魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~   作:左近 遼

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ユウとゼールが戦闘をしているちょうど同じ時…。

聖王教会 地下室

大地視点

「よいか!!ゼール様…いや、ゼールが勝とうが負けようがこの戦いの後…。我が聖王教会が、管理局が支配するこの世界の実験を握る!!そして、聖王様をあの機動六課から取り返す!!あのファントム・ナイツや管理局が影で行っている傲慢非道な行動をこの世にさらす事で!!」

「「「おおっ!!!!」」」

姉貴(楓の事)の依頼により俺は、ある事を調べるために聖王教会へと侵入した。

地下室の中へと入り部下達に紛れ込んだ俺の耳には、今回のターゲットである聖王教会司祭であるマルゲが、自身の部下達を集め用意されていた壇上に立ち手に持っている資料を掲げ声高らかにこの世界の今後の事を演説が聞える。

その話を聞いたその部下達が、喚起の声を上げながらその演説を聞き入っている様子。

誰も、俺の事など気づかずに…。

さて…これからどうするか?

姉貴が、言っていた事は事実であったが…後はこれをどう未然に防ぐか?だ。

ここにいる連中をいつも通りただ潰してしまうのは、簡単だが…。

それだと、この事を逆に利用しかねられない。

無抵抗な我々を暴力により弾圧した…などとぬかして。

そうされるとミツキさん達の立場は、悪くなる一方。

姉貴が、体験したあの未来へとまっしぐら…って事だ。

その未来の事については、別の機会に語ってもらうとして…。

この会話の内容は、一応録音はしているが…こいつ等の野望を暴くための証拠能力はないに等しい。

なにせ、こいつ等はまだ具体的には何もしてはいないからな?

ただ、地下室に集まって司祭の話を聞いているだけ。ここで、管理局に対し反旗でもしてくれりゃ話は別だけどなぁ?

けど、もしそうなったとして…。

この世界とは別の世界の人間である俺が、いう事をミツキさん達以外にいるこの世界の人間の中で信じるヤツがいるか…と言う問題もあるけどな?

と、俺があれこれ考えていた所…。

「今回我々が動くのは、今現在行われている戦いの推移を見守り…その決着がついた後!!それで、状況は?」

「ハッ!!報告によりますと…現在、押されていたスカリエッティにゼール様の軍隊が加勢に入り状況は拮抗。管理局からも援軍も続々と到着しておりこのまま数で押し切られてしまう可能性が…。さらに、ゼール様ご自身もまたミツキ・サエグサとの戦闘にあのユウ・サエグサが割って入りその戦闘を引き継いでおります」

「ほぉ~あのユウ・サエグサまでも出てきてくれたか。皆の者…聞いたか?状況は、我々の方にますます傾いておる。(((おおっ!!)))では、皆の者。まだ早いが前祝の祝杯でもあげようではないか?」

マルゲの声を聞いた部下の1人が、受け取った資料を元にその内容を報告する。

それを聞いたヤツは、笑みを浮かべながら部下達に声をかけその後前祝として部下全員分のシャンパンとグラスを用意させるよう別の部下に声をかける。

どうやら、前祝の宴会でも始めるつもりだろうな?

そう考えた俺は、これ以上ここにいる必要がないと判断。

仲間達と合流するため、一度その地下室を後にした。



「魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その45「動き出す野望」始まります」





その45「動き出す野望」

魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その45「動き出す野望」

 

 

聖王教会周辺 合流ポイント

 

ツバキ視点

 

「大兄ぃ!!お帰り!!」

 

「遅いよ!!大地!!」

 

「すまん。少しばかり時間が過ぎた」

 

私、ツバサそして、異世界から来た楓さんから紹介された新田飛鳥君の3人は、指定されたポイントにて楓さんから紹介を受けたもう1人の男性…。

 

聖王教会に潜入していた南大地さんの到着を待っていた。

 

指定されたポイントは、聖王教会から少し離れた小屋。

 

元々、私とツバサは、あの腕輪が外れた後…一度は「暁の里」で暮らしていたものの聖王教会内部でマルゲが言触らしているある噂の事が気になり里の長に許可を取りその調査を開始。

 

その最中で、母(ミツキの事)の知り合いと名乗る南楓さんと連絡を受けその弟の大地さん…。そして、この件に関し情報をくれたミツヨさんの知り合いであるユン先生の恩師である新田源三さんのお孫さんである新田飛鳥君とその行動を共にする事となった。

 

私達は、まずはお互いが持つ情報を共有。そして、聖王教会に大地さんが潜入。

 

ツバサがハッキングをかけ情報収集。私と飛鳥君で、双方のバックアップを行うといった役割分担をした後集合時間を決めその行動を開始した。

 

集合時間から少し過ぎた後、大地さんが戻ってきたのを見た飛鳥君とツバサの順で彼に声をかける。

 

その声を聞いた大地さんは、すまなそうな顔をしながらそれに答えていた。

 

(ようやくそろったようじゃの?)

