FATE/Grand Order 行き着いた先、もう一つの物語 作:シアン
始めたばかりで申し訳ないのですがm(_ _)m
いろいろ諸事情で大変なことになってますので。
では、どうぞ
骸骨の残骸が散らばるアスファルト。燃え盛る町。
「さて、状況を整理しようか」
「は、はい」
はて、セイバーが引いてる気がする。何故だろう?
「まず、セイバーは何でここにいるの? しかも私をマスターって言ってたし……」
「………」
「セイバー?」
「は、はい、すみません。ぼーっとしてしまって。ええと、改めて自己紹介しますね。セイバークラスのサーヴァント、沖田総司です。カルデアに召喚されて、今はあなたと契約が結ばれてますのでマスターとお呼びしてます」
なるほど、確かに魔力が吸い取られてる気がする。もともと少ない魔力がさらに少なくなってるし。
「それでですね、何故ここにいるのかは私にもわかりません。恐らく2004年の冬木だと思うのですが……」
「うん、2004年の冬木がファーストオーダーの地だったはずだからね。でもこんな大災害、あったかな……?」
こんな大災害が起こった記憶がない。起こってたら間違いなくニュースになっているはずだし。
「それもそうなんですよね……」
『おっとぅ!? やっとつながった! こちらカルデア管制室だ、聞こえるかい!?』
「ド、ドクター!?」
『ああ、よかった。聞こえてるみたいだね』
「は、はい。えぇと、これは一体何ごと何ですか?」
『うん、順を追って説明するよ。まずそこは『特異点F』日本にある冬木市だ。千代紙ちゃんそこにはレイシフトしたことになる』
「なるほど。でも何でこんなことに?」
『……爆発があったのは覚えているよね? あれのせいでカルデアス以外のものがほとんど破壊された。生存者は君だけだろう。だがあれは人為的な破壊工作だった。爆発の基点があそこだったからね』
「人為的? じゃあ犯人が居るって事ですよね」
『ああ、そう言うことになる。……ところでさっきから通信に骨みたいのが写ってるんだけど君がやったのかい?』
「半分位はセイバーがやってくれました」
『セイバー? ということは沖田ちゃんかな?』
「はい、ドクターロマン。沖田総司です」
『そうか、君がいるなら安心だ。っと、予備電源に切り替えたばかりでシバの出力が安定してないみたいだ。通信が乱れてるな。二人とも、そこから二キロほど移動したところに霊脈の強い部分がある。そこに行けば通信も安定するだろう。くれぐれも無理はしないよ──』
言葉の途中で通信が切れる。取りあえず状況は理解した。ここにいるのは私とセイバーこと沖田総司だけ。そして、ここは『特異点F』であるということ。
「セイバー、取りあえず移動しようか」
「はい。……あの、マスター。お願いがあるのですが…」
「ん? どうしたの?」
「私のことは名前で呼んでもらえませんか? セイバーと呼ばれるのに慣れてなくて」
「わかったよ。改めてよろしくね沖田さん」
「沖田、と呼び捨てにしてください。その方が分かり易いので」
「ん。それじゃ行こうか、沖田」
「はい、マスター」
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二十分後
「もうすぐでドクターの言ってた場所だね」
「はい、もうそろそろですね」
「ところで──」
「きゃぁぁぁぁぁぁあああ!?」
悲鳴が聞こえた。燃え盛る町で生き残った人だとしたらよっぽどの強運の持ち主だろう。けど、今の声は……
「マスター、女性の悲鳴が……!」
「うん、そうなんだけど……」
(嫌な予感がする!)
「急ぎましょう!」
沖田に言われて走り出す。その先に……
「なによこれっ!? 何で私がこんな目にあわなきゃいけないのよ!」
(あー、やっぱり)
所長だよね。わかってたよ、うん。声でわかってた。
「あ、貴方達はっ!」
「所長、何やってるんですか?」
「襲われてるのよっ! 見ればわかるでしょう!?」
ですよねー。しかしなかなか避けるのがうまい。しばらく観察するのもありかも知れない。
「ま、マスター。助けないと……」
「そうよっ! 早く助けなさいっ!」
まあ、そうなるよね。仕方ない。
重心を落として地面を蹴る。その勢いで所長の背後にいた骸骨を殴りつける。拳が当たった肋骨部分がバキバキに折れその他の部分はバラバラになる。
「………へ?」
「沖田、半分位任せていい?」
「お任せ下さい」
言うが早いか、縮地で間合いを詰めて得物で骸骨を切る。
さて、掃除だ。
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「ふう、助かったわ。ひとまず、礼を言います」
「所長、怪我は有りませんか?」
「だ、大丈夫よ。貴方達のおかげね」
あれ、所長からも若干距離を取られた? 何で皆距離を取るんだろう。まあ、まだ二人だけなんだけど。
「ところで所長、何でここに?」
「……わからないわ。ただ、私としては貴方が生きていることに驚いてるわよ。あの爆発の中どうやって生き残ったのよ?」
「いえ、とっさにコフィンから脱出したので……」
「なるほど、私が見込んだだけはあるわね。そして、私達がここに居る理由がわかったわ」
「「えっ!?」」
「貴方も私もコフィンに入ってなかった。コフィンに入ってなくても一応レイシフトが出来るもの。確率はかなり低くなるけどね」
「なるほど……あ、所長、ドクターにサークル作るように言われてるので作っても良いでしょうか」
「ドクター? ロマニのことね。今カルデアの実権を握ってるのは彼なの?」
「そうみたいですね」
「わかったわ。取りあえず召喚サークルを設置しましょう。そうすれば、カルデアの現状もわかるでしょう」
「わかりました」
そう言って沖田が刀を地面に突き刺した。そこを中心にサークルが広がる。
「これは……」
「カルデアにある召喚サークルと同じものよ」
「あー、あー。お、つながった! よかった、無事に霊脈まで行けたみたいだね。ここなら物資も届けられる」
「ロマニ、早急にカルデアの現状を報告しなさい」
「うえぇっ!? 所長!? あの爆発の中生きてたの!? どんだけ!?」
「どういう意味かしら」
「あ、いえなんでもありません。それでカルデアの現状ですが……(中略)……という事になってます」
「なるほど、現状は把握しました。私がそちらにいても同じ方針をとったでしょう。ロマニ・アーキマン、私が戻るまでカルデアの指揮を任せます。レイシフトの修復を最優先で行いなさい」
「了解です。こちらも全力でサポートしますので、いつでも通信してください」
「わかりました。それでは私達は特異点の調査をします。レイシフトが修復されるまでの間でですが」
「了解しました………って、ええぇ!? 調査!?」
「そうです。せっかくの機会ですから」
「そ、そうですか……では、また何か進捗があったら連絡します」
「わかりました、ではそのように」
そう言って通信を切る所長。特異点Fの調査って言ってた気がする。逃げようかな。
「千代紙、沖田、特異点Fの調査をするわ。護衛として私を守りなさい」
うん、やっぱりね。私の意思は無視なんですね、わかります。
「わかりましたよ……」
骸骨を何体倒せばいいんだろう……
そんなことが気になる今日この頃であった。
はい、所長が甘くなってますね。というかポンコツ感がなくなってる。
ご都合設定でいかせてもらいますとも、ええ。
ちなみに、FGOで沖田さんは持ってませんので口調などがおかしいかもですが、お許しください!