やはり俺達が世界の銃爪を引くのは間違っていない   作:シャルルヤ·ハプティズム

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32話:戦いは終わり、新たな戦いが始まる。

 

········ここは何処だ?見たことがあるような気がする······あれは兄さん?かなり幼い。それに······あの二人は夫婦か?かなり切羽詰まっている。二人の後ろからモールモッドがブレードで襲いかかっている。助けないと·······体が動かない?ああ、何も出来なくてごめんなさい·········父さん、母さん。

 

 

······今度は何処だ?ああそうだ。ここで時宗さんと出会って······兄さんと2人で時宗さんに弟子入りして·····麟児さんと未来さんに出会って······義姉さんを兄さんが助けて······6人で旅をして······時宗さんが死んだ。兄さんは黒トリガーで命を繋ぎ止めた。

 

 

何で時宗さんは死んだ?何で兄さんが奇襲を全て1人で受けた?ああそうだ。兄さんがあそこで1人で戦ってたから。僕が近くに居ればこうはならなかったのに·········僕が1人じゃヤダって駄々こねて、他の人にずっとくっついてなんかいたから······

 

兄さんの治療のため、玄界に帰還することになった。かねてより接触を図っていた、玄界の対トリオン兵の部隊、ボーダーに接触するためでもある。そこで、1人の少女に出会った。少女、と言っても兄さんと同い年だけど。僕は、彼女の師匠になった。なったとは言っても、具体的な方法がすぐには思い浮かばなかったので、体力をつけるための運動以外は、殆ど2人で模擬戦をしていた。暫くして、彼女に告白された。その時、僕は、気付いた。何に気付いたかは、今ではよく思い出せない。でも、その少女には、ずっと隣で笑っていて欲しいと思っていた。その時彼女に聞かれた。

 

「何で泣いてるの?」

 

何故泣いたのだろうかも、今でもよく分かっていない。でも、1人じゃないってことが分かったのだろうか。当時は、時宗さんが死んでから、かなりショックを受けていて、自分が本当は1人なんじゃないか、とか思っていた。だからかもしれない。単純に、僕を受け入れてくれたからかもしれない。ああ······僕には、常に一緒に居てくれる人がいるじゃないか·········きっと······そう思ったのだろう·····

 

 

 

 

 

 

修「··········ここは·······?」

 

僕が目を覚ました所は、初めて来た所だった。見たところ、何処かの医務室かなんかだろうか?ていうか、1月27日か。丸々10日も寝てたんだな。

 

八幡「······お、起きたか」

 

修「兄さん····?」

 

見ると、周りには、僕の寝ているベッドに突っ伏して寝ている桐絵、壁に寄りかかっていた兄さん、そして、寝ている千佳に寄りかかられている母さんが居た。

 

八幡「ほれ、小南起きろ」

 

兄さんが桐絵の頭を叩く。

 

桐絵「·····何すんのよ····」

 

八幡「修が目を覚ましたぞ」

 

桐絵「····!!!!」

 

兄さんがそう言うと、桐絵は目を見開いて、僕に抱きついてきた。

 

桐絵「修っ!本っ当に心配したんだから!」

 

八幡「(テンプレみたいな台詞だな)」

 

修「うん···ありがとう桐絵」

 

桐絵「·····もう、大丈夫なの?」

 

修「まあ、疲れて眠っただけだから。桐絵が心配しすぎただけだよ」

 

そこで、母さんに寄りかかって寝ていた千佳も目を覚ました。

 

千佳「·······修君?」

修「おはよう千佳」

 

千佳「おはよう······?って大丈夫なの!?」

 

修「まあね。後2、3日もすれば完全に元通りになる筈だから」

 

香澄「起きたのね修」

 

修「母さん·······」

 

香澄「修········

 

 

 

 

よかったわね。こんなに可愛い子に泣いて抱きついてもらえて」

 

修「は?」

 

桐絵「可愛いだなんてそんな····」///

 

