やはり俺達が世界の銃爪を引くのは間違っていない   作:シャルルヤ·ハプティズム

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やっとです。俺ガイル原作入りします。少ししたら修のボーダー復帰があります。その後はワールドトリガー原作開始までほぼ出番なしです。


5話:やはり比企谷八幡は面倒事に巻き込まれる。

 

『高校生活を振り返って

2年 F組 比企谷八幡

振り返ることなんてありません。もっとマシな課題はないんですか?』

 

 

平塚「比企谷!何だねこれは!」

 

八幡「見ての通り先生の出した課題ですよ。高校生活を振り返って···でしたっけ?」

 

平塚「違う!私が出したのは作文の課題だ。これの何処が作文なんだ!?」

 

八幡「いやそんなこと言われても、俺には高校生活に思い出がないんですよ。バイトに重点を置いてるんで」

 

平塚「君は高校生だろう。もう少し学校を楽しもうとか思わんのかね」

 

八幡「うち父親がいないんでそんなこと言ってられません。」

 

平塚「そ、そうか済まない。野暮な事を聞いたな。」

 

八幡「いえ、別に」

 

平塚「········時に比企谷、君は友達はいるか?」

 

ボーダーだと3バカとかとはよくつるんでるし、小町経由で那須隊とかの、一部の女子隊員ともそこそこ仲はいいと思う。

 

八幡「バイト先に仲いい奴なら結構いますよ」

 

平塚「······そうか」

 

八幡「何ですか、今の間」

 

平塚「なら!彼女はいるか?」

 

何でこんな事聞いてくるんだ?

 

八幡「逆に先生は彼氏」

 

ビュオッ!!と風を切る音が耳のすぐ横から聴こえた。なかなか速いな。座った状態から腰の捻りだけでこのスピードか。まあ、当てる気が無いのは軌道からでも分かったが。

 

平塚「次は当てる」

 

八幡「やってみて下さい」

 

平塚「ほぅ······」

 

あれ?間違えたか?サイドエフェクト使えば良かった。

 

平塚「まあいい。作文は再提出だ」

 

八幡「分かりました」

 

平塚「それと、私を侮辱した君には罰として、奉仕活動を命じる」

 

八幡「は?」

 

平塚「黙って、付いてきたまえ」

 

八幡「いや、俺放課後はバイトが」

 

平塚「付いてきたまえ」

 

八幡「はあ」

 

俺は平塚先生に連れられ、特別棟の3階まで来た。ここって確か、空き教室だった筈だが。

 

平塚「邪魔するぞ、雪ノ下!」

 

雪ノ下?雪乃ちゃんか?

そう思い、中を覗くと雪乃ちゃんが本を読んでいた。俺は雪乃ちゃんにアイコンタクトで合図を送る。···どうやら分かってくれたようだ。

 

雪乃「先生、ノックを」

 

平塚「君はノックしても反応しないじゃないか」

 

雪乃「先生が反応する前に入って来るからです。····それで、そこにいるヌボーっとした彼は?」

 

八幡「(ぐっさり言うなぁ)」

 

平塚「彼は比企谷、入部希望者だ。比企谷、自己紹介を」

 

八幡「2年 F組 比企谷八幡です。······って入部って何ですか、聞いてないです」

 

平塚「私の依頼は、このように捻くれた彼の孤独体質の改善と性格の矯正だ。頼んだぞ、雪ノ下」

 

八幡「いや俺放課後バイトが「異論反論その他一切の抗議は認めん」は?」

 

平塚「ではな、頼んだぞ」

 

平塚先生は帰ったかと思ったらドアのすぐ横にもたれ掛かって俺達の話を聞いている。何がしたいんだ?

