魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~   作:左近 遼

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機動六課 部隊長室

ユウ視点

ガチャ

「失礼します。部隊長?俺に用事って一体なんすか?」

部隊長から俺は、部隊長室へと訪れた。そして、そのドアを開けて開口一番今回ココに呼び出されたその訳をデスクで執務を行っていた部隊長に聞いて見た。

「いやな?ちょ~っと連れてって欲しい所があるんや?」

「連れてって欲しい所?(そうや?)なんか嫌な予感が…」

俺の声を聞いた部隊長は、その手を止めそれに答える。その一方俺は、その声に嫌な予感を感じていた。

「そんな事言わずになぁ?頼むわ?」

どうやら俺は、部隊長のその頼みから逃げられないようだ…。

「魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その35「暁の里」始まります」



その35「暁の里」

魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その35「暁の里」

 

ミッド宙域 暁の里内

 

ミツヨ視点

 

「…そうか…。二人の呪縛をスカリエッティが…」

 

「ええ。私もそれを聞いて驚きました。それでドクターからの要請ですが?」

 

「奴が言うその「祭り」とやらがすむまでの間2人をこちらで預かれと言うのだな?(はい)どう思う?風華(かざはな)?」

 

私が今いるのは、ミッド宙域にある廃棄された基地を改修したかつて大蛇の命令により生み出された人造魔導士達が平和に暮らす里…「暁の里」。

 

その里の責任者である浪人(通称ロウ)とこの里の村長である風華さんが、執務を行うための執務室にある応接間を訪れている。

 

純和風の室内には、ロウと私…そして、風華さんの3人だけ。

 

なんで執務室が純和風かと言うと2人の趣味…と言うか元々2人ともかつて武人と言われた人達遺伝子がベースとされているため…との事。

 

畳敷きの部屋の中央にある大きなテーブルの上座にはロウが、座布団に胡坐をかいた状態で座りその対面には、私が座り風華さんはロウの横に座りながら私の話を聞きそれに答えていた。

 

私の話を聞いたロウは、その内容を要約したものを聞き返した後風華さんにその意見を聞いていた。

 

「そうですね?問題はないと思いますが?何か?」

 

「いや…。あれだけ2人を手放したくなかった「大蛇」なぜ突然…と思ってな?」

 

ロウの問いかけに風華さんは、問題ないと答えるも何か気になっている様子のロウに対し声をかけそれに彼が答える

 

ロウが、そうなるのも仕方がない。

 

今まで、ツバサとツバキの2人をあれだけ手放したくなかったあの「大蛇」がドクターからの要請だけで2人がつけていた「忠誠の腕輪」を外すのに同意し自由にするなんて…。

 

ドクターからその話を聞いた私でさえ、いまだに信じられないくらいだから。

 

「おそらく…。2人の必要性がもうなくなったとか?(と、言うと)…例えば…ですが…恐らく大蛇は、スカリエッティが行おうとしているその「祭り」とやらの際にミツキとの決着をつける気では?ゼール自身の手で?」

 

「それだと返って2人を使った方が、楽に事が進むのでは?」

 

自身の憶測を述べた風華さんに対しロウが疑問の声をあげる。

 

確かに…。今までの大蛇はそういう考えだった。

 

でも、今回は、それとはかなり違う…。一体何が目的なの?

 

「…確かに。ですが、今回ミッドに来てからの2人やスカリエッティ等の行動に対しゼール自身がなんらかの疑念を感じたとすれば?」

 

「計画の漏洩を恐れて…2人を手放した?という事か?(はい)…確かにヤツは、用心深い面もあるからな?だとすると、全てを手に入れたヤツが次のターゲットとするのは…」

 

「おそらくこの「暁の里」かと…」

 

私が、あれこれ考えている間ロウと風華さんとの間で話しが続きその後空白の時間が流れていた。

 

「ロウ?(葵か?いったいなんだ?)お客様ですぅ~。(誰だ?)ユウさんと今ユウさんが、入る所の上司の八神はやてって人なんですけど?」

 

「通せ(いいんですか?ミツヨさんがいるのに?)構わん。今のミツヨに六課と対峙する理由もなかろう。それに、色々と情報交換も出来るだろうしもう大蛇の事を気に病む必要もなかろう?構わんな?ミツヨ?」

 

「ええ。2人が開放された事により私もお払い箱になりましたから構いません」

 

「わっかりましたぁ~」

 

静寂の時が進む中…その静寂を切り裂くように葵がその部屋へと入室。彼に客が来た事をロウに伝えてきた。

 

その声を聞いたロウは、ココに連れてくるよう告げそれに疑問の声をあげる葵に対しそう答えた後私にもその旨を確認。

 

彼の問いかけに対し私は、問題ない旨を伝える。

 

八神はやて…。

 

あのお方からミツキの友人だと聞いているけど?一体どんな人なんだろう?

 

それにユウに会うのも久しぶりだし…ちょっと楽しみかな?

