魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~   作:左近 遼

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機動六課施設内 訓練施設内

なのは視点

「こんのぉーーーーーーー!!」

ドゴーーーーン!!ドガーーーーーーン!!

「よしっ!!いいよ!!スバル!!レイジングハート?どうだった?」

<ミッション・コンプリート>

機動六課が始まってそろそろ一ヶ月が経とうとしていた。

時間は、すでに夕方を差し今日一日中私達を明るく照らしていた太陽もその仕事を終え月にそのバトンを渡すべく西のかなたへとその姿を沈ませてようとしている。

そんな中…今日も朝早くからスバル達への教導を行っていた私は、訓練場に展開されていた廃墟に建つビルの屋上で今日最後の課題をこなす彼女達のその様子を見ていた。

スバル達への今回の課題…それは、最初の頃よりレベルがあがったターゲットマークをつけたガジェット20体の撃破。

しかも、その撃破の条件として…ガジェットが着けているターゲットマークをピンポイントで攻撃しないと撃破出来ないようにしている。

それだけではなく、そのターゲットマーク以外の所を攻撃し撃破してしまうと最初からやり直しという今のスバル達にはちょっと難しい条件をつけて。

目的は、敵に対し迅速にかつ正確にダメージを与えなければならない場合を想定。

それを実戦に近い状況で彼女達に経験してもらう事で正確な攻撃をみにつけてもらうといったもの。

訓練は、順調に進みちょうど今スバルが最後のガジェットを撃破。

それを見た私は、思わずガッツポーズしながら声をあげ自身のデバイスであり今回の教導の審判役を務めてもらっている赤い宝石…「レイジングハート」にその結果をすぐさま確認していた。

「はぁ~い…それじゃ、全員集合ぉ~」

「「「「はい」」」」

レイジングハートの声を聞いた私は、彼女達がいる地上に降りたちながらその全員集まるよう声をあげる。

私の声を聞いたスバル達は、ヘトヘトな様子なのにもかからず元気いっぱいの声をあげそれに答える。

全員が、そろった所で私が今日一日のまとめと先ほどの結果についてみんなに説明した。

訓練の結果としては、やはり…精密射撃を得意とするティアナがトップでそれにスバルとエリオが続く。

キャロは、元々支援の方が得意であるためこういった訓練ではその実力を中々発揮出来ないがフリードがその分を補ってくれているので今回の教導では十分な結果をだしたと言えるだろう。

私は、今の内容をみんなに対しわかり易く説明しつつもみんな強くなっているのを強調しながら説明している…つもりなんだけど…。

ティアナの顔がその説明の最中、一瞬曇ったのは…いったい…。

「…それじゃ、今日の訓練は終了。みんなお疲れ様」

「ふぅ~しんどかった…」

「そうね?もうヘトヘトよ?エリキャロの方は大丈夫?」

「あっ、はい。結構ヘトヘトです」

「私も…」

ティアナの様子の変化に気づいた私は、その理由を考えるも思いつかなかったのでとりあえず様子見とし、そのまとめの話を続けた。

そして、今日の訓練の終了を宣言した所、スバル達はいっせいにその疲れをあらわにした。

私が、今日使用した施設等の後片付けを始めようとしていた所…スバル達が雑談を始めたのが聞えてきた。

スバルの声にティアナが続き、その話をしていた彼女が、少ししんどそうなエリオとキャロに声をかける。

その声を聞いたエリオとキャロは、ティアナ達に心配させまいと声をあげる。

うん…。フォワード同士のコミュニケーションは問題ないね?ティアナが、その中心となって…スバルと一緒に上手く大人しいエリオとキャロをその輪の中に入れてくれている。

それに、ユウ君やアルトも2人共によくエリオとキャロの気遣ってくれているみたいだし…。特に同室のエリオとユウ君…まるで兄弟のように仲がいいみたい?

そういえば…ユウ君の影響を受けエリオが不良にでもならいか?って…フェイトちゃん…心配していたっけ?

後片付けをしながらスバル達の様子をチラチラとその横目で確認していた私は、その様子を伺いながらその関係性のよさをうれしく思い思わず笑みを浮かべながらあれこれ考えていた。

「ん?あっ、あの?スバルさん!!け…煙が!!

「ティアナさんもの!?」

「えっ!?うわっ!!(バチバチ)やっちゃった…」

「(プスン!!)あっちゃ~。無理させすぎちゃったかぁ?」

「2人共!!大丈夫?」

そんな中、キャロとキャロが何かを発見しスバルとティアナに声をかけそれを聞いた二人が驚きの声をあげていた。

2人の声に気づいた私は、後片付けを一時中断。大急ぎでみんなの側へとかけより状況を確認した。

「あっ、はい。だ…大丈夫です。なのは隊長」

「こっちも…。ですが、ユウから大目玉を食らうのは確実ですね?」

「えっ!!?マジ(マジよ?)なんせこれで、ユウは、今月3回目の5日連続貫徹確定…。そろそろ覚悟した方がいいわよ?スバル?(つまり?ユウ君がそろそろ爆発しそうって事?)はい、アルトの話によると…そろそろ…だと…」

