双子のサークル事情   作:ジェリド

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第1話 スカイブルー

俺、北原 孝は海の近くにある伊豆大学に進学し、生活するために親父の弟さんの家に兄の伊織と居候することになった。

 

まさか、親に大学には行けと言われたが家から離れる事になるとは思わなかった。

 

そんな事を考えたり伊織兄と駄弁っていると伊豆に着いた、駅前に行くとおじさんが車で迎えに来ていた。

「おっ、お前たちやっと来たか」

 

「おじさん」

 

「どうも」

 

「大きくなったな、何年ぶりだ?」

 

「そっすね、10年ぶり位じゃないですかね」

 

「もう、そんなに経つか、あの時は孝は兄ちゃん兄ちゃんっていっていつも伊織の後ろにくっついていたのになこんなに立派になって双子だけど性格も全然違かったしな」

 

「よく覚えてますね俺なんて少ししか覚えてませんよ伊織兄は覚えてる?」

 

「いや、俺もあんまし覚えてないな」

 

「ハハハハッまぁあんなに小さな時だったからな!それじゃ二人ともそろそろ行くから車に乗ってくれ」

 

「分かりました」

 

「はーい」

 

正直今俺はとても緊張してる...なんでかってお前ら普通に考えてみろ?これから知らない土地で過ごす事になるんだぞ緊張しない訳がない

伊織兄は凄いな余裕そうだな窓なんか開けて外の景色見てやがる、お潮の匂いがしてきた、おっあれが俺達の通う伊豆大学か~スッゲェデカいな

 

.....というかこの無言の空間が凄い辛い...伊織兄どうしたの何時ものアホ発言してこの空気を壊してくれよ!

 

キーーー

 

おっ車が止まったっぽい、海凄い近いな

 

「着いたぞ、ここが俺の自慢の店

diving shop "Grand Blue"だ!」

 

「ダイビングショップ…」

 

「おじさんダイビングショップ経営してるんだ!」

 

「立派なモンだろ、俺は車を置いてくるからそこら辺でも見てて、待っててくれ」

 

(おじさんもああ言ってたからそこら辺でも見てるかって、海しかねぇし)

「ん?誰だろあの人、めっちゃスタイルも良いし可愛かったな。でも何処で見たことがあるような...」

 

「おい孝見たか!?あの美人」

 

「ああ、バッチし見たよ」

 

「おーい二人とも何処に行った~?先に中に入ってるからなー」

 

「今行きまーす」

 

此れから新しい生活が始まるのか、どんな大学生活になるのかな

 

ガチャ

 

 

ドドドドドド、ワァァァァァ

パタン

 

「あっれぇ可笑しいなダイビングショップの筈なのに」

 

「どうしたの?伊織兄?」

 

「あっいや、その中にな裸の男達がいっぱい居たような気がして」

 

「何言ってんのさ伊織兄そんな事有るわけ、ガチャ」

ウキーーー、ワァァ、ドンドン、ギャハハハ

「アウトォ‼」 「セェーフ‼」

『よよいのよいっ‼』

 

「おかしいな俺も伊織兄と一緒で馬鹿になったということか」

 

「おい、孝それはどういう事だ!」

 

「お、二人とも改めてようこそ俺の自慢の店へ」

 

「おじさん、何で普通にしてられんの!?普通におかしいでしょ!」

 

「そうだよ!おじさん」

 

「ん、ああ良く言われるんだよ、俺にこのエプロンは似合わないって」

 

「俺達が言ってるのはそういうことじゃなくて!」

 

「服装の事じゃないのか?」

 

「いや、服装だけど、おじさんじゃなくてアッチって

アァァァァッ 脱いだよあの人躊躇いもなく脱いだよ!?」

 

「伊織兄、落ち着いて!」

 

「いや、落ち着ける訳がないだろ!普通におかしいだろぉーー!」

ダダダダダダッ ガチャ! バタン

 

「あー行ってしまった...」

 

side???&???

ダダダダダダッ ガチャ! バタン

 

「ふむ、ホームシックか…」

 

「店長、今のは誰ですか?」

 

「叫び声が聞こえたんですけど?」

 

「伊豆大に入る俺の兄の息子二人をを連れて来たんだが兄貴の方が何処かへ行ってしまった」

 

「そいつらって伊豆大生なんすか?」

 

「ん、4月からな」

 

「ってことは時田」

 

「ああ、そうだな寿」

『新人ゲットのチャンスだな!』

 

side 伊織

タッ タッ タッ タッ

何だったんだ、あの連中、何故に裸なん!?いやでも、ダイビングショップだから着替えてる途中だったとか…そしたら普通か、なーんだアハハハ

ゴォォォォォォォ

「待てや新入生~!!!」

「新入生確保ォォ!」

 

「ウオォォォ、店の外まで来やがった完璧にアウトだー!」

ドウッン!!!

 

「待て、新人なぜ逃げる」

 

「逃げるに決まってんだろ、自分の格好分かってんのかあんた達は!?」

 

「ハハーン、お前さては人見知りのシャイボーイだな?」

 

「ホントに自分の格好分かってる!?」

 

「そんな事はどうでもいい!!!」

 

「良くねぇよ!すげぇ大事な事だよ!」

 

「とにかく俺達の話を聞くんだ!!」イヤァーー

何で、こんなことに……

ガチャ パタン

 

「おかえり、伊織ホームシックは治ったか」

へ?

 

「帰ってきたのか伊織兄」

 

「まぁ、男はいずれ親元を離れるもんだ直ぐに慣れるさ」

 

おい、なにを言ってるんだ?

 

「困ったことが有れば何でも相談してくれ」

 

「待ってください、どーして俺が原因のような話になってるんですか?」

 

「違うのか?」

 

「違うよ!店に入ったら全裸の人達がいたから驚いて逃げたんだよ!」

 

「なんだ後輩、お前は俺達が好きであんな格好してると思っているのか?」

 

「違うんですか?「否定はしない」変態だ…」

 

「まあ聞け後輩、この格好には理由が有るんだ」

 

「いや、理由もなく全裸だったら文明レベルは原始時代まで遡りますよ?」

 

「温故知新というやつだな」

 

「ツッコミませんよ。それで、全裸だった理由はなんですか?」フゥ

 

「うむ、実はなタンク準備をジャンケンで決めてたんだ」

 

タンク準備?なんだそれ

 

「タンク準備?」

 

「ダイビングに使う空気の準備の事だ、外に置いてあったろう?」

 

ああ、あれのことか

「それをお客さんが使う場所まで運ぶ係をジャンケンで決めてた訳よ」

 

「へぇそれがどうして全裸に繋がるんです?」

 

「それ、俺も今思いました」

 

「タンクの準備は分かったんですけど何故全裸に?」

 

「野球拳をすれば全裸になるのは普通だろー?」

イヤイヤイヤ何でジャンケン=野球拳!?

「聞くんだ後輩、俺は脱ぐ気はなかった、ただ自然と脱げてたんだ」

ハァ!?大丈夫かこの先輩

 

「おい、下らない事を言ってないで早くタンクを運んでくれ」

 

『うぃーす』

 

「ちょうど良い機会だ伊織も一緒に行ってこい」

 

「へ?何処にっすか?」

 

「海だよ、海」

 

「じゃーね伊織兄、俺はおじさんと話してるから」

 

 

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