やはり俺達が世界の銃爪を引くのは間違っていない   作:シャルルヤ·ハプティズム

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茜は、比企谷隊の隊室に匿われています。陽乃と小町がいるのは本部の廊下。


42話:表と裏の戦い(裏側、その2)

リクリー「·········単刀直入に言います。神を引き渡して頂けますか?」

 

リクリー・ロビートと名乗った男はそう名乗った。私と小町ちゃんの答えは当然······

 

陽乃「無理」

 

小町「お断りします!」

 

リクリー「········そうですか·····なら、仕方ありませんね」

 

リクリーがそう言った瞬間、彼の目の色が変わった。この目は、強い人の証だ。

 

リクリー「«月の炎(フェネクス)»」

 

リクリーのトリガーは«フェネクス»と言うらしい。黒トリガーだろう。

 

陽乃『来るわよ小町ちゃん』

 

小町『はいっ!』

 

私はスコーピオン、小町ちゃんはブレードをそれぞれ構える。対するリクリーも、青い炎でブレードを形成して構えた。変わった構えだ。重心を下げ、左手を前に出し、ブレードを持つ右手を後ろに引いた。

 

リクリー「しゃあッ!!」

 

リクリーが突きを繰り出してくる。私達との距離はだいたい10m。ブレードは、その距離の分だけ真っ直ぐ伸びて私達に襲いかかった。小町ちゃんは大きく斜めに跳んで避ける。私も、退りつつスコーピオンで刃をずらす。

 

陽乃「中々に高音······真っ向からやるのは部が悪いね」

 

刃をずらしたスコーピオンは、大部分が融解している。まぁ、これでだいたいの限界が分かった。

 

陽乃「マンティス」

 

私はマンティスを繰り出す。向こうとの距離などお構い無しに、スコーピオンがリクリーの左腕を肩から裂ききった。裂ききったのだが······

 

陽乃・小町「「!!!?」」

 

リクリー「これこそが«フェネクス»の能力です」

 

斬った筈の肩は、一瞬炎に包まれたと思うと何もなかったかのかのように平然と無傷で繋がっていた。

 

陽乃「あちゃ~·····これは想像以上の奴ね」

 

リクリー「お褒め頂き恐縮です」

 

リクリーが左手を前にかざす。すると、今度はブレードにせずそのまま火球を飛ばしてくる。分割したシールドを直線上に重ねて防ぐ。

 

陽乃『普通に強いね·····』

 

小町『えっ!?』

 

陽乃『向こうのトリガーの能力は、恐らく······ボルボロスに近い能力か再生能力。とんでもない理不尽だね』

 

小町『えぇ·····』

 

リクリー「戦っている最中に余所見とは」

 

小町「!!」

 

リクリーが再び火球を飛ばしてくる。先程と同じようにシールドで防ぐ。

 

陽乃「!!!」

 

が、今度はシールドを突き破って私の右腕の肘から先を飛ばした。何気に、玄界に来てから弟子との稽古以外で初の被弾だったりする。

 

小町「お義姉ちゃん!」

 

小町ちゃんも少なからず動揺している。それだと、«マステマ»の能力使えないよ?

 

陽乃『小町ちゃん落ち着いて。まだやられたわけじゃないわ』

 

小町『でも······』

 

小町ちゃんが言うのも尤もだ。私の右肘にはまだ炎が揺らめいており、少しずつ私の腕を侵食している。それによって、少しずつ腕が短くなっていっている。時期に、炎がトリオン体の全身を溶かすだろう。右腕を根本から切り落とす。これで大丈夫········の筈。

 

陽乃『いいから。小町ちゃん、悪いんだけど時間を稼いで』

 

小町『え?小町一人じゃ······』

 

陽乃『出来るわ。小町ちゃんは八幡に鍛えられたんじゃないの?』

 

小町『っ!·······了解』

 

陽乃『後は任せたわ』

 

陽乃「カメレオン」

 

私の体が透け始める。暫く頑張って小町ちゃん。

 

リクリー「!?·····敵を前にして逃亡ですか?」

 

こんな揺さぶりなら引っかかるつもりない。向こうも分かっているだろう。

 

 

 

 

 

陽乃「八幡は········外で戦ってるか。ん?······これは頼もしいね。頼んだよ───」

 

 

 

 

 

小町「はぁっ!」

 

小町は、今一人でリクリーと戦っています。陽乃お義姉ちゃんが一旦離脱したので、小町は一人なのです。にしても······

 

リクリー「これでは私を倒せませんね」

 