「な…なのは隊長!!」

私の声を聞いたスバルとティアナは、共に戸惑いながらも問題ない事を声に上げる一方…くすぶった煙をあげるそれぞれのデバイスの様子を見ていた。

そして、それと同時にティアナが、これを修理に出した際…その担当者であるユウ君が2人に対し激怒する事を示唆。

彼女の声を聞いた私は、その事を確認。その声に「まいったなぁ?」といった様子のティアナは、アルトから聞いた話と前置きをした上でその内容を話してくれた。

そして、その声を聞いたスバルが、ゲッ!!とした様子で私にその助け舟を要請してきた。

2人がこうなるもの無理はない…。

2人のデバイスは、元々訓練校時代にスバルは、ローラーブレードを…そして、ティアナはアンカーガンをそれぞれミツキさんの協力を得て自作しそれを今までユウ君とミツキさんが騙し騙し整備をしてきたもの。

今回、私が教導を行う中…再三再四ユウ君の方から「新デバイス」の投入とスバル達のデバイスのオーバーホールを行うために訓練の中止要請が出ている。

でも、2人の新デバイスのその完成度を自分が納得するまであげた状態で渡したいと言うシャーリーの意見と訓練スケジュールを遅らせたくない私の意見が採用されそれを却下。

彼に対し翌日の訓練までに出来る限りの整備を行うようはやてちゃんの方からそう指示を出してもらっている。

でも、ユウ君の話にも一理ある。

彼は、その要請の中で常に言っていたのは、「自分の仕事量がどうのって訳ではなくこのままあのデバイスを使い続ければ2人に変な癖がつく可能性かもしれない。それに、2人のデバイスはもう限界を超えている。早くなんとかしないと訓練中に事故を起しかねない」…と。

この事については、ミツキさんから預かっている例の端末の中にもその旨を注視する内容が事細かに書かれている一方…整備部の方からも正式に現在の状況の改善要請がはやてちゃんの所に上がっている。

現時点では、彼等のそんな不満をはやてちゃんに抑えてはもらっているけど…。

「う…うん…。(まいったなぁ~。明日から、スバル達への教導の内容を今までよりもうワンランク上げようと思っていた所だったんだよなぁ?それだから、デバイスの方も万全な状態でそれに挑んでもらいたい。でも…シゲさんから「あまりユウをコキ使わんでくれ」とも言われているし…)…と、とりあえず、スバル達は、それをユウ君の所にもって言って?後で、私から話をしておくから?」

「「…わ…わかりました…」」

スバルの声を聞きつつもあれこれ考えていた私は、明日からの教導の予定とシゲさんから言われていた事などを思い出しとりあえずの解決案として自分からも彼に話しをする事を提案。

その声を聞いた2人は、あまり納得してはいないといった様子をしながらもその事を了承してくれ私達は後片付けを追えた後…その場を後にした。


「魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その5「ユウと愉快な仲間達」…始まります」




その5「ユウと愉快な仲間達」

魔法少女リリカルなのはStrikers~影の守護者~再戦~その5「ユウと愉快な仲間達」

 

 

機動六課隊舎内 整備部受付

 

アルト視点

 

(ん?あれは…)

 

整備部からの書類を部隊長室へと届け終えた私は、整備部へと戻ろうとしていた。

 

そんな中、整備部の事務室の前にある「修理品受付窓口」の前でこっそりと何かしているあの2人を発見。そして、ある事を思いついた。

 

「スバル!!そぉ~ッと…そぉ~ッとだからね?」

 

「わかったよ!?ティア!!」

 

物陰に隠れながら、その前をコソコソと歩くスバルに対し小さな声で声をかけるティアナ。

 

その声に同じく小さな声で答えるスバルは、まるで盗んだお宝をその持ち主にバレないようにこっそりと戻すかのように抜き足差し足…とその歩みを進めていた。

 

通常なら数秒もかからない距離を1分以上かけて…。

 

そんな彼女の努力が報われたのかスバルは、事務室内にいる整備部の人達には気づかれず「修理品受付窓口」へと到着。

 

受付窓口の前においてあったテーブルの上に既においてあったティアナのアンカーガンの横にそぉ~ッとローラーブレードと既に書き上げていた受付票をその横に置こうとしていた。

 

それを2人にバレないようにこっそり見ていた私は、先ほど思いついたある悪戯を決行しようとその準備を開始した。

 

ゴトッ!!

 

「よしっ!!緊急離脱!!」

 

「うん!!(ス~バル!?)うわぁぁぁぁああ!!ユウ兄!!ご…ごめんなさい!!(どうしたの?いきなり謝れても…)…って…あ…アルト!?もう!!驚かさないでよ!!!」

 

ティアナの声を聞いたスバルは、大急ぎでその場から離れようとしていた。

 

それを見た私は、その逃げ道をまるで塞ぐかのようにその目の前に立ちはだかり彼女に声をかける。

 

すると、スバルは、その声をユウと勘違い。

 

まるで、その場で土下座でもしているかのように蹲りながらこちらの事を確認せずにいきなり謝り出した。

 

スバルのそんな声に対し私が、戸惑いの声を上げた所…ようやく彼女が私の事を確認。

 

すると、緊張の糸が切れたかのように声を荒げながら私に抗議していきた。

 

「ごめんごめん。それに一体何を…うわぁ…。今日もやっちゃたんだね?それで、ユウに怒られる前にコッソリ…」

 

「まぁね?それで…あいつは?」

 

「ユウなら…今…」

 

ティアナの声に対し私は、事務所の奥の方へとその視線を向ける。

 

すると、ユウが男の人となぜか声を荒げながら通信している声が聞えてきた。

 

(だ~か~ら~!!そんな説明じゃいったいどんな奴だかわからんだろうが!!)

