魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~   作:左近 遼

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フラナガン郊外 とある公園の駐車場

ミツキの車車内


ミツキ視点


(スターズ01、ライトニング01…エンゲージ!!)

「相変わらずの…力押し…か…」

私は、現在機動六課がガジェットと交戦している所から少し離れた公園の駐車場に車を止めノアが来るのを待っていた。

でも、ただ待つだけなのもつまんないんで車の中から機動六課の戦闘通信を傍受しつつその戦闘を持っていた双眼鏡で見ていた。

傍受している通信からは、シャーリーが2人の分隊長がガジェットとの交戦ポイントに入った旨を告げる声が聞こえる。

交戦ポイントに到着した高町なのは、フェイト・Tハラオウンの両分隊長はその強力な魔力を揮いつつ次々とがジェットを撃破していく。

その光景を見た私は、そう呟きながら何度も同じ手が通じる相手なのかな?と海上にいるガジェットの配置を確かめながらそんな疑問を覚えていた。

(スターズ01、ライトニング01敵ガジェットに囲まれています!!)

(これは…幻術です!それもかなり広域の…)

「あらあら…。さて…どうする?…はやて?」

それから少し立ってからそれまで戦闘を優勢であった両分隊長が急にその動きを止めた。どうやら敵に囲まれたらしい。

通信からは、敵に囲まれた様子がアルトから、そしてシャーリーからは広域で幻術が戦闘エリアにかかっている旨がそれぞれ報告されていた。

そういや…ディードの話だと幻術を使う妹さんがいるんだっけ?

どうやらその子が色々と仕掛けてるみたい…。

私は、ディードからの情報を思い出しつつ自分ならどう対処するか?すぐさまその検討に入っていた。そして、はやてがこのことにどう対処するのか?も考えていた。

もし…はやてなら…。

(それは部隊長権限で却下や!!)

(はやてちゃん!それに騎士甲冑…って…)

「あらあら…ついにそのカードを切っちゃったんだ…」

私がつけているイヤホンからは、機動六課の通信内容が流れている。

現場では、飛行型ガジェットに囲まれた両分隊長は、自身のリミッターの解除を部隊長のはやてに進言。

それを聞いたはやては、それを却下。

そして、クロノ提督に頼んで2時間だけ自身のリミッターを限定的に解除。

さらにセットアップしかっこよく登場し自身の魔法で一気に撃破すると言い出している。

私は、イヤホンを耳につけ双眼鏡で現状の様子をみつつこの状況を傍観している。

べっ…別に好きでやってる訳じゃないのよ!!

これはノアが来てないからここで待ってるだけよ!!

「やれやれ…いきなりキャラの変更でもするのかい?ミツキ」

「へっ?」

不意に誰かの声が車内に響いた。

確か…この車には私一人だけだったはず…。

私は、驚きを隠せぬままその方向…つまりは、車の助手席の方を向いた。

すると…。

「お久しぶりだね…元気だったかい?」

「ミ…ミゼット提督!!!!!!!!!!!!!」

助手席には、いつ間にかスカートにブラウスその上にカーディガン羽織った初老の女性が笑顔で座っていた。

「あわわわわわっ…」

私は、右手でミゼット提督を左手で指差し右手で口を抑えながらさらに驚いた。

それをみた提督と言えば…。

「ようやく…ミツキを驚かせる事が出来たねぇ~。会議を抜け出してきたかいがあったってもんだよ。よしっ!次は、あの八神のお嬢ちゃんだね…」

といつつ喜びを露わにし次のターゲットを選定していた。

そりゃ…伝説の3提督の内の一人がいきなり車の助手席にいたなんて管理局の人間だったら誰だったひっくりかえるわよ…。

それに次は、はやてって…。

あの子ならひっくりかえるだけじゃすまなないわよ…。

でも、どうリアクションするのか見てみたい…かも?

私は、そう考えつつ戦場で悠然と杖を構える次のターゲットに選ばれたはやてがミゼット提督に私と同じ事をされたらどうリアクションするのか現場の方をチラッとみつつその時は提督の後についていこうかな?とも思っていた。

でも…どうして提督がここに?

「魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その22「地下道での戦い…その2」…始まります」



その22「地下道での戦い…その2」

魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その22

 

「地下道での戦い…その2」

 

 

ミゼット視点

 

 

「あの~提督?聞いてもいいですか?」

 

「なんだい?」

 

「いったいどうして来たんですか?それに車にはどうやって?」

 

「おや?聞きたいことが2つもかい?ひとつって話じゃなかったのかい?」

 

「もう!!上げ足をとらないで下さい!!」

 

車内にミツキの声が響く。

 

どうやら私がミツキの言った事に対し上げ足を取ったことに怒っている様子で、車の助手席に座る私に運転席から身を乗り出し詰め寄ってきた。

 

「はいはい…わかったよ…ちゃんとネタばらしするから落着いて落着いて…」

 

私は、詰め寄ってくるミツキを「まぁまぁ」と身振り手振りでミツキを落着かせつつネタばらしをしなくては、おちついてくれないだろうねと考えそうするようミツキに話し掛け彼女を運転席に座らせる。

 

「さて…。いったいどっから話をしたらいいのかねぇ?」

 

「それじゃ、まずはどうして会議を抜け出してまでここに来たんですか?」

 

落ち着きを取り戻したミツキは、私の問いに対しまずはなんで来たのか?と聞いてきた。

 

「そうだね~。会議中にいきなりゲンヤちゃんから連絡があってねぇ?なんでもミツキが出撃するってのをケイン君にいったらどうやら彼自身が出るって言うからねぇ~。変に拗れた大変だから私に連絡が来てね。それで、ノアが来るまでミツキが待ってられない可能性を鑑みて会議を抜け出してここに来たって訳」

 

「けっ!!ケイン君がぁーーーーーーーー!!(ゴチン!!痛っ~たぁ~!!」

 

「だから、落着きなさいって言ってるでしょうに…」

 

私の話を聞いたミツキは、ケイン君が来ると聞いた途端驚きの声を上げ運転席から立ち上がろうとして車の天上に頭をぶつけ頭をハンドルにあて両手で頭を抑えていた。

 

それを見た私は、そんなミツキに対し落着くよう促す。

 

やれやれ…。

 

どうやらゲンヤちゃんの言ってた通り自分とノアだけでこの事態を解決しようとしてたわね。

 

まったく…、これだからゲンヤちゃんが心配してこっちにまで連絡してくる訳よね。

 

そもそも、ミツキが司令を勤める第13独立部隊「ファントム・ナイツ」は、私とレジ坊とで作った物。

 

ミツキを保護した際にわかった恐るべき計画…。

 

その計画の阻止…そして、現在の本局と地上本部の関係の悪さを考え本局と地上本部…そのどちらにも組みさず彼等独自の判断で動ける独立部隊が必要と判断。

 

地上本部側をレジ坊やゼスト君が…管理局側は、私と他の3提督にも頼んで関係各所を説得…。

 

一応の所属として本局所属とし、私がその部隊の相談役、そして、初代司令にゼスト君を置いて始めたんだけど…。

 

でも、集めた部隊員のほとんどが素行不良の局員ばかりで…所謂やっかいばらいにされたらしく最初の頃は相当苦労したみたいだけど、ゲンヤちゃんやその奥さんにティーダ君…そして、執務官の資格をとったミツキが加入しその戦力を強化。

 

そして、素行不良だった局員達もフェラルド君を筆頭に態度を改め2代目司令になったミツキの事を「姫」と呼んで最前線で今も様々な任務に当たっている。

 

その部隊自体は、表立っては行動せず任務事態、本局や地上本部では、あつかいが難しい案件ばかりで死の危険性はきわめて高い。

 

それに表向き存在していない事にしているから管理局での仕事とも両立させなければならず部隊運用の面でも色々と苦労をかけっぱなしだからねぇ。

 

特にゼスト君が死んだ後、なんてまだ幼いミツキが司令官だからって事に納得できない連中が続出するしこの部隊自体面白くない連中や司令官についたミツキ自身気に食わないやら利用しようって輩まででて何度となく病院に足を運んだもんだよ…。