今斬り落とした腕は直ぐに元通りです。«マステマ»の能力で、小町一人に意識を向けさせているので、正直·······とか言わなくても普通にしんどいです。

 

リクリー「お仲間の方は逃げましたよ?あなたも逃げてはいかがですか?」

 

小町「そんなこと······しません······!」

 

«マステマ»を使う以上、誰かを守るために戦う。お兄ちゃんが小町に«マステマ»を渡した時にした約束です。«マステマ»は、その気になれば、一瞬でボーダー隊員全員の精神を崩壊させることも出来ます。

 

リクリー「威勢がいいのはいいことです」

 

今度は火球を細かくして飛ばしてきます。ライフル(ホントにライフルなのかは分からない銃)を連射して炎を迎撃します。が、向こうの方が数が多いです。小町の左足と右腕の一部に被弾しました。········このままだと、戦闘体がなくなるので、仕方なく左足と右手を切り落します。

 

リクリー「中々いい判断です。あなたの動揺から察するに···戦いに慣れていない。もっと言えば人が死ぬのに慣れていない。違いますか?」

 

小町「そんなの·····っ!慣れたくもない!」

 

自分の周りで人が死んで、それに慣れるなんて。そんなの絶対に嫌だ!

 

 

 

 

 

 

飛んできた雷撃を羽根を前に出して防ぐ。

 

ジーガ「堅いね〜······ホントに面倒だよ」

 

ジーガが電気で作ったブレードで斬りかかってくる。こちらもブレードを出して切り結ぶ。

 

ジーガ「ホンッと面倒だよ!君はぁっ!」

 

八幡「何で2回言った」

 

ジーガ「さあね······っ!」

 

左手にキューブを出して64個に分割。至近距離でそれを放った。だが、ジーガは退りつつ、電撃で弾丸を相殺した。あれ、ギムレットなんだがな····ラプラスには、アステロイドとギムレットを別物として入れてるからトリガーセットのうち1個分でギムレットを出すことが出来る。

 

ジーガ「·····とっとと朽ちろ、天使もどき」

 

ジーガは、今までで最大の雷撃·····恐らく、奴の最大の威力の雷撃であろうそれを放ってきた。羽根を2枚とも前に出してそれを防ぐ。今までは、雷撃をちゃんと防いできた。今回も問題ない。

羽根2枚で雷撃を防ぐ。そのうち1枚は大部分が消し飛んだが、すぐに修復される。

 

八幡「俺は朽ちねぇよ。俺はまだ·····死ねないんでな!」

 

俺は羽根を羽ばたかせ空に舞い上がる。本当は、羽ばたかなくてもイルガーとかバドみたいに浮ける仕組みが組み込まれてるんだけどな。気分だよ気分。羽ばたいた際に、飛び散る光る粒子が、一瞬だけ見えた。

 

ジーガ「·····!」

 

 

 

 

黒江が下で呟いたことには誰も気付かなかった。

 

双葉「·············綺麗」

 

戦っている全員が見入っていた。

 

 

 

 

 

上空まで舞い上がった俺はブレードをしまい、両手を真横に突き出し両手から漆黒のキューブを出す。今までで一番デカいキューブだ。2つあるキューブの両方が小さめな家1軒と同じくらいの大きさだと思う。

 

八幡「両攻撃鉛弾ハウンド」

 

ハウンドを視認誘導で放つ。ジーガは雷撃で相殺しようとしているが、そんなことでは防げない。何せ、50×50×50×2で、25万発の鉛弾ハウンドだ。防げる奴がいたら俺が知りたい。

 

ジーガ「なっ·····!!!?重石のトリガー!?」

 

八幡「大当たりだ。じゃあな。ジーガ・アリアド」

 

ジーガは、鉛弾を食らいまくって、体が重石塗れになった。もう一歩も動けやしないな。俺は空に右手を掲げる。更にキューブを4つ出した。全てギムレットのキューブだ。まぁ、今度は1辺が3mの立方体だが。

 

八幡『全員後退してください。消し飛ばすんで』

 

諏訪『はぁ!?』

 

レイジ『諏訪、八幡は本当にあたり一帯を吹き飛ばすかもしれない。早く後退しろ』

 

諏訪『わあったよ』

 

レイジさんナイス。よし。全員後退したな。

 

八幡「いけ、ギムレット」

 