 

(そこをなんとか頼むよぉ!!同期の好って奴でぇ!!ほ…ほら!!これがその似顔絵だ!!こ…これで)

 

(誰だかわかんねぇよ!!それに画用紙にその子の似顔を書いてどうすんだ!!いくら映像通信をしているからって…せめて端末を使え!!その画像をメールに添付してこっちに送信する事くらい出来るだろが!!それにへたくそすぎて人間なのかすらわからねぇよ!!)

 

(その方法が、わかんねぇからこうしてるんだろうが!!)

 

(だったら、勉強しろ!!この筋肉バカが!!)

 

「…。誰かと…通信?」

 

その声を聞いたティアナが、私に対し疑問の声をあげてきた。

 

「うん。私とユウの同期で今特急隊にいる…」

 

その声に対し私は、その通信相手の事を話し始めた所…。

 

「ええっ!!とと…特急隊!!わ…私!!ちょっと、ユウ兄の様子見てくる!!」

 

「ちょ、ちょっと!!スバル!!あっちゃ~…スバルが特急隊志望だったの忘れていたぁ~!!」

 

私の話を遮るようにスバルが驚きの声をあげ、その人が一体どんな人なのか確認しようと私の静止を無視し整備部の事務室へと入って行ってしまった。

 

ちなみに、私の方にも今ユウが通信している相手で同じ人から同じ内容の通信が来ていてその内容の事を知っていて…。

 

その時は、急いで部隊長の所に書類を持っていかなくちゃいけなかったため彼の話だけは聞きその通信を切ったんだけど…。

 

今思えば…その相手って…もしかして…。

 

そんな様子に対し私は、彼女のその背中を見つつ大声をあげた後ある事がその頭の中を過ぎった。

 

「どうしたの?遠巻きからどんな人なのか見るくらいいいじゃない?」

 

「ま、まぁ…。普通ならなんの問題はないんだけど…。その人、ちょっとした悪い癖があってね?(癖?)そう。ち…ちなみにさぁ?この間、スターズ分隊だけでどっかに行っていたみたいだけど?どこに行っていたの?」

 

私のそんな様子を見たティアナが、疑問の声をあげる。それに対し私は、言いづらい表情をしながらその理由を話し始めた。そして、その後、先ほど頭の中を過ぎった事をを念のためにティアナに対し聞いて見た。

 

すると…。

 

「地上本部よ?(ち…地上本部!!)ええ…そうよ?なのは隊長から今後のためとミツキさんが座長を務めているからもしかしたら会えるかも?って言われて…。災害救助に関しての研修会とその会議に参加していたのよ?私とスバル…元々そういった部隊にいたから?(ガクッ!!)って、どうしたの?アルト?」

 

ティアナが口にしたその答えは、私…ううん…私とユウが最も聞きたくない答えであった…。

 

それを聴いた瞬間…私は、ガックリと肩を落としながらその話の続き聞いていた。

 

私のそんな様子に対しティアナが、疑問の声をあげる。

 

「なっ…なんでもないよ!!なんでも…。(一応…念のために聞いて見たんだけど…。それが、まさかまさかのど真ん中ストレートの大当たりで…だったなんて…)って、こうしちゃいられないんだった!!ティアナ!!またね!!スバル!!ちょっと待ってよ!!」

 

「ん?ちょ、ちょっと!!私達のデバイスは!!(他の人に頼んで!!)んもう!!」

 

その声に対し私は、ドギマギしながらそれに答える間に心の中でその本音をボヤいた後…ある事をに気づきティアナをその場に放置。

 

私は、ティアナの声を無視しながら…とりあえずスバルの後を追おうとその場から駆け出した。

 

 

 

機動六課隊舎内 整備部事務室内 ユウのデスク付近

 

 

スバル視点

 

「ええっと…。ユウ兄の声、確かこっちの方から…。あっ!!いた!!でも、ここからじゃ、いったいどんな人だかよく見えないなぁ?よしっ!!もうちょっとちかづいてみよう!!」

 

 

「ちょ、ちょっとスバル!!今ユウは忙しいからまた後でね!!ね!!」

 

ズリズリ…。

 

整備部の事務室に入った私は、すぐに怒鳴り声を上げながら現在通信中のユウ兄のデスクを発見。

 

通信相手の人の顔を見ようと思ったのだけど…。よく見えなかったのでその側まで近づこうとその歩みを進めた。

 

そんな私に対しその後を追ってきたアルトが、それを静止しようと声を私の腰にしがみつきながら声をかけ続けていた。

 

彼女の声に対し私は、「ユウ兄が、私に何か隠している」と考えその声を無視。さらに、私の腰にしがみつくアルトを引きずりながらその場所へと向かっていった。

 

今回、アルトの話を聞きこうしようと思ったのは、純然たる好奇心によるもの。

 

私自身、元々災害救助を主な任務とする部隊にいた関係でよく耳にしていた部隊…。

 

本局特別災害救助隊…。通称、「特急隊」。

 

通常の部隊では、救助困難な場所へとその身を投じ…助けをもとてめいる人達を救助するのがその主な任務で…私もいずれは行きたいと思っている部隊…。

 

そんな今の私にとってあこがれの部隊に所属している人が、ユウ兄と通信している。

 

いったいどんな人なんだろう?

 

どうすれば、特急隊に行けるのか?