 

八幡「で、ここって何部なんだ?」

 

雪乃「そうね、ならゲームをしましょう」

 

八幡「は?」

 

雪乃「ここは何部かしら」

 

八幡「何なんだいきなり·········(えっと······平塚先生が奉仕活動がどうのこうのっつってたから)奉仕部ってところか?」

 

雪乃「正解よ。何故分かったのかしら」

 

八幡「簡単だ。ここに来る前に平塚先生が奉仕活動云々とかなんとか言ってたからな」

 

雪乃「そう。ようこそ、奉仕部へ。ここは飢えた人には食糧を、途上国にはODAを、捻くれた人には制裁を、歓迎するわ」

 

八幡「おい、最後明らかに俺だろ」

 

雪乃「あら、自覚はあったのね。あなたのその捻くれた性格は変えなければならないほどよ」

 

八幡「おい、何であったばっかの他人に自分を変えられないといけないんだよ」

 

そこで、 扉を開けて外で今か今かと待っていた平塚先生が入って来た。

 

平塚「雪ノ下、比企谷の更生に手間取っているようだな」

雪乃「彼が自分が問題を抱えていることを自覚していないだけです」

 

八幡「何で初対面の奴に自分の問題を治されなきゃいけないんだって言ってんだよ」

 

雪乃「あなたは変わらなければならないと言ったはずだわ」

 

八幡「だから、それを何でって言ってんだよ」

 

雪乃「変わらなければ、何も救われないじゃない!!」

 

平塚「いいぞいいぞ、私好みの展開になってきた。よし。それではどちらがより他人に奉仕出来るか勝負にしようではないか」

 

八幡「嫌です」

 

雪乃「この男を見ていると何故か貞操の危機を感じます」

 

平塚「おや?さしもの雪ノ下でも、この勝負に勝つ自信は無いのか?」

 

八幡「(挑発下手くそか)」

 

雪乃「いいでしょう。その安い挑発に宣るのは癪ですが、その勝負受けて立ちます」

 

平塚「よし。勝負の判定は私の独断と偏見で決定する。異論反論は認めない。では、勝負を開始する。ガンダムファイト、レディーg「prrrrr」なっ!?」

 

八幡「俺です。少し席を外しますね」

 

 

八幡「もしもし」

 

陽乃『あ、もしもし?』

 

八幡「陽乃か。どうした?」

 

陽乃『ちょっと今から作戦室来れる?』

 

八幡「ああ、行けるけど何で?後、俺まだ学校だから少し待たせちゃうけど大丈夫か?」

 

陽乃『うん。じゃあ待ってるね』

 

八幡「ああ」

 

通話を終え、空き教室に戻ると何故か知らんが平塚先生が床に座り込み泣いていた。

 

平塚「最後まで言わせてくれ·····」

 

八幡「······とりあえず、奉仕部には入部します。条件を呑んでくれるなら、ですが」

 

平塚「じょ、条件とは?」

 

八幡「(いつまで泣いてんだ···)1つ、バイトがあるので来れる時だけでいいこと。2つ俺に口出ししないこと。3つ次に何か俺に危害が及ぶのなら全力であなたを糾弾します。以上が条件です」

 

平塚「·······分かった。条件を受け入れよう。では、今日のところは私は失礼する·····」

 

そう言って平塚先生は、本当に帰って行った。

 

 

 

八幡「ありがとうな雪乃ちゃん。助かった」

 

雪乃「いいのよ。でも義兄さんは何故ここに?義兄さんが問題を起こすとは思えないのだけれども」

 

八幡「いやな·······」

 

 

 

雪乃「·····義兄さん、何故そんなものを出したの?」

 

八幡「昨日、3バカとランク戦100本ずつしてそれから書こうと思ってたんだが太刀川さんと二宮さんと風間さんに捕まって更に100本ずつやらされてヘトヘトになって作戦室で書こうとしてたけど、何も思い浮かばなくてああ書いた」

 

雪乃「それは····お気の毒に·····」

 

八幡「そうだ。出来れば学校では陽乃と婚約者だってこと隠してくれないか?」

 

雪乃「何故?人には言えないような事でもしているのかしら」

 

八幡「いや、ただ単に目立ちたくないだけだ。陽乃は総武いる時は、プリンセスなんて呼ばれてたくらいだからな。バレたら、カースト最下位の俺には何が起こるか分からん。下手したら陽乃と雪乃ちゃんにも迷惑がかかるしな」

 

雪乃「姉さんはそんなことを迷惑とは思わないと思うけど·······分かったわ。改めてよろしく、比企谷君」

 

八幡「ああ、よろしく雪ノ下」

 

 

八幡「で今日はどうする?俺は本部行くけど」

 

雪乃「私も行くわ。弧月のポイントがそろそろ11000に届くの」

 

