魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~   作:左近 遼

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スカリエッティのラボ


ウーノ視点

「何?ファントム・ナイツの総司令と司令がハラオウン派の連中が聖王教会で会談をしただど?」

(はい…。どうやら、機動六課との連携を含めた今後の事を話し合ったのかと…申し訳ありません…ゼール様。…絶好のチャンスだったのですが…。なにせ、騎士カリムのヤツめがリンディ・ハラオウンとクロノ・ハラオウン両提督と強暴しどうやらこちらには内密で事を起こしていたらしく…)

ラボにある大画面には、聖王教会の司祭…確かマルゲとか言う男がその画面を見るゼール様に対し申し訳ない表情で額に滲む汗を手に持ったハンカチで拭いながら状況の報告と言い訳をしていた。

「その事はもういい…。それで?例のシステムについては何かわかったのか?」

(そちらについても…現在調査中でありまして…。ですが、ハラオウン派の連中もその情報についてはどうやら入手し損ねたそうであります)

「だろうな…。あの出来そこないが簡単にバラすとは思えんしな?後、お前が持っていた本は戻したんだろうな?」

(はい。それは、命じられた通り無限書庫に戻しておきましたが…なぜ?今更、あなた様の存在が記載されていた聖王教会の歴史書等こちらにとって悪い情報が書かれた書物を戻せなどと…)

画面の前で仁王立ちをしながらゼール様は、マルゲ司祭の報告を聞きながらそれに答えている。

一方、ドクターはと言えばその通信に写らない所に椅子を置いてそこに座りゼール様達のやり取りを静かに見ていた。

私は、それより少し離れた所でそれを見守っている。

そして、報告を終えたマルゲ司祭はゼール様に対し今回の指示について疑問を投げかけていた。

「フッ…、隠す必要がなくなったという事だ。つまり、時が近づいている…。聖王様が再び世界の覇権を握る時がな…。何かあればまた連絡しろ。以上だ」

(ハッ!!では…)

プツン。

ゼール様の答えを聞いたマルゲ司祭は、その声に歓喜の声をあげその通信を終了した。

「聖王が再び世界の覇権をか…ずいぶん柄にもない事を言うんだな…ゼール?」

「ふん。あんな小物を使うためには、あれくらいの事は言ってやらんとな…。それで?お前の方の準備はいいのか?この間の戦いで手持ちの駒を3つ程失ったとか…」

通信を終えたゼール様にドクターが椅子から立ち上がり彼に近づく声をかける。

その声にゼール様は、ドクターの方を向きつつそれに答えドクターに質問をしていた。

「それについては、問題ない。だが、君への頼みごとが増えてしまいそうなんだが…」

「そうか、詳細がわかったら連絡をしてくれ。これでも色々と忙しい身なのでな」

「わかった。それについては、決まり次第ウーノから連絡をさせよう。ウーノ、彼のお見送りを」

「かしこまりました、ドクター。それでは、ゼール様こちらへ」

「ああ、また来るよ。スカリエッティ」

「また今度…ゼール」

ゼール様の問いかけにドクターは、苦笑いしながら答えそれを聞いたゼール様は決まり次第の連絡を要求。

ドクターは、私を連絡すると言い彼が帰る見送りを私に依頼。

私は、それを了承しゼール様を出口へと案内。

ゼール様とドクターは、彼が出口に向う間際別れの挨拶を交わし私の後に続きその部屋を後にした。

「黄天の石の力…果たしてどれくらいの物なのか…楽しみだよ。ゼール…」

私とゼール様が出たのを確認したドクターは、そんな事を呟きながら自らの作業に戻っていくのであった。

機動六課隊舎内 整備班事務室



アルト視点

「どう?うまくいってる?」

「さっぱりだ…」

「そう…。それにしても「答えはゲイルの中」なんてマリーさん…なんでこんなメモを残したんだろ?はい、コーヒー」

「サンキュ。恐らくマリーさんは、俺達に言おうとしたことがゲイルの中にあるから後は自分で何とかしろとでも言いてぇんじゃないか?」

「ふ~ん…。でも、ユウのデバイスに何かあるならユウが知ってても可笑しくないのに…」

盗聴に失敗したユウは、マリーさんが残してくれたメモを頼りに昔先輩に何があったのかを調べていた。

私は、自分の仕事を片付けデスクで自分のデバイスのデータの画面を開きながら考え込むユウにコーヒーを差し入れた。

そして、その進捗状況を確認した所ユウはお手上げのポーズを取りながら自分の椅子の背もたれによしかかりながら私の方を見た。

私は、そんなユウを見つつ彼のデスクにコーヒーを置きその横の席に座り自分用に用意したコーヒーを飲みながらマリーさんがなぜこんな事をしたかユウと話をした。

私の疑問に対しユウは、背もたれりよりかかった体を起こしその時の光景を思い出しながら私が置いたコーヒーのお礼をいいつつも自分なりの推測を私に話してくれた。

それを聞いた私は、腑に落ちない声をあげながらユウに質問を投げかけた。

「まぁな…。でも、元々このゲイル・ファングは姉貴が作ってくれたもので半年くらいに一度姉貴に整備してもらってるんだ。なんせ、俺でも細かい所まではよくわかってねぇしシステム面で俺でも開けられない所とかがあってな。そこん所を重点的に調べてるんだが…(エラー)こんな感じだ」

私の質問にユウは、自分でもゲイルの事を全て把握している訳ではない事を告げた。

そして、自分が調べていた画面を表示させそこに出たエラーの文字を見せながらお手上げのポーズをとっていた。

「へぇ~そうなんだぁ…。それにしてもこれってどう調べてたの?」

「んあ?とりあえず、俺が見たことがない…と言うか普段整備出来ない部分の画面を出して…通常デバイスの動作上使わないようなものが入ってないか調べてだな…」

「それで、そのフォルダが開かなかったのが…コレって訳?」

「そういうこった…」

ユウの話を聞いた私は、ユウが今までどうやって調べていたのかを聞いた。

それを聞いたユウは、私に画面を見せながらどうやっていたのかを説明。

そして、その画面を見ていた私は、表示されたエラーの文字を指差しそれが出た理由をユウに確認。

同じ画面を見ていたユウは、私の話に対し椅子の背中によっかかりそして頭の後で手を組みながらそれで言い旨の声を上げていた。

「まさにお手上げ…そもそも…そんなもの…あるのかな?」

「ん?どうしたんだいったい?」

エラー画面を見ていた私は、ふと本当にユウのデバイスの中に先輩に関しての情報があるのか?と不安に思いそんな事をもらした。

それを聞いたユウは、椅子の背もたれから起き上がりながら私の話に疑問を浮かべた様子でこちらをみる。

「もしかしたら…マリーさん、私たちの話を聞いてくれたフリをして実際は私たちを先輩の邪魔にならないように芝居でもしたんじゃないかって…急に思っちゃって…」

「んな訳ねぇだろ?姉貴でもあるまいし…そもそもあの人は根っからの技術屋であのペテン師(ミツキの事)みたいに駆け引きや嘘なんてつけねぇし姉貴の邪魔をさせないくらいなら一緒に盗聴なんてやろうなんて言わねぇよ」

「そうだよね…アハハハっ、ゴメン。そういえばマリーさんってそういう人だったね。どうも最近…先輩みたいな嘘や駆け引きが得意な人達ばかり周りに多くって…も…もしかして…また隠しカメラとか…誰かが変身魔法で変装とかしていないよね?」

私の答えを聞いたユウは、なんだか呆れた様子で私の心配を他所に面倒くさそうな顔をしながらそれに答える。

それを聞いた私もそういえばそうだったと思い出し慌ててさっきの事を訂正しつつ頭をかき笑いながら訂正する。

「あのな~いくらなんでもそんな事をこれ以上したらウチの部隊長の責任問題になりかねねぇ~だろうが。ただでさえ地上本部が目を光らせてんだ…か…ら…」

「どうしたの?ユウ?」

ユウは、慌てて言った私の話を呆れながら先輩がそこまではしない事を説明してくれた。

でも、その最中急に何か思いつたかのようにハッとし考え込んだ。

それを見た私は、心配そうにユウに声をかける。

ガタン!