 

あわよくば…どんな訓練をしているのか…見学…もしくは体験とか出来れば…。

 

私の中で、そんな気持ちがあったためであり…恋とか…そういう事じゃないからね!!

 

絶対に!!

 

「それ本当?」

 

「本当に本当!!(だったら…またの機会って事で…)ねぇ?アルト?なんか私に隠し事なんてしてないよね?例えば、ユウ兄がその人と変な事とかしようとしているとか?」(ジトー)

 

私を止めようとその腰にすがりつくアルトは、私がまるで何かの電波を感じ取ったかのように疑問の声をあげる。

 

それを聞いた私は、その声に声を荒げながらそれに答え後、これ以上私を行かせまいとしていた彼女に対しジト目をしながら反撃開始と言わんばかりにアルトに対しその訳を問い詰める。

 

「違う違う!!(だったら何!!)…ええっと…何て言ったらいいのか…。そうそう!!スバルにとってはいい事じゃ…」

 

「ふ~ん…。(だから、ね!!ね!!)だったら、なおさら行かないと!!ギン姉とミツ姉がいない今!!私が、ユウ兄が不良になるのを止めなくっちゃ!!」

 

「てぇ!!そんなキャラにならなくてもいいから~!!」

 

私の問いかけに対しアルトは、私から離れた後全力でそれを否定。

 

さらに、その訳を聞きだそうと詰め寄る私に対しアルトは、その視線をそらしたまま曖昧な答えをしてきた。

 

アルトの答えを聞いた私は、自身の中にあった今の彼女に対しての不信感をぬぐう事は出来ずそれでもめげずに止めようとしている彼女の声を無視しある決意を固め自身の周り炎を滾らせ(イメージ)右手の拳握りしめながら声をあげそれを行動に移した。

 

その声を聞いたアルトは、驚きの声をあげ行動を開始した私の後を再び追いかけ始めた。

 

私とアルトがそんな事をしている最中…ユウ兄はと言うと…。

 

 

ユウ視点

 

「トウゴ!!いいかげんにしろ!!こっちは今仕事中!!それにおそらく今日も徹夜なんだ!!てめぇなんか構っている暇なんでねぇんだよ!!」

 

(そこをなんとか頼むよぉ!!ユウ!!お前だけが頼りなんだ!!)

 

スバルがそんな事をしているとは、知らなかった俺は、通信画面の向こうで声を荒げる同期であり現在特急隊に所属する黒髪の短髪を逆立てにしがっちりとした筋肉質の男…。トウゴ・カシマとの通信を続けていた。

 

今回、奴が俺に通信してきた訳…それは、「一目ぼれした女の子を紹介してほしい」といったもの。

 

普通なら紹介してやってもいいんじゃねぇかって?思うだろうけど…。

 

こいつ…とにかく一目ぼれしやすくさらにその子の前では常にド緊張になり…その結果…その子と初めて会ったその瞬間に結婚を申し込んじまうというとんでもない癖をもっている。

 

その被害者は、既に数十人にものぼり…その中には、ギンガにクリスにナリア…それにノアと始まり…ついには俺の姉貴にまで…その癖を発動させている。

 

まぁ、いきなりそんな事を言われるんだ。いくら俺が、その仲介に入ったとしてもその結果は全敗…。

 

ちなみに、今上げた連中の時は、俺とアルト、それに六課でヘリパイであり俺の悪友…。さらには、姉貴と昔からの知り合いであるヴァイス・グランセニック等と共にそれをいった直後全力で止めた…と言ったものもあるのだが…。

 

「そんなのくらい、自分で調べりゃいいだろうが!!ったく…毎度、毎度てめぇは…」

 

(そういうのじゃないんだ!!今回のはとにかく難易度が高いんだ!!(なんだよそれ?)…いいか、ユウ!!今回俺の心は鷲掴みにしたその青髪の女の子は…)

 

「青髪の女の子…だと?」

 

画面の向こうで両手を合わせ「お願い」のポーズをしながら話をするトウゴに対し俺は、それをキッパリと拒否。その後、ブツブツと奴に対して文句を言い始める。

 

その声を聞いたトウゴは、そんな俺に対しその女性の髪の色を言いながら今までとは違うと強調。

 

彼の声を聞いた俺は、その髪の色を聞いた途端…ある人物の顔がその頭の中に思い浮び…そして、まるで興味を示すかのように思わず彼の言葉を鸚鵡返ししてしまった。

 

(そうだ!!その青髪の女の子…今の俺にとってのその女神様はなぁ!!この間、地上本部での会議の後!!お前の姉ちゃんと仲良く話してたんだ!!しかも、あのエースオブエースの高町なのは一等空尉と一緒の…あっーーーーーーーーーーーーーーーー!!)

