駄文(その1?)   作:レノ馬使い

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酒飲み一時間勝負

季節はおおよそ秋。そろそろ葉が散り出すかと言うころ

 

「あっきはっばらー!!!」

 

「よし。まずはなぜ俺の有意義な休日がこのような形で潰されたのか教えてもらおうか」

 

おれの名前は大坪祐樹。あだ名とかじゃ「ゆう」とか呼ばれてる。

そんな俺の勉強して過ごすと言う大変素晴らしい予定の休日を、突然ゲリラのように襲ってきたあげくこんなところ(秋葉原)まで引っ張ってきたこの女の名前は瑠美。吉沢瑠美だ

 

「えー、だってゆう君ったら休日の度に勉強漬けでしょー?土曜日の講義にも自主参加してるし。

だから私が外に連れ出してあげようと思って」

 

「大変迷惑なのでかえって良いですかね」

 

「だーめ。それに、今から帰っても良いのかな?」

 

「ダメなりゆうがないな」

 

「前期期末。」

 

「っくそったれめ……わかったよ。

とらのあな行くんだな?」

 

「さっすがゆうくん!話がわかる!」

 

「脅迫って言うんだよ」

 

こいつとは八月に行われた前期期末テストのときに相手に一日付き合うと言うルールで勝負をした。

まぁ……一問俺が落としてしまい総合で負けてしまったのでこうなったというわけだ。

にしてもこいつはなぜ俺のように勉強してもいないのに成績が良いんだ

俺が勝ってれば今ごろは……

 

「まったく、アンタは。

そんなことばっか言ってー、良いからついてきなさい。」

 

「んな怪しい格好の奴についていきたくねぇよ」

 

「し、しょうがないでしょ!!趣味を隠すにはこれくらいしないと!」

 

瑠美の服装は秋葉原ですら似合わない。

マスクで顔を覆い隠し、乱反射して色が変わるタイプのおしゃれグラサン、普段ははきもしないジーパン、半袖に上を羽織ってると言うような格好だ

 

「趣味をやめたら良いんじゃないか?」

 

「うっさい!あんたはレイマリの良さがわからないの!?

マリアリはジャスティス!」

 

「黙っとけ東方厨」

 

「ひっど!」

 

とまぁ。こんな感じでこいつは成績優秀。才色兼備。文武両道。

まるで漫画にでも出てきそうな万能ヒロインのような感じなのだが……

 

「あ!!明日から秋の新作アニメ始まるんだった!!チェックしてない!」

 

「はいはい。おちつこうか」

 

なんと言うのか。スッゴいオタクだ

いやまぁね。俺もアニメを見たりはするよ?

けどこいつはなんか。違 う だ ろ !

アニメを全部BDで買ったり箱で買ったりと。金の使い方も凄まじい。

バイトでどくも?とか言うのをやってるらしいがそれにしてもずいぶんと金回りが良いものだ

 

「んで?なんで俺?荷物もちっすか」

 

「あんたさ、免許取ったんでしょ?」

 

「まぁ取ったけども。……かえって良いか」

 

「私の誕生日わかるよね♪」

 

「帰らせてもらう」

 

「とらのあな前についたんだから諦めなさい」

 

しまった。ついてしまった。

こいつの誕生日は3月20日俺の誕生日は8月23日。免許は誕生日を迎え、学業に支障をきたさないようならば取って良いことになっているわが高校では、俺も誕生日とほぼ同時に仮免をとった

そして今はもう本免もとってある。

もっとも車は持っていないわけで運転なんてしばらくしてないのだが、こいつの考えに運転なんて必要ない

 

「金がないから……」

 

「私の財布ごとゆうくんに預けるからね」

 

「ちょっと熱が」

 

「解熱薬あるよ」

 

「親父が倒れたってメールが」

 

「確認したけど無事だって」

 

逃げ場がねぇ!!

なにこいつ!この頭をどっか別の事に使おうとか思わないの!?

ってかなんで俺の親父の電話番号知ってんの!?

こえーよ!

 

「さ、断れなくなったとこでいこっ!」

 

「ああ……俺の休日が」

 

「こんな美人と一緒に出掛けられて幸せだね」

 

「ほんとにスッゴい不幸せだな」

 

「はいはい、じゃ、ちょっと見てくるから待っててね」

 

そういうと瑠美は俺を二階のベンチに座らせたままどこかへ走っていった。

まぁ、おおかた何処へいったのかは理解している。

この店は各階にレジがある。

そのため、階ごとに生産を済まさなきゃならないというめんどくさい仕様だ。

俺としてはすべて一階で生産できるようにし、一階のほとんどをレジなどに当てたほうが良いのではないかと思っている。

その方が結果的には効率があがるのだ。

いつだった暇でデパートに通いつめ、各階の同じ時間のレジの利用者数を計って計算したことがあるが混雑してるレジとそうではないレジが存在していたため、それを混ぜてしまえば混雑解消になり。などとレポートをあげた覚えもある

 

「懐かしく感じるのは何でなんだかな」

 

その頃はまだ俺もあいつもガキで俺のほうが頭よかったのになぁ

 

「いかん、もっと真剣に勉強しなくては」

 

ベンチからスッと立ち上がる。

せっかくの休日をこんな事に潰されてたまるか、せめて教科書を持ってきたり図書館へいくならまだしも同人誌ショップなど……

 

「瑠美にはあとでメールいれとくか」

 

我ながら最低だと思ってはいるが帰ろう。

 