ガシッ!!

「でかしたぞ!!アルト!!」

「えっ?ええ!!?いったいどういう事~!!」

その声に対しユウは、まるで気づかない様子でブツブツ言ってたかと思えば今度は急に椅子から立ち上がり私の両肩をつかみそしてその体を揺さぶりながら喜びを露わにする。

私は、そのユウの急変に対し驚きの声を上げる。

さらに、ユウの顔が自分の顔に近い事にドキッと思いつつも状況がわからないまま体を揺さぶられていたのでとりあえず状況の説明をユウに要求した。

「つまりだ。今まで俺は、俺が見れない所ばかり見ていたが実はそうじゃなくて俺でも見れる所にあるって訳さ。ってお前…なんで顔が赤いんだ?」

「えっ!?…これはそのあの~…と…とにかく!!今のじゃさっぱりわからないよ!!」

私の声にユウは、私の肩から手を離しそして、自分の席に座り端末の画面を操作しながら簡単に内容を説明。

そして、ふとこちらを見た所で私の顔が真っ赤になっているのに気が付きなんだかキョトンとしながらその事を聞いて来た。

ユウの声に私は、慌てふためきながらどういい訳しようか考えていたが結局いい事が思いつかずユウに詳細な説明を求めた。

「ふ~ん…まっ、いいか。つまり、姉貴は俺が見られない所に隠した訳じゃなくって俺くらいの技術をもった人間でも見られる場所にそいつを隠したって訳。もちろん、そのままじゃまずいからそのファイルを別の形に変換してわからないようにしていたって訳さ。いいか…よく見ておけ…恐らく姉貴の事だ。どれを変換すればいいのか自分でもわからなくならないように目印をつけていたハズだ…。あとはそいつを検索すれば…っと。頼んだぜ~検索開始っと」

私の話を聞いたユウは、私の様子に納得していない様子だったが、すぐにその追及を諦め詳細な説明を始めた。

それにしてもユウって…

普段は、あんなに惚けた顔してるのにこういう時の真剣な顔をしてる時って…やっぱり…。

「何人の顔をジーっと見てるんだ?アルト?」

詳細な説明をしていたユウは、私の視線に気がつき検索結果を待ちつつ彼を見つめる私に声をかけてきた。

「えっ!?ち…違うよ!!だァ~れがあんたみたいな朴念仁みたいなヤツの顔を見てたりするもんか!!!バカ!!」

ポカポカ。

彼の声に私は、再び顔を真っ赤にしつつそれを否定しながら彼の頭を肩叩きするかのようにポカポカと叩き続けた。

「痛ててッ!!…わかった!!わかったから!!とにかく!コレを見てくれ!!変換するファイルをどうやら見つけたみたいだから」

「まだ終わってないじゃん!!」

「だから、もうちょっとだって」

それに対しユウは、ポカポカ叩く私の手を両腕で防御しながらどうやらファイルの検索をしていた端末の画面を見るよう私に言ってきた。

ユウの声を聞いた私は、彼への攻撃を辞め端末の画面を見て見た。

その画面はまだ検索中だったため今度は、ジト目でユウを睨みつける。

私の態度にユウは、もう少しかかる旨を言って来た。

ピコーン

「検索終了」

「ほらな?」

「………んで、これをどうしようって訳?」

そんな私たちをやり取りにまるで見ていたかのような丁度いいタイミングで端末が検索が終わった事を表示、それを見たユウはそれを自慢下な態度で私に見せその一方私は、一度振り上げた拳をどこに落とせばいいのかわからないままこの続きをユウに聞いてみた。

「その前にまずは、結果の確認をしてっと…この全てを変換して…なるほどなぁ~。ファイルをいくつかに分割していたってさらに変換していたって訳か。それじゃ、あとはコイツをひとつに結合してっと…あとはそれが終わるのを待つだけだ」

「ふ~ん…」

ユウは、端末の画面を操作しながら私に操作している内容を説明してくれた。

私は、その画面を見ながら納得したような声をあげる。

だが、その実は何をやっているのか正直さっぱりわかってはおらずとりあえず彼にあわせて合いの手を入れているといった感じ。

恐らくユウもその事について気づいている様子だったが、それについては特に何も言わず自分がしている作業の結果を今か遅しといった感じで待っているみたいだった。


ユウ視点

ピコーン

「作業終了」

「きた!!」

「ああ…それじゃ、早速開くぞ」

「うん…」

ファイルの結合の作業が終わりを今や遅しと待っていた俺達に端末から作業終了の表示された。

それを見たアルトは、待ってましたと言わんばかりに声をあげ俺は緊張の面持ちでファイルを開く事をアルトに告げる。

その様子にアルトもまたゴクリと息を飲みつつ俺の顔を見そしてその旨を同意する。

そして、再び画面を見て俺の作業を始めるのを待っていた。

さて…邪が出るのか蛇が出るか…拝ませてもらうぜ…姉貴…。

カチッ、カチカチ…。

ヴィーン…。

ピピピピピピピピピピッ

「な…何…コレ…」

「なんかのシステムの設計図みたいだな…」

結合されたファイルを開いた俺達の前に次々と画面が現れその中には、何かのシステムのような設計図が書かれていた。

「そいつが、管理局や聖王教会…それに黄天や色んな犯罪組織なんかが喉から手が出るくらいほしがっている情報管理システムの設計図さ」

「の…ノア!!!いったいどうしてここに…」

「げぇ!!よりにもよって姉貴の次にやっかいなヤツが出てきた!!しかも最悪のタイミングで…」

開かれた画面を見ていた俺達の後ろからノアがいきなり現れた。

それに気づいたアルトは、それぞれ驚きの声をあげその一方俺はと言えばこれから起こるであろう悪夢を想像しながら声を震わしていた。

「ったく…マリーのヤツ…、よりにもよってこれをユウに見せるように仕向けるか…。あたいがここに来たのは、これが誰か見られた時のためにこのファイルが開かれた時にあたいに連絡が行くようになっていてな。それでここに来たって訳。ちなみにこの件にマリーが関わっている事も盗聴してたって事から凡その想像はついてはいたがな」

ノアは、腕組みをしながらムスッとした様子で俺達の所に近づきながらここに来た理由を告げる。

「んで、これからどうするつもりだ…言っとくが俺は引く気はねぇぜ…」

「わ~ってるよ…おめぇの性格くらい…。ちゃんと教えてやるから…(ビュイーン)とりあえず一発殴らせろ!!」

近づいてきたノアに対し俺は、ノアがこれからどうするのかと自分はここでファイルを削除されても別の方法で調べる旨を決意を込めてノアに告げる。

それを聞いたノアは、俺の性格を理解している様子でこれがなんなのか説明すると言いそして、フルサイズになりつつこの怒りを俺にぶつけようとしていた。

そして、さっきまで50センチほどの身長が180センチのくらいの…つまりフルサイズの状態に変身したノアが俺の目の前に現れ手をボキボキ鳴らしながら準備運動を始めていた。

「ちょ…ちょっと待て!!いくらなんでもフルサイズになるのは反則だろ!!そんなの食らったら不死身のヒーローでもない限り死んじまうだろ!!」

「うっせー!!だったら!!そんな事しねぇでのんべんだらりとしてりゃよかったんだよ!!それについ今さっきあたいにあんだけの事を言い切ったんだ!!潔く殴られとけぇー!!」

「うぎゃーーーーーーーーーーーー!!」

ドゴーーーーーーーーーーーン!!

「今度こそちゃんと成仏してね。そして、私の枕もとになんか出てこないよ~に…南無南無…」

「だぁから!!死んでねぇっての!!!」

フルサイズになったノアに対し俺は、反則だと訴えるが即座にノアがそれを却下。

そして、豪快に殴られた俺は、勢い余って壁に激突。

壁にめり込んだ俺を見たアルトは、なんだか訳のわからない事をいいながら俺が成仏するよう手を合わせていた。

それを見た俺は、めり込んだ壁から出つつアルトに勝手に殺すなと言わんばかりの声をあげる。



ノア視点

「あ~すっきりした~。さて、話を始めようか?」

ユウを殴りスッキリとしたあたいは、元の50センチサイズに戻りムスっとしながらアルトに手当てを受けているユウを見ながらさっきの話の続きを始めようとしていた。

「チッ…自分だけスッキリしあがって…ングーー!!」

「ユウは黙ってて!!それで、これっていったいなんなの?さっきの話じゃ情報管理システムとか…言ってたけど?


