魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~   作:左近 遼

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フラナガン郊外 パーティ会場

ミツキ視点

「さて…いきますか…ノア…ナリアちゃん」

「いいか?ナリア?とにかく突っ切るぞ!!」

「あっ!!あれをですか?…は~い…」

ガチャリ。

ザワザワ…。

「サエグサさん!!少し私の話を!!」

「いや~。お久しぶりです。サエグサさん」

「ご機嫌うるわしゅう…それで…さっそくなんですが…あっ…」

「すいません!!通して下さい」

「わりぃな。また今度な」

私とフルモード状態のノア…それにファントムでの私の補佐官のナリア・アッシュベルトちゃんの3人がケイン君とミオちゃんのお父さん…タキゾウ・メイファさん主催の晩餐会の会場に到着しその中に入った途端、私達を多くの人達が取り囲む。

その中を私は、無言のまま通り過ぎそして、ノアとナリアちゃんの2人が私をガードするように奥へと進んでいく。

周りの人達は、私に何か話しを聞いてほしいらしく何度も話かけてくる。

私は、それを完全に無視しながらとにかくその人だかりの出口へとつき進む。

なんで、無視をしているかと言えば…今私の周りを取り囲んでいる人達って…軍需産業のお偉いさんやデバイスの開発者の人達。

ようは、私に自分達の技術を見てもらってそれを売り込もうって訳。

こういうのもなんなんだけど…私…タキゾウさんにえらい気に入られてるいらしく…。

そうするに、私からいい評価をもらったらそれイコール売れる商品って思っているらしく…連中は、そのメイファ財団から売り出すために私に近づいて来ているようで…。

「失礼!そこをどけて下さい」

「あなた方のお話は、後ほど私達の部下がお受け賜りますのでここを通して下さい」

「兄さん達…この方々にそう言っても聞きはしませんよ。ここは私が…」

「ケインお兄様…。そう言いつつデバイスを起動させようとするのは、お辞め下さいませんか…(汗)」

私達が群集にもみくちゃにされながら先を進んでいた所、その先からなんだか聞き覚えのある声がしてきて…。

その声を聞いた人々は、私達から離れ私達が行く先を見つめる。

そこには…

「で…出たぁ~!!メイファ4兄妹…」

「なんですか?ナリア…。人をまるで化け物のような目で見つめて…」

「いっ…いえ…なんでも…」

そこには、ここの家主であるタキゾウさんの息子や娘達が立っていた。

つまり、長男のニコルさんに次男のダンさん…そして3男のケイン君で最後が末っ子のミオちゃん…。

その4人の登場に周りの人達は、彼等の後ろから現れた人達に誘導され、そこには私達と彼等だけが残った。

「ようこそ…ミツキさん…」

「お久しぶりです。ミツキさん」

「お久しぶりです。ニコルさんにダンさん」

ケイン君とナリアちゃんを横目で見つつニコルさんとダンさんが私に話をかけて来た。

私は、それに笑顔で答える。

この2人は、普段…タキゾウさんの下でそれぞれそのグループの会社の経営なんかをしている。

「それにしても、お元気そうで何よりです。ミオから、最近お体の調子があまりよくないと伺っておりましたので」

「ケイン…。お前何かご負担をかけてはいないんだろうな?」

「いえいえ…。そんな事は…。ケイン君には色々とよくやってもらっています」

挨拶を終えた私にダンさんとニコルさんが話しかけてくる。

私は、それに笑顔で答え彼等の話に出てきたケイン君は私の横で無言のまま。

「お兄様方…お話の途中ですがそろそろ…」

「そうか…あまり父さんをまたせる訳には、いかないな…それでは、ミツキさん…参りましょうか…お手を…」

「はい…それじゃエスコートをお願いします」

「よろこんで」

私達が話しをしている時、ミオちゃんが時計を見つつニコルさん達に声をかける。

それを聞いたニコルさんは、私をタキゾウさんの所までエスコートしてくれるとの事で私はそれをお願いする旨を伝えた。


魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その28「それぞれの想い…その3」始まります。



その28「それぞれの想い…その3」

魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その28「それぞれの想い…その3」

 

 

パーティ会場

 

 

スバル視点

 

「あっ…あれもしかして全部…企業関係者なの?」

 

「そうみたいだな?」

 

私達の前に現れたミツ姉は、多くの群集に揉みくちゃにされ…そして、ミオちゃん達と一緒にどこかに行ってしまった。

 

その光景を見たアルトは、その群集の多さに驚きの声をあげその声にユウ兄が答えていた。

 

私は、と言えば…。

 

「もう…手を離してくれても大丈夫です…部隊長…それにティアも…」

 

「ほんまかぁ~。ついさっきまでウチとティアナで、必死で抑えるのがやっとだったのに…」

 

「そうよ~。あんたさっき入り口で部隊長に言われていた事もう忘れているでしょ!!ミツキさんと話をする事については、ミオちゃんがなんとかしてくれるって話なんだから!!」

 

「お願いやから、もうミツキを見つけても突撃しようなんて事しないでな~」

 

「その癖…まだ治ってねぇのかよ…おめえは?」

 

「治った…ハズなんだけど…」

 

