今後もこんな感じです。
暇で暇でしょうがないときに覗いてみてください。
月曜日、銀行の事が早速話題になっていた。
今までの陰口が良いものに変わっている。
中には尊敬の眼差しで見つめている者もいた。
昨日、本を確認したら呪文が増えていた。
第二の術《ラシルド》相手の攻撃を、電撃をつけて跳ね返す盾。
ガッシュの覚える唯一の防御呪文。
本当は喜ばしいことだ。
だが、清麿にはそんな余裕はない。なぜなら・・・
「犯人はやっぱり銃とか持ってたんでしょ?」
「怖くなかったの?」
「私、テレビ見てるだけでも足すくんでたのに・・・」
クラスメイトに質問責めにあっているから。
ではない。
クラスメイトの質問には律儀に応えているものの。
どこか心ここにあらず、と言った様子だ。
魔物同士との戦いで死にかけたことは、何度もあった。
しかし、人からの攻撃では、始めての事だった。
どこかこの程度では、死なないと思っていたのかもしれない。
「高嶺くん?」
「あ?・・・あ、あぁ悪い考え事してた・・・」
自分の傲慢さに嫌気がさした。
魔物の攻撃とは比べ物にならない。
しかし、当たれば致命傷の攻撃だ。
(理解しろ、忘れるな、じゃなきゃガッシュを王にする前にオレが死ぬぞ)
その後、金山に絡まれた際ガッシュが飛び出してきたり。
ガッシュが保健室に連行されたり。
多少のトラブルがあったものの平和的に時間は過ぎていった。
昼になり、金山が早退する。
「・・・おいおい・・・」
(あいつの方が早退か・・・しかし)
これから魔物との戦いは、激化する。
以前も人の居ないところで戦ってきたが、今度はもっと。
そう、人に見つからない場所で戦う必要がある。
完全に見つからないようにするのは、難しいだろうが。
校門を出た金山にスーツ姿の男が話しかける。
「君、ここの生徒かね?」
「なんか用か?おっさん・・・」
用というほどのものでもないが・・・と前置きをして。
新聞を取り出し、一つの記事を指さす。
「この新聞の子は、ここの生徒かね?」
「ちっ・・・また
そのガキも一緒だ!!くだらねえ用で呼び止めんなじじい!!!」
「フッ・・・手間をとらせたね・・・」
男は駐めてあった車に向かっていった。
中には一人の子供と、青い本が置いてある。
放課後ガッシュを返してもらいすずめも交えて三人で帰宅する。
「なんか今日はすごかったわね。みんな、高嶺君と話したがるんだもん!」
「現金なんだよ・・・」
「違うわ!皆やっと高嶺君の良さに気が付いたのよ!」
「・・・そうかね・・・」
「そうであるぞ、清麿。これからはもっと人気者になるのだ。
・・・一日一回のペースで正義の味方作戦をやれば・・・」
「まだ続ける気か・・・」
清麿の顔が険しくなる。
その後すずめと別れ、二人で土手を歩く。
「スズメというのだな。いい子だな。」
「・・・ああ、そうだな。」
「ガッシュ」
「ヌ?」
「・・・・ありがとな、これからも頼む。」
「・・・ウヌ!任せておけ!!」
二人で笑みを交わし合う。
清麿はこれからの戦いに覚悟を決める。
「《ギコル》!!」
瞬間、氷の柱がガッシュと清麿に飛んできた。
衝撃で土手から河原へと吹きとばされる。
(な・・・何が!)
咄嗟に土手を見る。
しかしそこにはなにもなく、氷の柱があるばかりだった。
(いない・・・な
それにあの氷の柱・・・)
「《ギコル》!!」
見えた柱と聞こえた声を即座に理解し
「ガッシュ!!伏せろ!!!」
ガッシュに飛び込み諸共倒れ込む。
二人が居た場所に氷が突き刺さる。
「フン、よく動くな。」
土手の上から声が聞こえる。
黒いスーツの男が子供を連れて出てきた。
手には青い本を持っている。
(青い本に、ガッシュに似た子供)
「まぁ、丁度いい。
壊れかけの道具なんか使いづらいだけだしな」
初めての魔物との戦いが始まる。
引き続き誤字・脱字その他諸々ご報告お願いします。