魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~   作:左近 遼

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機動六課施設内 訓練施設内(設定 廃棄都市)

なのは視点

ドカーーーーーーン!!ドゴーーーーーーン!!

(待てぇ!!大人しく縛につけぇ!!ノア!!)

(やなこった!!なんで、お前みたいな半人前以下のスバルなんぞに捕まらなきゃいけねぇんだ!!あたいは、これを逃げ切ってさらなるご褒美をもらうんだ!!)

(スバル!!待ちなさい!!先行しすぎ!!)

新人達がその準備を終え、訓練が開始されてそろそろ30分…。

私が、元々訓練相手として用意したガジェット・ドローンをスバル達が全て撃破。

残るは、今回のミッションの最終目的となるノアの確保へと向かっていった。

訓練前に例のコンペイトウで殴られたスバルは、その時の事を思い出しているのか彼女の前を飛ぶリインと同じサイズで赤髪を肩辺りまで伸ばした髪形のユウ君のお姉さんの使い魔?と名乗る女性局員ノアに対し声を荒げながら追いかけていた。

スバルの声に対しノアは、余裕な表情でそれに答える。

でも、スバルのその行動に対しティアナ達が付いていく事が出来ない様子。

スバルに止まるよう告げるティアナの怒号が、私が今いる訓練場内にあるビルのその屋上にまで響いていた。

さて…この状況…センターガードであるティアナ…。

あなたなら、一体どう他のフォワード達を動かすのかな?

自身の目の前に展開された空間パネルに写るティアナの様子を見ながら私は、少しの笑みを浮かべながらふと彼女がこの後どう動くのか?その様子を彼女にある種の期待感を抱きながらその様子を見ていた。

(んもぉ!!あのバカ!!…だったら…。ごめん、エリオ!!スバルのフォローを。キャロは、エリオに強化魔法を!!)

((わかりました))

「あの…さらなるご褒美…なんてありましたっけ?」

「ユウ君?そんな彼女に話したの?」

「いえ、まったく…」

ティアナの指示が飛ぶ中、その画面を見ていたシャーリーが先ほどのスバルとノアのやり取りの中で気になった事を口にする。

その声に対し私は、その横で空間パネルを操作するユウ君に聞いて見た。

私のそんな問いかけに対しユウ君は、「そんな事言ってはいない」と言わんばかりにキッパリとそれを否定。

どうやら、彼女が勝手に言い出していることらしい…。

「でも、どうするのよ?ユウ君?これじゃ、訓練じゃなくって単なる「鬼ごっこ」だよ?」

「あんにゃろ~…。チッ!!仕方がねぇここは…(ユウ君待って!!)隊長?ですが…」

「大丈夫。ティアナはただ、スバルに怒っていた訳じゃない!!あれ?見て?」

「なるほど…わかりました」

ユウ君のそんな様子に対しシャーリーが、新人達の各デバイスの動作状況等が表示された画面を睨みつけながら彼に声をかける。

その声に対しユウ君は、仕方がないと言った様子でスバル達に対し援護をしようと自身の前に展開された空間パネルを操作。

でも、次の瞬間…。

ティアナ達の様子の変化に気づいた私が、彼のその操作を辞めるよう声をあげる。

私のその声に疑問の声を上げるユウ君に対し、彼等の様子を見るよう告げる。

すると、ユウ君は、その様子を見た次の瞬間。私が、言わんとしている事をすぐさま理解してくれその操作を行っていた手を止めてくれた。

そして、フォワード達の一発逆転の作戦が開始された。

(今です!!モンディアル三等陸士!!)

(了解!!)<ソニック・ムーヴ!!>

訓練場では、キャロの強化魔法を受けたエリオが彼女から指示されたタイミングでソニック・ムーヴを発動。ものすごい勢いで、前を走るスバルの横を併走しはじめる。

(ナカジマ二等陸士!!)

(!?…うん!!わかった!!エリオ!!先行して!!)

スバルに併走したエリオは、スバルに声をかけた後アイコンタクトと交わす。

それに対しスバルは、それに頷き彼に先行するよう告げる。

(おっ!?追いついてきやがったな?だが!!) グオン!!