「部隊長…いっその事スバルに首輪でもつけたらどうなんですか?」

 

「それもええなぁ~。スバル…犬みたいやし…」

 

「2人とも…酷いよ…」

 

私は、両腕を部隊長とティアにがっちり抑えられその上でのお説教…。そして、ユウ兄からも昔の癖が治ってないのか?と聞かれ私は、治っていた事を告げるが…どうやら信じてもらえてはいないらしい…。

 

そのユウ兄の後にアルトが部隊長に私に首輪をつけるよう提案…。

 

それを聞いた部隊長は、なんだかそれにノリノリの様子…。

 

「それにしてもあれが、あの鉄仮面の兄弟とは…驚いたわ…」

 

「俺も初めて見ましたけど…、よく似とるなぁ~あの3兄弟…」

 

「それに…ミオちゃんも…なんだか似ていると言うか…。よくあの中におれるわな~」

 

私を抑えつつ部隊長は、さっき見たミオちゃん達のお兄さん達の事を思い出しながら驚きの声をあげそれにユウ兄が続きその声に部隊長がその声を返す。

 

それにしても…本当に似ていた…。

 

というか…あの司令って人が3人いるかと思った…。

 

ミツ姉…。よく見分けがつくなぁ…。

 

「部隊長…用意出来ましたぁ~!!」

 

「うしっ!!さぁ…スバル…これつけな…」

 

「うっ…嘘…マジですか…部隊長…」

 

私は、そう関心しつつアルトが何時の間にか用意した首輪を見…そして、それを持つ部隊長の声に「ゲッ」とした様子でいた。

 

「さぁ…スバル…ワン!!って、言ってみぃ!!」

 

「わん!!…じゃないですって!!部隊長!!」

 

首輪を持った部隊長は、ニヤリとした様子で私に近づいてくる。

 

「ええでぇ…。今度は、これをつけて言ってなぁ…」

 

「いーーーーーーーーーーーーーやーーーーーー!!」

 

部隊長の声に思わず乗ってしまった私は、その大マジな状況に声を上げるが…どうやら無理みたい…。

 

私の悲しい叫び声は…会場にいる人達の声によってすぐにかきけされ…私は、それ以来…この癖を絶対直そう!!って心に誓うのであった…。

 

 

パーティ会場外 ケイン、ミオの自宅内 客間

 

ノア視点

 

「そうか…ついに知らせてしまいましたか…。ミオ?その後のフォローはするつもりなんだな?」

 

「はい…。私なりには、そうしようとは…思うのですが…」

 

「あなた…いくらミオがミツキさんの弟さん達にミツキさんの事をユン先生の協力を得て話をしたとは言えこれはあくまでもミツキさんのご家族の問題…。私達がとやかく言える立場ではありせんのよ」

 

「べ…別に気になさらないで下さい。タキゾウさん。この事はいずれユウ達には言わなくちゃならない事だったんで…。ミオちゃんには、返って迷惑をかけちゃいましたから」

 

「そうだな…。ですが、ケインやミオの時と同様…ミツキさんには迷惑ばかりかけてしまって…申し訳ない」

 

ニコル達に案内されたあたい、ミツキそして、ナリアの3人は、ミオ達の家族と一緒に用意された夕食をしながら談笑をしていた。

 

そんな中、この間ミオとユン先生が六課で話をした事が話題になり、部屋の上座に座るミオの親父タイキゾウ・メイファがミオにその後のフォローの確認。さらに、ミオが答えさらにミオの母ちゃん…リオン・メイファさんがミオの援護に周りその声を聞いたミツキがそれに続き…そして、最後にタキゾウさんがミツキに向って頭を下げていた。

 

まぁ…。ハッキリ言ってしまえばここの家族…本当にミツキに色々と面倒事を持ってくるんだよな…。

 

そもそも、ケインがファントムに入隊する事になったのってケインのヤツがその当時の上官に「刺激が足りない」と文句を言い出し…。そこにたまたまそこを通りかけたミツキがそこに割って入り…そして、ケインをそのままこっちで引き取る事になったって事だったし…ミオの時だって…ケインに付いて行くっていきなりファントムの本部に入局前に乗り込んできたあげく…そのまま居座っちまったんだからなぁ…。

 

本当…2人とも父親に似たせいか相当の頑固もんで…ミツキが折れるしかなかったんだよな…。

 

でも、いまとなっちゃ…そのときの選択は正しかったと思うし二人とも本当にミツキのフォローをしてくれているしな?

 

あたいは、そんなやり取りを見つつ目の前に用意された高級料理のフルコースをナイフとフォークを使いつつ行儀よく食べていた。

 

本当は、こんな面倒くさい事したくはねぇんだが…。でも、いくらあたいでも空気は読んでいるつもりだからな!!

 

面倒でも、ちゃんとしとかねぇと…。

 

(あ…あの。ノアさん…司令とそのお兄さん達…よく見分けがつきますねぇ?

 

あたいが、静かに食事をしていた所であたいの横にいたナリアがケインとその兄貴達の見分け方について念話で聞いて来た。

 

(そっかぁ?まぁ、あの3人…顔は似ているが性格が違うからなぁ…あたいは、顔で見分けると言うより喋り方とか…仕草なんかで見分けているぞ?)