 

「だぁ!!うるせぇ!!いきなり大声を出すんじゃねぇ!!」

 

俺のそんな様子の変化を見たトウゴは、「今がチャンス!!」と言わんばかりにその子の事を始めて見てその心を鷲掴みにしたその瞬間の話をし始めるもその最中突如大声をあげた。

 

その声を聞いた俺は、「しまった」と思いながらもその話を一応聞こうとするも突然出した彼の大声に対し声を荒げる。

 

(ゆ…ユウ…。お…お前の…後ろ…)

 

「ん?後ろ?って…スバル?それにアルト?もしかして…」

 

俺の声を聞いたトウゴは、俺の後ろの方を指差しながら声を上げその場にフリーズ。

 

彼の声に対し俺は、振り返った所そこには驚いた様子のスバルと頭を抱えているアルトを発見。

 

アルトのそんな様子から俺は、嫌な予感を感じ血の気が引くのを感じながら念のため彼女にある事を確認する。

 

「…うん…。十中八九間違いないと思う…」

 

「ふぇ!!な…何?…私が、どうしたって言うの?ユウ兄?それにアルト?」

 

俺のそんな声に対しアルトは、俺の中に残っていたほんの数パーセントの「希望」をまるで打ち砕くかのように諦めた様子でそれに答える。

 

俺とアルトのそんな様子に対し戸惑いを露にするスバル。

 

そして、それと同時に彼のいつもの癖が発動…。彼の鼓動が高まると共に暴走へのカウントダウンが…カウントダウンを始めていた。

 

「どうする?ユウ?」

 

「どうするって言われてもなぁ?奴の場合は、お前の方が詳しいだろ?」

 

「一応…学生時代のクラスメイトだけど…。でも、仲良くなるようになったのは、ユウと話すようになってからだから…」

 

「そ…そうだっけか?(そうだよ?それで…その…)とりあえず…奴が言いたい事を言わせて…玉砕でもさせるか?」

 

「トウゴ君には、残酷な仕打ちかも知れないけど…。でも、そうしないともう収まりそうにないしね?」

 

「ねぇ、ねぇ!?ユウ兄にアルト!?いったい何の話をしているの!?私にもわかるように…。(スバルさんっていうのか…)ふぇ!?」

 

カウントダウンが続く中…俺とアルトは、半ば諦めの様子で今後の事について話をしていた。

 

アルトの声に対し俺は、彼女の方が俺より付き合いが長い事をあげその判断を委ねようとする。

 

だが、俺のそんな目論見をアルトはあっさりと否定。

 

局に入局前からの知り合いではあるものの、仲良くなったのは俺の後である事を説明しその判断を俺に返してきた。

 

彼女のそんな答えを聞いた俺は、それを確認した後徐々に緊張感を露する通信画面の向こうにいるトウゴの様子をみながらその判断を催促。

 

その声に対し俺は、これから起こるであろう彼の行動を止めるのを完全に諦め好きなようにさせようと彼女に対し声をかける。

 

俺のその判断を聞いたアルトは、「仕方ない」といった様子でそれに同意。俺たちのそんな様子にまったくついていけず戸惑いの声を上げるスバルを他所にその流れに身を任せる事にきた。

 

そして…俺達のそんな様子を待っていたかのように…トウゴの緊張感がピークに達し俺達に対し説明するよう声をあげるスバルに対し奴が…その名前を確認した後…。

 

ついに…。

 

(スバルさん!!自分と…け…結婚してください!!)

 

「えっ…エエッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

奴のいきなりの「プロポーズ」を聞いたスバルは、驚きの声をあげる。

 

それに対し俺とアルトは、その声を聞いた瞬間…「やっちまった…」と言った様子で頭を抱える。

 

尚、その後…いきなりの彼のプロポーズに対しどう答えていいのかわからなくなったスバルがその場から何も言わず出て行ったのは…言うまでもない…。

 

それから数時間後…。

 

機動六課隊舎内 整備部工作室内

 

ユウ視点

 

チュイーーーーーン…。

 

「…そ…そんな事があったなんてね?それで、その後スバルは?」

 

「なんせ、いきなりの事だったんでね?驚いてその場から駆け出していきましたよ?念のためにティアナに連絡を取って事情を説明した上でその様子を見てもらっていて…。あいつの話しだと、驚いて多少のパニックを起してはいたんですが…現時点では落ち着きを取り戻しているみたいです」

 

スバルとの一件を有耶無耶にしたままであった俺は、その後あの2人がこっそり置いていったデバイスの修理を始めていた。

 

そんな中、今日の仕事を終えたなのは隊長が大量の書類を抱えながらやってきた。

 

どうやら、スバル達のデバイスの事が気になっていたらしい…。

 

ちなみに、隊長が抱えていた大量の資料の事について聞いて見た所…その全てが、スバル達が行った今までの訓練について隊長自身がまとめたものとスバル達が六課以前に所属していた部署や部隊でのデータなど等…俺が見たら頭が痛くなるようなものばかりであった。

 

まっ、俺が言うのもなんだが…本当、よく見ているよ?隊長は?

 

ちょっとした癖や短所…そして、それぞれの長所とそれに応じた様々な各種分析データや使用デバイスの事まで。

 

俺が毎回貫徹になるその主な理由としては、隊長から2人のデバイスについての細かな要求に答えるためでありその要求がミリ単位。しかも、隊長自身の感覚的なものまであるため毎回これだけの時間を要している。

 

まっ、隊長の感覚的な部分についてはそのデバイスのレイジングハートが数値にしてくれるからお陰でなんとかなっているんだけどな?

 

ただ、ひとつ気になっているのは…隊長のその感覚や考えと…スバル達のそれが果たして同じであるかどうか…。

 

ちなみに、六課以前に俺が姉貴に頼まれて行った整備の際の設定とはかなり違っている。

 

これが、「2人が、成長しているため…」と言う理由であればいいんだけどな?