八幡「マジか!?もうそんなになったんか·····」

 

雪乃「ええ。今日はランク戦しに行こうと思うの。あと、鍵は私が返しておくわ」

 

八幡「そうか。じゃあ俺は行くわ」

 

雪乃「ええ」

 

俺が下駄箱で靴を履き替えてる時、お団子頭でピンクの髪をした頭の悪そうな奴が「ヒッキーヒッキー」叫んでいたんだが、ヒッキーって何のことだろうか。····まあ、どうでもいいや。

 

 

 

 

 

八幡「悪い陽乃、遅れた。」

 

陽乃「いいの。それより早く始めましょ。」

 

八幡「それで、話って?」

 

陽乃「八幡も知ってるだろうけど、修君がそろそろ復隊してくるじゃない?」

 

八幡「ああ、てか暫く会ってないな」

 

陽乃「でね、その際に修君に演技を辞めて貰うかどうかをちょっとこっちでも考えておこうと思って」

 

八幡「なるほどね。ならとりあえず玉狛に行くぞ。迅さんかレイジさんか林藤さんの誰かは居るだろうし」

 

陽乃「分かったわ。でも、桐絵ちゃんはいいの?」

 

八幡「アイツは修と早くイチャイチャしたいとかしか言わんだろ…」

 

陽乃「それもそうね。じゃあ、行きましょ」

 

 

 

 

俺達は今、玉狛に来ている。今日は運良く烏丸と宇佐美がいないらしいので、修も来ている。今は迅さんと小南と林藤さんと話をしている。レイジさんも私用で居ないらしい。

 

修「皆さんお久しぶりです。桐絵も久しぶり」

 

桐絵「修~!」ガバッ

 

小南のデレっぷりに呆れつつ話を進める。

 

林藤「修、やっとボーダーに戻るらしいな」

 

修「はい」

 

迅「でも何でこんなに時間かかったんだ?」

 

修「最初は···千佳にもボーダーに入隊してもらおうと思ってたんですけど、アイツ超が付くくらい強情で首を縦に振らなかったんです。だからせめて、警戒区域に近寄らないように言ってるんですけど、そうも言ってられなくなりそうなんです。だから、先にボーダーに入って、説得しようと思いまして」

 

林藤「何があるんだ?」

 

修「まだ7、8ヵ月後ですけど…玄界に惑星国家であるアフトクラトル、キオン、リーベリー、レオフォリオが接近します」

 

八幡「そうか。もうそんな時期だったか」

 

修「うん。で、出来れば演技はその辺まで続けたいけど、もうそろそろ入隊しないと間に合わなくなってしまって。·····ごめん桐絵。もうちょっと待っててくれる?」

 

桐絵「······分かった」

 

小南が若干不機嫌になりながらも頷く。

 

修「じゃあ名残惜しいのですが、怪しまれるとまずいし、烏丸っていう人と宇佐美っていう人が帰る前に僕はこれで、失礼します」

 

そう言うと、修は先に帰って行った。

 

桐絵「ねぇ、比企谷」

 

八幡「あ?」

 

桐絵「修って本当に私のことが好きなのかしら…」

 

八幡「何言ってやがる。修の奴表に出してないだけでお前のことめちゃくちゃ好きだぞ」

 

桐絵「ホント!?」

 

八幡「ああ、サイドエフェクトで見たから間違いない」

 

陽乃「ヒューヒュー♪」

 

桐絵「ちょっ!ちょっと辞めてよ陽乃!」

 

陽乃「ごめんごめん」

 

八幡「そういうことだ。小南、これからも修と仲良くしてやってくれ」

 

桐絵「こっちがしてもらってる気がするけど…」

 

八幡「ま、そういうことにしとけ。陽乃、俺達も怪しまれる前に戻るぞ」

 

陽乃「ええ」

 

八幡「俺達もこれで失礼します」

 

陽乃「またね〜」

 

 

 

 

 

陽乃「八幡送ってくれてありがとう」

 

八幡「いいっての」

 

陽乃「おやすみ、八幡」

 

八幡「ああ、おやすみ。陽乃」

 

そう言って軽く唇を合わせた。

 

 

陽乃がいえに入るのを見届けて、俺も家に帰路についた。

 

 

 

 

 

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