 

部屋を出る葵の背を見ながら私は、そんな事を考えていた。

 

 

はやて視点

 

「こちらが、ココの長の浪人。(ロウで構わない)その横が、ここの村長をしている風華さん。(風華です)そして、姉貴そっくりなこの人が…ええ~っと…」

 

「ミツヨ・キリシマです。始めまして。それに久しぶりね?ユウ?と言っても小さい時の事だから覚えていないわよね?」

 

「まっ…まぁ…」

 

ユウに「暁の里」へと連れてきてもらったウチは、葵に案内され応接室に通された。

 

そして、その部屋でユウからロウと風華さんと紹介されさらにもう1人を紹介しようとしていたユウが誰だかわからない様子でいた。

 

ユウのそんな様子を見た彼女は、自ら自己紹介。そして、ユウに対しても声をかけそれを聞いた彼は苦笑いしながらそれに答えていた。

 

「機動六課部隊長の八神はやてです。始めまして」

 

「八神部隊長。今回は、なぜ?この「暁の里」に?」

 

ウチが、自己紹介をした後用意された座布団に座った後ロウから今回ココに来た訳を聞かれる。

 

それに対しウチは…。

 

「はい。今回は、ミツキとユウがこの暁の里とご関係があるとの事でミツキが何を考えているのか…そのヒントなんかもらえたらなぁ~なんて思いまして…。ユウに無理に頼んでこちらにこさせてもらいました」

 

「ほう。ミツキの考え…ですか?(はい)」

 

ロウからの問いかけに対しウチは、予め用意していた内容を彼等に告げる。

 

今回、ユウにここに連れてってもらった主な理由は2つ。

 

1つは、今言ったミツキに関しての事。そして、もう1つが、スカリエッティとこの里の関係性を知るため。

 

本音としてはこっちの方が、重要。なんせ、この里について管理局がもっている情報は少なく…。公開意見陳述会の際スカリエッティもしくはファントムと共に現れるかもしれへんからなぁ?

 

でもまぁ、ユウ曰く「そんな事に連中は手を貸さないのでは?」と言ってはいるけど…。

 

ウチとしては、どっちにしろこの里には一度来て見たかったし連中の考えなんかも知っときたかったからなぁ?

 

さて…。ウチの問いにあちらさんはどう答えるのか?

 

ちなみにユウには、その事全部話をした上でここに連れてくる事を了承してもらっとる。

 

ヤツ自身…最初の方が気になっているみたいやけど?

 

と、ウチがそんな事を考えていた所…。

 

「あの子がいったい何をしたいのか?まではわかりませんが…。おそらく、あの子自身…今度ミッドで行われる「公開意見陳述会」では何か起きればファントムの部隊を動かすでしょう。黄天を捕らえるために?そのくらいあなたなら想像出来るのでは?」

 

「それはそうなんですけど?私より貴方方の方がミツキを知っていますので…。その辺を思いまして?」

 

「なるほど」

 

ウチの問いかけに対し風華さんがそれに答える。それに答えたウチの話に対し彼女は納得したような様子で答える。

 

「ならば、ミツヨが答えた方がよかろう」

 

「えっ!?私…ですか?(そうだ。お前が適任だ。なんせ、ミツキの妹みたいなものだからなぁ?)ロウったら…まったく…」

 

「「い…妹!!?」」

 

ロウの声に驚きの声をあげるミツヨさん。その疑問の声に答えるロウの答えにウチとユウは驚きの声をあげる。

 

「姉妹のように育ったためにそう言われているだけです。(そ…そうなんですか?)ええ…。はぁ、仕方がない。あの子は、おそらく黄天との決着を公開意見陳述会でつけるつもりだと思います。出てくれば…の話ですが?」

 

「その訳は?」

 

ロウの声に対しミツヨさんは、ウチ等の声に答えた後ため息をした後ウチの問いかけに答える。

 

その話を聞いたウチは、その訳を聞いてみる。

 

「ミツキと黄天との間には、色々とありましたから?その辺の事は知っている?ユウ君?」

 

「ああ…。ノアから聞いている」

 

「なら、話は早いわ。(姉貴の邪魔をするなってか?)そうは言わないわ?君が割って入る前には決着が付いているだろうから?だから、その前に黄天を捕まえるかもしくは…」

 

「姉貴が負けた後に戦うって事か…(そういう事)」

 

その訳を話したミツヨさんは、ウチと言うよりユウに向けて話を始める。ウチは、その詳細な内容を聞きたがったのだがその雰囲気に呑まれその事を聞く事が出来なかった。

 

彼女の話を聞いたユウは、神妙な面持ちをしながらその話を返していた。

 

「いずれにせよ、公開意見陳述会が山となる。その際、我が「暁の里」は、管理局と対峙するつもりはないことだけは申しておこう」

 

「承りました」

 

考え込んでいるユウを他所にロウが、まるでウチの考えを見切ったかのように里としての見解をウチに対し述べそれをウチは了承する事しか出来へんかった。

 

そして、その後ウチ等は、様々な事を話し合い六課へと帰還する事となった。

 

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