魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~ 作:左近 遼
ゼール視点
ドォーーーーーーーーーーーーーーン!!
「くっ…。くそっ!!まさか、ヤツがあんな事をしてくるとは…」
出来そこないが起こした光に包まれた俺は、そこから発生した衝撃波によりどうやら地面に背中から叩きつけられたようだ。
俺が落ちたその場所には、その衝撃の凄さをまるで物語るように小規模なクレーターが出来ている。
その事に気づいた俺は、ヤツが仕出かしてくれた事に対し愚痴をこぼしながらそのクレーターの外へと這い上がり周囲を確認した。
その周囲には、あの出来そこないの姿は見当たらない…。
もしかして、またどこかに潜んでいるのか?
辺りを確認していた所、ヤツの姿はなくその上空にはさっきのあの衝撃により出来た煙が漂っていただけであった。
その様子に安堵の様子を一瞬は、見せたが先程のようにまだどこかに隠れているのでは?と再度周囲を改めて確認してみた。
「ヤツはいない…。ふっ…。どうやら、ヤツだけ吹き飛んだか。と言う事は、ヤツは俺を道連れにするのではなく俺の中に取り込んだ自分の仲間を道連れにしたと言う訳か…。これは、愉快な話だ!!ハァーハッハッハ!!」
辺りにヤツがいない事を確信した俺は、ヤツだけが吹き飛びおまけに以前ヤツと戦った際にその肉体事取り込んだヤツの仲間の反応も体内には無かった事に気づき道連れにしたのがそいつだった事に大声でその場で笑った。
そもそも、ヤツが俺と戦っているその理由がそいつだからな!!
なぜ、そうなったのか?と言えば…。
ヤツの仲間…確か名前は、ミューゼル・カーバインとか言っていっていたか?
あの出来そこないと戦う前にそいつと戦い、その時使っていた肉体が使い物にならなくなっため…。
その代用として、死に掛けていたそいつに取り込みそれを使ってその後ヤツと戦ったりもした。
だが、その最中事もあろうかヤツは俺の支配に抗ってきたのだ。
その結果、やつの魂をやつ等にはくれてやったがこの肉体はそのまま。連中はこの肉体を目当てにしている。
ちなみになぜ、黒龍を封じたのに黄天かと言えば…。
これに名をつけた聖王教会の連中が聖黄を照らす光を意味すると言う事でつけたらしい…。
「さて…。少し予定が狂ってしまったが、とりあえずあの出来そこないも死んだ事だし例のシステムでも奪いに…」
「そいつは、どうかな?」
「誰だ!!」
ヤツがいなくいなくなった事で、少々感慨耽っていた俺はそもそもここに来たその理由を思い出しその場を立ち去ろうとした。
そして、その事を声に出した所上空から突然男の声が聞えていた。
それを聞いた俺は、上空を見上げそれを確認する。
「…ったく…。このバカ姉貴が…こんなムチャしやがって…」
「貴様…。ユウ・サエグサ!!」
上空を見上げた所、そこには気を失っているあの出来そこないを両腕に抱えたバリアジャケットを着たユウ・サエグサが空に立っていた。
なぜ…ヤツが…?
俺は、ヤツがいきなり現れた事に驚き上空に浮かぶヤツを見上げていた。
「魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その44「参戦」始まります」
魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その44「参戦」
地上本部周辺地域
ノア視点
「急げ~!!」
ガジェット達からの足止めを食らっていたあたいは、ミツキがいた方角から蒼い光が光ったのを確認。
そして、まだあたいの周りにいたガジェット…その数およそ数百体を合流してきた楓とシグナムそしてサイモンに押し付け急ぎミツキの元へと急いだ。
あんにゃろ~!!
あたいが行くまで無茶するなっつったのに!!
自爆なんかしやがって!!
…でも!!あたいとのリンクが微弱だが、まだ切れてねぇ!!
って、事は…まだ生きている!!
ミツキの元へと急ぎ飛んでいくあたいは、ミツキが仕出かした事がなんなのかあの光を見た途端にすぐに把握。
さらにミツキとあたいの間にある魔力供給のリンクがまだ微弱だが繋がっている事を確認。
心の中でミツキ対し文句を言いつつも状況を確認するために飛行速度をさらにあげた。
「見えた!!って…あいつは!!おい!!ユウじゃねぇか!?それにミツキ!!」
あたいがミツキの反応が出ている位置付近まで来た所、そこには地面に傷だらけで立っているゼールとそこから少し離れた所にミツキを抱いて立っていたユウが睨みあっている光景が見えた。
それを見たあたいは、すぐさまユウに声をかけ彼の横へとおりたった。
「ノアか…。遅ぇよ」
「うるせぇ!!それよりどうやってここまできた!!」
あたいが来た事に気づいたユウは、ミツキを抱きかかえたまま声をかけてくる。
その声に対しあたいは、声を荒げ反論。そして、なぜ?ユウがここにいるのかを聞いて見た。
「どうやってって…。力と一緒にガジェットとかと戦っていたら急にやつに思いっきりケリ飛ばされて…。んで、ココに飛んできたら爆風で吹き飛んでいる姉貴を見つけて助けたってわけだ。ったく、力のヤツ…思いっきりケリ飛ばしやがって…」
「なるほどなぁ…。力のヤツも中々やるじゃねぇか?」
ユウの答えを聞いたあたいは、力に関心した様子でそれを返す。
「ノア…。姉貴の事を頼む」
「お前が殺るのか?ヤツと?」
あたいの答えを聞いたユウは、真剣な眼差しでミツキの事を託してきた。
その声に対しあたいは、ユウと同じ表情でそれを返す。
「ああ…」
「わかったよ。だったら、好きにしな。でも、やばくなったら割って入るぞ?いいな?」
「ああ…」
あたいの声を聞いたユウは、短く返事をする。
ユウのそんな態度に対しあたいは、やれやれといった様子をしながらそれを了承。
ヤツからミツキを受け取りその場から離れながらユウに声をかける。
その声にユウは、もはやゼールにしか目がないのか再び短い返事でそれに答えていた。
ミツキ視点
ガキーン!!
