一夏とシャルルとの模擬戦から速くも2週間が経った。
そして、今日一年生の学年別トーナメントが始まる。
余談だが、セシリアと凰鈴音はラウラによりボロボロにされており、大会出場は愚かISも危険な状態になっていた。
当然のごとく、一夏はラウラに喰ってかかるも、ラウラの技量により簡単に往なされてしまっていた。
そんな一夏を助けたのがシャルルであった。
そして、ラウラに勝つために模擬戦の相手に選ばれたのがノブであったというのは割とどうでも良いことである。
普段なら部屋で寝ているノブだが、今回は一夏も学年別トーナメントに出場するため様子を見ることになった。
更識と千冬に囲まれながら・・・・・
「それにしてもISって良くあんな動き出来るなぁー千冬?」
「織斑先生だ馬鹿者」
ノブの名前呼びに出席簿で返答するも出席簿は虚しく空を切る。それに対して思わず顔を顰める千冬
「良いじゃねぇか別に生徒と先生の関係じゃないんだからな」
「目上の者を羨まんか馬鹿者!!!」
一喝する千冬もどこ吹く風でノブは今も試合を見続ける。
「で、ノブと織斑先生ははどっちのチームが勝つと思う?当たったらお姉さんのお願いを聞いてほしいな~ノブ限定で♪」
そういうと楯無はニヤニヤ笑いながら提案してくる
「ふ~ん、まあいい聞くだけ聞いてやるよ。」
「私はラウラちゃんと&箒ちゃんペアかな?」
「私は「ブラコンは一夏だろ知っているよ」ノブ!!!!!」
ノブがそういうと顔を真っ赤にしながら怒鳴る千冬しかし、それは満更でもない様子だった。
「じゃあそういうノブはどっちにするのかな?」
「そうだな・・・じゃあ第三の選択試合中止」
「ハァ?そんなことが起こる訳・・・ってラウラちゃん負けてるし」
「まあ、当然だよな。2対2の試合なのにチームワークの欠片もないんじゃ勝機は薄いわな」
「クックっクさすが私の弟だ。では、ノブ約束どうり言うことを聞いてもらおうか?」
「そうは言っても試合終了のお知らせはなってないぜ。」
「フン、そんなもの時間の問題だ。やれー一夏ぁーーーーラウラをぶっとばせーーーーーー」
「(元教え子に対して教官がそんなことを言っても良いのかお姉さんは疑問だわ)」
「(どんだけ俺に言うこと聞かせたいんだよ。このブラコンは・・・)」
その時である。
千冬が一夏に激を飛ばしたあとにタイミング良く・・・いや悪くラウラのISが変化した。
「(ほう、これはなかなかの狂気だな)」
「な、アレは私だと!?」
「VTシステム!?まさかあんなもの仕込んでいるなんて・・・・」
ノブは面白いものが見れたと思い、千冬はかつての大会の時の自身に驚き、楯無は突如変化を遂げたラウラのISに驚いていた。
「試合は中止だ。専用機持ちは危険だから下がれ」
誰よりも速く意識を戻した千冬が警報を鳴らす。
しかし、映像の中の一夏様子がおかしい事に気付く
そして、一夏はそのまま突っ込んで―――――
案の定返り討ちになっていた。
「なあ、あれほんとにラウラか?俺には千冬にしか見えないんだが?」
ノブが冷や汗垂らしながら二人にというかける
それに答えたのは更識
「アレはVTシステムと言ってデータさえ入れれば誰でもブリュンヒルデに成れるものよ」
「へぇーで一夏がキレたのは?」
「大方私のデータを使われたのが気に食わないってところか・・・全く相手を選べ馬鹿者」
「なるほどね、仕方ないこれも契約だから助けに言ってやるか。」
「あら、じゃあ私がノブを連れって行ってあげるわ」
更識はそういうと自身のISを展開してノブを抱えてアリーナまで飛んで行った。
―――
アリーナに着くとそこには
ただ立ち尽くしているラウラと遠くの方で喚いている一夏とそれを必死に止めているシャルルが居た。
「あらら、大変な事になったわね。じゃあお姉さんと一緒にラウラちゃんと戦いますか?」
「冗談だろ?アレは俺の獲物だ。お前は生徒会長なんだから生徒でも守ってればいいさ」
「何だつまんないの」
更識はそういうと一夏の方に飛んで行った
そして、ラウラとノブが対面する
ラウラがノブを感知するとすぐ様雪片らしきもので切りかかって来る。
「ああああああああああああ」
「さすが全盛期の千冬だけあって速い、それにISの性能も相まってこれは強敵だな」
ラウラはノブに向かい剣を振り続ける。
それを避けるノブ
「(瞬き一つ迂闊にできやしねぇ、その瞬間首と胴が泣き別れなんて事になりやがる。
しかも隙が一切ねぇ。おかげでピースメーカーが取り出せねえし、ISの三次元の動きに今の俺は対応できない。どうする?いっそメギドラオンで・・・ってそう言えば俺にはランダマイザがあったな。そうと決まれば)」
ノブが行動しようとしたときである。ラウラが何故か不意に距離を取った。
しかし、それはノブからしてみれば願っても居ないことだった。
そしてノブはラウラに向かって手を向けて魔法を唱える
「ランダマイザ」
その瞬間ラウラのISのあらゆる能力が下がった。
だが、暴走しているラウラは止まらない。
案の定イグニションブーストを連続使用してノブの死角から攻撃しようとするも、先ほどのスピードは無いので、ノブの手刀により、ラウラのISは貫かれ絶対防御が発動した。
「全くあの時手加減されていたのは俺だったか・・・千冬も十分化物じゃねーか」
そういうとノブは念の為ラウラの武装を破壊してアリーナを後にした。
ちなみにラウラは暴走しながらも意識だけはあったが、ノブの手刀により気絶し、目覚めた時は保健室居にた。
その後、ノブの手刀があまりにも強烈だった為か、ラウラのトラウマになりノブがラウラの視界に入ると脱兎のごとく逃げ出すようになってしまった。
そのせいで千冬は色々と頭を抱えるようになったのは別の話である。