(まだです!!)グオン!!

エリオが追いついてきたのに気づいたノアは、それに対し声をあげ自身のスピードをさらにあげ彼もまたそんな彼女に声を上げた後その速度をあげた。

エリオとノアによる追いかけっこが少しの間続く…でも、その終わりはあまりにも唐突であった。

(へへ~ん!!どうだ!!ひよっ子共!!げぇ!!)

後を追うエリオを振り払おうと考えたノアは、そのスピードをさらにあげる。

でも、それにはエリオは付いていかずそれに気づいたノアは、後ろを振り返り満面の笑みで彼等に声をかけその前を再び向いた所…。

ヒュン!!ヒュン!!ヒュン!!

ドドドドドドーーーーーーーン!!

突如、ノアの前方から多くの魔力弾が彼女におそいかかり彼女の側でその全てが爆発する。

(ゲホッ!!ゲホッ!!ちっきしょー!!あのヤロー(エリオの事)にあたいの事をおっかけさせている間に先回りしあがったな!!ティアナ!!)

(その通りよ!!ノア?さぁ、チェックメイトよ!!)

(まだまだ!!(ティアだけじゃな~い!!)げぇ!!す…スバル!!)

魔力弾が爆発したその煙の中から現れたノアは、その煙を吸い込んだのか咳き込みながらその前方にいるティアナと…そしてその横で彼女の魔力弾の威力強化をしたキャロに声をかけた。

どうやら、先ほどエリオとスバルが行ったあのアイコンタクトの意味は、エリオがスバルの変わりにノアを追いかけるからスバルはティアナ達と一緒に先回りして?って言うティアナの指示の確認する意味合いだったみたい。

ノアの声を聞いたティアナは、その声に答えもう終わりである事を彼女に告げる。

だが、そんな事はまだ認めてはいないノアは、さらに逃げようとした所爆発の煙にまぎれてその姿を隠してスバルが彼女のその後ろに突如現れそしてノアに対し声をあげる。

彼女の突然の登場に驚くノア…。

(ちょ…っと待て!!まさか、こんな近距離でそれを…)

そして、スバルの左手に空色の魔力の玉が形成されている事を気がつき…。

(そうだよ!!さっき…無茶苦茶痛かったんだからね!!それにこの距離は私の距離!!さっきのお返しのぉ!!…ディバイーン…バスター!!)

ノアが、声をあげるもスバルはそれを一切無視。

私も使っているあの魔法を発射した。

ドゴーーーーーーーーーーーーーーーン!!

(んぎゃーーーーーー!!)

周囲に大きな爆発とノアの声が響き渡った。

その結果…ノアは、その直撃を受けた後…スバル達に御用となった。



訓練終了後…。

機動六課隊舎内 食堂

アルト視点

「うんめぇ!!おいっ!!ユウ!!これ、大地にも送ってやれ!!もちろん、スバルの写真付き(セクシーショット)でな?」

「ふぇ!!な…なんで、私!?」

「お前が、直接持って言ってやればいいじゃねぇか?面倒くせぇ…」

「それにしても、初日からハードだったみたいだね?」

「ええ…。お陰さまで、もう体がボロボロよ?」

ユウと別れた後、ロングアーチでの業務を終えた私は、ノアが六課に来ている事を聞きつけ訓練に協力してくれたそのお礼として六課の食堂で「部隊長特性 チョコレートパフェ」を満面の笑みでほお張る彼女とユウ。そして、初日の訓練を終え既にヘトヘトな状態の新人フォワード達と合流した。

自身の体よりも大きな器入った「部隊長特性 チョコレートパフェ」を次々と口にしその側の席に座るユウに対し話しかけるノア。

その様子に彼女を囲むように席に座っているエリオとキャロが、その様子を疲れた様子見せながらも興味津々な様子で見つめ…ノアの声に驚きの声をあげるスバル。

ノア達のそんな様子を尻目に私は、今日の訓練の様子をティアナに話しかけそれを聞いた彼女は疲れた様子を露にしながらその話に答えていた。

ちなみに、ティアナ達と私はつい今しがた出会ったばかりでその際スバルの提案により互いにファーストネームで呼び合う事を決めたためこのような内容になっているの?