 

(なるほど…、やさしい感じで喋るのが長男のダンさんで普通に喋るのが次男のニコルさん…そして、毒舌が…)

 

(まっ…そういうこった)

 

あたいは、ナリアが念話で話をしてきた事に連中を見分けるあたいなりのコツを教えそれを聞いたナリアはそれをすぐに理解していた。

 

それにしても…ナリアのヤツ…本当…理解が早いよな…。

 

元々ナリアは、ファントムの作戦中に保護した中の一人で保護した時からよくミツキに懐いてたんだけど…。「自分もミオさん達みたいに姫のお手伝いがしたい」って事でその年の入隊試験をトップで合格してミツキの補佐をしてもらってもう2年にもなる。

 

とくにかくこいつは、手間がかからなかったしミツキの体の事もすぐに理解して医学の勉強までしている。

 

年下のミオが目標だってさ。

 

ちなみに…ユウの時は、ギリギリ合格したんだったっけ?

 

でも、ケインやミオ…それにナリアにしてもミツキとの出会いよってその才能を開花して…そして、3人共ミツキの事を慕ってくれている。

 

本当…ミツキのヤツは、部下や周りの人達に恵まれているよな…。

 

これもミツキのその人柄がなせる業なのかもしれねぇが…。

 

これもミリーやクイントさんのお蔭…かな?

 

あたいは、そう思いつつミツキを心配そうな顔をしながら話を続けるタケゾウさんの顔を見ながらミツキにとって…2人の母親の事を思い出していた。

 

「それはそれとして…、ミツキさん。今後のファントムはどう行動される予定なんですか?ハラオウン提督達は、ファントムとの共同戦線の方向に動こうって考えているみたいのようですが?」

 

「それは、難しい…と言うかあれだけの事をやらかしておいて、よくそんな事を考えられるなぁ…ってか確かおまえと同期だったよな…あそこの息子…」

 

「ええ…。あまり自慢はしたくは無いのですが…」

 

そんな中、ニコルがミツキにファントムの今後の事を聞いて来た。

 

その話を聞いたダンは、難しい顔をしケインとクロノ・ハラオウン提督が同期である事を思い出しケインに確認。

 

ケインは、相変わらずの無表情のままその事を肯定。

 

そして、その事を本当に忘れたいらしく…少しムスッとした表情をした後一言付加えていた。

 

「今後については、一度相談役やみんなと話し合って決める事になりますが私個人としてはあくまで機動六課や管理局の裏方に徹しつつ「黄天」が出てきたら…。闇に葬りさるまでです…」

 

ミツキ…。

 

いいのか?…おめえは…それで…。

 

真剣な表情をしミツキは、自分個人の意見としてハッキリと言い切った。

 

「なるほど…。機動六課には、このまま物語の主役になってもらって…ファントムはそれを影から支えると言う事ですな…」

 

「はい…」

 

タキゾウさんは、ミツキの話を聞き自分の解釈にしなおしミツキにそれで間違いないか確認。

 

ミツキもそれに間違いない事告げる。

 

 

 

ミツキ…。

 

やっぱり、おめえの魔力は嘘はつかねぇな…。

 

あたいの中に流れ込んでくるミツキの魔力…。

 

それは、とても悲しい感じがした。

 

ミツキがタキゾウさん達に言った内容…。

 

解釈を変えれば、機動六課をオトリにし自分達はその裏で黄天…

 

つまりは、あいつの体を…。

 

本当なら、そうはせずにあたいとミツキだけで全てにケリをつけるつもりだったがこうなった以上…。

 

スバル達には、スカリエッティの方をなんとかしてもらってそのバックアップをしつつ…って訳だしそのために後何手か手を打っとかねぇと…。

 

「ミツキさん…あまり、ノアと2人で全てを抱え込もうとしないで下さいね?私はあなたに何もする事は出来ませんが…。その変わり私達の息子と娘があなたのお役立ってくれるはずから?」

 

「そうだな…なんなりと使ってやって下さい。2人ともいいな!!ケイン、ミオ」

 

「はい、もちろん」

 

「お任せ下さい!!お父様!!お母様!!」

 

「それじゃ、お言葉に甘えて、頼りにさせてもらうわよ?二人とも?」

 

「「はい!!」」

 

ミツキのその表情に何かを感じたのか、リオンさんが優しくミツキに語りかけその後にタキゾウさんが続いた。

 

その声にケインとミオは、ハッキリと答えその一方少し俯いた後ケインとミオに笑顔でその返事に答えていた。

 

「失礼します。だんな様…ゴニョゴニョ」

 

「そうか…。ミツキさん、申し訳ないが所要が出来てしまってね。私達はこれで、失礼させていただくよ。ミオ…後の事は頼んだよ?」

 

「はい。お父様」

 

「わかりました。タケゾウさん、今日はありがとうございました」

 

「いやいや、大した事はないそれじゃ」

 

談笑が続く中ここの屋敷の執事らしき人物がタケゾウさんに近づき何かを耳打ちする。

 

それを聞いたタケゾウさんは、ニコルさん達の方をミツキにその場を離れる事を告げ後の事は、ミオに任せニコル、ダン、ケインそれにリオンさんと共にその場を後にした。

 