 

そのたんびにユウやゲンヤちゃんの娘さん達に睨まれてそれをノアがよく宥めていたよ…。

 

それが今じゃ全員局員…。

 

こっちの事もユウとゲンヤちゃんの長女の子…確かギンガちゃんって言ったかね?その2人は知ってるみたいだし、何度かこっちの任務にも参加してる…。

 

まぁ、ミツキやゲンヤちゃんはそのことにあまりいい顔はしてないみたいだけど彼等のやりたいようにやらせてるみたいだね…。

 

私は、頭を抑え痛みに耐えるミツキを見ながらそんな事を考えていた。

 

「それで…どうして車に入れたんですか?確か…車のロックは、かけていた筈じゃ…」

 

ミツキは、余程ぶつけた頭が痛いんだろうね?

 

涙目になりながらこっちをみて私が車に入ってこられた理由を聞いてきた。

 

「クスッ、それはね?前にあんたが教えてくれただろう?ほら?針金に魔力を込めて…」

 

私は、ミツキの質問に対し懐からまっすぐに伸びた針金を取り出しミツキにそれを見せた。

 

「つまり…その針金を鍵穴に差し込んで魔力を流してロックを解除させた…と…」

 

「正解だよ!?」

 

「まったく…。こんな事なら教えなきゃよかった…」

 

「それは残念だね~。んで、今度はこっちが聞く番だね。ミツキ…あんたもしこの戦闘に介入するとしたら少将として介入するのかい?」

 

「はい…。でも、ケイン君が来るとなったからにはそれじゃまずいんですよね?」

 

先程まで、笑顔があふれていた車内が急にピーンとした緊張感があたりをつつんだ。

 

私は、先程までの笑顔を一変させ真剣な表情でミツキに問い掛けた。

 

その表情を察したミツキは、笑顔を消して私の問いに正直に答えさらに俯きつつ私に聞き返してきた。

 

「そうだね…。なんせ出てくるのがこっちでも追ってる保護対象者だからねぇ…さすがに三つ巴になるかもしれないからねぇ~…やっぱり…あまり見せたくないのかい?八神のお嬢ちゃんやゲンヤちゃんのもう一人の娘(こ)と、それにティーダ君の妹さんに司令官の姿は?」

 

「はい…」

 

ミツキは俯いたまま私の答えに小さな声で答えた。

 

私は、ミツキの表情をみつつもしこの部隊の事を知った八神のお嬢ちゃん達がどんな表情をするのかを想像していた…。

 

「ミツキ…。教えたくない気持ちはわかる…でも!これはあくまで仕事だよ!私情は禁物!それにちゃんと話せば解ってくれるよ…ギンガちゃんやユウの時と同じように…もし、納得しないようなら私から話するから…ね!?」

 

「わかりました…(コンコン)」

 

私は、俯いたままのミツキの肩に手を当てやさしく語りかける。そして、そのままミツキを両手で包み込むようにした。

 

ミツキは少し震えつつも私の問いに答えてくれた。

 

怖いんだね…。八神のお嬢ちゃ達に話をして…最悪の事態になるかも知れない事が…。

 

私がそんなミツキを宥めていたら車の窓をコンコンと叩く音がした。

 

その音に気づいたミツキと私は、その音がした方をみる。

 

すると…。

 

「な~んで、ミゼットの婆ちゃんがここにいるんだ?」

 

「おや?ノアじゃないかい?」

 

ビーーーーーーーーーーーン。

 

「婆ちゃん!!おひっさ~!!!」

 

ミツキが車の窓を開け半分くらい空いたところでノアが車内に入ってきて私に声をかけた。

 

それに答えた私は、ノアに事情を説明。

 

そして、ノアから保護したメガーヌ・アルピーノさんを無事にウチがもつ医療施設に運びそして、どうやら意識はまだ回復してはいないがどうやらレリックとかに頼らなくても大丈夫らしい事との報告を受けた…。

 

「よかったねぇ。ミツキ…後は…」

 

「はい!ケイン君達とも合流しつつ事態に対処します」

 

