FATE/Grand Order 行き着いた先、もう一つの物語 作:シアン
今回はFATEの二次創作です。
他にはインフィニット・ストラトスの二次創作も投稿しているので、よかったら検索してみてください!
始まりの物語
『grandorder』、それは人理修復の使命。
『人理継続保障機関・カルデア』に残された人々の最後の希望。
一人のマスター、一人の少女が背負うにはあまりに大き過ぎるもの。
これはIFの話。
全ては可能性の話。
あり得たかもしれない、もう一つの終焉の話。
最後に迎えるのは、最良の結末か。
最悪の結末か。
救う事のできた結末か。
救う事のできなかった結末か。
その行く末は誰も知らない。
神のみぞ知る。
パラレルワールド、幾つも分岐した物語、その果て。
終わりは唐突に、始まりは偶然に。
物語の幕が上がる………
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長い黄金色の髪。紫色の瞳。
彼女はごく普通の家庭で育った少女だ。
別段、魔力が優れている訳でも無く精々が少し魔術を囓った程度の人間と言ったところだ。
身体能力は生まれつきかなりのもので、潜在能力もさることながら神秘の薄い現代に生まれた者とは思えない、身体能力だけで見れば英霊と比べても遜色ないほどだ。
彼女は一般募集では無く、オルガマリー所長に召集されていた。その身体能力の高さを見込まれたのだ。
現に、この惨劇を一人だけ生き残ってしまったのだから。
爆発。轟音。阿鼻叫喚。瓦礫に埋め尽くされた、部屋。真っ赤に染まったカルデアス。隔壁は閉じて出ることは出来ない。
瓦礫が降ってきたとき、彼女はいち早くコフィンから脱出し、その災禍をま逃れた。無意識の行動だった。だからこそ見ることになってしまった、皆の死。
脳裏に焼き付いたその光景は生涯忘れられないだろう。
コフィン内マスターのバイタル基準値に 達していません。
レイシフト 定員に 達していません。
該当マスターを検索中・・・・発見しました。
適応番号07 千代紙 をマスターとして 再設定 します。
アンサモンプログラム スタート
霊子変換を開始します。
レイシフトまで あと3…2…1…
全工程クリア。
ファーストオーダー 実証を開始します。
アナウンスの内容が飲み込めないまま、光に呑まれる視界。一人の少女の物語が始まる。
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「─────ター、マスター。起きて下さい」
声が聞こえる。誰の声だろう。聞き覚えの無い声だ。
「マスター、早く起きて下さい。死んでしまいます」
死ぬ? 私が?
重い瞼を動かす。うっすらと開けた視界に見えたのは燃え盛る炎。
瞬時に覚醒する意識。
すぐに立ち上がった。
そして、目の前にいた人とぶつかりそうになった。
「大丈夫ですか? マスター」
目の前にいたのは桜色のかかった金色の髪。桜色の道着を着た少女。
「……えっと……誰…?」
「私ですか? 私はセイバークラスのサーヴァントなのですが……ひとまず周りを見て下さい」
「周り?……って、うぇぇ!?」
「Gaaaaaaaaa!」
「見ての通り、敵に囲まれてます。取りあえずここを切り抜けましょう」
「う、うん。そうだね、それじゃあ……」
背中に手を回して、いつもの物があるのを確認して……
「……ない?」
なかった。うん、なかったよ。……どうしよう……
「Gaaaaaaaaaa!」
「えぇい、うるさい!」
骸骨を殴りつける。バラバラになる骸骨。
……あれ? 思ったより弱い。
「ま、マスター?」
「ええと、セイバー?でいいのかな、背中、任せてもいいかな?」
「は、はい、お任せ下さい!」
そして、数分後にはバラバラになった骸骨が散らばっているのだった。
感想、評価お待ちしてます!
それではまた次回にお会いしましょう(。・ω・。)ノシノシ