「ふぅ~…ようやく行ってくれたか…うしっ!!解除っと!!(ボン!!)」

 

「お疲れ様でした。ノアさん」

 

あたいは、今までしていたフルモードを解除し元のサイズに戻った。

 

その声にナリアもフゥ~っとため息をし、緊張を解きあたいに声をかけていた。

 

「それにしても…毎度毎度…よくこんな固っ苦しい食事がとれたもんだな…」

 

「そうですか?私とっては、普通なんですが?」

 

「まぁ…ミオちゃんにとっては、ココが実家だからねぇ…普通なのが当たり前なんだけど…」

 

あたいの声にミオは、不思議そうな顔をしながらあたいの話を聞き返しそれをミツキがあたいに変わって答えていた。

 

「あっ!!いっけな~い!!姫ぇ!!お薬の時間、とっくに過ぎていますよ!!」

 

「そっ…そうだっけ?確か…飲んだ気が…」

 

「ミツキ…いくら薬が苦手だからってとぼけんなよ…。あたいには、わかるんだからな…」

 

「うっ…ノア…そういや入たんだっけ?ガックシ…」

 

「あのな~(イラッ)」

 

「それじゃ、お冷を持ってきてもらいますね?」

 

時計を見たナリアは、ミツキに薬を飲む時間がとっくに過ぎている事を告げる。

 

「あたいも…ちょっとお手洗いに…」

 

「それじゃ、私達もここから移動しようか?」

 

「それなら、休憩室が近くにありますからそちらで合流って事で」

 

「了解」

 

「わかりました」

 

「よしっ!!それじゃ移動開始!!」

 

それを聞いたミツキは、薬がどうやら飲みたくないらしくあたいの目の前で惚けていたがあたいがそれを阻止。

 

ミツキがガックリしているを確認したミオは、水を貰ってくると部屋を後にしようとした所あたいもトイレに行く旨を言いそれを聞いたミツキは、みんなで移動しようと提案。

 

その提案にミオが休憩室で合流する事を提示。

 

全員合意であたいの声を合図に部屋を後にした。

 

 

 

パーティ会場内 休憩室

 

エリオ視点

 

「エリオ君。疲れてない?」

 

「大丈夫だよ?キャロ」

 

僕とキャロは、会場内で食事を済ませキャロと一緒に休憩室でフェイトさん達を待っていた。

 

初めてこういった所に来たからすごく緊張したんだけど、今は大分それにもなれてはきたみたい…。

 

でも、ちょっと疲れていたみたいでそれをキャロが気にしてくれたようで僕に声をかけてきた。

 

僕は、それを笑顔で返す。

 

「あっ!?姫ぇ!~ここですよ~。椅子は、あそこにありますから…ささっ!どうぞ~」

 

「もう…ナリアちゃんったら…」

 

「エリオ君…あの人って…」

 

僕とキャロがそんな話をしていたら休憩室に見覚えのある人と知らない人が入って来て僕等とは反対側の奥の椅子へと進んでいった。

 

それに気づいたキャロは、僕に確認を取ってきた。

 

「あれは…確か…」

 

「エリオ!キャロ!!お待たせ!!」

 

「お待たせ~♪」

 

「「フェイトさん!!シャーリーさん!!」」

 

僕がその人の事を思い出そうとした所でフェイトさんとシャーリーさんが用事を終わらせたらしく僕達と合流してきた。

 

「それで…どうだったんですか?」

 

「うん…。今回は、顔見せ程度って考えていたから…ね?シャーリー?」

 

「ええ、今回は部隊長達に迷惑はかけられませんから…って?フェイトさん…あれ?…」

 

「あれは…サエグサ…総司令…」

 

合流したフェイトさん達にキャロがその成果を聞く。

 

キャロのといかけにフェイトさんは、これからだからとつげシャーリーさんにも同意を求める。

 

その声にシャーリーさんも同意。

 

そして、シャーリーさんが誰かを見つけたらしくフェイトさんに声をかけそれに対しフェイトさんがユウさんのお姉さんであるミツキ・サエグサさんである事を告げた。

 

「やっぱり…。えっ…エリオ君!?いったいどこへ?」

 

フェイトさんから気になっていた人がサエグサ司令である事がわかったキャロは、納得の声をあげる。

 

「ちょ…ちょっと…ね?」

 

キャロに呼び止められた僕は、動揺しながらその事をごまかしサエグサ司令の所へ向った。

 

 

 

ミツキ視点

 

ゴクゴク…。

 

「にっが~…」

 

「これで、よしっ!!っと…。あっ…そうだった。姫?ミオさんとノアさんなんですけどちょっと野暮用が出来たみたいなんでこっちに来るのが遅れるみたいです」

 

「まぁ…大方…ノアがミオちゃんにお菓子コーナーに付合ってもらってるんでしょう…?」

 

休憩室に来た私は、そこにあったお冷でいつも飲んでる苦い薬を飲んでいた。

 

飲み終わった所で、ナリアちゃんからノアとミオちゃんがこっちに来るのが遅れる事が伝えられた。

 

私は、その理由を推測しそれをナリアちゃんに言っていた所目の前に男の子が現れた。

 