あたいの態度を見たユウは、よっぽど殴られた事が納得してないらしくあたいに対し文句を言う。

それを聞いたアルトは、ユウの頭に播いていた包帯でユウの口と鼻を塞ぎユウを黙らせあたいの話をさせるよう促す。

あたいは、その光景を唖然としならが見つつアルトに促され話を始めた。

「あっ…ああ…簡単に言えばあたいみたいに物質や人間を他の次元世界や目的の場所までピンポイントで転送する事が今の転送装置が出来ねぇみたいだからな。それを可能するためのシステムが今見ている設計図の機械なんだよ」

「へぇ~でも、なんでそれをこんな風に隠さなきゃいけないの?これがあれば現場で誰かが怪我をしてもすぐに病院まで運べるのに…」

「これが、それだけに使われればな…だが、その逆に爆弾なんかをピンポイントで重役達が会議をしている会議場の…それもど真ん中に送り込む事が出来るって訳だ。ったく…鼻まで塞ぐ事はねぇだろ。死ぬかと思ったぜ…」

「ごめん」

あたいが端末に出ていた設計図が完成したシステムがどんな物なのかその内容を大雑把にだが説明した。

それを聞いたアルトは、それを隠す理由に疑問をもったらしくそれをあたいに質問してきた。

質問を聞いたユウは、自分に口と鼻に巻かれていた包帯を外しつつあたいに変わりその質問に答えそして、やりすぎだと言わんばかりにアルトに文句を言っていた。

それを聞いたアルトは、ユウに両手を合わせ詫びていた。

「それだけじゃねぇよ。そもそもこのシステムのエネルギーってのが…。蒼天の石の力を使うつもりだったみてぇなんだ。だが、蒼天の石の力を使うためには人間が作った…それも石の力に対応出切る人間の純粋な魔力が必要なんだ…。ここまで言えば…もうわかるな…ユウ?」

「ああ…つまりこのシステムを使うためには、蒼天の石の契約者…それが今だと姉貴になるが、その姉貴をある意味人柱としてささげなきゃならねぇって訳だ…」

あたいは、ある程度話をした所でユウにあたいが言ってる意味をユウが理解しているのかを確認した。

それを聞いたユウは、真面目な顔をしながらそれに答えた。

「半分正解…。あのな~ミツキの契約者の前って誰だか聞いているだろ?って事はだ…」

「それって!!ユウもその可能性があるって事!!」

ユウの答えを聞いたあたいは、それが半分正解である事を告げさらにヒントをだした。

あたいがユウにヒント出していた途中それを聞いたアルトは、ミツキだけじゃなくユウもその可能性を示唆する。

「正解…。それにミツキの場合、あの体だからな…つまり長時間システムの維持なんて到底無理な話だからな…。だから、より健康な体を持つユウ…お前が一番そのシステムの人柱にされる可能性が一番高いって訳だ…」

「そんな…」

アルトの答えにそれが正解である事を告げミツキよりもユウの方が人柱にされる可能性が高い事を付加える。

それを聞いたアルトは、愕然としながらユウの方をみていた。

「なるほどな…だから、姉貴のヤツ…俺を巻き込みたくなかったって訳か…」

「ああ…だが、一応言っとくがこれを守るためにお前やスバル達を今まで播き込ねぇようにしてた訳じゃねぇからな」

アルトの視線に気が付きつつもユウはそれを無視するかのように今までのミツキとあたいの行動を思い出しその理由をあたい告げた。

それを聞いたあたいは、それだけが理由ではない事を付加えていた。

なんせ、そんな事のためだけにユウ達をそれをほしがっていた連中から守っていた訳じゃねぇからな。

それにそう思われたんじゃ、今まであれだけ色々やられても我慢したミツキの苦労が水の泡になるしあたいもそう思われたくねぇからな。

「ああ…そんな事言ったらすぐさまハンマーの餌食だよ。なぁ?アルト?って、お前…そのハンマー…まさか俺がそんな事を言うとでも思っていたのか?」

「えっ!??ま…まさかぁ~。ユウに限ってそんな事言うはずないと思ってはいたけど…。その…なんて言うか…ね…念のためだよ!!念のため!!アハハハッ」

あたいの話を聞いたユウは、そんな事思っていないといった顔をしながらもしそんな事を言ったならアルトのハンマーが飛んでくると言いそれをアルトに確認。

すると、ユウの話を聞いたアルトは振りかぶっていたハンマーを急いで仕舞い始めていた。

それを見ていたユウは、アルトがそんな事を言うとでも思っていたのかとアルトに確認しアルトはハンマーを仕舞いながらそれを念のためと笑いながら誤魔化していた。

「んで、コイツについてはわかったが、アルトが聞いたって言う「アイツ」って言うのは?」

「それはな…。名前をミューゼル・カーバインっつてな。ミツキと一緒にユウの親がいた施設で警護やってたヤツで、ミツキが産まれてからその施設が襲われるまで、ずっとコンビを組んでたパートナー…。そして、黄天の契約者…」

「えっ…でも、ユン先生の話じゃ組織から行ったのって先輩一人だけって話じゃ…」

システムの説明を聞き終えたユウは、今度はアルトがミツキの話をこっそり聞いてた時の出た「アイツ」について聞いて来た。

それを聞いたあたいは、少し考えつつもこのままコイツ等に話さねぇと今度何仕出かすかわからねぇと判断。

アイツ…つまりミューゼルの事をユウ達に説明した。

あたいの話にアルトは、ユンが話したときの事を思い出しその時の話とは違うと言ってきた。

「それはな。ミツキがユウの世話で施設に行ってから少しってその施設の警護のための人間をその組織が送ったんだよその施設の依頼を受けてな」

「なら、なんでそいつが黄天の契約者なんだ?」

アルトの質問に答えたあたいに今度は、ユウが質問をして来た。

「そもそも黄天って言うのは、あたいみたいに人間と契約して力を与える訳じゃなくってより自分に適合した人間の体の中に入ってそいつ自身を乗っ取っちまうんだ。それで、襲撃した時に一度ミューゼルに黄天が破れて今まで乗っ取ってた体がもうもたねぇと判断したんだ。その次に乗っ取られたヤツって言うのが、その時戦っていたミューゼルなんだ。それで、ミューゼルの事を心配して来たミツキと対戦…。最初の内は、ミツキが防戦一方だっただんだが、あたいと契約してそれをなんとか退ける事が出来て…。でも、あたいと契約するチャンスをくれたのが…」

「そのミューゼルさんって訳なんだ…」

ユウの質問に答えた所アルトが、ションボリしながらあたいの話に納得した声をあげていた。

「ああ…。その戦いの中で魂だけはなんとかなったんだが…その肉体の方は…。だから、ミツキはアイツの事をずっと探している。そして、ミューゼルの体から黄天を開放させたいってずっと思ってるんだ」

「だから、例え殺したとしてもって言っていた訳か…」

アルトの話を聞き終えた所で、あたいは話を続けそれを聞いたユウもやるせない表情を浮かべながらあたいの話に自分なりの結論をつけていた。

「そういう訳だ。だから、お前達はこれ以上ミツキの邪魔はするな!!いいな!!」

「…………」

あたいは、そう言い残しユウが開いていた画面を元に戻しその場を後にした。

それを聞いたユウとアルトは、あたいの声には一切答えずどうしていいのかわからないままただ黙ったままその場に俯いていた。

「魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その32「ゲイルの秘密」始まります」



その32「ゲイルの秘密」

魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その32「ゲイルの秘密」

 

次元航行ジャンボジェット機 

 

「ディメンション・ファントム ツヴァイ」機内

 

なのは視点

 

「いんや~まさか次元航行出きるジェット機があったなんてなぁ~。これもメイファ財団から?」

 

