問題児たちが異世界から来るそうですよ?~全裸王(ユウシャ)異世界に起つ   作:固竜

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前回よりは早いと思います、更新です。
それなりに急いで書いたつもりなのですが1カ月も空いてしまったという事実に驚きを隠しきれません。
けして、「Fate面白いなーFFX面白いなーあ、朝だ。仕事行かなきゃ」とかで遅くなった訳ではありません!別に鉄心エンド何度も見てたわけじゃないのよ、本当だよ。

さて、智樹の車窓から見切り発車で参ります



~ベットの下に~

―――“ノーネーム”智樹の部屋―――

 

どうしてだ!?いったい何があったんだ!?

 

 

桜井 智樹は非常に困惑していた。それは今現在、おそらく皆が寝静まった頃の事である。

 

智樹は白夜叉から貰ったギフトカードを取り出した。このカードには何でも入るというので智樹は、白夜叉にこっそり貰ったエロ本を貰って置いたのだ。恐ろしき白夜叉マジック、智樹は誰にも気が付かれる事無くエロ本を手に入れていた。白夜叉曰く―――人類史において、上位に君臨する巨乳本だぞ―――だそうだ。

 

「表紙には何も書かれてないんだな」

 

表紙は真っ白だった、カモフラージュなのだろうか。

智樹はゴクリと喉を鳴らせエロ本に手を伸ばす。期待おっぱい夢おっぱいでエロ本を開く。

智樹は今までに見た事のあるエロ本と比べても見劣りしない、いやそれ以上の友達を見つけた!だが・・・・・・

 

「な、なんで・・・」

 

あり得ない事が起きた、それは本来あり得る筈の無い現象。一種の奇跡とも言える新大陸、絶望の新境地。パンツが跳んだり、ロボに変身したり、広い宇宙から一枚のパンツを探し出したり、イカロスが智樹を嫌いになってしまったりする、そんな事が起きる可能性よりもさらに低い可能性の出来事―――!

智樹の相棒、生まれてからずっと一緒だった存在。トモ坊のトモ棒が一切の反応を見せなかった!

 

「お、おい!いつもみたいに 『呼んだ?』 って出てこいよ!なんで出てこねえんだよ!」

 

桜井 智樹は非常に困惑している。それはいきなり異世界に呼び出された事でも、ブルマーが女の子になった事でも、クマのような奴に食べられそうになった事でもない。智樹のトモ棒が静まってしまった事である! まるで、智樹のエロパワーだけが吸い取られたかのように。

 

 

少しして落ち着きを取り戻した智樹は―――まあ、そんな日もあるよな―――なんていって自分を納得させた。出していたトモ棒をしまい、ブルマーをギフトカードに入れた。もちろんエロ本はベットの下である。

気分転換に風にでも当たるかとドアノブに手をかけたその時、

 

「邪魔するぞ」

 

と、普通にドアを開けて十六夜が入って来た。

 

「十六夜?」

「まだ明かりが付いてたから来たぜ」

「マスター」

「イカロスも、か」

「そこの農園跡地の前でボーっと立ってたから連れて来たぜ」

「すみませんマスター」

「何やってたんだ、イカロス?」

「これを・・・」

 

イカロスは先程もらったスイカの種の入った袋を智樹に渡した。

 

「あー、あれじゃあ育てるのは無理だろう。なんだ、スイカ好きなのか?」

「す、き・・・・・・欲しいとは思っています」

「あぁ、イカロスは家でスイカ畑を作ってるくらい気に入ってるんだよ。・・・うーん、どうすっかな」

 

智樹はどうすればいいのか考える。イカロスにスイカを作らせてあげたいが、あの畑では育たないらしい。考えていると十六夜が言った。

 

「なら、外側で作ればいいんじゃねえか。あの蛇のいる所とかでな」

「・・・いいのか?」

「いいだろ、別に。というか、箱庭に来たって事はそのスイカ畑の世話はどうするんだ?手入れしてなかったら虫が湧いたりするだろ」

「 !!! 」

「ま、まあ先輩辺りが見てくれるだろ・・・(多分)」

 

イカロスを励ます智樹。先輩なら何とかしてくれるだろうという無意識の信頼だった。

 

「よし、少し落ち着いたら植えに行こうなイカロス」

「はい、マスター!」

 

 

その後

 

「パンツロボってのがあって―――」

「ヤハハ、なんだそれ!面白いな―――」

 