「あ…あの…ミツキ・サエグサ総司令…ですか?ユウさんのお姉さんの?」

 

「あなたは…確か…」

 

「いったい、なんのようですか?総司令は、今ご休憩中ですよ!!」

 

その男の子が私に話し掛けてきた所で横にいたナリアちゃんがその男の子に対しムッとしながらその話に割って入る。

 

「すっ!!すいません!!ミツキさん!!もう!!エリオったら…先に話をしてくれないとこっちがビックリしちゃうじゃない?」

 

「あれ?シャーリーじゃない?それに…エリオ…って…事は…」

 

ナリアちゃんのその険しい態度にシャーリーが慌てながらこっちに来て頭を下げていた。

 

シャーリーの登場に私が、彼がユウのルームメイトで機動六課のエリオ・モンディアル君である事をシャーリーに確認した。

 

「はい!!彼が機動六課ライトニング分隊所属のエリオ・モンディアル三等陸士。そして、向こうにいるのがキャロ・ル・ルシエ三等陸士です」

 

「初めまして!!サエグサ総司令」

 

「初めまして…でも?どうしてここに?」

 

シャーリーからモンディアル君とルシエちゃんを紹介された私は、なぜ彼女達がここにいるのか聞いてみた。

 

「え~…っと…なんでもユウからミオちゃんの実家でパーティがあるみたいだって話があって…みんなで来ませんか?って誘われたんです。それで、みんなで来ちゃったんです」

 

私の質問にシャーリーは、慌てながら予め用意されたメモ紙を取り出しそれを見ながらその理由を言う。

 

「そ…そうなんだ…(汗)みんなって事は、ユウ達も来ているって事?」

 

シャーリーのその嘘ですって言っているような理由を聞いた私は、それに呆れつつもユウ達も来ているのかどうかを確認。

 

「はい!!スバルさんもティアナさん…!!」

 

「それにユウさんにアルトさん…!!」

 

「お目付け役としてはやても来ていますよ?サエグサ総司令?」

 

私の質問にモンディアル君が答え、それに続いて彼の後ろから来たルシエちゃんとハラオウン執務官がそれに続いた。

 

「フェイト・テスサロッサ…ハラオウン…執務官」

 

ハラオウン執務官の姿をみたナリアちゃんは、ムッとした表情をさらに強める。

 

「はやてまでって…。やれやれ…いいんですか?こんな所に来ちゃって?リンディ提督に怒られますよ?」

 

「母は関係ありません。それに、あなたの話を聞いてから…なんだか単なる他人ではなくなりましたので?」

 

「あの…サエグサ総司令…その…お体の方なのですが…。細胞の崩壊とか…始まっていませんか?」

 

モンディアル君達の話を聞いた私は、ため息をしつつハラオウン執務官にリンディ提督の事を聞いてみた。

 

すると、彼女はそれは関係ない事を言いそして、モンディアル君が私の体の事を聞いて来た。

 

「どうして…そう思うのかな?」

 

正直…私は、ドキッとしながらその理由を聞いた。

 

「それは、私の方から…それは、私とエリオは…人造魔導士…なんです。プロジェクトFの…。それで、この間ミオさんの方からあなたの事を聞いてから…エリオ…サエグサ総司令の事を心配していて…」

 

「僕の体!!何かに使えませんか!!だって…僕も…フェイトさんに保護される前…僕と同じ人造魔導士の何人もがその…細胞の崩壊を起こして死んでいったのを…見てましたから…それで…もし…そんな事になったら…スバルさん達が…その…」

 

ハラオウン執務官の説明の後に続いたモンディアル君は、どうやら私の事…と言うより私が最悪の場合スバル達が心配するんじゃないか?と、思っていたらしく…そう俯きながらその理由を告げてきた。

 

「心配してくれてありがとうね?モンディアル君。でも…その気持ちだけ…受け取っておくわ…」

 

「どうしてですか!!」

 

「ごめんなさい…。姫のお体は、あなたの体とは違うらしいの…。でも、どう違うのかは、専門家の人に聞かなきゃならないけど…そういう事だからあなたの体の細胞でもどうする事も…」

 

「そうですか…。エリオ…これで気が済んだ?」

 

「はい…すいませんでした。シャーリーさん、フェイトさん…」

 

私のその答えにモンディアル君は、納得していない様子。

 

彼の態度にナリアは、態度を軟化させ笑顔でその理由をつげた。

 

それを聞いたシャーリーが、その答えに納得しつつモンディアル君に納得したかを確認。

 

どうやら…モンディアル君も納得してくれたみたい?

