金色のガッシュ!!~Replay~   作:心身新

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話数は、漫画と合わせています。
内容によって文字数は上下します。
ご了承下さい。


LEVEL.2 変わり始めた日

屋上での決闘から一夜明け、土曜日、清麿たちは部屋でテレビを見てくつろいでいる。

テレビからは、『目を開けろ!モランコ!!!』と流れ、ガッシュの目からも涙が流れていた。

 

「・・・清麿、今日は正義の味方作戦に行かぬのか?昨日も友達になれたのは、水野さんという娘一人だけだぞ・・・」

 

「あ~・・・その前に、風呂に入ってからな。」

 

華にガッシュを風呂に入れてやれと頼まれていたのだ。

そろそろ湯船がたまる頃だろう。

早く行かないと、どやされてしまう。

 

「よし、まずは頭を洗うか!」

 

服を脱がせ、風呂の扉を開けたところで、母親から声がかかる。

 

「湯船にはまだ入れちゃダメよ、昨日あんなに腫れてたんだから。」

 

「あぁ、分かってるよ。」

 

もっとも、今は昨日の腫れなど無かったかのように元通りになっているのだが。

どこか天然の入っている華は気付かない。

 

 

 

 

 

 

シャンプーハットをかぶせ、わしゃわしゃと泡を立て洗っていく。

ガッシュは頭上の泡を見て楽しそうだ。

不意に、ガッシュから声がかかる。

 

「清麿・・・」

 

「なんだ?」

 

「清麿は良いな、あんな優しい母上がおって・・・

私は・・・清麿の母上はだいすきだぞ!」

 

優しい顔を向ける。

これから起こる困難にも負けないように、この心を守っていこうと覚悟を決め直す。

泡を立てて洗っていく。

わしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃ・・・・・こつん

 

(そうだった・・・こいつ角あるんだった・・・)

 

 

 

 

 

 

水野は銀行に向かっていた。

ネットで買ったチケットの振り込みをしようと足を運んでいるのだ。

普通ならもっと賑やかなはずの公園前が静まり返っているのにも気付かずに。

 

「いー天気ねー。こんな日が休みだとウキウキするねー!」

 

その後も最近ついているとか、公園かどこかで昼寝しようとか、

左手を胸に、右手はかるく開き、肩幅に足をあけて、

つぶやくと言うには大きすぎる声で言っている。

周りの異常には気づかずに呑気なもんである。

 

「さ・・・、早くチケット代振り込んじゃお!」

 

銀行に足を踏み入れた瞬間、頭に銃が突き付けられた。

 

 

 

 

 

 

 

「フー、さっぱりしたぞ清麿・・・」

 

「そうか、これから出かけるがガッシュ、準備は良いか?」

 

「ヌッ!「正義の味方作戦」だな!?」

 

「ちげーよ、ちょっと銀行に行くだけだ。別に今日じゃなくてもいいだろ。」

 

実のところ、「正義の味方作戦」に行くつもりだったりする。

何を隠そう、今日は水野が銀行強盗に捕まる日なのだ。

Call of Trouble水野 すずめ である。

言い当てられた事に気恥ずかしさを覚えたため咄嗟に否定してしまったが、

やはり、助けられるなら助けたい。

問題は、どうやって進入するかだ。

ガッシュを二階の窓に放り込むなどもっての外だろう。

いざとなったら使うかもしれないが、やはり裏口からの侵入が一番安全だろうか。

そんなことを考えているうちに、ガッシュがテレビをつける。

 

「おいガッシュ、もう行くぞ・・・」

 

「清麿・・・あれは水野さんという者ではないか?」

 

テレビには強盗が銀行に立て籠もっているというニュースが報道されていた。

丁度怯えた様子の水野が映されている。

 

「あいつ・・・」

 

「き・・・清麿、早く助けに行くぞ!!」

 

「まあ待て、助けるにしても作戦を・・」

 

《犯人が発砲しました!!接近を試みた私服警官が撃たれました!!!》

 

「・・・立てている時間もないかっ

・・・ガッシュ!向かいながら考える!行くぞ!!!」

 

「ウヌッ!!!」

 

思えばこの日からオレは変わっていったのかもしれない。

ママチャリをこぎながら、そんなことを思っていた。

 




なるべく頑張ります。
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