ミツキは、私の声に一瞬安堵の表情を浮かべつつもすぐにその表情を一変させ真剣な表情で今後のことについてその旨を伝えてくる。

 

「わかったよ。なら私は行くから…後はよろしくね」

 

「え~!!もう行くのかよ!!」

 

「まぁまぁ、今度私のところにおいで。そしたらノアが好きなお菓子をいっぱい用意して待っているから」

 

「ほんとかぁ~!!!!よし!!ミツキ!!さっさとやるぞ!!」

 

「もう…ノアったら…では!お気をつけて」

 

「あいよ。それじゃまたね」

 

「婆ちゃんまったな~!!」

 

ノアは、私の答えに大喜び。

 

それを見たミツキは、呆れつつ私に声をかける。

 

私は、それに答え手を振るノアに答えながらその場を後にした。

 

「さて…あのハラオウンの親子が色々言ってくる前にこちら側から手を先に打っておかないとね…あ~忙しい忙しい…」

 

車を降りた私は、少し離れた所でそんな事をつぶやきながらミツキ達がやりやすいようにするためにいくつかの手を打つ事を考えつつ迎えに来ていた車の後ろに乗り込みその場を後にした。

 

クラナガン とあるビル屋上

 

クワットロ視点

 

「始ったみたいだね。クワ姉」

 

「そうね。ディエチちゃん。」

 

ビルの屋上で私とディエチちゃんは、画面を開きながら地下での戦闘を見ている。

 

画面上では、ルーテシアお嬢様とその召還獣のガリューが機動六課の連中と戦っている。

 

そんな中…。

 

「あら…」

 

<烈火の剣精!!アギト様だぁーーーーー!!!」

 

戦闘は、向こうが人数が多い分ルーテシアお嬢様達が少し部が悪くなっていた。

 

ちょうどそんな時、花火とともにアギトちゃんが登場…。

 

みんなその登場の方法に唖然としていた。

 

「そう言えば…ルーテシアお嬢様とあの男…知り合いなのかな?クワ姉?」

 

画面をみていたディエチちゃんがこんな事を言ってきた。

 

そう言えば、戦闘が始る前…あの男…確か、ユウ・サエグサとか言ってたかしら?

 

何か話をしようとしていたけど、ルーテシアお嬢様が問答無用で戦闘を開始したのよね?

 

「さぁ?知らないわ。そんな事」

 

「そう…」

 

私の答えを聞いたディエチちゃんは、顔色一つ変えず画面を見入っていた。

 

…って言うのは嘘…。

 

本当の事を言えば、ルーテシアお嬢様とあの男の関係についての情報は、既に入手済み。

 

しかも、あのゼスト様とあの男が既に接触していてルーテシアお嬢様にもゼスト様からメールで連絡が言っているのも知っている。

 

まっ…情報を扱う者ならこれくらい調べられないと一流とは言えないわね。

 

それで、ゼスト様がルーテシアお嬢様に送ったメールに少し細工をして…。ちょこっとだけ洗脳しちゃった(笑)って訳。

 

これについては、ウーノお姉様達は知らない事…。

 

なんでこうしたかと言えば、ルーテシアお嬢様とミツキ・サエグサを接触させたらちょっと色々と不味いらしいって情報があってね…。この情報は、ドクターが教えてくれてドクターもこのことについては、了承している。

 

でも、あまり面白い顔はしてなかったけど…。

 

どうやら、うまく言ったみたい(笑)

 

向こうは、かなり動揺してるみたいだし…。

 

フフフ…さて?どうしますぅ?機動六課の皆さん…それにミツキ・サエグサさん?

 

その48

 

 

 

フラナガン 地下下水道

 

ユウ視点

 

ドゴーーーーーーーーーーン!!

 

ドゴーーーーーーーーーーン!!

 

 

「ぐあっ!!」

 

「ユウ兄!!」

 

ドカーーーン

 

ガラガラ。

 

「痛つつ…心配すんな。大丈夫だぜ、スバル」

 

まったく…あのくそガキども!!!!!!