 

「あの~よろしければ、もう少しお話させてもらえませんか?私達…スバルさん達を待っているだけなので」

 

「私達も…ノア達を待っているだけだから…ナリアもいい?」

 

「はい!!もちろん!!」

 

その後、ルシエちゃんからの提案により自分達の待ち人が来るまでの間…彼女達と談笑する事になった。

 

パーティ会場内 食事スペース

 

 

ナリア視点

 

「初めまして!!本局所属 第13独立部隊「ファントム・ナイツ 司令補佐件 零番艦 ひなぎく艦長のナリア・アッシュベルトです!!」

 

「その若さで次元航行艦の艦長さんとは…すごいなぁ…」

 

「艦長と言っても実際の運用は、姫が行ってますので私はあくまでその補佐役です」

 

アルトさんに声をかけられた私は、そこでユウさんと機動六課の皆さんと会っていた。

 

「それにしても、なんでここに来たんだ?ナリア?お前…確かこういう所で姉貴から離れちゃ確かまずいんじゃ…」

 

それぞれの自己紹介を終えた所で、ユウさんから私がなぜここに来たのかその理由を聞かれた。

 

「それについては、本当ならまずいんですけど今はミオさんが姫の側にいてもらえていますし…それに他の六課の皆さんもいてもらっているので…その変は大丈夫なんです。それで…皆さんは、ノアさん?見ませんでしたか?」

 

「いや…見てねぇが…」

 

「ウチも見とらんなぁ~」

 

「そうですか…まいったなぁ~」

 

私は、ユウさんにここに来ても大丈夫な理由を告げノアさんを見てないか確認した。

 

私の問いかけにユウさんと八神部隊長は、見てないと言いそれを聞いた私は頭をかきながら困惑した表情をしていた。

 

「いったい、何がまいったなの?」

 

「あっ…それは、なんでも姫の事でミオさんが何か企みがあるみたいでそれにノアさんも参加してもらいたいらしく…私が探しているんですが…」

 

「へぇ~…そうなんだ…」

 

アルトさんに困っている理由を確認された私は、その理由を告げる。

 

それを聞いた皆さんは、なんだか苦笑いをしながら私の話を聞いていた。

 

「ねぇ!ティア!?アルト!?私達も一緒に探そうよ!」

 

「うん!そうだね。スバル!」

 

「それもそうね…。部隊長…いいですか?」

 

「あっ…あの!!そこまで皆さんにご迷惑をかける訳には…」

 

私の話を聞いたナカジマ二士は、その横にいたランスターニ士にノアさんを私と一緒に探そうと提案。

 

それを聞いたアルトさんとランスターニ士は、すぐさま同意。

 

八神部隊長に許可を取ろうとしていた。

 

その行動に私は、慌てつつ両手をブンブン振りながらそこまでしなくてもいい事を言う。

 

「う~ん…ええよ。なら、ウチ等はミツキの所に行っとるからノアを見つけたらそっちに来てな?」

 

「「「はい」」」

 

「それじゃ、行こう!!ナリアちゃん」

 

「わかりました」

 

部隊長の答えに3人は、返事をしそして、アルトさんが私の腕を引っ張り会場を後にした。

 

 

 

パーティ会場内 廊下

 

アルト視点

 

「ここにもいない…」

 

「これで、パーティ会場の大方の部屋は回りましたけど…」

 

「念話にも答えてくれませんし…」

 

「答えない…と言うより無視しているわね?仕方がない…最後の手段よ!!」

 

「最後の手段?」

 

「ティア…それってまさか…」

 

パーティ会場にある色んな部屋をある程度回った私達は、いまだに見つからないノアの捜索を諦めかけていた。

 

部屋の中を見た私が、ノアが入ない旨を告げそれに続いてスバルが粗方回った事を言う。

 

そして、ナリアちゃんが念話にも答えてくれない事を言い最後にティアが最後の手段を使うと言い出しそれにナリアが疑問の声を上げスバルが嫌な予感を感じながらティアナに聞き返す。

 

「そう…そのまさかよ…スバル!!あんたの出番よ!!」

 

「えっーーーーーーーーーーーー!!」

 

「何嫌がっているのよ!!あんたの鼻とその直感でノアを見つけないと私たちの目的が果たせないのよ!!」

 

「わかった!!わかった!!やるから!!ギブッ!!ギブッ!!」

 

スバルの話にティアナは、私がその最後の手段だと言い出した。

 

その声にスバルは、拒否をするがティアナはスバルにヘッドロックをかけながら強引に私を説得。

 

スバルは、ギブアップを宣言しながらティアナの指示に従う事にしたみたい…。

 

「いったい…何が始まるんですか?」

 

「まぁ…見てなさいって」

 

パンパン!!

 

「よしっ!!いっくぞーーーーーーーーーーー!!クンクン…クンクン…」

 

ナリアちゃんは、これから何が起きるのか疑問の声を上げるがティアナがそれを征する。

 

そして、私がみんなの前にでて両頬を自分の手で叩き気合を入れて周囲のにおいをかぎ出した。

 

「まさか…匂いでノアさんを追ってわけじゃ…犬じゃあるまいし…」

 

「匂い…と言うかあの子独特の直感ってヤツよ?私には、よくわからないんだけど…スバルだけが感じる匂いってのがあるみたいなのよ?それで、何度もミツキさんの発作や薬を飲んでないとか…それに、かくれんぼでユウを見つけたりとかしてたみたいよ?」

 

「ゆ…ユウさんをですかぁー!!」

 

ティアナの説明にナリアちゃんが驚きの声を上げた。

 

なんでかと言えば…ユウって潜入捜査が得意って言うくらい隠れたりコソコソ調べたりするのが得意なのよ…。

 

それだから、かくれんぼなんかやるといっつも最後まで見つからないのよ…。

 

私も…遊びでユウとかくれんぼやった事あるんだけど…本当に!!見つからないって言うか誰も隠れそうにない所に隠れてるもんだから…それをあれで見つけちゃうって言うんだから…驚くのも仕方がないよね…。

 

そんな中私達は、匂いを嗅ぎつつ進むスバルの後に続く。

 

「クンクン…クンクン…あっーーー!!いったーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

そして、それから5分くらいたったのかな?