 

そんな事を考えながら作業を続けていた俺は、先ほどの一件について話をした。

 

俺の話に隊長は、苦笑いをしながらそれに答えその後の事についての説明を聞いていた。

 

「だったら、明日の訓練には問題ないね?」

 

「そうだと…いいんですけど?(どういう事?)その理由は2つ。1つは、トウゴの奴が自分の意中の相手を見つけた場合…自分仕事や彼女の部署への迷惑を顧みずもうアタックをかけてくる事。そして、もうひとつが…(えっ!?まだ彼に何かあるの!?)い…いえ、そういうわけじゃなくって…。この結果を見てください。これは、スバルとティアナが使っているデバイスのフレームに使用している金属の金属疲労度等を調べるための装置なんですけど…」

 

俺の話に対し隊長は、明日の訓練への影響について問題ないと声を上げるもそれに対し俺がそれに対し2つの問題点を提示。そして、それを示すデータが表示された画面を目の前に開いた。

 

「!!?この数値って…」

 

「ええ…2人のデバイスに使われている金属の…その金属疲労度が既にその限界に近い事を示しています。それも、その数値が一番高いのがデバイスのフレーム部分…それもメインのシステムや魔力制御や魔法を発動させているシステムの部分…」

 

「…訓練中にその限界をこえたとしたら…」

 

その画面を見た隊長は、驚きの声をあげその横で俺はその画面についての説明を始めそれを聞いた彼女から質問を受ける。

 

「デバイスは木っ端微塵。まっ、状況によるとは思いますけど…。最悪の場合、木っ端微塵になったデバイスの爆発を受け使用しようとしていた魔法がその場で暴発…って所ですかね?」

 

隊長からの問いかけに対し俺は、淡々とそれに答える。

 

すると、隊長から思いもよらない答えが返ってきた。

 

「…明日までに…なんとかなる?」

 

「はぁ!!ちょっと待ってください!!いくらなんでも…もういつ壊れるかわからないんですよ!!もう騙し騙しなんて状況じゃないです!!」

 

「わかっている!!でも、私達にも時間がないの!!一刻も早く2人を1人前にしないと!!」

 

「だからと言って!!」

 

隊長の声を聞いた俺は、思わずその場から立ち上がり声を荒げる。それに対し隊長もそれに呼応するかのように声を荒げる。

 

隊長の話に納得がいかない俺は、声を荒げた所…隊長が…。

 

「…管理局とファントムから、ミツキさんを早く追い出して…ゆっくりと休んでもらいたいんでしょ?ユウ君?」

 

「な…な…なんで、その事を?」

 

俺の声を聞いた隊長は、先ほどまでの怒った顔から一変。

 

やさしい表情になり隊長には今まで一度も言った事がない…と言うよりも…ギンガやスバル、アルトにティアナ…といった俺にとって身近な人間であり、隊長が今言った事と同じ考えを持つ連中にしか言った事がない内容を口にした。

 

それを聞いた俺は、その事をなぜ隊長がその事を知っているのか?と驚きの声を上げる。

 

「ギンガに聞いたの?地上本部でミツキさんに会ったその翌日に?」

 

「(…たくっ…あのおしゃべりが…)ううん!!ギンガから話してくれたんだじゃないの?私が無理やり頼み込んで…。それでね?まだ、上手くは言えないんだけど…。私が今ユウ君達の手助けが出来る事といえば…スバルとティアナの教導くらいしかないから…。…ユウ君に始めてあった時話してくれた…その時の気持ちに、私なりに答えるためにも。そして、六課に呼ばれたのはいい意味で呼ばれたって思ってもらうためにも…。」

 

「はぁ~…わかりましたよ?なんとかすりゃいいですよね?(ごめん…無理言っちゃって…)いえいえ…ただ…(ただ?)ちゃんと経費で落として下さいね?これから仕入れるパーツの代金?」

 

「えっ!?いったい…」

 

「まぁ、見ててください。さてと…」

 

俺のそんな様子に対し隊長、「してやったり」といった笑顔をみせながらその訳を俺に話してくれた。

 

それを聞いた俺は、それを話したギンガに対し文句を言い始める。

 

すると、隊長は、その声に対し大慌てな様子で「悪いのは自分でありギンガは悪くない」と釈明。その後、自分自身の今のところ思っている事を話し始めた。

 

隊長の話を聞いた俺は、大きくため息をし…そして座っていたイスに再び腰を下ろした後…面倒くさそうな顔をしながらそれを了承。その上で、ある条件をつけた。

 

その声に対し疑問の声をあげる隊長を尻目に俺は、自身の端末内にある電話帳からある異世界にいる友人の名前を探し出しその連絡先へと通信を始めた。

 

ピピピッ…。プルルルッ…。カチャ!!

 

(もしもし!!あっ!!ユウさん!?お久しぶりです!!)

 

「久しぶり!!楓さん!!今、大丈夫ですか?」

 

通信に出たのは、南楓さん。

 

異世界にいる俺の友人である南力遠い子孫であり、ダグオンと言う特別な力を有している魔導士。

 

俺以上の整備技術を持ちありとあらゆる機器類をたった数分で、自分自身でそのパーツを作ったうえで完成させちまうと言う…とんでも能力をもっている女性。

 

(う~ん…。そうしたいのは山々なんだけど…。(楓!!誰からだ!!)あっ、お爺ちゃん?ユウさんから…(ユウだと!!ちょっと、それよこせ!!)ちょちょっと!!…)

 

(ユウ!!俺だ!!)