 

俺は、大型の虫型召還獣の攻撃とくそチビの火炎弾くらい壁に激突。攻撃してきたくそがキ共に苛立ちながら壁から瓦礫を払いのけ心配そうに声をかけてきたスバルに声をかけ立ち上がった。

 

「ユウ!!前!!」

 

「おおっと!!」

 

ドゴーン!!

 

「ちっ!!外したか!!」

 

「アギト…。あいつは、殺しちゃダメ…母さんの居所を聞き出さなきゃ…」

 

「お…おう…」

 

俺が立ち上がったと同時にリイン曹長サイズのくそチビが火炎弾をぶち込んで来上がった。

 

俺は、それを転がりながら何とか回避。

 

まったく…ギンガが声をかけてくれなかったらまた食らってた所だぜ…。

 

とりあえず、現在の状況を言えば、俺達の周りにはルーテシアってガキとリイン曹長サイズのくそチビが一匹。

 

それとルーテシアが召還したであろう虫型の召還獣が小型が10匹大型のヤツが1匹。

 

どうやら、スバル達は、虫達に任せてルーテシアとくそチビとその大型の…確か…ガリューってヤツの1人と2匹がかりで俺を倒って魂胆だな…。

 

それに…こっちの話はまったく聞こうとはしないし…姉貴からは、なるべく怪我させるな…って言われてるしなぁ~…。

 

俺は、頭をかきながらルーテシアとくそチビを見つめ次の行動をどうしようか考えていた。

 

 

アギト視点。

 

かわしやがった!…当たったと思ったんだけどなぁ…。

 

私とルールの目の前には、ゼストの旦那から聞いたユウってヤツが頭をかきながらこちらを見つめている。

 

「あいつが母さんを…」

 

ヤツを見つめながらルールーがぽつりと呟いた。

 

その表情は、澄ました顔をしているがルールーのヤツ…相当怒ってやがる…。

 

でもよ?ゼストの旦那からは、ルールーのお母さんは、ヤツの姉ってヤツに保護されていてあのくそドクターの所よりはかなり安全だって旦那のお墨付きはついているし、それにその姉ってヤツが出てきたら一緒に保護されろって言われてハズ…。

 

それにもしそいつがいなくてもその弟ってのがいるからそいつにも話が通ってるだろうからそいつに連れってもらうか両方いなくてもそいつの名前、確か…ミツキ・サエグサってヤツを呼べば良いって事だったんじゃ…。

 

 

その弟の名前が…ユウ・サエグサで…。

 

あれっ?確かさっきあの男の事…ユウって呼んでたような…。

 

まっ…ミツキってヤツとその以外の連中に対しては、好きにしろって言われてるからこれに関してはまぁ…いいんだが…。

 

あっ!そう言えば、ミツキってヤツの直属の部下が出てくるかも知れないからそいつ等には、手を出すなって言ってたような…。

 

う~ん…その部隊名ってなんだったけぇ~マンダム?…パントマイム?…あーーーーーーーもう!メモっとけばよかった~!!!

 

「ガリュー…お願い…」

 

私があれこれ考えて頭を掻き毟っていた横でルールーは、ガリューに指示を出していた。

 

の声にガリューは、無言で頷き戦闘態勢を取りヤツの隙を伺う。

 

 

ギュイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

 

ドカーーーーーーーーン!!

 

「な!!なんだ!!」

 

ガリューが攻撃を開始しようとした時、突然下水道の上から妙な機械音が聞こえたかと思えば私達とヤツの間の上が崩れだした。

 

「ゲホゲホっ!!大丈夫か?ルール?ガリュー?」

 

私は、崩れた瓦礫が床に落ちたことから出来た土煙に咳き込みながらルールーとガリューの安否を確認する。

 

「大丈夫…ガリューが守ってくれたから…」

 

私が声をかけてすぐにルールーから2人とも無事な事が知らされた。

 

な…なんだ?