「ええ、なんでもこれからは個人で次元世界旅行をする時代だとかなんとかでそのための短距離旅行者向けの次元航行が出来るジェット機の開発をしているらしくその実験機のうちの1機をこっちで検証してみてくれって事なんですけど…」

 

「そりゃ、うらやましいわ~。六課にも廻してくれへんやろか?」

 

「でも、いいものばかりではありませんよ。この前の機体なんか飛び立ったと思えばすぐにどこかしら故障ばかりでよく姫が修理とかしてたくらいなんですし、これを維持するコストもバカにならないみたいですよ。それにあくまで移動用で武装なんて一切積んでませんし、機体自体が大きいので降りれる所も限定されちゃったりとか…。使い勝手が以外と悪いんですよこれも。」

 

「それりゃ、色々と大変なんやな…」

 

聖王教会での話し合いを終えた私とはやてちゃんは、ミツキさんのご好意でファントムが持つ次元航行が出来る飛行機で機動六課の隊舎まで送ってもらう事になった。

 

この機体の概観は、私達の世界にあるよく見る飛行機…名前は確か…コンコルド?だっけ?あれ見たいな感じで、いくつもの席があると思っていたんだけど…。

 

その私の予想とは裏腹に、機内はまるでどこかの大統領専用機のように応接用の椅子や机に休憩用のやソファーラウンジ…奥には、恐らくミツキさんが使っているであろう執務室など私なんかが絶対に乗る事がないであろう豪華な内装が施されていた。

 

私とはやてちゃんは、そこの来賓用の席でナリアちゃんに用意してもらった飲み物を飲みながら凡そ1時間くらいのフライトを満喫している。

 

そんな中、はやてちゃんがナリアちゃんに羨ましそうな声をあげそれを聞いたナリアちゃんは、そんな事はない事をはやてちゃんに伝えていた。

 

「あっ…はい、わかりました。確認します。あの、八神部隊長?お願いしてた事は大丈夫なんでしょうか?機長の方から確認してほしいとの事なんですが…」

 

ナリアちゃんが耳につけていた通信用のイヤホンに誰からか連絡が入ったらしく彼女は、イヤホンに指を当てその内容を確認後はやてちゃんにその内容を確認していた。

 

「それについては、問題ないよ。グリフィス君達にこっちの識別番号を伝えてあるからいきなり隊舎の前の海に下りても迎撃なんかされへんよ」

 

「わかりました。機長にはその旨を伝えておきます。失礼します」

 

ナリアちゃんの問いかけにはやてちゃんは、笑顔で問題ないと答えていた。

 

それを聞いたナリアちゃんは、その旨をこの機体の機長に伝える旨をつげそして一礼しこの場から離れていった。

 

「フェイトちゃんも乗れたらよかったのにね。はやてちゃん」

 

「そやね~。でも、あの盗聴してた事がバレた時のリンディさんの顔…相当カンカンやったからな~。それにフェイトちゃんもなんや言いたい事があったみたいやったし…。ありゃ、相当あれるで?ハラオウン家は?」

 

ナリアちゃんが去った後、私は、はやてちゃんにフェイトちゃんがこれに乗れなかった事に残念そうな声をかける。

 

それに対しはやてちゃんは、フェイトちゃんがユウ君達とやった盗聴についてのリンディさんとフェイトちゃんのその時の態度を思い出しながら腕組みをしやれやれと言った様子で私の話を返してきた。

 

あの話し合いが終わった後、フェイトちゃんはリンディさんに呼び出せれリンディさん達のいる所で話し合いをするために指定された場所に向い私達とは別行動となった。

 

ちなみにケイン副司令もまた別件があるとの事でミツキさん達とは別行動を取っている。

 

「まぁでも、ここで考えてもなんやからフェイトちゃんの分までウチ等が楽しむとしよっか!なのはちゃん」

 

「そうだね。もし、時間があったらヴィヴィオにも機内見せてあげたいな」

 

「そやね、ウチからもミツキに頼んでみるわ」

 

「お願いね。はやてちゃん」

 

はやてちゃんの答えに私は、複雑な表情をしていたらしくそれを見たはやてちゃんは、フェイトちゃんの分まで私達で楽しむ事を提案。

 

それを聞いた私は、これをヴィはやてちゃんの提案を同意

しそして、ヴィオにも見せたい事をはやてちゃんに告げる。

 

はやてもそれを同意してくれ彼女の方からミツキさんに頼んでみる事を告げてきた。

 

「ディメンション・ファントム ツヴァイ」機内 

 

司令官執務室

 

 

 

ユウ視点

 

「さて、本隊所属のユウ・サエグサ君に同サポーターのアルト・クラエッタさん…。ここに呼ばれた理由については、わかっているとは思いますけどいったいなんで盗聴なんてしたのか…一応捜査活動の一環と伺っていますが、具体的な説明をしてもらえますか?」

 

俺とアルトの目の前にあるデスクには、ファントムの制服を来た姉貴が座っていてこちらを睨みながら盗聴した理由を俺達に聞いて来た。

 

それにしても…まさか話し合いが終わったその足で六課に…それも移動用のジェットで乗り付けてくるとはな…。

 

ナリアから呼び出しの連絡を受けた時には、驚いたぜ。

 

まぁ、通信で姉貴からその内連絡が来るとは思っていたが…こんなに早く…それもノアにガツンと言われてまだそんなにまだそんなに時間がたってねぇっつうのに…。

 

「えっ…あの…その…」

 

俺の横でアルトは、オロオロとしながら姉貴からの質問にどう答えていいのかわからないといった様子。

 

それも無理もない…。

 

なんせ、俺もウチの部隊長なんかに言われたら俺が持つファントムの独自行動権限「ジョーカーオブクラウン」があるからそれで乗り切ろうと考えてはいたが…。

 

ただ、この権限の唯一の欠点あってな…。

 

それは、ファントムの司令もしくはその相談役には報告義務ってのがあって通常は書類のみでいいのだが…。

 

それとは別に、司令もしくは相談役から任務や捜査状況についての確認など直接口頭で報告にするといった場合があって…。

 

今回は、まさにそれ…。

 

んで、なんで呼ばれたかと言えば…俺がやった盗聴についての内容確認…だそうだ。

 

で、こうなるとキチンと直接報告しなければならない。

 

しかも、相手が姉貴…つまり逃げ道なしって訳だ…。

 

「それについては…姉…もとい今回の総司令の行動が今後の私の任務において少なからず影響が出ると考えたまでです。尚、盗聴と言う手段に及んだのには総司令の性格を鑑みて正確な情報及びその意図を教えて下さるとは思えなかったためです。ですが、いくら必要だとは言え聊か常軌を逸した行動でした。申し訳ございません」

 

俺は、姉貴の目を見ながら直立不動の姿勢で答えそして一礼をした。

 

なぜ、俺がこんなに丁寧に答えたかと言えば…。

 

俺と姉貴…それにギンガとアルトにノア…つまりファントムに関わっている俺達と姉貴の間でのひとつの約束事があってな。

 

それが何かと言えば、姉貴がファントムの制服の上着を着ているもしくは、腕にファントムの腕章をつけている時の姉貴は司令官としての立場でいるので馴れ馴れしい会話は一切禁止って事だ。

 

まぁ、戦闘時については制服じゃなくてバリアジャケット姿の場合は関係ないんだが…。

 

要するに姉貴から見た下の人間…特にケイン達への配慮の一貫で、こうでもしないと俺達に対してなんでもゆるしちまいそうだからな…。

 

なんせ、いつもああじゃ下の連中から何言われるかわからんしそれに、俺達も姉貴にいつまでも甘えたくないって言うのもあってこういう風にしてもらっている。

 

俺にとっては優しい姉ちゃん…。

 

でも、それを仕事にまで持ち込みたくはねぇしそれは姉貴も同じみたのようだ。

 

それに、司令としての姉貴はとても尊敬もしているし俺達にも他の連中と同等に扱ってほしいからな。

 

ちなみに今回の俺の任務って言うのが機動六課が関わる事件について六課が対応しきれない案件の場合にのみ、それをフォローもしくは、ファントムにその状況を報告しその対応をしてもらうって事。

 