 

(そのようですね?先生?)

 

「爺ちゃん!!それにJさん!!」

 

全員が、合流した所で私達の目の前に画面が開きその中から新田源三さんとJさんが声をあげ全員がいる事を確認しその画面を見た飛鳥君が声をあげる。

 

(飛鳥もガンバっているようじゃの?それで状況は?)

 

「真っ黒…。連中、今起こっている地上本部襲撃が終わった後その行動を開始するらしい。今頃地下では酒盛りの真っ最中だ。一応、連中が集まっていた地下室での会話は録音したものはあるけどな?」

 

「ハッキングはしてはみたけど…。ファントムの行動とかを調べていたのは、わかったけど…。具体的な計画とかは、端末とかにはなかったよ?おそらく端末じゃなくって紙媒体のものに書いてあると思うよ?」

 

「俺とツバキさんで色んな人に聞き込みをしてみたんだけど…。「聖王様が、復活して我々を夢の世界へと導いてくれる」って、マルゲってヤツがよく言っていたって事くらいしか…」

 

「ええ…。それ以上の情報は、今の所ありません」

 

源三さんの声に続き大地さん、ツバサ、飛鳥君に私の順で自身が調べた情報を報告した。

 

(うむ。そうか…)

 

(大地さんが録音してくれた会話の内容で、連中が事を起すことはわかっているのですが問題はそれをどうやって未然に防ぐ事が出来るか?しかも、この戦いが終わるまでの短い間で…)

 

私達の報告を聞いた源三さんとJさんは、難しい顔をしながらその声に答える。

 

「なら、今酒盛りをしている連中を一気に締め上げれば!!」

 

「そうだよ!!」

 

2人のそんな様子を見た飛鳥君が強攻策を提案。ツバサもそれに続く。

 

「ちょっと待ってくれませんか?その前に、その話…詳しく聞かせてもらえませんか?」

 

そんな中、突如ドアが開き外から白いスーツを着た男性が入ってきた。

 

「誰だ?てめぇは?」

 

「僕の名は、ヴェロッサ・アコース。本局査察部に所属する査察官さ?僕も君達と同じ事を調べていてね?その話を聞きたいのと…。やるならこっちの世界での後ろ盾があった方がいいのかな?って、思ってね?」

 

大地さんの声に答えたアコース査察官は、自己紹介を下後ココに来た目的とある提案をしてきた。

 

その言葉を聴いた私達は、彼の言葉を信じその「後ろ盾」がいる所へと案内された。

 

 

聖王教会内 騎士カリムの執務室

 

飛鳥視点

 

(…では、皆の者。まだ早いが前祝の祝杯でもあげようではないか?(カチッ))

 

「なるほど…。これを彼等が…」

 

俺達が通された部屋には、騎士カリムって言う聖王教会のお偉いさんがその奥にいた。

 

そして、アコース査察官から提出された大兄が持ってきた録音した内容とツバサが集めた資料に目を通した後俺達の方を見て声をあげる。

 

それにしても…こっちのフェイト…大丈夫かな?

 

俺がそんな事を考えていた所…。

 

「わかりました。そちらについては、こちらで今すぐに対応します」

 

「いや、俺達も(飛鳥君は、だ~め!!)なんでだ?ツバサ?」

 

騎士カリムの声を聞いた大兄が、自分達も協力すると言おうとした所それをツバサが俺だけダメだと言い始めた。

 

その理由を聞いた所…。

 

「だって、この世界のハラオウン執務官が今ピンチになりそうなんだもん!?」

 

「なんだって!!こっちのフェイトが!!」

 

ツバサの答えを聞いた俺は、驚きの声をあげる。

 

「なるほどな?なら、飛鳥以外の俺達で連中を潰す。だから…」

 

「わかりました。シャッハ?彼に転送ポートの準備を。それと彼等の後始末の準備を」

 

「はい、かしこまりました。こちらへどうぞ新田君」

 

「はい!!」

 

状況を認識した騎士カリムは、シャッハさんに指示を出し彼女の誘導により俺はこっちの世界にいるフェイトの元へと向かおうとした。

 

すると…。

 

「ボクも行くよ!!こっちのフェイトさんとは面識があるしそれにエリオ君の事やママの事が心配だから!!」

 

「わかった!!いくぞ!!ツバサ!!」

 

「うん!!」

 

転送ポートへと向かおうとした所ツバサも行くと言い出した。

 

それを聞いた俺は、それを了承。彼女と共に転送ポートへとむかった。

 

 

待っていろよ!!フェイト!!