ギムレットのキューブ4つを全て27000個に分割する。手を振り下ろして一斉に放った。周りでトリオン兵と戦っている人に後退を指示しといてよかったぜ。地面に降りたら、周囲15mくらい更地になってるわ。人型トリオン兵の破片が足元に転がっとる······完全にやりすぎた。やべ、何のためにメテオラ禁止にしたんだっけ。

 

ジーガ「クソッ·······!」

 

ジーガの換装が解けた。

 

八幡「お前の負けだよ。ジーガ・アリアド」

 

俺はブレードを突きつける。

 

ジーガ「こんな奴に······!」

 

八幡「黒トリガーを渡せ。そして投降しろ。殺しはしない」

 

ジーガ「それは·······嫌だね!!!」

 

ジーガは耳に触れる。その時だった。

 

『ブゥン』

 

低音が耳に届いたと思ったら、今度は女の声が聞こえた。

 

「あら、随分と惨めね。ジーガ・アリアド」

 

八幡「·······!?何でここにいる!ミラ!」

 

門から現れたのは、アフトクラトルのワープ女──ミラだった。

 

 

 

 

 

 

リクリー「これで終わりですね」

 

リクリーが小町ちゃんに大きな火球を幾つも飛ばす。

 

小町「······っ!」

 

小町ちゃんは左足と右腕を完全に失っており、もう避けられないだろう。現に、もう壁に寄りかかって立っており、殆ど動けなそうだ。

 

陽乃「残念。そうはならないよ」

 

リクリー「おや、逃げ出したと思っていましたよ」

 

私は、火球を全てブレードで細かくなるまで斬り裂いた。彼のトリガーの炎はブレードにしたり火球にすると、高温の物体になるようだ。«サンドラ»のブレードはこの高温でもびくともしない。端的に言って凄いと思う。

 

リクリー「随分頑丈なブレードですね。なら、これはどうです?」

 

リクリーが小さな、無数の火球を現出させる。

 

陽乃「何のために時間を稼がせたと思ってるの?」

 

八幡と修君しか知らないことだけど、«サンドラ»は起動時に使用者の血を必要とする。血をピアスに吸わせないといけない。というか、あのピアス血を吸うとか、身をつけてる我ながら怖い。血は1、2滴でいいけど、黒トリガーを前にしたあの状況では、生身になど戻れない。トリオン体だと血が出ないからね。

 

リクリー「······!!!?」

 

陽乃「気付いたみたいね」

 

小町「······?」

 

リクリーは、どうやら私の頭を見て気付いたようね。«サンドラ»を起動した時のトリオン体では、何故か私は頭に金のティアラを付けている。

 

小町「陽乃お義姉ちゃん·········?」

 

リクリー「どうして·····あなたがそれを!?」

 

陽乃「言う必要はないわ。«サンドラ»」

 

私が前に両手をかざし、«サンドラ»と呟く。それと同時に、飛んできていた火球全てと、リクリーの動きが止まる。

 

リクリー「グッ········!!」

 

小町ちゃんは何が起きたか理解が追いついていないみたい。まぁ、後で説明すればいっか。

 

陽乃「生憎、簡単にあなた達の思う通りにはさせられないのよね~。そうでしょ?」

 

「そうだね」

 

『ドスッ』

 

リクリー「········!?」

 

突然現れた人物が、リクリーの背中に腕を突き刺した。

 

陽乃「あなたの負けね。············修君」

 

修「メテオラ」

 

修君はリクリーの戦闘体内に腕を突き刺した状態でメテオラを使った。直後大爆発が起こるが、修君がリクリーを覆うようにシールドを張ったことで、修君も私もノーダメージだ。

 

 

 

修君がシールドを解く。中からは生身のリクリーが出てきた。

 

修「······それにしても、義姉さんがそれを使うのはこっちでは初めてじゃないか?」

 

陽乃「そうだね〜。使ったのは5年ぶりだよ」

 

その時だった。

 

『ブゥン』

 

私達の耳に低音が届いた。

 

「あら、やはりあなたが持っていたのね」

 

「「「!!!!」」」

 

 

 

 

 

数分前。

 

八幡「てめぇ·······何しに来た!」

 

ミラ「今回はあなたに用はないの」

 

俺の前には、門から出てきたミラがいた。

 

ミラ「ジーガ・アリアド。あなたは始末するよう命令されているわ」

 

ジーガ「何だと!?」

 

八幡「随分物騒な話だ」

 

ミラ「·······さようなら」

 

ミラは、有無を言わさずジーガの左手の中指にはめらていた指輪を、小窓で真っ二つにした。

 

ジーガ「嘘だ······シル······嘘だぁぁぁぁっ!」

 