スバルの提案に私達はすぐに同意。

でも、エリオとキャロは、全員年上と今日が初日であるため同意はしてくれたもののすぐには対応出来ていないみたいで…。

「起用に食べていますよね?ルシエ三等陸士?」

「そうですね?モンディアル三等陸士?フリード?」

「くきゅ~」

と、現状ではまだまだこんな感じ…。でも、言葉こそ固いもののそこは同世代の子供同士…キャロの使役龍である「フリードヒリ(通称:フリード)」を解しつつ徐々にではあるがその距離を縮めていった。

「それにしても、一体何しに来たの?ノア?」

「まさか、スバルの事が心配なミツキさんの代わりとしてその…様子を見に来た?とか?」

「私は、そんなに子供じゃないよ!!ティア!!」

エリオとキャロがそんな事をしている中、私は、ノアに対しココに来たそもそもの目的を聞いて見た。

私の声を聞いたティアナは、冗談めいた顔をしながら一つの可能性を示唆。

その声を聞いたスバルが、ティアナに対し声をあげる。

「仕事のついでだよ?ついで?(仕事?)ああ。なんでもはやてが、「ミツキの所に挨拶しに行きたいから予定を教えろ」って言うからあたいがその打ち合わせに六課に来たのさ?スバル達の様子を見に行ったのはそのついで?」

「でも、直接ノアが六課に来なくても…通信だけで済む話じゃないの?」

「本来ならそうする所なんだが…。正直に言うと、今回ミツキの代わりにユウが六課に来る事になった関係で地上本部の…特にそのトップに君臨するレジアス中将があまりいい顔をしてなくてな?それで、あたいに直接六課に行くがてらその様子を見て来いって話になってな?それで来たって訳さ?」

スバルとティアナのそんなやり取りを横目に見たノアは、六課に来た本来の目的をその手を止めずにその話をし始めた。

彼女の話を聞いたティアナは、その話に疑問の声をあげる。

「…やっぱり、六課の事をよくは思ってくれてはいないんですね?レジアス中将?」

「かもな?でも、それもあくまで表向きの話だと思うぞ?(どういう事?)大方、ゲンヤのおっちゃん…つまりはスバルの父親で陸士108部隊の部隊長が中将にミツキが落ち着かない。いますぐに六課にスバル達の様子を見に行きそうだ!!」って、報告でもしたんだろ?なんせ、今日のミツキ…ユウが六課に行く事を知ってからというもの…本当に落ち着かなくてな?六課に向かうユウを襲ってお前に化けて六課に行こうとしていたくらいだから?あいつの執務官補佐のクリスやナリアが、そんなミツキを必死に止めていたからな?」

ノアの話を聞いたキャロが、その顔を暗くしながらその話に声上げる。

そして、その声を聞いたノアがキャロの話を認めつつもその本音を私達に話してくれた。

「み…ミツ姉…」

「その方がよかったのかも?それなら私もあれこれ聞けるから?あんた…今すぐミツキさんの所に行って殴られて気を失って…それで、入れ替わってもらえば?」

「おいっ!!」

ノアのそんな裏事情を聞いたスバルは、少し呆れた様子で声をあげその一方ティアナは、「そうなればよかった」と言わんばかり表情でユウに声をかけそれに対しユウは、それに対し声を荒げる。

「つ~訳だから、スバルとティアナ…それにアルト?悪いんだけど、ちょくちょくミツキに連絡を取ってもらえねぇか?でないと、あいつ…さっきあたいが言った冗談…。悪ふざけになるかもしれないからな?」

「わかった」、「うん、いいよ」、「りょ~うか~い」

そんなやり取りを聞いたノアは、ティアナと私、そしてスバルに対し先輩(ミツキの事)がそんな暴挙に出ないよう協力するよう申し訳なさそうな顔をしながら声をかけそれに対しティアナ、私、スバルの順でそれを了承する声をあげる。

