ノブが教室から逃亡した後の事
サイド千冬
「(まったく、日本人を猿扱いするとは代表候補性がこれでは聞いて呆れる。それに逃げたノブにも罰与えねばな・・・)」
と一人ため息を付きつつもその日の授業を終え、身元不明のノブの事を調べていた。
「それにしても、まさか彼が当時の”軽子坂高校”で2-Dに在籍していた人間だとは思わなかったがな、そして本名が秋山ノブで成績普通、素行問題無しの極めて平凡などこにでもいる高校生だな。だが、あの戦闘能力は一体なんなのだ?今でこそ現役を退いたし、乗っていたISも打鉄とはいえ生身の人間に後れを取るとは・・・」
そう考えているところに山田先生が近づいてきた。
「織斑先生ノブ君の調査は終わりましたか?」
「ふむ、山田先生か、一応はな・・」
そういって、千冬は調べた内容を山田に見せた。
「え、軽子坂高校って、ええぇぇーーーーまさかノブ君はそこの在校生だったんですか!!!」
山田がそう驚くのも無理はない。
それを見ていた千冬もうなずく
「そうだ、突然無くなった軽子坂高校に当時通っていたんだ。」
「当時はかなり騒がれたみたいですよね」
「ああ、なんせ一夜にして学校があったとされる場所が地面事抉られていたらしいからな」
「一体何があったんですかね?」
「さてな、こればかりはノブにでも聞かないと分からないな」
「では、私の方で学園長に報告しておきますね」
「わかった。では、引き続きノブは私の方で監視しておく」
サイドアウト
サイドノブ
千冬が自分の事を調べていることなぞ露知らず、ノブは自身の部屋で調べ事していた。
「そういえば、今軽子坂高校はどうなっているんだ?」
とふと思い調べて見ると案の上、学校があったとされる場所は未だに地面事抉られている状態で放置されていた。
「ま、突然亡くなったんだ。そこから気味悪がられること位は良くあるしな。そんなことよりハザマの野郎はどうやってあの塔の事を調べたんだ?いや、そもそもあいつは生身の状態であの塔を攻略出来たのか?いや、そんなことは不可能だ。ただの人間じゃあ悪魔に勝てない。ならば俺みたいに悪魔と合体するか、悪魔を味方に引き込むかのどちらか、または両方・・・・」
しかし、悪魔を使役する方法まではさすがのノブも思いつかなかった。そんなときである
ピコーン
「うん?なんだメールか」
そう思い、メールを開いて見ると訳の分からないプログラムをインストールし始めた。
「なんだ、勝手にインストールが始まったぞ。なんだって言うん・・だ。」
そういって悪態を付きつつもプログラム名を見てノブは驚いていた。
そこにはこう書かれていた。
『悪魔召喚プログラム』と
そして、メールには『悪魔召喚プログラム』以外にも文章が書いてあった。
「やあ、いかがお過ごしかな。親愛なるノブ君、僕の方は調子が良いよ。何せ僕が嫌いなウジ虫どもはみんな殺したんだからね。もう気付いているかもれしないが君にとっては二ヶ月ぶりかもしれないが、こっちの現実世界では50年は経っている、さて現実世界に戻れたようだけど実際に君が倒したのは僕であって僕では無い、いわば影武者だよ。残念だったね。君の魔界での活躍は僕も見ていたよあまりにも滑稽すぎて笑いが止まらなかったけど、さて、あんまりメールは得意じゃないからこれで終わるよ」と
そして、文書の最後には送り主の名前が書いてあった。
それを見たノブは目を見開いて驚いていた。
それは自身が殺した相手
かつての宿敵
魔神皇 ハザマと
「どこまで人をコケにすれば気が済むんだ。ハザマァァーーー、上等だ。必ず見つけ出して今度こそ息の根を止めてやる。この『悪魔召喚プログラム』は遠慮なく使わせてもらうぜ。そのためにも小型の携帯機器がいるな、千冬にでも頼むか」
そしてノブは寮長室に駆け込んだ。
「おい、千冬いるんだろ?」
そういってノブはノックせずに部屋に入った
そこには着替えている途中の千冬がいた。
「バ、バカ者、何かってに入ってきているんだ」