それが表向きなんだが、その裏…と言うより姉貴から個人的にスバルとティアナが変な事に巻き込まれないようにするのと部隊長のフォローを頼まれていてな…要するにコッチの方がメインって訳。

 

つまり、表向きの任務って言うのは俺があれこれ動きやすいようにするためとそのバックアップがいつでも出来るように姉貴が事前に用意してくれたもの。

 

自分が六課に関われねぇからってな。

 

そんだけ、ウチの部隊長達がやっている事って言うのが危ない橋を渡っているかっていう事だ。

 

いくら、予言とかの裏付けがあったにしてもだ。

 

つまり、あんな本局と地上本部との政治抗争みたいものの言わば発火点にもなりかねねぇ所の部隊長になんか誰も行きたがらねぇって事。

 

そんな所に自ら立候補したって言うんだ…。

 

そりゃ、部隊長の友人でもある姉貴も心配にもなる…。

 

それに姉貴は、事前にシグナム達からあれこれ相談を受けていたみたいらしい…。

 

自分の主が無茶してねぇかってな。

 

それとアルトには、俺が六課に来てからこの辺の事情については既に話していて書類関係のサポートはしてもらってはいたんだが…。

 

「ちょっと…ユウ!いくらなんでも言い過ぎじゃない?」

 

俺がそんな事を考えていた所、横にいたアルトが俺の腕を自分の肘で小突きながら俺が言った事について姉貴に聞えない程度の小声で俺に文句を言って来た。

 

「いいんだよ。ついさっきノアにあんだけ言われたんだ。これくらい言っても」

 

俺は、姉貴に聞かれていない事を確認しつつアルトに言い返す。

 

そして、俺の回答を聞いた姉貴は、少し考え込んでいる様子。

 

「まったくあんたは相変わらず…、ハァ~…おっと…コホン!そうね…。確かに、キチンと説明しなかったのは私の責任ですね。…ですが、次からは時と場所を考えて下さい。いくらあなたに特権があるとはいえ、その行動が機動六課に迷惑がかかる事もありますので」

 

「は…はい…以後気をつけます…」

 

姉貴は、腕組みをしながらあれこれ考え込んだ後俺に対して静かに…そして、俺を威圧するかのように注意をした。

 

そして、その話に俺はショックを受けながらそれを聞く。

 

それを見た姉貴は、スッと立ち上がりそして、着ていたファントムの制服の上着を脱ぎブラウスとスカートといった姿になり俺達に近づいてきた。

 

「この様子だと…ノアにガツンと言われたみたいだね…ゴメンね。そこまで知らなくって…どうやら、追い討ちかけちゃったみたいね。アルトも」

 

「先輩…」

 

「そんな事ねぇよ、姉貴。それで…ひとつ聞いてもいいか?」

 

「ん?いいわよ」

 

俺の目の前に立った姉貴は、いつもの優しい笑顔に戻り俺とアルトにいつもの口調で謝ってくる。

 

それを聞いた俺とアルトは、その笑顔に引っ張られるように次第に笑顔を取り戻し俺は姉貴に質問をしてもいいか聞きそれを姉貴が同意した。

 

「なんで…俺にあれを?俺なんかに…」

 

「ああ、その事。ユウ…ゲイル…貸して?」

 

「ああ…」

 

俺の質問を聞いた姉貴は、俺にゲイルを貸すよう言い俺はその言葉に従いポケットから待機状態のゲイルを取り出し姉貴に渡した。

 

ピッピピピピッ…ピ

 

ピュイン。

 

「こ…これって…」

 

俺からゲイルを受け取った姉貴は、自分の目の前にいくつかの画面を開き持っていた端末とゲイルをつなぎなにやら操作をしていた。

 

そして、その操作が終わった所でその中の1枚の画面を俺達に見せその画面を見たアルトが声をあげる。

 

画面には、何枚もの写真となにやら機能の説明書きが表示されていた。

 

「あの設計図は、そもそもこのゲイル・ファングの基本部分のプログラムでありこれを残しておくためのものなの…。あなたとパパとママが一緒にいた事を証明するためと2人に守ってもらおうと思ってね。あんたの事を…。つまりこれは、あんた向けのお守りよ。それで、この設計図…なんだけど…この下の部分よく見て」

 

「なんだこれ?…何かの落書きか?」

 

「うわ…設計図の上に…それもこんなに大きく…これなんですか?」

 

表示された画面について姉貴が説明している途中、表示画面左下に何か落書きのような物を指差しそれを見た俺とアルトが声を上げた。

 

「さぁ?でも、これ…ユウが書いたのよ?赤ちゃんの時にね(笑)これが書いている時の写真」

 

「ホントだぁ~。それにしても今と違ってかわいい~♪」

 

「ま…まさか、設計図がメインじゃなくってこの落書きを残すためなんて言わねぇよな…」

 

「その通りよ。でも、そのおかげでこのままじゃシステムが完成されないのよ。それもシステムのメインの所らしいわよ(笑)それで、この落書きを消してその下に何が書かれているのか調べないと。ちなみに何が書いてあるかなんて私もノアも知らないから再現不可能。それに「これを消すな!!」って言われているしね、パパとママに。そう言えば、この落書きを見たパパとママ…あんたを天才だって誉めまくっていたわよ♪」

 

姉貴の説明をしながらその当時の写真(赤ちゃん(俺)がハイハイのような格好で、紙にクレヨンを持って何かを書いている写真や家族写真など)を俺とアルトにみせる。

 

アルトは、それを見一喜一憂しながら見その一方で俺は、その当時記憶がない事を確認しつつ呆れた様子でこの設計図が残っている理由を今までの姉貴の説明から推測し姉貴に聞いてみた。

 

すると姉貴は、俺の話をキッパリとそうである事を告げそのおかげでシステムが完成しない事そして、当時の両親の様子を俺に教えてくれた。

 

「天才…ねぇ~(笑)」

 

「アルト…てめぇ…」

 

「まっ、他にも色々あるけどこんな風にしたのはいくら完成しないとは言えこの設計図をそのままにしておけばユウが危ないのは変わりないからね。わからないようにしてたって訳」

 

「他には…どんな物があるんですか?先輩?」

 

姉貴の話を聞いたアルトは、俺の顔をニヤニヤしながらみつつ両親が言ってた言葉を言いそれを聞いた俺はアルトを睨む。

 

そして、その後姉貴から詳細な内容が告げられアルトはこれの他に何かないかと姉貴に聞いていた。

 

「そうね…。この他には…当時の様子を映した動画とか…ユウの落書き画像…それに家族で映した写真とかはいっているかな~」

 

「へぇ~…それじゃ、それをじっくりと…(プツン)あー!!ユウなんで閉じちゃうのよ!!」

 

アルトの質問に姉貴が中のものを思い出すかのような仕草をしながらそれに答えそれを聞いたアルトは、その画面を操作しそれを見ようとした所で俺がその画面を閉じた。

 

画面を閉じた俺に対しアルトは、俺に向って文句を言って来た。

 

「あのな~。俺の恥ずかしい過去をいつまでも見せてられっか!!これでお仕舞いだ!!」

 

「ええ~!!そんな~!!」

 

文句を言ってくるアルトに対し俺は、それを腕組みをしならが言い返す。

 

そして、姉貴はその様子をクスクスと笑いながらそれを見ていた。

 

 

「ディメンション・ファントム ツヴァイ」機内

 

ティアナ視点

 

「すっご~い!!!ねぇ!!なのはママ!!あっちに行ってもいい?」

 

「いいよ。でも、気をつけてね。ヴィヴィオ」

 

「うん!!」

 

「こんな豪華な飛行機…初めて見たね。エリオ君」

 

「そうだね。キャロ」

 

「ルキノはこういうの趣味ないんの?」

 

「私は…どちらかと言えば船の方なもんで…でも、すごい豪華ですね」

 

スバルが健康診断で六課を離れている間、私は自分とスバルの分の仕事をこなしていた。

 

すると外出していた部隊長となのは隊長が、なぜかジェット機で帰ってきた。

 

突然の光景に私は、驚きそしてその訳をそのジェット機から降りてきたなのは隊長に聞いてみた所、ミツキさんに送ってもらったとの事。

 

その後、部隊長が機内を他の六課隊員等に見せてもいいか?とミツキさんに頼み、ミツキさんの方も六課に用があるらしく重要部分を覗きその内部を公開してくれた。

 

今、その公開された機内を手の空いている六課隊員+ヴィヴィオで見学させてもらっている所。

 

その機内を見ていたヴィヴィオとなのは隊長、エリオとキャロそして、部隊長とルキノがそれぞれ会話をしていた。

 

私は、ひとり機内を見て回っている。

 

ここにスバルが入れば大ハシャギしてに違わないだろうから正直、スバルがいない時に来てくれた事に私はホッと胸を撫で下ろしていた。

 

あっ!!そう言えば、一緒に来ていたハズのユウとアルトがいない…どこいったんだろ?

