した。

 

 

ミッドから離れた宙域

 

XL級次元航行戦艦 ネェル・ファントム艦橋

 

ミオ・メイファ視点

 

「進路上に以上はありません。これだと予定より少し速くミッドに到着しそうです。総司令」

 

「クラリス…何度言えばわかるのですか?私は司令ではなく司令官代理ですよ…」

 

「す…すいません!司令官代理!…つい…」

 

「仕方がありませんね…以後気をつけて下さい」

 

「はっ!」

 

現在、私達は、任務を終えミッドに帰還する途中。

 

この艦の艦長を務めている金髪でショートカットの女性、クラリス・メイ一等空尉からこの船の艦長であり私の兄である金髪の長髪を靡かせキャプテンシートに深く座るケイン・メイファニ等陸佐に報告。

 

それを聞いたお兄様は、自分は、司令ではなく司令官代理である事をクラリスに訂正し航行が無事に進んでいるとの報告を受けていた。

 

「どうやら今回も無事に帰れそうですが…ですがまたも空振りだったとは…姫はがっかりされるでしょうね…」

 

「それはないと思いますよ?お兄様。ミツキお姉さまは、結果の有無より私達の無事の帰還の方がお喜びになる方ですから…」

 

クラリスからの報告を受けた後、お兄様は、そうつぶやきながら申し訳ないといった表情だった。

 

それを聞いた私は、自分が座っていた通信士の席からキャプテンシートに座るお兄様に近づきミツキお姉様はそうは考えない事を告げた。

 

「そうですね…。まずは、我々の無事な姿を姫にお見せしなければ後が怖いですからね…」

 

「そうですよ!ちゃんとミツキお姉様の所に行かないとお話されちゃいますよ?(笑)そもそもこの艦と乗組員はミツキお姉様からお預かりしているんですから」

 

私の話を聞いたお兄様は、笑みを浮かべ私の方を向き私の話に答える。

 

それを聞いた私は、左手を腰にあて右手の人差し指を出した手を前に出しながらお兄様の話に続いた。

 

そもそも、この艦が所属している部隊…管理局所属の第13独立部隊…部隊名「ファントム・ナイツ」はミツキお姉様が総司令官を務めていて、ミツキお姉様のお体の状態がこういった長期任務に支障をきたす可能性がここ2~3年前から出てきたためお兄様にキャプテンシートを譲り地上本部の少将の仕事と執務官…それに108部隊の技術開発室室長の仕事を優先させている。

 

とは言え、総司令官としての地位はまだ残っていて現在も後方から私達に指示を出してもらっている。

 

まぁ、ミツキお姉様としてはその地位もお兄様に譲るつもりだったらしいのですがそれを聞いたお兄様がそれを辞退。他の隊員達もミツキお姉様に司令官でいてほしいとの意見が殺到したためお兄様がその代理を務めているといった状況。

 

でも、実際の指示等はお兄様が出しているためさっきのクラリスさんみたいにお兄様の事を司令官と呼ぶ人もいるようで…お兄様はその度に自分はあくまで代理であると訂正している。

 

お兄様からすれば自分をここまでの地位まで上げてくれたミツキお姉様に対し司令官の地位を自分が奪い取ったと思われたくも、そう考えたくもないからだそうであるがミツキお姉様からすれば自分は、今じゃ形だけの司令官みたいなものだから早くお兄様に司令官の地位を引き継いでもらって自由にやってほしいみたいです。

 

その後、お兄様と二言三言会話をし自分の席へと戻った。

 

すると…。

 

ピピピピピピッ!

 

これはミッドからの緊急通信?いったい誰から?

 

私が自分の席についたのとちょうど同じくらいにミッドからの緊急通信が入った。

 

「こちらファントム・ナイツ一番艦ネェル・ファントム…ナカジマ三佐?いったいどうされたのたのですか?」

 

「ミオ!今受けている通信をメイン画面へ」

 

「はい!わかりました」

 

通信を受けた私は、その相手がナカジマ三佐であることを確認。この緊急通信の理由を聞いた。

 

私の声を聞いたお兄様は今受けている通信をメイン画面に移すよう私に指示を出した。

 

(すまねぇな。いや何、カクカクシカジカな理由でミツキが現場に行っちまってなぁ。それでどうやらそっちが探している子が出てきそうなんでな?)

 

「なるほど…それで?現状をお教え願いますか?ナカジマ三佐?」

 

メイン画面にナカジマ三佐が映りこの通信の理由を告げた。

 

それを聞いたお兄様は、詳しい現状をナカジマ三佐に確認した。

 

(ああ…。現状としちゃ、クラナガンにレリックが見つかってな。それを目当てにガジェットがわんさと来ていてユウが今いる機動六課がその対処をしている)

 

「そこに我々の保護対象者も現れる…と」

 

(そういうこった!ミツキが掴んだ情報じゃ十中八苦間違いないらしい…。んで、六課の連中に持っていかれないためにミツキが出たって訳だ)

 

「まったく…姫は相変わらず…了解しました。こちらからも応援をだします!ミオ!転送ポートの準備…それとフェラルドに出撃の準備を!私もでます!ミオおまえも出撃の準備を!」

 

「解りました!」

 

(おいおい…何も司令官のおめぇが出るこたぁねぇだろ?)

 

ナカジマ三佐の話を聞いたお兄様は転送ポートの準備などの指示とそれと私に出撃するよう指示をだした。

 

それを聞いた私は、即座に了承。するとその指示を聞いたナカジマ三佐がお兄様が出ることはない事を意見した。

 

「ナカジマ三佐…私は、司令官ではなく司令官代理です。それに現場に司令官自ら出撃しているのにその代理の私が艦橋でのんびりとしてられませんからね」

 

ナカジマ三佐の話をお兄様は笑顔で答えた。

 

(おめえさんも頑固だな…わかったよ。なら、頼むわ)

 

「おまかせを!」

 

(じゃあな)

 

プツン。

 

「お兄様!転送ポートの準備が整いました!それとフェラルド・キース一等空尉もそちらに直接向かうとのことです!」

 

「わかりました。クラリス!艦の事はまかせます!私は、先行して姫と合流…そして、事態に対処します」

 

「了解しました!お気をつけて…司令官!それとミオちゃん!」

 

「はい!ありがとうございます!いってきます!」

 

「クラリス…ですから私は…」

 

「失礼しました!司令官代理!」

 

「まったく…では、お願いします」

 

ナカジマ三佐との通信を終えた私に転送ポートの準備が整ったことを告げる通信が入った。

 

それを聞いた私は、すぐさまお兄様にそれを報告。

 

お兄様は、クラリスさんに後のことは任せることをつげ私について来るよう告げた。

 

クラリスさんは、お兄様の指示を聞いた後私とお兄様に気をつけるよう言ってくれた。

 

お兄様は、クラリスさんがお兄様の事をまたも司令官と呼びお兄様に注意されそうだったので急いでそれを訂正。

 

私は、クラリスさんの言葉にお礼を述べつつお兄様の後に続いた。

 




今回は、こんな感じでした。次回は、この続きです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。