八幡「クククッ····良かったじゃねえか」プルプル

 

修「兄さん······」ジトッ

 

八幡「あ~はいはい。悪かった悪かった」

 

そこで、空閑含む玉狛の他の人も来た。

 

遊真「お、起きたかオサム」

 

レプリカ『だいぶよくなったようだな』

 

修「ああ心配かけたな」

 

陽太郎「しんぱいしたんだぞおさむ〜」

 

修「はいはいもう大丈夫だから」

 

レイジ「大丈夫か修。これお見舞いに食うか?」

 

修「あ、いただきます」

 

レイジさんはそう言って、果物の詰め合わせをを近くのテーブルに置いて、果物包丁を取り出して、詰め合わせから出した林檎の皮を向き始めた。

 

宇佐美「あ、修君が寝てる間に論功行賞があったからサクッと報告だけしちゃうね〜」

 

 

特級戦功 報奨金150万円+1500ポイント

 

A級1位 比企谷隊 比企谷八幡

大多数のトリオン兵の排除に尽力。基地を狙う爆撃型トリオン兵を迎撃。その後、B級合同部隊と戦闘する人型近界民に止めを差し、キューブ化の黒トリガーを持つ人型近界民の撃破に尽力した。

新型撃破数 33

 

玉狛支部 B級 三雲修

大多数のトリオン兵の排除に尽力。キューブ化の黒トリガーを持つ人型近界民を撃破し、一部のC級が攫われるのを未然に防いだ。

新型撃破数 28

 

A級2位 太刀川隊 太刀川慶

基地を襲う爆撃型トリオン兵を迎撃。その後、新型を中心に敵戦力を大きく削った。

新型撃破数 9

 

S級 黒トリガー 天羽月彦

単独で西部·北部地区を広範囲にわたって防衛、人的被害を未然に防いだ。

新型撃破数 3

 

玉狛支部 空閑遊真

人型近界民(黒トリガー)を単独で撃破。その後、キューブ化のトリガーを持つ人型近界民との攻防を射撃で援護した。

新型撃破数 3

 

A級1位 比企谷隊 比企谷小町

本部基地に侵入した人型近界民(黒トリガー)の撃破に大きく貢献した。その後、諏訪隊員と連携し新型を中心に敵戦力を大きく削った。

新型撃破数 7

 

 

一級戦功 報奨金80万円+800ポイント

 

A級3位 風間隊

本部基地に侵入した人型近界民(黒トリガー)の撃破に大きく貢献した。

新型撃破数 3

 

B級6位 東隊 東春秋

対·人型近界民戦の指揮を執り、撃破に大きく貢献した。その後、南部地区に向かい、被害を小規模に抑えた。

 

A級2位 太刀川隊 出水公平/A級8位 三輪隊 米屋陽介/A級5位 草壁隊 緑川駿

対·人型近界民戦において主力として戦い、撃破に貢献した。その後、基地へ避難するC級を援護した。

新型撃破数 出水2 米屋2 緑川1

 

A級7位 加古隊

新型を中心に敵戦力を削った。その後、キューブ化の黒トリガーを持つ人型近界民と戦う比企谷・三雲 両隊員を援護した。

新型撃破数 5

 

玉狛支部 A級 迅悠一

北西部地区から基地へ避難するC級を援護。人型近界民を足止めし、捕虜にした。

 

玉狛支部 A級 玉狛第一 小南桐絵

南西部地区から基地へ避難するC級を嵐山隊、川崎隊とともに援護。その後、南西部地区に集中したトリオン兵の侵攻に対して、嵐山隊と連携して追撃し、人的被害を未然に防いだ。

新型撃破数 4

 

A級5位 嵐山隊

警戒区域内の敵戦力を排除。玉狛第一、川崎隊とともに基地へ避難するC級を援護。その後、小南を援護し、南西部地区の被害を防いだ。

新型撃破数 4

 