ノアは、その後、私達とあれこれ話をしそして帰って先輩に見せるための写真をいつくか取った後六課を後にした。

そして、そんなこんなで始まった私達の機動六課での初日は…。

その幕を下ろした。


「魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その3「蒼き伏龍」…始まります」



その3「蒼き伏龍」

魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その3「蒼き伏龍」

 

 

クラナガン中心部 地上本部内1階エントランス

 

フェイト視点

 

「これで、大体の所は回ったね?はやて?」

 

「そうやね?まっ、次がメインイベントみたいなもんやけど?」

 

はやてと共に地上本部を訪れた私は、六課が主に担当する「レリックの回収」について彼等の協力とその説明をするための会議に参加。

 

その後、関係部署への挨拶周りを終え本部の1階エントランスへとやってきた。

 

緊張の連続だった挨拶周りを終え安堵の声をその隣を歩くはやてに声をかけた私に対しはやては、それに笑顔で答える。

 

でも、その後、その表情を一瞬だけ難しい顔にさせていた。

 

はやてがこうなるのも無理はない。

 

なんせ…次に行く所がある意味最大の山場だから?

 

ここで、失敗すると最悪の場合…その次に行く所で門前払いを食らうのは確実。

 

個人的には、挨拶しに行く必要もないと考えてはいるが…。

 

でも、「レリック」を全て回収するためにまず必要なのは「情報」。

 

その情報を彼等…つまりは、本局所属第13独立部隊「ファントム・ナイツ」が有する管理局内最大の情報網「INS-α(インフィニット・ネットワーク・システム α(通称:アルファ))からの情報があればかなり有利に事を進められる。

 

その「INS-α」は、現ファントム・ナイツのトップである総司令…通称「姫」と呼ばれている人が元々未完成であったそのシステムを完成させファントム・ナイツで運用しているもの。

 

はやても…そして私の母親であり六課の後見人でもあるリンディ・ハラオウン統括官もその事を重要視。

 

今回、私とはやては、彼等に対しその「INS-α」で集められた「レリック」について彼等が知りうる情報…そして、新たに得られたその情報を六課に提示してもらえないか?…そして、ユウとアルトが六課に来た目的について…彼等に確認するためにそのアポイントを取り付けている。

 

そして、この次にここ…地上本部で会う約束をしているのが…そのファントム・ナイツの創設期より関与している人物でユウのお姉さんである「ミツキ・サエグサ」さん。

 

今回は、地上本部で少将としての彼女と会う予定となっているがそれ以外にも、執務官でもあり陸士108部隊技術開発室所長でもある彼女が、いまだ明らかにされてはいない「ファントム・ナイツ総司令」…通称「姫」とも目されている人物。

 

彼女と友人関係でもあるはやては、まず彼女に会い少将と陸士108部隊技術開発室所長である彼女に会いそこでの協力してもらう事を確約させ…そして、ファントム・ナイツの隊舎で今度は総司令である彼女と会いそこでファントムの協力を得ようと考えている。

 

果たして…それが上手く行くのだろうか?

 

その席に…私がいたとしても…。

 

「はやてちゃん!!フェイトちゃん!!」

 

「えっ!?なのは?どうして?確か、訓練のハズじゃ?」

 

「ウチが呼んだんや?なのはちゃん!?こっちや!!こっち!!」

 

はやてのそんな様子を横目で見ながらあれこれ考えていた私の耳に突如、今日は六課でエリオ達と共に訓練をしているハズのなのはの声が聞えてきた。

 

突然のなのはの登場に驚く私に対しはやては、彼女がここにいる理由を話した後手招きをなのはの事を自身の所まで呼びつけていた。

 

はやて視点

 

ゴロゴロ…。

 

「はぁ、はぁ…なんとか間に合った…」

 

「ギリギリセーフやな?」

 

ウチの声に駆け寄ってきたなのはちゃんは、引っ張ってきた大きなキャリーケースをその場に立てそれにもたれかかりながら息を整え安堵の声をあげていた。

 

その声にウチが、つけていた腕時計を見ながら予定時刻にギリギリ間に合った事を告げる。

 