 

「あっ!!ユウちゃんにアルトさんだぁ~!!」

 

「あんた達、いったい今までどこに行っていたのよ?」

 

「まぁ、ちょっとな。それで、ヴィヴィオ?どうだ?楽しいか?」

 

「うん!!楽しいよ!!それで、姫ちゃんとナリアちゃんは?」

 

姫ちゃん?それっていったい…。

 

「今、シャーリーさんとお話していてそれが終わったらこっちに来るって」

 

「ふ~ん…」

 

私がそんな事を考えていた所機内の奥からユウとアルトが現れそれに気づいたヴィヴィオがトテトテと歩きながら二人に近づき声をあげた。

 

その声を聞いた私も2人に近づきユウに話かける。

 

ユウは、私の話に苦笑いをしながらそれに答えユウの足元によってきたヴィヴィオの頭を撫でながら話かけた。

 

ヴィヴィオは、ユウの話に笑顔で答えそして、ナリアちゃんと姫ちゃんと言う人はこないのか?と聞きアルトがそれに答えていた。

 

「姫ちゃんって、誰?」

 

「んもぅ~、姫ちゃんは姫ちゃんだよ~!!ティアナさん!!」

 

「いやだから…それが誰なのかって言うのが…」

 

ヴィヴィオとアルトのやり取りを見ていた私は、その姫ちゃんが誰なのかをアルトに聞いてみた。

 

すると、その話にヴィヴィオがムスッとした顔をしながらその話を返してきた。

 

それを聞いた私は、苦笑いをしながらそれに答える。

 

「なんだ~、お前そんな事も知らないのか?なぁ、ヴィヴォ」

 

「ねぇ~、ユウちゃん」

 

ムカッ!!

 

ガツン!!

 

「痛ってぇ~!!いきなり殴るな!!」

 

「うっさい!!」

 

私とヴィヴィオのやり取りを見ていたユウがニヤニヤしながらそんな事も知らないのかと言いその話に割って入ってきた。

 

そして、ヴィヴィオを自分の見方につけその事を知らない私に対し自慢下な態度でこちらをヴィヴィオと一緒に見つめる。

 

その態度の私は、苛立ちを露わにしユウの頭を殴りつけた。

 

ユウは、その痛みを私に訴えるがそれに対し私はそれを一蹴する。

 

「まったく…それで!!いったい誰なの?」

 

「おいおい…そんなに怒るなって」

 

<メールが来ました?マスター?>

 

「メール来るって?クロスミラージュが言っているよ?ティアナさん?」

 

私は、ユウの制服の胸倉を掴みさっきの事をもう一度ユウに聞いてみた。

 

するとクロスミラージュが、メールが届いた事を告げそれを聞いたヴィヴィオがその事を私に教えてくれた。

 

「ありがと♪ヴィヴィオ。後で聞くからね!ユウ(怒)」

 

「えヘへぇ♪」

 

「へいへい」

 

ヴィヴィオの声に私は、ユウの服から手を離しヴィヴィオの頭を撫でながらお礼を言う。

 

ヴィヴィオは、それに対し笑顔で答えそれを見つつユウには後で聞く事を言いメールを確認した。

 

ふ~ん…検査が終わったんだ…。

 

私は、腐れ縁のもう一人の相棒からのメールを読みながらそう思いつつメールの返信画面を開き返信を書いた。

 

検査の結果は問題ない?

 

あっそうだ。今、ミツキさんが六課にファントムのジェット来てるわよ。

 

すごいわよ~♪

 

その機内をみんなで中を見学させてもらっている所。

 

気をつけて帰ってきなさいよ。

 

後、例のおみやげ忘れないでね。

 

ティアナ 

 

送信っと。

 

ピッ。

 

私は、そう返信を書き送信した。

 

さて…どんな反応をしてくるのやら…。

 

私は、「送信完了」と表示された画面を見ながらこの文を見た時のあいつの悔しがる姿を想像しながらふと笑みをこぼしていた。

 

本局医療施設

 

マリー視点

 

(まったく…それならそうと先に言ってよね!あれでクロノなんかに揚げ足でも取られたらたまったもんじゃないんですから!!)

 

「ごめん、ごめん。それで、ちゃんと説明はしたの?」

 

(一応ね…)

 

「一応って…まさか、あれは…やっぱり教えてないのね」

 

スバルとギンガの健康診断の結果を確認していた最中ミツキから通信が入った。

 

その内容と言えば、さっき私達がやっていた盗聴についての事について色々聞かれそれに私は答えたんだけど…。

 

目の前の画面に映るミツキは、顔をムスッとしながら私の話を聞きそれがひとつ間違えれば大変な事になっていたかも知れないと文句を言われ私はそれを詫びた。

 

その後、ユウにあのデバイスの事について教えたか確認した所ミツキは苦笑いしながらまるで私の質問から逃げるように答えていた。

 

ミツキの答えに私は即座にユウに全てを伝えていない事をミツキに確認した。

 

(言える訳ないでしょ~!!今のアイツがあれを制御なんて出来る訳ないんだから!!それにノアも私と同じ意見よ)

 

「なるほど…ノアがそう言うんじゃ仕方がないわね…」

 

私は、画面に向って頬杖をつきながらミツキの答えを聞き残念そうな声をあげた。

 

(ええ~!!そんな~!!ミツ姉!!六課にジェット機で来てるの~!!こうしちゃいられない!!)

 

(スバル!!どこに行こうって言うの!!ちょっと!スバル~!!)

 

私の部屋の外からスバルとギンガがなんだか騒々しく騒いでいる声が聞えてきた。

 

「やれやれ…どうやらスバルが騒ぎ出したみたいね…ミツキ?あんた今六課にいるの?」

 

(そうよ?ファントムのジェットでね。そう言えばスバルとギンガ…入なかったわね…)

 

「スバルとギンガなら健康診断で一緒に来てるわよ。今外に…なるほど…それで騒いでいるんだ…。それで、いつまで六課に入れるのミツキ?これが終わったらスバル達を連れて六課に帰るつもりなんだけど…」

 

スバル達の声を聞いた私は、ミツキに現在六課にいることを確認。

 

するとミツキは、そうである事をつげスバルとギンガがいない事を不思議そうな顔をしながらそんな声を上げる。

 

私は、そんなミツキに今スバルとギンガと一緒にいる事を告げその後のミツキの予定を聞いた。

 

(そうね?これからシャーリーと一緒に前に頼まれていた件の事で、はやてに話しなきゃならないし…。「ヴィヴィオちゃんにも会っていって欲しい」って、高町さんから言われているから…あと3、4時間くらいは六課にいるわよ)

 

「わかった。なら、急いでスバル達連れて帰るからあの子達に会ってあげてね」

 

(了解。それじゃ)

 

プツン。

 

ミツキは、自分が持っている腕時計をみながらこの後の予定を私に告げ私は急いで戻る事を言い通信を終了した。

 

「さてと…」

 

ヴィーン。

 

そう言うと私は、座っていた椅子から立ち上がり部屋の外に出た。

 

「ちょっと待ちなさいよ!!スバル!!」

 

「だってぇ!!急がないとミツ姉帰っちゃうよ~ギン姉!!」

 

外にでた所ギンガが急ぎ六課に帰ろうとするスバルを必死に止めていた。

 

