金色のガッシュ!!~Replay~   作:心身新

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かなり遅くなりました。
今後もこんな感じです。

暇で暇でしょうがないときに覗いてみてください。


LEVEL.4 少しは素直に

月曜日、銀行の事が早速話題になっていた。

今までの陰口が良いものに変わっている。

中には尊敬の眼差しで見つめている者もいた。

昨日、本を確認したら呪文が増えていた。

第二の術《ラシルド》相手の攻撃を、電撃をつけて跳ね返す盾。

ガッシュの覚える唯一の防御呪文。

本当は喜ばしいことだ。

だが、清麿にはそんな余裕はない。なぜなら・・・

 

「犯人はやっぱり銃とか持ってたんでしょ?」

「怖くなかったの?」

「私、テレビ見てるだけでも足すくんでたのに・・・」

 

クラスメイトに質問責めにあっているから。

 

ではない。

 

クラスメイトの質問には律儀に応えているものの。

どこか心ここにあらず、と言った様子だ。

魔物同士との戦いで死にかけたことは、何度もあった。

しかし、人からの攻撃では、始めての事だった。

どこかこの程度では、死なないと思っていたのかもしれない。

 

「高嶺くん?」

 

「あ?・・・あ、あぁ悪い考え事してた・・・」

 

自分の傲慢さに嫌気がさした。

魔物の攻撃とは比べ物にならない。

しかし、当たれば致命傷の攻撃だ。

 

(理解しろ、忘れるな、じゃなきゃガッシュを王にする前にオレが死ぬぞ)

 

その後、金山に絡まれた際ガッシュが飛び出してきたり。

ガッシュが保健室に連行されたり。

多少のトラブルがあったものの平和的に時間は過ぎていった。

昼になり、金山が早退する。

 

「・・・おいおい・・・」

(あいつの方が早退か・・・しかし)

 

これから魔物との戦いは、激化する。

以前も人の居ないところで戦ってきたが、今度はもっと。

そう、人に見つからない場所で戦う必要がある。

完全に見つからないようにするのは、難しいだろうが。

 

 

 

 

 

 

 

校門を出た金山にスーツ姿の男が話しかける。

 

「君、ここの生徒かね?」

 

「なんか用か?おっさん・・・」

 

用というほどのものでもないが・・・と前置きをして。

新聞を取り出し、一つの記事を指さす。

 

「この新聞の子は、ここの生徒かね?」

      

「ちっ・・・また高嶺(あいつ)か・・・会いたきゃ入れ!

そのガキも一緒だ!!くだらねえ用で呼び止めんなじじい!!!」

 

「フッ・・・手間をとらせたね・・・」

 

男は駐めてあった車に向かっていった。

中には一人の子供と、青い本が置いてある。

 

 

 

 

 

 

 

放課後ガッシュを返してもらいすずめも交えて三人で帰宅する。

 

「なんか今日はすごかったわね。みんな、高嶺君と話したがるんだもん!」

 

「現金なんだよ・・・」

 

「違うわ!皆やっと高嶺君の良さに気が付いたのよ!」

 

「・・・そうかね・・・」

 

「そうであるぞ、清麿。これからはもっと人気者になるのだ。

・・・一日一回のペースで正義の味方作戦をやれば・・・」

 

「まだ続ける気か・・・」

 

清麿の顔が険しくなる。

その後すずめと別れ、二人で土手を歩く。

 

「スズメというのだな。いい子だな。」

 

「・・・ああ、そうだな。」

 

「ガッシュ」

 

「ヌ?」

 

「・・・・ありがとな、これからも頼む。」

 

「・・・ウヌ!任せておけ!!」

 

二人で笑みを交わし合う。

清麿はこれからの戦いに覚悟を決める。

 

 

 

 

「《ギコル》!!」

 

 

 

 

瞬間、氷の柱がガッシュと清麿に飛んできた。

衝撃で土手から河原へと吹きとばされる。

 

(な・・・何が!)

 

咄嗟に土手を見る。

しかしそこにはなにもなく、氷の柱があるばかりだった。

 

(いない・・・な

それにあの氷の柱・・・)

 

「《ギコル》!!」

 

見えた柱と聞こえた声を即座に理解し

 

「ガッシュ!!伏せろ!!!」

 

ガッシュに飛び込み諸共倒れ込む。

二人が居た場所に氷が突き刺さる。

 

「フン、よく動くな。」

 

土手の上から声が聞こえる。

黒いスーツの男が子供を連れて出てきた。

手には青い本を持っている。

 

(青い本に、ガッシュに似た子供)

 

「まぁ、丁度いい。

壊れかけの道具なんか使いづらいだけだしな」

 

初めての魔物との戦いが始まる。

 




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