B級10位 諏訪隊 諏訪洸太郎

本部基地に侵入した人型近界民(黒トリガー)の撃破に大きく貢献した。その後、比企谷小町隊員と連携し新型を中心に敵戦力を削った。

新型撃破数 2

 

 

二級戦功 報奨金30万円+350ポイント

 

玉狛支部 A級 玉狛第一 木崎レイジ、烏丸京介

A級8位 三輪隊 三輪秀次

B級6位 東隊

B級7位 鈴鳴第一

B級9位 諏訪隊

B級11位 川崎隊

B級12位 柿崎隊

B級13位 荒船隊

B級15位 那須隊

B級18位 茶野隊

B級 雪ノ下雪乃

 

 

 

修「·····僕が特級戦功ですか·····」

 

宇佐美「いや~、十分誇れると思うよ?ラービット28体とか」

 

八幡「そうだぞ。······あ、そういや言っとくことがあったな」

 

修「?」

 

八幡「今回の侵攻を踏まえて、雨取を特例でB級に上げた。提案したのは、主に鬼怒田さんと林藤さんだ」

 

修「···どうやって?」

 

八幡「俺と小町と迅さんの戦功を雨取に移した」

 

修「なるほど····なら僕のも」

 

八幡「お前のは貰っとけ。俺はポイント必要になったら、太刀川さんから徴収すればいいし」

 

小町「(うわぁえぐい······)」

 

八幡「小町はポイント貰ってもしょうがないし、迅さんも要らないだろ。空閑も今回の戦功でB級に上がったからな」

 

遊真「あがらせてもらいました」

 

千佳「········(私なんかが貰っていいのかな······)」

 

小町「千佳ちゃん!」

 

千佳「!?」ビクッ

 

小町「頑張れ!皆応援してるよ!」

 

千佳「は·····はい!」

 

小町ちゃんからの思わぬエールで、千佳は元気を取り戻したようだ。

 

八幡「お前は、体を酷使した反動だから、医者曰く、あと1週間は安静にしてろってさ」

 

修「1週間か····そういえば、チームランク戦ってもうすぐじゃないか?」

 

烏丸「2月1日だから、今週だぞ」

 

修「え?」

 

レイジ「初戦は雨取と遊真の二人で出ることになりそうだな。お前はこれ食って元気を出せ」

 

レイジさんはそう言って切った林檎を皿に盛り付けて出してくれた。

 

修「ありがとうございます」

 

香澄「修······」

 

修「?」

 

香澄「私は、ここまでになったあなたを、目を覚ましたらボーダーから辞めさせるつもりだったわ」

 

修「·········」

 

香澄「····でも、この人達以外でもお見舞いに来た人達は、誰一人として、ボーダーを辞めさせるべきだって言わなかったわ。······血は繋がってなくともあなたの母親だもの。いくらでもサポートはするわ。でも本当に嫌になったら言いなさい。首に縄かけて引き摺ってでも引き戻して上げるわ」

 

八幡「そん時は俺も手伝いますよ」

 

香澄「助かるわ」

 

修「········ありがとう母さん、兄さん」

 

遊真「·····頑張んなきゃなオサム」

 

修「最初からそのつもりだ。先ずはA級に上がる。やるぞ·····遊真!!」

 

遊真「·····おう、任せろ」

 

修「兄さんも待っててね?後でランク戦で戦ってもらうんだからさ」

 

八幡「いいぜ。早いとこ上がってこいよ」

 

修「もちろん。やるぞ二人とも」

 

遊真「ああ!」

 

千佳「うん!」

 

 

 

 

 

 

そして、来たる2月1日。

 

玉狛第2(三雲隊) ボーダーB級ランク戦 開始

 

 




完全に空気と化した川崎隊(作者は、もう絡みを思い付かない)。諏訪さんが一級戦功になったのは作者の趣味だったり。

論功行賞の表記について。
八幡→比企谷隊員
小町→比企谷小町隊員
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