「スバル~もうちょっと待ってくれないかな~。待ってくれたら私達が帰るまで六課にいてもらうよう頼んであげるから~」

 

「それ!!本当!!」

 

私の声を聞いたスバルは、すぐさま私の目の前に現れそれが本当なのか確認して来た。

 

「そ…そうよ…。ちょうど今さっきまで、ミツキと通信して待っていて貰えるか聞いていた所よ。あと3、4時間くらいは六課にいるって。それで後10分くらいでこっちの作業終わるから、それが終わった後でも、十分間に合うもしダメでも私からお願いしておくから…ね!」

 

「うん!!わかった。それじゃ、ティア達にお見上げ買って待っているから!急いでね。マリーさん」

 

「はいはい」

 

そのスバルの顔が近い事に私は冷や汗を書きながら、スバルに事情を説明。

 

私の話を聞いたスバルは、ティアナ達にお見上げを買いながら待っている事を告げ笑顔で外に出て行った。

 

「相変わらず、忙しい子ねぇ…」

 

「ええ、特にミツキさんがらみとなると…。なんせ、昔っからミツキさんにべったりでしたから」

 

「そうそう、確か健康診断をする機器にはいる直前までミツキに入てもらわないとダメだったわね…」

 

「懐かしいですね。あっ、コーヒー入れてきます」

 

「よろしくね、ギンガ」

 

スバルの背中を見ながら、私はギンガと思い出話に花をさかせその後部屋に戻って作業を再開した。

 

さぁ~て、チャチャっとやっちゃいますか~♪

 

 

「ディメンション・ファントム ツヴァイ」機内 

 

 

司令官執務室

 

シャーリー視点

 

「ほぇ~、中々な部屋ないの~」

 

「まぁね。設備だけは豪華なのよ」

 

「それで、早速なんですが…。以前、ミツキさんにお願いした黒いガジェットのデータ分析の件なんですが…私だけじゃ判断しきれなくって…」

 

私の案内でこの部屋に入ってきた部隊長は、部屋の中を見回しその感想を言いその話にミツキさんが奥にあるデスクから立ち上がりながら返答していた。

 

そんなやり取り見ていた私は、部隊長を呼んだ理由を言い早速話しを始めようとした。

 

「それで、具体的な話なんやけど…。どんな内容なのか詳しく説明してほしいんやけど…」

 

「了解…。とその前にまずはなんで私にだけ黒いガジェットが来るのがわかった事から伝えるわね」

 

部隊長は、その部屋の応接スペースにあるソファーに座り同じく座ろうとしていたミツキさんに詳細な話を聞いて来た。

 

それを聞いたミツキさんは、その旨を了承しさらにその前にまずはデータの分析結果を伝える旨を伝え話を始めた。

 

ミツキ視点

 

「熱センサー?」

 

「そう。はやて、サーモグラフィーって知っている?」

 

「人の体温とかを色で見せてくれる機械の事やろ?」

 

「そっ、大雑把に言えばそのサーモグラフィーのレーダー版ってのが熱センサーって訳」

 

「ふ~ん…それで、その熱センサーがどないしたん?」

 

私の向かい側のソファーに座ったはやてが私の説明を聞きながら疑問の声をあげそれに私が答える。

 

ちなみにシャーリーはと言えば、ソファーに座るはやての後に立ち私とはやての話を黙って聞いていた。

 

「詳しい事については、書類に書いてあるからそれを見てほしいんだけど要するにあのガジェットには魔力探査に引っかからないような技術が解かされているらしいんだけど…。それ以外のレーダーに対して何もされていないのよ。それで、前にユウに貸した私の車には魔力探査用のレーダーの他に地球で使われているレーダーもいくつか積んでいてね。それで、ユウ達が襲われた時その地球製の熱探知レーダーに反応が出て…。それを詳しく調べてはやて達から預かったデータと照合した所その事がわかったんだけど」

 

「つまり、あのガジェットが出す熱にミツキの車に積んだレーダーが反応したって訳か…それで、シャーリーがウチを呼んだ訳は…そのレーダーを六課でもつけたいって言うんやな」

 

私の話を聞いたはやては、腕組みをしながらウンウンと頷きそして、今度はシャーリーと話始めた。

 

「はい…。黒いガジェットに対応するためにもそのレーダーが必要になってきますし…それには予算が…。これが見積もりになります」

 

「それについてはええけど…。んゲッ!!こんなに取るんかい!?」

 

はやては後ろ振り返りシャーリーにはやてを呼んだ理由を確認していた。

 

その声にシャーリーが申し訳なさそうな顔をしながら答えはやてに私が作成した見積書をみせた。

 

それを見たはやては、その金額に驚きの声をあげ私の方を見る。

 

「あったり前よ~!!なんせ、あの車に積んでいるレーダーだって元々地球製の物を改造した物なのよ。だから、そのレーダー自体が高いのよ。それに広範囲の物となるとそれなりにかかるのよ」

 

「そこをなんとか~。なっ!ミツキ!頼むわ~!お願いや!!」

 

はやての話に私は、当然と言った態度でそれに答える。

 

すると、はやては、自分の顔の前で両手を合わせ見積もり金額を値切りだした。

 

「これでも、安くした方なんだけどな~」

 

「なら、もう一声!!頼むわ~!!神様、仏様、ミツキ様~!!」

 

「んもう~…。それなら、私に頼む前にシゲさんにでも相談してみたら?あの人なら、私のと同じ物くらい作れるはずだしそれなら、レーダー本体分くらいだけで済むはずだから」

 

「なるほど~。そう言う事なら早速…」

 

はやての声に私は呆れた様子で安くした事をボヤいた。

 

だが、その声にもはやてはめげない。

 

私としても、これ以上安くしてしまうと赤字になってしまうため六課の整備班班長のシゲさんに相談してみるようはやてに言う。

 

それを聞いたはやては、納得し早速通信画面を開きシゲさんに連絡を取っていた。

 

それからおよそ5分…。

 

「それで…どないやろ?」

 

(そうですね~。可能と言えば可能ですが、それにしてもなんでいちから作らなかったんだい?ミツキちゃん?)

 

はやてが通信画面の向こうに映るシゲさんに通信をとり事情を説明。

 

そして、それを聞いたシゲさんは腕組みをしながらはやての質問に答えさらに私に質問をしてきた。

 

「レーダーだけにかけている時間がなかったからですよ。元々あの車につけていたのだって単なる思い付きでつけたようなもんですし、それにいつミッドにあの黒いガジェットが来るかわからなかったんで…。それで、ファントムの魔力探査レーダーに地球製の熱探知レーダーを繋げて同時利用出来る事にしたんです」

 

(なるほどな…。なら、今ミツキちゃんが教えてくれた方法なら早く…しかも低予算で設置可能だと思いますよ。あとは、通信関係なんですが…。なぁ?シャーリー?おめえさんどう思う?」

 

私の話を聞いたシゲさんは、納得しはやてに自分の結論を言いさらにシャーリーにも意見を聞いた。

 

「はい…。恐らくその方法であればいけると思います。ですが…、ファントムの通信システムと六課のシステムが違う物を使っていますので…。その辺がどうなるのかについてはまだ未知数ですね」

 

「その辺なら、ユウにやってもらいなさいよ。あの子もそれなりには出来る子だから」

 

「それにユウならわからない場合、ミツキやミオちゃんに聞くやろうしな。それくらいは協力してくれるやろ?」

 

「もちろん!」

 

「それなら、いけると思います」

 

シゲさんの問いかけにシャーリーは、慎重に言葉を選びながら…と言うよりやった事ないからイマイチ自信が持てないといった様子で答える。

 

それを聞いた私がその辺の事はユウにやらせるよう言いそれを聞いたはやてが私に協力を依頼。

 

私は、はやての声にすぐさま了承。

 

その声にシャーリーはようやく自信を持てた様子ではやてにGOサインを出した。

 

「ほな、それで決まりや。具体的な事については、シゲさんとシャーリーで相談してウチに報告してな。それとユウにはシャーリーから説明しとくのと、あいつのシフトの方は…シゲさん…悪いんやけどその辺の事は頼むわ」

 

「わかりました。(了解)それじゃ、これから詳しい打ち合わせでもしませんか?シゲさん」

 

(了解したぜ。それじゃ今からこっちに来てくれるかい?シャーリー?)