「もう!!午前中の訓練が終わったその直後に念話で人の事を呼びつけておいてそれはないよ~!!」

 

「一体どういう事?」

 

ウチの声を聞いたなのはちゃんは、それに対し声を荒げその一方…この事について何も知らんフェイトちゃんが疑問の声をあげていた。

 

「いやね?六課の初日にノアが来たやろ?あの時、ノアからミツキの事を聞いてな?なんやったらスバル達の訓練の様子や今後の展望なんかをなのはちゃんから直接話してもおうと突如思いついてな?急ではあったんやけど、午後の訓練をヴィータに変ってもらってなのはちゃんに来てもらったんや?それに今開発中のスバル達の新デバイスについてアドバイスやらもらえたらとええかな?って。本来なら、シャーリーにも来てもらうハズやったんやけど…デバイスの開発の方で手が離せへんって言うから…」

 

「あっ、それについては、シャーリーから開発中のスバルとティアナの新しいデバイスのデータをもらっているからそれを見てもらった上で何かアドバイスが欲しいって。特にスバルのあの魔法について…。でも、見せるのは、スバルとティアナのだけ。エリオとキャロのデバイスについては、フェイトちゃんとの関係もあるから他の所に依頼するからって」

 

「そやね?それでええか?フェイトちゃん?」

 

「うん、いいよ。それで」

 

その声に対しウチが、その理由を告げた後なのはちゃんが、ここには来れないシャーリーからの伝言についてなのはちゃんがウチに話をする。

 

でも、フェイトちゃんは、その話にいい顔をしてはいなかった。

 

なんせ、フェイトちゃんは、元々その母親のリンディさんやクロノ君の部下等からミツキの事についていい話を聞いてはおらんからな?

 

大方、そんな奴に自分の部下でありその保護者にもなっているエリオとキャロのデバイスのデータや訓練の様子について言ってほしくはないのやろうな?

 

そんなフェイトちゃんの様子に気づいたなのはちゃんは、ウチに…というよりもフェイトちゃんに向かってミツキが関与するのはあくまでスバルとティアナのものだけと説明。

 

彼女のそんな話に対しウチがフェイトちゃんに対し、それでいいか確認しそれを彼女が了承。元の笑顔にその表情を戻した。

 

「それにしても、なんや?その大荷物?」

 

「だって?相手は、私達よりも早くにスバルとティアナの才能に気が付いていた人物。それに、ユウ君からの話を聞く限り…私達に対してのその期待は大きい。だったら、私としても彼女に対しキッチリ話をして…出来ればスバルとティアナに関して2人への訓練の方向性を共有出来たらなぁ~って。特にティアナの場合、本人の目標としている人がそのミツキ・サエグサ少将。やり方とかはともかくとして、どんな人物なのか…私としても知っておきたいと思って…。あれこれ資料とかを集めていたら…いつの間にかこんな事になっちゃって…」

 

「はやて?時間…足りるかな?」

 

「さぁ?」

 

そんな彼女の様子を見たウチは、気になっていたなのはちゃんが持ってきたその大きなキャリーバックの事について聞いて見た。

 

すると、なのはちゃんは、待っていましたと言わんばかりにその事について説明。

 

その話に対しフェイトちゃんが、少し唖然とした様子でミツキに会うために用意してもらった予定時間が足りるのかどうか疑問の声をあげそれに対しウチもフェイトちゃん同様唖然しながらそれに答えた後彼女が待つその部屋へと向かって言った。

 

 

地上本部内 ミツキの執務室

 

 

ギンガ視点

 

「失礼しま~す…。少将?この書類に…」

 

地上本部を訪れた私は、父さんから預かっていた書類にこの部屋の主であり現在少将としての業務を起こっているミツキさんにそのサインをもらおうとその執務室へと入室した。

 

すると…そこでミツキさんは…。

 

「それで?今はどんな感じなの?」

 

(騙し騙し使ってもらっている。つ~か、もう2つともフレーム自体にガタが来ていてオーバーホールをしても…もうダメだろうな?隊長達にもその事は報告していて…今新デバイスの開発が進んでいるのだが…)

 

「スバルの「ウイングロード」でその開発者が悲鳴をあげているって訳?」

 

(そういう事。だから、頼むよ!!姉貴!!あの魔法のデータ確か持っいてたよな?それをその開発者に渡してその悲鳴を解決してくれさえずれば、俺のこの貫徹の日々も終了するって訳なんだ!!だからたのむよ!!姉貴(パン!!)この通り!!)

