IS世界に堕ちた悪魔   作:だめねこ

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悪魔は天災と会う

バスが止まりようやく目的地の旅館に着いた。

 

辺りを見渡してみれば視界一杯に広がる海それに興奮するクラスメート達。俺にとっては全く持ってどうでも良い

 

例え旅館の脇に謎の物体が放置されていて、横の看板に『引っこ抜いて』と書かれていても俺には関係ない。

 

だから、俺に助けを求めるような目を向けるな一夏!!!

 

「ノブ頼む手伝ってくれ、これはたぶんおそらく束さんで間違い無いんだ。それに看板の文字も速く抜かないと辺り一面が吹っ飛んじゃうぞ♡に変化しているんだ。」

 

「やれるもんならやって見ろってんだ。つーか誰だよ束って?」

 

俺の言葉に凍り付く一夏。

 

そんな時である上から女性の声らしきものが聞こえた。

 

それはおそらくだが一夏の立っている位置に落ちようとしている。

 

千冬の居る手前一夏に怪我をさせる訳には行かないから一夏を引っ張り俺との位置を交換する。

 

そして落ちてきたメルヘン女の頭を掴んでそのまま全体重を上乗せして地面に叩き付けた。

 

叩き付けられたソレは地面に胸まで埋まりそれはまさしく犬神家であった。

 

「っておいノブいくらなんでもやりすぎだろ。普通に考えて束さんが死んじゃうよ」

 

「そうだそうだ。世界最高の頭脳を持つ束さんが死んじゃったら世界の損失だぞー」

 

「うお!!なんで?今しがたノブに地面に叩き落とされたのになんで無事なの!?」

 

「それはねーいっく「空から落ちたのはただの人形だ。本物そっくりのな」・・・セリフ被せないでくれるかな」

 

「被せられる奴が悪いんだよ」

 

「ふん、無価値の分際で粋がってんじゃねーよ。」

 

「お前如きが俺の価値を決めんじゃねーよ」

 

売り言葉に買い言葉その場の空気が重くなる。まさに一色即発の状態

 

しかし、その空気を壊すものが居た。

 

「全く止めないか!!!!」

 

織斑千冬が一喝するとそれまで張りつめていた空気は一瞬で無くなった。

 

そして、千冬が居る事に気が付いた束は千冬に叫びながら飛びかかる。

 

「あ、ちーちゃん。さぁ束さんとハグハグしよう。愛を確かめっていたたたたたた束さんの頭があああああああ割れちゃうよ。ちょっちょっとちーちゃんほんと照れ隠しにも程がってぎゃぁぁぁぁぁパワーがさらにあがったーーーーーーー」

 

「悪いが束私にはそっちの気は無いから飛びつくのは辞めろ!!!!」

 

そう言いつつも束へのアイアンクロー続ける。

 

その光景を見て白けたノブは

 

「ちぃ興ざめだ。俺は先に行くぜ。千冬部屋はどこになるんだ?」

 

「ああ、ノブの部屋は仲居さんに聞け。後お前の部屋にはもう一人居るからな」

 

それだけ聞くとノブは旅館の方に向かって歩いて行った。

 

しばらくして千冬の気が済んだのかようやく束はアイアンクローから解放されて千冬に自己紹介するように言われるも名前だけ言って終わらす相変わらずの親友に頭を抱える千冬であった。

 

 

さて、ようやく自分の部屋に着いたしゆっくりしてみようかと思ったノブが部屋を開けるとそこには・・・・

 

「お帰りなさいませご主人様。海に行きますか?それともお風呂に行きますか?それともベットに行きますか?」

 

「まずお前は何しに林間学校に着いて来たんだ?会長さんよ」

 

「あら、メイド服の突っ込みは無しなのね。」

 

「それはあんたの趣味だろ?話を逸らすんじゃねーよ。要件はなんだ?」

 

「まったくせっかちは女の子に嫌われちゃうわよって嘘嘘冗談よ。織斑先生に言われなかったかしら?ここは私とノブの愛の巣だって」

 

「そんなことは全く聞いてないな。俺が聞いたのは2人部屋だって事だけだ。」

 

「そ、この部屋は私とノブの二人っきりって事よ♡」

 

「で、何しに来たんだ?監視か?」

 

「全く本当に釣れないんだから、まぁ一夏君の護衛よ。あの子はまだ弱いからね。それにノブは飛べないんだから海上じゃあ何も出来ないでしょ?」

 

「全く持ってその通りだよ。じゃあ後は任せた俺は風呂に行ってくる。」

 

「あらあら、じゃあおねーさんが背中流してあげるわ」

 

「それは別に良いが処女じゃあるまいし、水着で入るなんてことは無いよな?って悪いお前処女だったな。ま、幾ら体の発育が良くてもお子様には出来んわな」

 

「ちょっちょっと処女処女って連呼しないでくれる!!!おねーさんだって本気出せばお風呂位裸で入れるわよ」

 

顔を真っ赤にして反論する楯無。

 

「というかお前は風呂入るときにいちいち水着を着るのか・・・難儀な奴だな。」

 

魔界にて口先三寸で悪魔を丸め込んできたノブに口ゲンカで勝てるハズも無くプルプル震えだす楯無はとうとう限界を超え

 

「うわーーーん。ノブがおねーさんを苛めるーーーーーー」

 

泣きながらノブの部屋から出て行った。

 

その後しばらくしてノブは楯無が戻ってこないことを確認してから一人温泉に向かった。

 

温泉の前ではこの旅館に居るはずもない。

 

金髪ブロンドの美形の青年がそこに居た。

 

 

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