智樹と十六夜は話し込み、何時の間にやらイカロスはその場を移動した。

 

「それで先輩が―――」

「マジかよ!すげえな、オイ!」

 

話しは盛り上がっていった。

 

「それでふろおけが―――」

「それはフルオケだろ――」

 

「会長は―――」

「黒いお金―――」

 

「目の前に女子更衣室がありますどうしますか―――」

「そんなもん決まってんだろ!」

 

「エロ本はベットの下か?」

「ウオォイ!?」

「なんだよ。漁るのは常識、だろ!」

「な訳あるか―!」

 

そうしてオモシロオカシク? 時間は過ぎていった。

 

「面白かったぜ、じゃ、そろそろ寝るとするか」

「おう、また明日な」

 

長い時間話しこんでいた2人、そろそろお開きにしようと十六夜が部屋を出ていこうとする。だが、何を思ったのか直前で止まり智樹の方を振り向いた。

 

「そうだ、忘れてた。なあ、智樹」

「ンー?」

 

本来の目的を思い出した十六夜、そして彼は尋ねた。

 

「エンジェロイドって一体なんなんだ。さっきまで書庫で書籍を漁っていたが、エンジェロイドなんて影も形も無かった。強いてあげるなら天使か」

 

それは、単なる知的好奇心だった。エンジェロイドというものを作り上げる技術がどんなものかという。

 

「さあ?」

「さあ・・・ってな。気になったりしないのかよ」

「だって、未確認生物でもイカロス達はイカロス達だしな」

「ふーん。・・・・・・やっぱ、面白い奴だなお前」

 

そう言うと、おやすみといって十六夜は部屋を出ていった。

 

「・・・? なんだったんだ、いったい?」

 

智樹も寝る事にした、夜はそうして更けていく・・・・・・・・・

 

 

『・・・ザザ・・・ザザ・・・特定のエネルギー充填を確認、再起動を開始します。失敗しました、状態の欠落を確認、検索。欠落部分の活動を確認、モードブルマーを起動させ、欠落部分の捜索を最優先に設定します。・・・起動開始』

 

智樹のポケットに入っているギフトカードがピンクに光る。

 

 

 

どこかで平和が崩れる音がした。

 

 

 




今回、全くと言っていいほど進みが無かったですね。虎なんかさっさと終わらせろよ―って心の声が聞こえます

***

①とある飲食店にて

パンツロボ「もぐもぐもぐ・・・食うか(純白のパンツ)」

十六夜「食うか!」

智樹「いただきます」

十六夜「 !? 」


②殴り愛?

パンツロボ「、は―――」

黒ウサギ「―――ッ!パ、パンツのくせに、中国拳法、なんて」

パンツロボ「そうでもない。私のこれは真似事だ。パンツの履き主の女性の套路を真似ただけの、内に何も宿らぬ物だが―――箱庭の貴族の相手には十分のようだ」

黒ウサギ「・・・・・・っ!」

パンツロボ「叙事詩・マハーバーラタの紙片、黄金の鎧か。厄介な身体だな。打つ方がほつれていくとは」

黒ウサギ「(ま、まずい)」

パンツロボ「だがいい条件(ハンデ)だ。
      つまるところ、私とおまえの戦いは」

黒ウサギ「っ――――――」

パンツロボ「外敵との戦いではなく、自身を賭ける戦いという事だ----!」



③平和


飛鳥「あら?」

イカロス「lalaー♪」

ひよこ「ぴよぴよ!」

耀「わぁ、綺麗な声」

飛鳥「歌って欲しいわね」

ニンフ「私、歌えるわよ」

黒ウサギ「実は黒ウサギも最近練習しているのですヨ」

飛鳥「ぜひ聞かせて欲しいわ」

耀「わたしも」

ニンフ「いいわよ、黒ウサギあれね」

黒ウサギ「しょうがないですね、ふふふいいですよ」

ニンフ&黒ウサギ『せーの』

イカロス「あの」

飛鳥&耀「え?」

イカロス『超々超音波振動子(パラダイス=ソング) きます(イージス展開中)』

ニンフ&黒ウサギ『ホゲー!!!!!!』


有史以来の平和を獲得!!!

***









そらおとの20巻のカタカタ震えてるイカロスちゃん可愛い過ぎる。なんだあれ天使か、天使なのか、いや天使だったか。ヘタしたらニンフルエンザを完治してしまいそうなほど可愛いかった。イカロス可愛いよイカロス

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