 

「わかりました。では、失礼します」

 

プツン。

 

「と言う訳や。なんかあったら相談に乗ってやってな。ミツキ」

 

「了解。ミオちゃんには私の方から言っておくから」

 

「頼むわ」

 

シャーリーのGOサインを聞いたはやては今後の事をシゲさんとシャーリーに指示。

 

2人は、その指示を了承しシゲさんとの通信を終えシャーリーは部屋を退室した。

 

そして、シャーリーが退室するのを確認したはやては私にシャーリー達の相談に乗るよう私に依頼し私はそれを了承した。

 

 

「さて…話は、終わった事やしあとは久々にプライベートトークでもどうや?」

 

「そうね…時間的にも…あらら、もうこんな時間」

 

「なんや予定でもあるんか?」

 

仕事の話を終えた私とはやては、緊張感をとき雑談でもしようとテーブルにあるコーヒーを飲みながらはやてが私に言ってきた。

 

それを聞いた私は、自分がつけていた腕時計をみながらはやてと話はじめてすでに2~3時間くらいたっている事を確認に驚きの声をあげる。

 

それを聞いたはやては、私にこの後の予定について聞いてきた。

 

「予定にはまだ時間があるんだけど…(トントン)はい、どうぞ~」

 

はやての問いかけに私は曖昧な答えをしていた所この部屋のドアをノックする音が聞え私は、それに答える。

 

ヴィーン。

 

「失礼しま~す」

 

「しま~す!姫ちゃ~ん。お薬の時間ですよ~」

 

「スバル?それにヴィヴィオちゃん?」

 

「あんた等なんやその格好?」

 

私の声を聞き部屋のドアが開いたと思ったら、その中に入ってきたのは、なんとファントムの制服を着たスバルとヴィヴィオだった。

 

その2人の姿を見た私とはやてはそれぞれに驚きの声をあげる。

 

「私のは、ナリアちゃんに借りたヤツでぇ~。それで、ヴィヴィオのは、ミオちゃんが昔着ていたヤツを借りたんだ~。サエグサ総司令!!お薬の時間であります!!お冷をお持ちしました。ビシッ!!」

 

「そうであります!!ビシッ!!」

 

私とはやての驚いた様子を見たスバルは、着ていた制服について誰に借りたかを説明。そして、敬礼をしながら私とはやてに挨拶。

 

そして、ヴィヴィオは、そのスバルの敬礼を見よう見真似をしながらそれに続いていた。

 

「それは…わかったんだけど…」

 

「なんで、ファントムの制服着てるんや…」

 

スバルとヴィヴィオの敬礼をみながら私とはやてはなぜその制服を着ているのかスバルに声をかける。

 

「えっと…これはその…」

 

「驚いたか!?あたいが2人を驚かせるために考え…(ピコ!)フギャッ!!コラ!ミツキ!最後までちゃんと言わせ…(ピコ!)ンギャ!!」

 

「あっ!ノア…って、あんた等…何モグラ叩きやっとんのや?」

 

「だから、(ピコ!)フギャ!、あたいが(ピコ!)フミャ!、外に出ようとしたらミツキが(ピコ!!)ムギュゥ…」

 

「まったく…、ノアったら…」

 

私とはやてのといかけに対しスバルは、どう答えていいのかわからないといった様子で戸惑いの様子。

 

そして、そんな光景をまるであざ笑うかのように私とはやてが座るソファーの間にあるテーブルの上に転送魔法を開きそこからノアが自分が考えた事を告げながらそこから出てきた。

 

そのノアの話を聞いた私は、デスク置いてあったピコピコハンマーと取り出し転送魔法から出てくるノアをそのハンマーで殴りつけた。

 

殴られたノアは、再び転送魔法の中に入りその場から逃げ別の場所から出ようとするが出てきた所を再び私に殴られる。以下エンドロール。

 

それを見たはやては、その光景をもぐら叩きと称しながら唖然としていた。

 

はやての話にノアが答えながら別の場所から外に出ようとするが、私のピコピコハンマーの攻撃にそれを阻まれ結果的にそのハンマーに撃沈されていた。

 

そして、ノアの撃墜を確認した私は、やれやれといった様子でソファーに戻った。

 

そして、ノアはテーブルの上でピクピクとノビていた。

 

「はい、ど~ぞ」

 

「ありがとう。ヴィヴィオ」

 

「ゴクゴクゴク…苦っ~」

 

その後、ヴィヴィオが私の目の前にヴィヴィオが持ってきた水の入ったコップを置きそれにお礼を言い持っていた薬を飲み苦そうな顔をしながらそれを声にだした。

 

「なんやその顔?ヴィヴィオの前やで。もうちょい澄ました顔辺出来へんのか?」

 

「それは、無理ですよ部隊長。ミツ姉、私が小さい頃からこうでしたから」

 

「もう!スバルったら。それにしても早かったわね」

 

私の苦そうな顔を見たはやては、ヴィヴィオにそんな顔見せない方がいいと告げる。

 

が、それを聞いたスバルが昔からこうであった事を言いその言葉に私は過去の事を言われ顔を膨らませそれに答えていた。

 

そして、スバル達が本局の医療施設から早く帰ってきた事の理由を聞いた。

 

「あっ、それは、マリーさんの仕事が終わるのが早かったしそれに道がすっごく空いてたからなんだよ」

 

「なるほどな~。それにしてもなんでミツキが姫ちゃんなんや?」

 

「それはですねぇ~。ナリアちゃんがミツ姉の事を姫って呼んでたからなんだよね~」

 

「ね~」

 

質問も聞いたスバルは、その理由を答えそれを聞いたはやてがヴィヴィオが私の事を「姫ちゃん」と呼んでいる事を不思議そうな顔をしながら聞いて来た。

 

そのはやての話にスバルが答え最後にヴィヴィオと顔を合わせ2人一緒に声をあげていた。

 

「その事についてはわかったんやけど…、そもそもなんでミツキが姫なんや?」

 

「う~ん…それは…」

 

「わかんな~い」

 

スバルとヴィヴィオの様子を見ていたはやては、2人が言っていた事については理解しながらもそもそもなぜ私が「姫」と呼ばれる事について2人に聞くが2人はわからないと答えていた。

 

「そりゃな、下の連中からつけられたあだ名だよ。ファントムじゃ昔っから、役職で呼ばれる事なんて作戦時くらいしかなくてな。でも、司令官をさんづけでも呼ぶわけにはいかないってんでそういうあだ名を下の連中がつけてそう呼ぶそうになったんだよ」

 

「あら、ノア?もう大丈夫なの?」

 

「ったく…。シコタマ殴りやがって…」

 

スバル達のそんな疑問にようやく起き上がったノアが、その理由を答えそれを見た私がノアに声をかけそれを聞いたノアがムスッとしながらそれに答えていた。

 

「それなら、ノアはなんて呼ばれてるの?」

 

「あたいはそのまんま名前だよ。そもそも、ウチであだ名がつけられてるはミツキとご隠居くらいなものさ。なんせ、相当慕われないと普段から呼ばれるようなあだ名はつけられねぇからな。でも、裏では結構あるみたいだぜ?特にケインなんかは(笑)」

 

「その…悪い意味でのあだ名が鉄仮面って訳なんやな…」

 

「そういうこった」

 

ノアの説明を聞いたスバルは、ノアがファントムでなんと呼ばれているのか彼女聞いた。

 

それに対しノアは、自分にあだ名はつけられてはいない事を告げその理由を説明した。

 

ノアの話を聞いたはやては、ケイン君の事をユウが鉄仮面と呼んでいた事を思い出し苦笑いしながらなぜそう呼ばれていたのかその理由をノアに確認。

 

彼女は、了承しながらも苦笑いしつつそれに答えていた。

 

その後ナリアが持ってきたスバルとギンガのお土産をユウやアルトにティアナそして、ギンガや高町さん達も交えそれを食べそれぞれに談笑をしていた。

 

私にとって楽しかった時間は、六課に入れるギリギリまで続き私は六課を後にした。

 

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