 

急にスバルが大きな声をあげ突如ダッシュ!!

 

それに続く私達…。

 

それにしても…本当に犬みたい…って言うか犬よね…あれ…。

 

バタン!!

 

「うんめぇ~!!!」

 

スバルがある部屋のドアをあけた所、その部屋に用意されていた大量のケーキの中からノアの声が聞えた。

 

「ノア!!何やっているのよ!!」

 

「もう!!探したんだから~!!」

 

「あっ!!悪りぃ~悪りぃ~。トイレの帰りにミオの母ちゃんにバッタリ会ってな?日ごろのお礼って事でこ~んなにケーキを食べていいって言われてな?」

 

「それで、夢中になって食べてたんだ…」

 

「スバルも食うか?」

 

「「そうじゃなくってぇ~!!」」

 

ノアを見つけた私とスバルは、ノアに文句を言いそれに対し彼女は、誤りつつなんでここにいるのかその理由を告げスバルにその辺にあったケーキを食べないか?と誘ってきた。

 

それに私とスバルは、大きな声を上げる。

 

 

ティアナ視点

 

「なんだか…うらやましいな…」

 

「えっ…?どうして?」

 

スバルとアルト、それにノアのやり取りを少し離れた所で見ていたナリアはなんだか寂しそうな顔をしながら小声で声を漏らしていた。

 

それを聞いた私は、その理由を聞いてみた。

 

私からすれば、ミツキさんの補佐をやっている彼女の方がうらやましいんだけど…と思いながら…。

 

「あっ!!聞えちゃいました?すいません。私…小さい頃に家族を亡くしてそれ以来一人ぼっちで…犯罪組織が支配していた町で働かされていた時にファントムに保護されて…。それで、そのあと色々あってファントムに入ったんですけど…あんなにノアさんが笑顔なの初めてみたんです。それで…家族っていいな…って…ご…ごめんなさい!なんだか場違いな事を言って…」

 

「いいわよ。私もあなたと同じで天蓋孤独の身だから。それで、ファントムに入る時のノアってああじゃないの?」

 

ナリアからその理由を聞いた私は、その理由に戸惑いつつも自分も同じだと告げノアの事を聞いてみた。

 

「そうですね…。いつもあんなにニコニコしてはいない…と言うかノアさんって私の直属の上司なんです。ですから、ああいう付き合いはあまり出来なくって…姫は、色々と気を使ってはくれますが…それと…司令がその辺の所がとても厳しく…なかなかああ言う事は…」

 

なるほど…私達となのはさんみたいな関係なんだ…。

 

それに…私とも…。

 

それじゃ、ああも言いたくなるわね…。

 

ナリアの話を聞いた私は、なんだか急に彼女に親近感を覚えた。

 

そして、スバルとアルトがノアに説教をしている間彼女と色々と話をし始めた。

 

「そうなんですか…。ファントムに…」

 

「ええ…でも、ミツキさんはそれに反対してて…」

 

そんな中私は、ナリアに自分とスバルが想っている事をナリアに相談してみた。

 

「私も…それは辞めといた方が言いと思います。だって…アルトさんと先生が言っていた事って本当なんです。それに…」

 

「それに?」

 

「姫…いくつか夢があって…その中のひとつが自分の家族の中に執務官志望の子と特急隊志望の子がいて…その2人が自分達の志望がかなったら…その2人と写真を取りたいんですって。その子達の制服姿と一緒に」

 

「えっ…それって…」

 

ナリアの答えに一瞬ムスッとしたが、その後…ミツキさんの夢の事を聞いて…驚きの声を上げる。

 

「多分…それって、ティアナさんとスバルさんの事だと思います。それに、機動六課の話がなかったら…姫…2人を自分の所で育てるつもりだったみたいです。でも、機動六課の話があってそっちの方が2人のためにいいって自ら身を引いたんです。なんで、ファントムじゃないかって言えば…ファントムにも入るんです。あなたと同じ執務官志望の人…。でも、その人達は、試験すら受けさせてもらえないんです。ですから、もしファントムにかかわりたいなら…ティアナさんの場合、まずは執務官…もしくは、執務官補佐になってから…でも、執務官になって…姫と写真ととってからにの方がうまくいきますよ?でも、仕事の方はかなりきつくなりますけど…」

 

「そうだったんだ…。私…そんな事も知らないで…」

 

ナリアの話を聞いた私は、ミツキさんの気持ちを知らず自分勝手な事ばかり言ってた事を後悔していた。

 

「そんな事はねぇぞ?ティアナ。ファントム自体色々な所から嫌われてるからなぁ~ミツキの色々と頑張ってるだが…それも中々な…それに今の話自体ファントムでも知っているヤツはすくねぇし」

 