ガキーン!!
ドーーーン!!
「…ツキ!!おい!!起きな!!ミツキ!!(ペシペシ)」
う…う~ん…。
「ミツキ!!目ぇ覚ましたか?」
「の…ノア?それに…ユン先生?わ…私…」
辺りには大きな音で私が意識を回復した所、目の前には私の頬を叩くユン先生の顔と声をかけ続けていたノアの顔が見えた。
それを見た私は、イマイチその状況がつかめないため2人にそれを確認した。
どうやら、私は地面に寝かされているらしい…。
「ふぅ~。これで、一安心だね」
「まったくだ。まずは、ここは天国でも地獄でもねぇからな?んで、なんでお前がここにいるかと言うとあいつがお前を助けてくれたお蔭さ?」
「あいつって…?ゆ…ユウ?!なんで、あいつが!?」
私の声を聞いたユン先生は、安堵の声をあげそれを聞いたノアがその声に納得しつつも私をその場から状態を起こしながらゼールと戦っているユウの姿を私に見せてくれた。
それを見た私は、彼の姿に驚きの声を上げた。
「それについては、カクカク云々でな?それで、今お前の胸元にあるカードっていうのが…。ユンが、ゼスト隊長から受け取ったカードって訳さ?」
「ゼストのヤツ…。私には何にも言わずにあの光を見た途端、そのカードを私に渡してアギトと一緒にこの空域から去っていったよ?「また出直す」っていってな?」
「そうですか…。それで、後どれくらいで回復しますか?」
私の驚きの声に対しノア、ユン先生の順でその状況を説明してくれた。
それを聞いた私は、その説明のあったカードをみつつ後どれ位で回復するのかを聞いた。
「そうだね…。とりあえず後5~6分もしりゃ回復す…(ミツキさん!!)おや?ティアナ?以外と早かったわね?いったいどうやってガジェットの足止めを交わしてきたんだい?」
「飛鳥さんにガジェットを押し付けてきました!!」
「なるほどな」
私の質問に対しユン先生が答えている最中、ティアナが私達の所にたどり着いてきた。
それを見たユン先生が、彼女にどうやってここまできたのかを確認。
すると、ティアナは、飛鳥さんに押し付けてきたと言いその声に対しノアが納得の声をあげていた。
「それで、ミツキさんは!!」
「大丈夫よ。まだ生きている。それにもう少ししたらユウの援護をしなきゃ…」
「何言ってるんですか!!そんな体で!!」
ノア達と話をしていたティアナは、彼女に対し私の状態を確認。
それを聞いた私は、その声に答えさらにユウの援護をすると彼等に話をした。
私の話に対しティアナは、それに反対する声をあげた。
「まぁ、ティアナもこのままじゃあの戦いに参戦しかねねぇ…それに、ユウも納得しねぇだろうから…。今回は、あたいが行くからミツキはこのまま待ってな?」
「ノア…まさかアレを?」
「そのまさかだ。ユウならやれる…。いいだろ?ミツキ」
ティアナの声を聞いたノアは、まるでその間に割って入るかのように私に対し声をかけてきた。
それを聞いた私は、ある事を思い出しそれをノアに確認。するとノアは、そうだといい私に対し確認を取ってきた。
「……いいわよ?でも、それで、ダメなら…」
「わぁ~ってるよ?んじゃ、行ってくる」
ノアの声を聞いた私は、少し考え込んだ後それを了承。ただし、ひとつだけ条件をつけた。
つまり、ユウがダメなら私が行く…と…。
それを聞いたノアは、それを了承。通常サイズに戻りユウの元へと向かって飛んでいった。
前回読んだ方からすると「あれっ?」と思うかも知れませんが…。
今回は、前回とは違った内容でやっていきます。
次回は、今回の続きと…あの超甘党で感想で出番待ちをしていた「彼」にも登場してもらいましょうか(笑)
もちろん!!参加賞は、あの子のプロマイドって事で(笑)
尚、参戦希望の方がいれば感想欄もしくは私宛てにメールを下されば作品を読ませていただいた上で随時対応していきます。
では…また次回。
今回、お付き合いいただきありがとうございました。