 

通信に応じた楓さんは、俺の問いかけに対し難しい顔をしながら答える。

 

それを聞いたのか彼女の遠い先祖である南力が、その通信相手を確認した上で彼女が手にしていた通信端末を取り上げ俺に声をかけてきた。

 

ちなみに…今彼女が通信に応じている時代は、彼女の遠い先祖である南力が20代の頃の世界…でありなんでそうなっているのかについては…彼女と力の話を見て確認してくれ?

 

「なんだよ?力?つうか何してんだ?お前等?(いつものあれだよ!!アレ!!げぇ!!そっちにも砲台!!)はぁ~…またかよ?…心配すんな。ウチのなのは隊長は、お前等の所より過激じゃねぇから?」

 

力からの通信に対し俺は、彼等の現状を確認。

 

すると、力は、彼等の世界で行われているあるイベント?が発生している事を示唆。そして、俺の横にいるなのは隊長の姿を見て驚きの声えをあげる。それを聞いた俺は、彼等の世界の隊長とは違う事を彼に対し説明する。

 

「それ?どういう事?(こういう事です)」

 

ピッ!!

 

俺が力に対し説明したその内容について疑問の声をあげた隊長に対し、俺は通信画面以外にその様子が伺えるように別画面を展開。

 

すると、そこに映っていたのは…。

 

 

(死ねなの!!(ドゴゴゴゴゴゴーーーーーーーーーン!!)

 

(待ちやがれ!!楓!!あたいと戦えーーーーー!!)

 

「…なるほど…そういう事…」

 

「やっぱりいるんだな?ノアの奴?」

 

そこには、物凄い形相でディバイン・バスターを連射する彼等の世界のなのは隊長と声を荒げながら楓さんを追い続けているフルモード(大人の姿)をしたノアが表示された。

 

映像を見た俺の世界の隊長は、唖然としながら力が言っていた内容を確認する声をあげその一方俺は、このイベントに何度も参加しているノアの事を彼等に確認していた。

 

(ああっ!!そうだ!!なんとかミツキさんに連絡をとってくれ!!こっちからじゃつながらねぇんだよ!?)

 

「チッ!!姉貴の奴…また通信圏外にいやがるなぁ?なぁ?そいつ等をなんとかしたら楓さん…借りてもいいか?(ああ!!好きに使ってくれ!!)うしっ!!交渉成立!!んじゃ、ちょっと待っていろ?」

 

(急いでくれよ!!)

 

「わかっている!!」

 

俺の声を聞いた力は、それを認めた上で俺から姉貴に連絡を取りノア止めるよう頼んでもらうよう言ってきた。その声に俺は、姉貴が通信圏外にいる事を確認した上で端末を操作。

 

力達に連絡が取れるまで待つよういいその操作を続けた。

 

カチカチカチ…。

 

「何しているの?」

 

「姉貴と連絡を取ってるんです。(でも、さっきミツキさんは、通信圏外って…)まっ、少しだけネタばらしをするなら、姉貴が持っている緊急通信時に使用している直通回線の1つにアクセスしているんですよ?(そんなもの…いったいどこで?)まぁ、蛇の道は蛇って奴です。それで、この回線は、普通の回線とは違うもので…(ピッ!!何よ?ユウ?)おっ!?出た出た…姉貴…実は…カクカクシカジカで…。(うん、了解。力君達に伝えて今から5分後にそっちにつけそうだから?それまでなんとか頑張ってって?)

 

「それだけで済むのかよ?(まっさかぁ?その5分後にノルウェールさん…そして、さらにその5分後に組長(力の世界にいるはやての事)の登場して下さいって今から2人メールするから…。まっ、いつものパターンって事で?)なるほど?んや、悪いけど頼むな?姉貴?」

 

「はいはい。じゃあね?」(プツン)

 

俺が端末の操作を始めたのに対し疑問の声をあげる隊長に対し俺は、その作業内容を説明。その説明にいまいち納得している様子ではない彼女にそのネタ晴らしし始めていた所で姉貴にその通信画面に姉貴の顔が表示された。

 

いつもの調子で通信に応じた姉貴に対し俺は、力達の現状について説明。すると、姉貴はすぐに彼等の世界に向かう事を了承してくれた。

 

そんな姉貴の様子に対し俺は、ただ姉貴がノアを止めに行く事だけではない事を示唆。すると姉貴は、通信している端末とは別の端末を取り出しそれでメールを作りながら俺の問いかけに対し答え姉貴に対し声をかけた後その通信を終了させる。

 

「力?聞えたか?ウチの姉貴が登場してから10分後にいつもの邪神召喚イベントだ!!(げぇ!!嘘だろ!!)姉貴が、そうするようメールする見たいだからな?十中八九間違いねぇよ?それじゃ、楓さんを借りるぜ?」

 

(おいっ!!ユウ!!はやてだけは…(プツン!!))