 

ルールーの声に安堵してすぐに土煙の向こう男女の言い合いの声が聞こえてきた。

 

「まったく…もう少しスマートな登場ってのはネェのかよ?ノア?」

 

「うっせぇ!!あたいはこれでいいんだよ!!!」

 

「これでいいってなぁ…。あまりやりすぎるとまた姫にお菓子抜きって言われるぞ?」

 

「そ…そのときはもみ消すに決まってるだろ!!お前も強力しろよな?フェラルド隊長?」

 

「こんな時だけ隊長扱いかよ?おまえは?」

 

「!!!???…」

 

「ガリュー…どうしたの?」

 

土煙の中から聞こえてきた声を聞いたガリューが驚きの表情になった。

 

それを感じたルールーは、ガリューに問い掛ける。

 

「そう…なら、その人も知ってるかもね?母さんの居所?」

 

「ガリューは一体なんて言ってるんだ?ルールー?」

 

私は、ガリューがルールーになんて言ってるのか聞いてみた。

 

「…」

 

「おい!ルールー!!聞いてるんか?!」

 

「…」

 

ルールーは、私の声をまるで無視するかのように無言のまま土煙がはれてきた前を見つめる。

 

ルールーの目の前には、男女2人が言い争ってるシルエットがぼんやりと見えてきた。

 

私は、一瞬緩めた緊張感を再び入れなおし連中がどう行動するかを待つ。

 

すると…。

 

ガン!!ゴン!!!

 

なっ?なんだ?

 

警戒態勢を続ける私達に対しまだはれない土煙の向こう側から何かを殴る音が聞こえてきた。

 

「「痛ぇ~!!!何しやがんだ!!ユウ(このボケが)!!」」

 

「うっせ~!!テメェ等こそ何しに来てんだ!!こっちは、話を聞かないくそガキとその他大勢を無傷で捕らえなきゃならないつ~面倒な状況なんだよ!!」

 

「その他大勢じゃねぇーーーー!!烈火の剣精アギト様とエキストラの皆さんと言えーーーーーーーーー!!」

 

「アギト…私とガリューもそのエキストラの皆さんなの?」

 

土煙の向こうから聞こえてきた声に私は、激怒。

 

そして、それを聞いたルールーは、自分とガリューもエキストラの中に入るのか?とジト目で聞いてきた。

 

「う…そ…それは…それはなしで!!可愛いルールーと強いガリュー!!そして、烈火の剣精アギト様とエキストラの…」

 

「なげーーーーよ!!」

 

「うっせーーーーーーーーー!!最後まで言わせろ!!この馬鹿とそのクズども達!!」

 

「クズじゃなーーーーーーーーーーーーーーい!!スバル!!強くて可愛い!!スバル・ナカジマと機動六課の愉快な仲間達!!」

 

「私達…愉快な仲間達じゃないですよ?!」

 

「そうですよ!!スバルさん!!機動六課所属のライトニング分隊ライトニング03かっこいい未来の騎士!!エリオ・モンディアルとライトニング04の可愛い竜召喚士のキャロ・ル・ルシエという立派な名前が~!!」

 

「3人とも馬鹿騒ぎに付き合わない!!」

 

ガン!ゴン!ゴン!!

 

「ティア~!!痛い!!」

 

「「痛いです…ティアナさん…」」

 

「ねぇティアナ?私は、なんて言ったらいい?スバルが強くて可愛いだから…」

 

「ぎ…ギンガさん…」

 

また土煙の向こうから誰かが殴られた音が聞こえてきた。

 

そこから土煙を挟んであれやこれやのいい争いが戦闘そっちのけで拡大。

 

最初、お互いの名前の呼び合いから始ったこの展開は、何時の間にかそれぞれが馬鹿だのチビだのと言った体たらくな展開へ…。

 

およそ20分くらいだろうか?そんな言い争いが続いたと思ったら突然…

 

「うっせーーーーーーーーー!!黙りやがれ!!ガキ共ーーーーーーーーーーー!!」

 

「何だ!!このバカデカイ声は?!」

 

「うるさい」

 

突然聞こえてきた大声に私とルールー、それにガリューまで耳ふさぎその声に驚いた。

 

そして、その声により土煙は一気にはれ私達の目の前には、耳を抑え蹲る女…それと怒りまくっているガッチリとした肉体に金髪のとさか頭の男が立っていた

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