 

「…と、言われても…。なんせ、相手はハラオウンだからね?手を貸してあげたいのは山々なんだけど…。「向こうからの依頼がないがない限り動くな!!」って、中将からも言われているから…(そこをなんとか!!)」

 

執務室のその奥へと進んだ私は、その奥のデスクでその弟のユウと通信をしている少し茶色がかった黒髪をロングヘヤーに伸ばしフチなしの眼鏡をかけた童顔で背の小さなその部屋の主であるミツキ・サエグサさんを発見。

 

そして、その直ぐ側にある別のデスクで自身の業務を黙々とこなしているオレンジの髪を肩口まで伸ばしその髪を中央で分けたミツキさんの主任補佐官のクリス・レイアランティスにその通信内容を聞こうと声をかけた。

 

「ねぇ?クリス?ユウ…一体なんだって?」

 

「スバルとティアナのデバイスの整備で毎日徹夜続きだからって、ミツキになきついているのよ?」

 

私の声に気づいたクリスは、仕事の手を休めやれやれといった様子でそれに答える。

 

ミツキさんは、ここ…地上本部で少将を務める以外にも…私が所属する陸士108部隊では部隊付きの執務官と技術開発室の室長…さらには、管理局には表向き存在しないとされる第13独立部隊「ファントム・ナイツ」にて総司令をも兼務しているためその補佐官が通常の人達よりも多い。

 

今、私と話をしたクリスが、その補佐官達のトップに立つ主任補佐官でありその下には、執務官補佐件ファントム・ナイツ司令補佐官のナリア・アッシュベルトちゃんと少将補佐官件執務官の時の捜査補佐官して私。

 

そして、ナリアちゃんと同じく執務官補佐であり彼女のパートナーでもあるノアが彼女の全ての業務をその代わりとして行う事が出来る選任代理官として…ミツキさんの業務をサポートしている。

 

ちなみにユウは、特に補佐官等には付かず独自の立場でそのサポートをしている。

 

それ以外にも、以前より入退院を繰り返す事が多い彼女のためにミツキさんの主治医であるクラナガン総合病院の医院長でもあるユン・エリシャさんよりの依頼によりその健康面をサポートするための選任医務官として同病院の医師アミュレット・レイジャック(愛称:アミ)ちゃんやファントム・ナイツの情報部に所属しているミオ・メイファちゃんが情報担当としてその補佐を行っている。

 

地上本部やファントムの人達は、上記メンバーの中でクリス、ナリアちゃん、私にノア。そして、アミちゃんにミオちゃん…それにユウ。さらに、レジアス中将の娘さんでその補佐官を務めているオーリス・ゲイツさんを含めたこの7人をミツキさんの二つ名である「蒼き伏龍」にちなんで「チーム 伏龍」と呼んでいる。

 

本来なら、1人のためにこんなに人数を付けている人なんてそんなにはいないんだけど…。

 

でも、ここ地上本部のトップであるレジアス・ゲイツ中将とミツキさんとユウの亡くなったご両親が古くからの友人であった事からよく気にかけてくださっているからこそ実現している話であり彼女が地上本部にとって優秀な人材である事から実現している話。

 

本局の人達…特にこれから来るであろう八神部隊長達の機動六課の後見人で、本局内にある最大派閥である「ハラオウン派」の人達やミツキさんの事をよく思っていない輩からすれば面白くない話。

 

「中将は、あの小娘(ミツキさんの事)が何か魔導士として以外の力を有しているのをああやって隠している」とか言って…よくイチャモンを付けてきているとか…。

 

クリスやノアは、それを「単なるデマだ」とは言うけど…。

 

でも、時より体調が突如悪化し発作みたいなものを起こすミツキさんから感じるのは…魔力では無く…それとは別の力…。それについては、私もユウも…少々の疑問は感じている。

 

家族みたいなもんなんだから…私達には、話してくれてもいいのだけど?