 

姉貴との通信を終えた俺は、その内容を要約しそれを力に伝える。

 

すると、彼は、それをやめさせて欲しいと俺に要求。それに対し俺は、その要求には一切答えずこちらの用件を伝えた後その通信を強制終了させた。

 

それからおよそ20分後…。

 

「えっ?これを…ですか?(ああっ!!楓さんなら1分もかからないだろ?)まっまぁ…。なんだったら、もっとフレームとかを強化するために最近私が発見した合金の…」

 

「それは、いい。ンナ事されたら俺が「バスター」くらうし…」

 

「よく気づいたね?ユウ君?そんなにわかり易いかな?私の殺気?」

 

力達の例のイベント?がひと段落した所で、俺は再び楓さんに通信をした。そして、今回通信したその訳を話し始めそのパーツの設計図の画面を彼女の端末に転送した。

 

それを見た彼女は、それを2つ返事で了承。だが、彼女自身それだけでは満足してはいない様子でそのパーツの強化案を提示してきた。

 

楓さんのその話の途中で俺は、その提案を却下。その理由として、俺の後ろからなぜか彼等の世界にいる隊長の真似をし、殺気を漲らせセットアップを終えた隊長事をあげ俺の事を聞いた隊長が冷たい目をしながら俺に声をかけてきた。

 

「…お願いですからあっちのなのは隊長のマネをしないで下さい…。それと!!変な改造とかすんなよ!!(エエッーーーーーー!!それもダメですか!!)当たり前だ!!ちなみに…そうしたいなら俺の変わりにウチのなのは隊長の「ブレイカー」もしくは、組長からの「ラグナログ流星拳」がもれなく付いてくるぜ?ちなみに大地とシズマに監視してもらうからな!!そのつもりで?」

 

「そ!!そんな~!!(どっちがいい?ブレイカーとラグナロク流星拳?)いえ…両方とも勘弁です…」

 

「それじゃ、頼むぜ?(わかりました。料金については今頼まれたパーツと一緒に請求書を出しますんでそこに書いてある口座に振り込んでください)ああ、わかった」

 

隊長のそんな様子に対し俺は、その背中に冷たい汗をかきながらそれを辞めるように言いそして楓さんが勝手に行うのであろう内容について次々とそれをしないよう彼女に告げる。

 

俺のそんな声に対し彼女は、納得いかない様子で声をあげるも俺がそれをやるための条件を聞いた所その意見をすぐに引っ込めた。

 

そして、その後支払い方法を確認した後その通信を終了。そして、その1分後…俺と隊長の下に姉貴にお説教を受けたノアが楓さんが作ってくれたパーツを持ってきてくれた。

 

プツン。

 

「…と、いう訳で隊長?」

 

「わかったよ?その請求書?こっちで処理するから?」

 

「了解です。ちなみにそれでも、もって2週間…。(えっ!?それしかもたないの?)と、言うよりも今回楓さんのパーツを使うのはあくまで暴発を防ぐためとゆがんでいるフレームを交換するのためものもの。ですが、2人のデバイスは先ほどお話した以外にも様々な問題があり…」

 

通信を終えた俺は、隊長に対し通信前に言っていた事を確認。それに対し隊長は、それを了承。そして、それを確認した俺は、そのパーツでも2週間しかそのデバイスの延命が出来ない事を告げた。

 

「つまり、デバイス自体がもうダメって事?」

 

「そういう事です。ちなみに、楓さんに頼んで全パーツを入れ替える事は可能ですが…」

 

俺の説明を聞いた隊長は、それに驚きつつも俺がそれに対し追加説明を加えた所でようやくその説明に納得。自身の中で要約した事を俺に確認。それでいい旨を伝えた俺は、それを回避する手段を提示。隊長にその判断を仰いだ。

 

「それは、ダメ。そうすると今まで2人が教導で得たデバイス自身の経験が消える。例え、それをデータ化しバックアップを用意しても手にしたデバイスの感覚が変ってしまえば今までの教導が一からやり直しになる」

 

「…となると、シャーリーさんにガンバってもらうしかないですかね?」

 

俺のその話に対し隊長は、すぐさまそれを却下。そして、その訳を話してくれた。

 

その話を聞いた俺は、座っていたイスの背もたれに止しかかりながらこの場にはいないシャーリーさんにその期待を寄せる。

 

「…そうだね…。それで、スバルとその…同期の人の方は、どうするつもり?」

 

「それは…。耳貸してもらえますか?(いいけど?)ヒソヒソ…って事でお願い出来ますか?」

 

「うん、わかった。それじゃお願いね?はやてちゃんの方には、私の方から話しておくから?」

 

俺の話に対し隊長もそれを同意。そして、もうひとつの問題であるスバルとトウゴの事について俺にどうするのかを聞いてきた。

 

それに対し俺は、隊長の耳元である企みについてヒソヒソ話をしそれを聞き終えた隊長は、俺に声をかけた後その場を後にした。

 

「へぇ~い。…さてと…後は、楓さんから届いたパーツを2人デバイスに組み込んで…。すまないな?後、もう少しだけ…ガンバってくれよな?お前等?」

 

隊長が去ったその部屋で俺は、そのデスクの上においてあったスバルとティアナのデバイスを見ながら少し感慨深い表情をしながら声をかけた。

 

すると、そのデバイス達は、それに答えるかのようにその一部を光らせた。

 

まるで、自分達の役割とその終わりを知っているかのように…。

 

 

 

 




今回と前回は、他の作者様の作品に出てくるキャラ達とのコラボした内容をお送りいたしました。

その方々とは、前に公開していた場所からのコラボさせて頂いている関係でその出会いや内容について一部省略させていただいております。あらかじめご了承ください。

尚、出会いなどについては、いずれ何らかの形でやりたいと考えておりますしコラボ希望の方についてもその旨をメールしいただければ随時対応させていただきたいと思います。

今のところほとんどオリジナルの内容となっておりますが、もう少ししたら原作の内容に突入したいと思っております。

ここまで、お付き合いいただき真にありがとうございました。
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