千冬は顔を真っ赤にして怒っているが、ノブは気にせず千冬の顔見て
「なぁ、悪いんだけどさぁ携帯欲しいから金出してくんね?」
と千冬の下着姿を見ても顔色一つ変えずに言い放った。
そんなノブを鋭い目つきで睨んでいる千冬は
「良いから外に出ろーーー」
と、叫んだ千冬は悪くない。
「じゃあ、明日までに頼んだぜ。なるべく容量の多い奴で、色は黒で頼んだ。」
そういって平然と部屋から出て行った。
あとに残ったのは顔を真っ赤にして、怒っている織斑千冬ただ一人である
それから数時間後
千冬がノブの元に携帯とともに引導を渡しに行ったが、あえなく返り討ちにされたのは余談でしかない
それから一週間が経過した。
その間
織斑一夏は篠ノ之 箒っていう女になんでも剣の稽古を付けて貰っていた。
「なぁ箒」
「なんだ一夏」
「俺さぁISの事教えてくれって頼んだと思うんだけど・・・」
「ああ」
「この一週間剣道ばっかりでしたよね?」
「うぐ」
と一夏は箒を責める。そんなときだった。
「お、お、織斑くーん!」
緑色の髪の人が息を乱しながらこっちに向かって走ってきた。しかし、はたから見るとその走り方は危うくいつ転んでもおかしくないそれぐらい危なかった。
一夏の元に来るまでに転ばなかったのは奇跡としか言いようがなかった。
「まあまあ先生、まずは落ち着いて。深呼吸です、ほら、吸ってー、吸ってー」
「スウゥゥゥゥ!」
「ストップ」
「教師をからかうな、馬鹿者」
スパン
いつの間にか居た千冬の出席簿が一夏の頭に炸裂した。
「~!!いってぇ何すんだよ千冬姉」
スパン
「学校では織斑先生だ」
「・・・・はい」
「お、織斑君いつまで止めていればいいの?」
山田先生は涙目で問いかける。
それをみた千冬は
「山田先生もいつまでもふざけないでください」
一言漏らさずには居られなかった
「そ、そんなことより! 来ました、来ましたよ! 織斑君のISがっ!!」
「……!」
「早く準備しろ。フォーマットの調整には時間がかかる」
「……ぶっつけ本番ってわけか」
「いや、時間稼ぎにノブを出す」
それを聞いた箒と山田はびっくりしていた。
そんななか一夏はピットの搬入口を見ていた。
――聴こえる。
その重厚な防壁扉の中から、重々しい駆動音が響いている。
――それはまるで、忠誠を誓った主のもとへ馳せ参ずる、甲冑を身に纏った騎士の足音のようで。
――そして、一切の飾り気のない、純白の機体がその姿を顕した。
「これが俺のIS・・・・」
「はい、これが織斑君のIS白式です」
心此処にあらずといった様子の一夏が、白式に近づいて行く。
親を探す幼子のように伸ばされた手が、白式に触れた。
――その瞬間、ピット中が、光で満ちる。
「う……お……」
一夏の表情は、驚きか感動か。そのまま白式に乗り込み、装甲に手足を入れる。
白式に体を任せると、空気の抜ける軽い音と共に、装甲が閉じる。冷たい金属の塊だった白式に、説
明の出来ない何かが巡って行くのを感じた。
「システム、オールグリーン。……気分はどうだ、一夏?」
千冬さんの声が、僅かに震えていることに、一夏も気付いたのだろう。その口元を僅かに緩ませて、安心させるように、言葉を紡いだ。
「イケるこれなら誰が相手でも勝てるぜ」
「で、フォーマットまでの時間はどれくらいだ?」
そういったのはいつの間にか居たノブだった。
「い、何時の間に来たんだよ」
慌てる一夏
「いいじゃねえか、そんなことで、どれくらい時間は稼いでほしんだ?」
「そうだな、30分くらい稼いでくれ」
と、答えたのは一夏では無く千冬だった。
「ええ!!大丈夫だよ。これでもイケるって」
そう答えるのは一夏
「代表候補性相手にIS初心者のお前が勝てるものかバカ者」
しかし、ばっさり切り捨てたのは千冬だった。これにはさすがの彼も言い返すことが出来ずにいた。
「そんじゃ俺は行くぜ」
そういってノブは歩いて向かって行った。
懐に携帯と愛銃を忍ばせて・・・
さあ、どうしよう次回
速くもネタが・・・・・