 

「…わかったわよ?もし、はやて達からそういう話があったらそのデータを渡しておくから?それでいい?」

 

(ああ!!ありがたい!!ちなみにこのお礼は、デバイスが完成したら2人のバリアジャケット姿を画像に取って送るって事で?)

 

「はいはい…。それじゃね?(ああ…また連絡する)」

 

プツン!!

 

「あまり乗り気じゃないみたいね?今の話?」

 

ユウとの通信を終えたミツキさんに対しクリスが、その表情伺いながら声をかける。

 

「だって、あのデータって…元々クイントさんのデバイス用に作っていたものだからね?いくらスバルのために使うとは言え…あまりいい思い出がないのよ?あのデータには?それにスバルにだけって言うのもね?出来る事ならギンガのも使ってあげたいんだけど…108じゃその開発予算がまだおりないのよ?」

 

「私のはまた今度って、事でいいですよ?それに元々母さんが使う予定にしていた「ゲイル・キャリバー」に使おうとしていた「ウイングロード」のデータがスバルの新しいデバイスに使われているって知ったら…あの子…大喜びしますよ?」

 

「…まぁね?でも…」

 

その声を聞いたミツキさんは、「まいったなぁ?」といった表情を浮かべながらそれに答えながら私の方をチラッと見る。

 

私は、その視線を感じながら笑顔でそれに答えユウの「お願い」を受けるよう促す。

 

でも、そんな私の声にもミツキさんは、どこか渋っている様子で今度はクリスの方をチラっと…まるで「助け舟をだして」と言わんばかりな視線を彼女に送っていた。

 

「まっ、相手の出方次第って事でこの話はお終い。だって、あちらさんだって、それが本当に必要なのか…それに本当にそのデータをスバルのデバイスの開発のみに使うのか…わからないしね?」

 

「まさか、フェイトさん達が…そんな事?」

 

その視線に対しクリスは、「仕方が無い」といった様子でその話に割って入りその話を終わらせようとするも彼女のそんな声に私が疑問の声をあげる。

 

「ギンガ?あなたは、そういうでしょうけど…。でも、これはあくまで地上本部と本局の一部署でのデータのやり取り…。友人同士で、何かを貸し借りするのとは違うの」

 

「つまり、それなりの手順を踏んで欲しい…と?」

 

「そういう事。そうしないと、上がうるさいのよ?特に本局との間でのやり取りについてはね?なんせ、昔…そんな手順を踏まずにやり取りしたデータが、本来の目的とは違う事に使われてそれによって地上本部の局員達が窮地に陥った…。な~んて事があったからね?ねぇ?ミツキ?」

 

「ま…まぁ…ね…」

 

私のその声を聞いたクリスは、先ほどまでの笑顔が一変。真剣な表情で、私に対しその理由について説明。

 

その後、悪戯交じりの笑顔でそれをミツキさんにも確認。

 

クリスのそんな声を聞いたミツキさんは、タジタジな様子でそれに答えていていた。

 

「ミツキーーーーーー!!おるかぁ!!」

 

「あっ、来たわね?それでは少将?お通ししてもよろしいですか?」

 

「はい。どうぞ?(ピッ!!)あっ、そうそう。クリス?気をつけてね?道中、何が起こるかわからないから?」

 

私達がそんな話をし終えたちょうどその時、執務室の出入り口の方から声が聞えてきた。

 

その声を聞いたクリスが、ミツキさんにその人達の入室許可を取る一方…彼女はそれに答えながらデスクの引き出しの中にあったあるコントローラーのボタンを押した後クリスに向かってなにやら声をかけていた。

 

「あんた…。わかりました。ギンガは、私がそこのドアから出て行ったら戻って来るまでそこから1歩も動かないで?」

 

「えっ!?一体どういう…」

 

「ミツキの悪い癖よ?さて…行きますか…」

 

バタン。

 

その声を聞いたクリスは、呆れた様子でそれに答えた後私に対しある指示を出す。

 

クリスの声に疑問の声を上げる私に対し彼女がため息交じりの声をかけた後そのドアの前に立ち一呼吸。

 

少し気合を入れた後その扉から執務室の入り口がある部屋へと向かっていた。

 

すると…。

 

ドカーーーーン!!ドドドドドッ!!バキューンバキューン!!ズドドドド…どんがらがっしゃーーーん!!