ジーガの体にヒビが入り始める。

 

ジーガ「嘘だ········」

 

ジーガの体は爆発し、俺を殺した時の茶髪だった生身が現れた。尤も、既に死んでいるが。

 

八幡「黒トリガーの回収じゃねぇのか?」

 

ミラ「彼とその黒トリガーを作った人物は我が国において最高位の大罪を犯した人間。問答無用で殺して黒トリガーも破壊しろ。それが領主の命令よ」

 

八幡「アイツもやることに容赦ないな······」

 

予想してはいたがやはりハイレインか。アイツ、政治に関すること好きすぎだろ。

 

ミラ「そういうことよ。またのようね、ハチマン」

 

八幡「待てミラ!」

 

ミラが門を開く。慌ててブレードを出して横に薙ぐが既にミラは消えていた。

 

八幡「チッ·············ジーガ・アリアド。大罪人か·······」

 

俺の所には、死体のジーガ・アリアドと真っ二つの指輪だけが残された。

ミラが関わってるっつうことは、ロドクルーンの神問題が想像以上に面倒だってことだな。アフトクラトルだけでも厄介だってのに。

 

 

 

 

 

 

修「何しに来たんだ。ミラ」

 

修君が門から現れたミラに問う。何故この女が?傭兵だと思っていたリクリー・ロビートはアフトクラトルの人間だったと?

 

ミラ「今はあなたに構う程暇ではないの。·······ジーガ・アリアドの始末完了しました」

 

リクリー「了解しました」

 

ジーガ・アリアド·······!?その名前は······!!!

 

修「待て。ジーガ・アリアドを知っているのか?」

 

修君がミラに問いただす。

 

ミラ「ええ。先程始末したわ」

 

陽乃「奴は生きていたの······?」

 

ジーガ・アリアド。あの日、あの時、奇襲部隊のリーダーだった男。奴は八幡を殺したけど、«ラプラス»で八幡が殺した筈·······

 

リクリー「奴はアフトクラトルにおいて大罪人。黒トリガー共々始末されて当然です」

 

修・陽乃「「大罪人·······?」」

 

尚、小町ちゃんは一切話に付いて行けず、頭の上にハテナマークが浮かびまくっている。

 

ミラ「リクリー様。帰投します」

 

リクリー「了解。では皆さん失礼致します」

 

修「待て!······クッ」

ミラとリクリーは門の向こうへと消えた。

 

忍田『皆!よくやってくれた。敵は撤退した!』

 

大罪人、ジーガ・アリアドか。私達に様々な遺恨を残したまま、対ガロプラ・ロドクルーン防衛戦は終わった。

 

 

 

 

犬飼「何これ!超滑る!」

 

戦闘が終わった。何かスライムみたいなのが足に付いてる米屋を、犬飼さんが槍を持って回っている。

 

八幡「何だあれ」

 

三輪「敵のトリガーだ」

 

三輪の右足にも同様のものが付いている。

 

諏訪「また変わったもん作ったもんだな敵さんは」

 

三輪「鉛弾と同じ発想のトリガーです。このまま帰って解析に回します·······それより、お前のその羽根は何とかならないのか」

 

警戒が必要だ。と、解除しようとしたら忍田さんに止められました。

 

八幡「これ·······トリガー解除しないと消せないんだわ」

 

三輪「何だそれは······」

 

諏訪「お前、何だそれお前。小っ恥ずかしいwww」

 

八幡「言わないで下さいよ········俺だって恥ずかしいんすから」

 

双葉「カッコイイですよ!」

 

八幡「ああ、サンキュー·······」

 

あの後、ミラに黒トリガーを破壊されたジーガ・アリアドと、破壊された黒トリガーは呼んどいた回収班に回収してってもらった。

 

八幡『忍田さん·······もう解除していいすか?また換装し直すから····』

 

忍田『まあ、それなら構わん』

 

八幡『そりゃどうも······』

 

八幡「ラプラス解除。も1回起動」

 

諏訪「おおっ!羽根が消えた!」

 

三輪「それ······どういう仕組みなんだ·····?」

 

八幡「元々トリオン兵のもんだからな。トリガーに起こしたらこんな仕様になった。あの国のトリオン兵、グレーに近い色だったのに俺のは真っ白だし」

 

三輪「お前のも······学習型なのか·····?」

 

八幡「ん?俺のは空閑のやつほど便利じゃねぇよ。敵のトリガーなりデータなりちゃんと回収しないといけんし」

 

戦闘中に敵のトリガー解析するとか·········レプリカさんマジ有能。

 