俺は足早にとらのあなをあとにした。

 

 

 

 

ー数十分後ー

 

「ゆうくーん!……って、あれ?トイレかな」

 

ー数分後ー

 

「うーん。トイレにしても長いよね、混んでるのかな」

 

ーさらに数分後ー

 

「遅いなぁ……」

 

 

瑠美はその場でベンチ付近から離れずに祐樹を待っていた。

 

「もし私がここから動いたりしたら、ゆうくん困るもんね…」

 

ポケットのなかでケータイが光っているのに気付く。

 

『さきにかえ』

 

ひらがなで、なんの捻りもない文章がそこには表示されていた。

そして、文字を打つのもめんどくさくなったのか途中で切れていた

 

「あ……そっかぁ。だよね、好きでもない女の子に貴重な休日を振り回されたくなんかないよね……

あー、どーしよっかな。べつに私一人でも良いんだけどさ。そもそも祐樹が暇してないかと思って連れ出しただけだし、特に何かしたかったわけじゃないし。」

 

一人でそうブツブツ呟く瑠美に一人の男性が声をかけてきた。

スーツ姿だ。仕事終わりなのか、それとも昼食を食べに来たのかよくわからない。

 

「あの、大丈夫ですか?これ、よろしければ使ってください」

 

そう言い瑠美にハンカチを差し出した。

瑠美は泣いていたのだ。

自分でも気付いていなかった涙を他人に教えられたようで瑠美は戸惑いのあまり

 

「結構です!」

 

といってはしりだしてしまった。

 

 

ーーー

 

「あの子、大丈夫なのかな」

 

「あー。なんかすいません。不器用なやつで」

 

「ん?君はあの子の知り合いなのかな?」

 

「ま、そんなとこです。」

 

「彼女泣かしたらダメだよ?」

 

「……うっす!ありがとうございます!」

 

ーーー

 

「バカ。ほんっとばか!」

 

瑠美はとらのあな一階の隠れ休憩スポットへ来ていた。

この場所はなかなか人が来ないので隠れ何て言っているだけで実際は普通の場所だ

 

「もう、ゆうくんいなくなっちゃえばいいんだ!」

 

「ゆうくんのバカァ!!」

 

次から次へと思ってもないことが出てくる。

こうなってしまえば止められそうにない

 

「いなくなられて泣いてんのはだれだってえの」

 

ただ一人を除いては。だが

 

「ゆうくん!?」

 

「よう。同人誌はもういいのか?」

 

瑠美が顔をあげるとビニール袋をぶら下げた祐樹がたっていた。

 

「え、なんで?帰ったんじゃ」

 

「んぁ?お前もしかしてメールみてないのか?」

 

「見たから帰ったと思ったんじゃん!」

 

祐樹はケータイをとりだし自分の送ったメールを確認する。

 

「ちゃんと先に買えって送ったじゃんか」

 

「……ゆうくん。国語下手だね」

 

瑠美はわかった。祐樹がなにを意図していたかをわかったがゆえに自分の涙がバカらしく思えて笑い飛ばしていた。

一方で祐樹は

 

「まて!おれの得意教科なんだぞ!そんなわけあるか」

 

「下手ですよー、女の子泣かせたんだから」

 

「ったく。戻ってきたらお前は泣いてるわ、宥めようとしたら貶されるわと。ホントにろくなもんじゃねぇな」

 

「ふふ。嫌だった?」

 

「どーだかな。

まぁ、遅れたのは悪かった。これ探してたんだ」

 

祐樹はビニール袋から一つの袋を取り出す

 

「これ、シゲキックス?」

 

「お前好きだったろ?」

 

「う、うん。でもなんで?」

 

「座ってたらさ、昔の子と思い出して、お前ポケットによくこれいれてたなって。それに、これを置く店少なくなったってぼやいてた頃もあったろ」

 

「ゆうくんがそんな女の子の事覚えてるなんていがい」

 

「お前だったからだよ」

 

「んー!!!すっぱい!よく見つけたね!」

 

「……」

 

瑠美は祐樹の声を聞かずにすでにシゲキックを口に放り込んでいた

 

「あ、ごめんなんかいってた?」

 

「たまたま覚えてただけだって言ったんだ」

 

「へー。

ありがとねゆうくん」

 

「んで?買いたいものはどーなった?」

 

「え?」

 

「え?じゃねーよ。まったく、BL本買うんじゃねぇのかよ」

 

「んー。もういいや、そもそも、なんのためにゆうくんつれてきたと思ってるの?

まぁいいやそれよりも喉かわい」

「あ、飲み物なら買ってきたぞ。お前たしかお茶の薄いのが好きだったろ?だからやさしい麦茶買ってきた」

 

「あ、ありがと。」

 

「ん?なに見てんだ?なんか変だったか?」

 

「う、ううんなんでもない。

アリガト」

 

瑠美の視線のさきには二つのコンビニの袋。それも2つとも別々の店名が書いてある

 

(これ探すためにコンビニ回ってくれたのかな…)

 

指でシゲキックスを弄びつつ、これ以上の刺激はいまは遠慮したいかな。なんて瑠美は親父ギャグにも似た考えを頭に巡らせた

 

 

 

 




以上になります。
一時間で落ち着けるのって難しくないですかね……
それとももっと勉強したらまともなのを書けるようになるんでしょうか。

とにかく、もっと勉強してまともな文章でも書けるようになっていこうかと思います
ここまで読んでいただきましてありがとうございます
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