 

「は…はやてちゃん!!」

 

「うぎゃーーーーーーー!!」

 

クリスがドアを閉めたその直後、そのドアの奥から物凄い爆発音と共に何かが崩れ落ちるような物音が聞えその後…そのドアの隙間からは大量の白煙等が流れ込んできていた。

 

「え…ええっと…。これ…やりすぎなんじゃ?」

 

「リクエストは、海鳴市にお住まいの八神組構成員!!南力さんと東飛鳥さんから!!「私の必殺悪ふざけが出るかも?」と言う感想の1文からお送りいたしました!!」

 

唖然とする私の声を尻目にミツキさんは、いつの間にはデスクの上にラジオのスタジオにあるマイクセットを準備。ラジオの番組風に勝手に作ったリクエストが書かれた紙を読み上げていた。

 

バタン!!

 

「おんどりゃ!!「何がリクエスト」や!!ウチを殺す気か!!」

 

「だって…。本局にいる子狸を捕獲するには…これくらいしないと?」

 

「誰が子狸や!!」

 

「は…はやて?狸の気ぐるみを気ながらそんな事言っても…なんの説得力もないよ?」

 

ミツキさんの話が終わった所で、ようやくそのドアが開きその中から白い粉を大量に被った…恐らく狸であろう気ぐるみを来た八神部隊長がミツキさんに向け怒鳴り込んできた。

 

その声に対しミツキさんは、少し困った様子(演技)でその理由を説明。それを聞いた八神部隊長がそれにすぐさま突っ込みを入れさらにその後から入室してきた無傷のフェイト隊長が部隊長に向けツッコミを入る。

 

「はっ!!い…いつの間に!!さては、ミツキ!!」

 

「って、入り口に入る前にそれに着替えていたじゃない?はやてちゃん?」

 

「びっくりしたわよ?入り口のドアを開けたらその気ぐるみをきたあんた(はやての事)がいるんだもん」

 

「なのはちゃんにクリス!!それを言うたらあかん!!」

 

フェイトさんの声に八神部隊長は、まるで今気づいたかのような演技をしながら驚きの声をあげる。

 

それを見たなのは隊長とクリスが、そのネタバラシをはじめ…彼女達の声を聞いた八神部隊長がその声に対し声を荒げそれをやめさせようとするも…時既に遅し…。

 

「もしかして…。毎回…そんな事をやってるんですか?」

 

「そうよ?ちなみに、これだけやってもあの部屋の損害は一切なし。一応、はやてだけを狙ったトラップをしかけているだけど…。トラップふんだら彼女以外の人でもトラップが発動しちゃうから…」

 

「だから、私に一歩も動くなって?(そうよ?)…ガクッ…。でも、なのは隊長達は…なぜ無傷…なんですか?」

 

「私とフェイトちゃんは、彼女の後ろにいるよう念話で言われてね?それで何もなかったの?」

 

そのやり取りを聞いた私が、呆れた様子で声をあげた所…その声にクリスがそれに答えその話を聞いた私は…そんな事を毎回する2人に対し呆れ肩がガクッと落とすもなのは隊長達が無傷な事に疑問の声をあげる。

 

私のそんな疑問になのは隊長が、それに答えてくれた。

 

そして、改めて挨拶をし終えたミツキさん達は、その話を始めた。

 

 

 




今回は、短めでお送りいたしました。

尚、前回かなり後付けの設定が多かったため今回はその設定を含めた形でお送りしているためかなり説明文が多くなってしまっております。

ご了承ください。

後、今回ネタで登場していただいている他の作者さんの作品のキャラについては、事前にその許可を頂いた上で公開させていただいております。
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