 

 

地上本部周辺

 

フェイト視点

 

「――ック!!」

 

私の周りには、現在大量のガジェットと怪物達が群がっていた。

 

元々、トーレと名乗った戦闘機人と戦っていたのだがその怪物やガジェット達は味方であるトーレをも攻撃。

 

彼女は、その怪物達により撃墜された。

 

残るは、私1人。

 

怪物やガジェットの攻撃に対し私は、防戦一方…なんとかこの状況を打開しようとしていた。

 

このままでは…。

 

私が、そんな事を考えていた時…。

 

「ライダー!!キィーーーーーーーーーーク!!」

 

ドゴゴゴゴゴーーーーーーーーーーーーーーーーン!!

 

「いっけぇ!!ツインブレード乱れ切り!!」

 

ズバババッ!!ドゴゴゴゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!

 

突如、周囲にいたハズの怪物やガジェットの一部が次々と爆発を始めたその光景に私は驚いていた。

 

「大丈夫ぅ!!フェイトさん!!」

 

「ツバサちゃん!!それと…」

 

「彼は、僕の友達で新田…じゃなかった!仮面ライダーD(飛鳥の事)。助っ人に来たよ!!」

 

そうしていた所、私の周囲にツバサちゃんと仮面を被った男の子現れ彼女が声をかけてきた。

 

彼女の声を聞いた私がその仮面をつけた子の事に対し疑問の声をあげた所、ツバサちゃんが彼の事を紹介してくれた。

 

ツバサ視点

 

(なんで無言なんだよ!!飛鳥!!)

 

(いやだって…こっちのフェイトがこんなに大人の女性だなんて…思ってもいなかったし…その…。って、いうか!!そうなっているなんて聞いてねぇぞ!!ツバサ!!)

 

(ゴメンゴメン。言い忘れていたよ(笑))

 

(笑うな!!)

 

ボクとフェイトさんが話をしていたその時、その横にいたライダー姿の飛鳥は終始無言だった。

 

それに気づいたボクは、念話で飛鳥に声をかける。

 

ボクの声を聞いた飛鳥は、なんだかテレている様子でその問いかけに応じていた。

 

どうやら飛鳥の世界のフェイトさんは、まだ子供で…飛鳥はその姿を想像していたみたい。

 

つまり、あっちの世界のフェイトちゃんがこっちでは大人…。

 

その事をボクは、ワザと飛鳥には言ってなかった。

 

理由についは、どういう反応を示すか楽しみだったし!!

 

これって、某野獣さんが命名したママの「悪ふざけ」?

 

(ツバサぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)

 

どうやらボクの説明が、飛鳥には聞えていたらしく…念話でそれも大声でツッコミを入れてきた。

 

「とにかくありがとう…。ツバサそれに仮面ライダーD」

 

「それは、この状況がすんでから…ね?」

 

「…そういう事だな?」

 

「そうだね?」

 

フェイトさんの声を聞いたボクと飛鳥は、ひとまず置いといて後この状況を終わらせる事を提案。

 

彼女は、その事を了承。ボク等は、改めて戦闘を開始した。

 

 

 

異世界 新田研究所

 

源三視点

 

「彼女の方は、どうじゃ?」

 

「ユン先生からの報告によると戦闘や自爆でのダメージこそありますが、石の力をフルドライブさせていないため最悪の事態は免れるとの事です」

 

大地君とツバキちゃんが、マルゲ達の元へと突入したのを確認した後ミツキちゃんの事が心配になり彼女の側にいると言うユン君にJ君が連絡を取りその様子を確認。

 

私の声にJ君が、彼女から確認した内容を報告してくれた。

 

「自爆…なんてムチャな事を…」

 

「彼女の決意は、我々の考え以上…だったという事ですね?源三先生?」

 

その報告を聞いた私は、なんとも感慨深い表情をしながらそれに答えその姿を見たJ君も神妙な面持ちをしながらその声に答えていた。

 

「そこまでして…。あの子は、一体何をしようとしていたのじゃ?」

 

「やはり、我々と連絡が取れなくなった…あの時に何かが?」

 

「…そうとしか考えられんのぉ。ユンからはあの時の事は一応聞いておるが…。詳細については、その現場にいた当事者に聞かねばわからないのが現状だからのぉ?ユン君も詳しい内容は知らぬらしい」

 

「そうですか…」

 

大地君達の戦闘が続く中…ワシは、別画面に表示させたミツキちゃん達の様子を見ながらJ君と話をしていた。

 

「今ここで、ミツキちゃんの事を話しても先に進まん。まずは、飛鳥と大地君達のバックアップを」

 

「了解しました」

 

そんな中ワシは、一度この話を中断し目の前の現状に対し対処するようJ君に指示。その行動開始した。

 

 

 

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