「そうですよ~。姫…いっつも言ってましたよ~。自分の家族の子2人とよく面倒を見ている後輩の子がいて、その子達は、絶対に自分の夢や目標をかなえるから私も負けてられないって」

 

「み…ミツ姉…よ~し!!ティア!!」

 

「そうね!!こんな所でションボリなんか出来ないわよ!!スバル!!アルト!!」

 

「そうよ!!私も先輩と写真とるぞ~!!」

 

ノアとナリアの話私とスバル、それにアルトは、今まで感じていたモヤモヤを吹き飛ばしケーキをまだ食べたがっているノアを引き連れミツキさん達がいる休憩室へと戻っていった。

 

「そういやナリア…今の事って…確かミツキから2人には恥ずかしいから言うなって言われてたんじゃ…」

 

「そ…そうだった…み…皆さん!!今の事はくれぐれも姫には内緒で!!」

 

「どうする~ティアナ…」

 

「そうねぇ~どうしよっかぁ~」

 

「そんな~!!お願いしますぅ~!!」

 

休憩室に戻る最中、ノアがナリアにさっきの事について思い出したかのような声で話かけていた。

 

それを聞いたナリアは、慌てながら私達に今の事は内緒にしてほしいと懇願した。

 

だが、アルトはニヤニヤしならが私にどうしようか聞いてくる。

 

それに対し私もそれに乗っかりニヤニヤしながら悩んでいるフリをした。

 

私達のその対応にナリアは、涙目になりながら私達にお願いを繰り返すのであった。

 

 

 

 

 

パーティ会場内 休憩室

 

はやて視点

 

「そうか…なら、もう大丈夫やな…あの2人…」

 

「ええ…。あれから、ナリアちゃんとどうやら意気投合したみたいで…(笑)」

 

スバル達が休憩室にノアを連れて現れ今ミツキとなんだかニコニコしながら話をしとる。

 

それを見たウチは、さっきまで複雑な顔しとったのにそれがこっちに来たら笑顔で…それもナリアちゃんと一緒にミツキと話をしとった。

 

そのいきなりの変化に驚いたウチは、アルトを呼んでその理由を聞いた。

 

アルトからノアを見つけた時の事を聞かされたウチは、その理由に納得しホッと胸をなでおろしそれを見たアルトがさらに説明を続けていた。

 

「この中に…私達がほしがっていた情報が…」

 

「はい…これは、ファントムで持っている黄天と管理局の裏事情を纏めたものです」

 

「これは、姉貴とミオで集めた物だが悪いが姉貴関係の物は削除させてもらっている。それについては、フェイト隊長達の範ちゅう外だからなぁ~」

 

「それは、問題ないよ。私もあまり管理局の裏事情やミツキさんの事を深くまで突っ込むつもりはないから…」

 

ウチの横では、フェイトちゃんとシャーリーそれにユウとミオちゃんがフェイトちゃんがほしがっていた情報をファイルにまとめた物をユウ達がフェイトちゃんに渡しとった。

 

どうやら、フェイトちゃん…ウチ等がここにくるまでにミツキといろいろと話をしとったらしい…。

 

そのフェイトちゃんの熱意にミツキが折れてあくまで今回の事件関係の事だけちゅう事で、あのファイルをフェイトちゃんに渡すようミオちゃんとユウに支持したいみたいやね?

 

渡されたフェイトちゃんもどうやら、ミツキの言いたいことがわかっとるらしくミオちゃん達が言う前に自分から管理局の裏側とかには手ぇ~ださんって言っとっるわ。

 

ちなみに、今の会話順はシャーリーにミオちゃん、ユウにフェイトちゃんの順やで。

 

それにこれには、ミツキもウチも手を出しとらん。

 

なんで管理局の裏側に手をださんかと言えば、これについては、ウチ等側ではリンディさん。

 

ミツキ側だとご隠居ちゅう人がそれぞれ独自に調べとってそれぞれ余計な事はするなって言われとるんや。

 

ミツキは、フェイトちゃんにそこ等辺の事を説明しとったみたいやし…。

 

ウチ等がここにきたときにもミツキから、フェイトちゃん達と話していたのとこの説明があったからウチはこれを知っているんやけど。

 

ちなみにデータが入ったディスクは、ミツキに頼まれたユウが用意したんやと。

 

(はやてちゃ~ん!!フェイトちゃん連れて早く帰ってきぇ~ーーーーーーーーー!!!)

 

(な…なのはちゃん?いったいどうしたん?)

 

ウチがみんなを見ながら事情説明をしていた所、なのはちゃんからウチに念話が入ってきた。

 

(ヴィヴィオが…泣き止まないのよ~だからー!!)

 

(なんや…そんな事か…まぁ…こっちは、もうちょいかかるから頑張ってな?なのはママ(笑))

 

(そんなーーーーーーーーーーーーー!!はや…)

 

なのはちゃんの話を聞いたウチは、泣き言を言うエースオブエースとの念話を切りミツキとスバル達の微笑ましい光景を眺めていた…。

 

「よかったな…ミツキ…」

 

ウチは、そんな事を呟きながら自分もスバル達のように彼女の事をしっかりと受け止める事を心の中でそう決意していた。

 

 

 

 

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