三輪「そうか·····」

 

やっぱり襲撃失敗の身としては似たようなのを使ってる奴ってのは何かしら複雑なのかね。そう言えば、修達は快勝したって結果だったな。新しい戦術でも組んだのか?何も聞いてねぇわ。一言ぐらい言ってくれてもいいと思うんだがね······

 

 

 

 

 

陽乃「あ、そうだ。修君、玉狛第2快勝おめでと~」

 

さっきボーダーから支給されたスマホに結果が来ました。10点とかヤバいね!!········って言おうとしたら、うちも2人で7、8点は当たり前になってました。

 

修「ありがとう義姉さん。嵐山さんに少し助けてもらったんだ」

 

陽乃「なるほど〜。嵐山隊は連携のレベルが高いことで有名だからか。何組み込んだの?」

 

う~む。修君のことだから、それなりにエグいことをしてくる筈········

 

修「あ、それは記録見てのお楽しみで」

 

陽乃「ちぇ~釣れないな〜」

 

 

 

 

 

 

ガロプラ遠征艇内。

 

ラタ「········あの陣形、どこかから情報が漏れていたかのようでした。アフトの捕虜でしょうか?」

 

ウェン「それはないね。情報が正確すぎる。玄界とアフトクラトルが繋がってるわけじゃあるまいし」

 

襲撃に出ていた面々は艇に戻って来ていた。

 

ガトリン「······«バシリッサ»が折れた理由は?」

 

ヨミ「········折れたパーツを解析した結果、損傷が2つ重なっていました」

 

ガトリン「同じ場所に2度攻撃を受けたと」

 

ヨミ「はい」

 

ラタ「あの乱戦でそんなことを······」

 

ガトリン「予想以上だ。敵も腕が立つ」

 

ウェン「任務は放棄出来ないでしょ?どうすんの?」

 

ガトリン「少し待ってくれ。ロドクルーンはもうすぐ玄界から離れる。次は期待出来ないな······ウチは玄界の軌道から外れるまでまだ日がある。それまで各自休んでくれ」

 

コスケロ「ロドの雇った黒トリガー使いの一人は殺されたって聞きますが·····」

 

ガトリン「ああ。さっきアフト経由で連絡が来た。ロドはもう一人の黒トリガー使いももう投入しないそうだ」

 

ウェン「向こうは諦めが早いことね」

 

 

 

 

 

ロドクルーン遠征艇内。

 

ここで、2人の男女が会話していた。

 

リクリー「助かりました」

 

ミラ「それには及びません。リクリー様」

 

リクリー「それにしても······«サンドラ»が敵に渡っていたとは聞いてはいましたが·····」

 

ミラ「はい。あれは私達の失態です」

 

リクリー「まぁ、今それを考えても仕方のないことです。ロドクルーンへの報告をどうするか考えましょう」

 

ミラ「········承知しました」

 

 

 

 

 




あっさり終わらせすぎた····三輪君は昔ほど近界民に明確な恨みを持てていません。迷ってて。原作と同じですね。
那須隊VSウェン 太刀川・風間・小南・村上VSガトリン・ラタは省きます。
フリスベルクは、ウイングガンダムゼロ(EW)のバインダーがGNフィールド張ったチートだと思って下さい。1対につき、トリガーセットのうち1を使用し、最大3対まで使用可能(もの凄い邪魔になるけど)。


キャラ設定

ジーガ・アリアド
元々、ある国の奴隷だった。本国を何人かとともに脱走した。その後、傭兵として様々な国を転々としていたが、プロローグ①で八幡に奇襲部隊のリーダーとして襲い掛かり、1度殺す。だが、黒トリガーで生き返った八幡に殺された。その時、結婚の約束をしていた女性(シルリー・ハシュミールという設定)が黒トリガーになることで生き延びた。アフトクラトルとは色々あった(後で書くかも)。ミラがアフトクラトルの軍人であることも、ロドクルーンがアフトクラトルの従属国家であることも知らなかった。

リクリー・ロビート
そもそも傭兵ではない。実際は、傭兵としてロドクルーンに雇われたとなってはいるが、本来はアフトクラトルでハイレインの部下(ハイレインとの関係的には、ヴィザとハイレインの関係に近い)。ジーガ・アリアドの始末のために送り込まれた。

黒トリガー «フェネクス»
炎を実体化(もっと言えば、超高温の物体を作り出す)させ攻撃する。再生能力については、《ワンピース》のメラメラの実みたいなもんだと思って下さい。





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