グリモワール魔法学園【七属性の魔法使い】   作:ゆっけめがね

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※この作品の主人公は原作アプリの転校生ではありません。
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第92話 希望と理想の幻想郷

良介たちはゲネシスタワーへ続く道にいた。

 

「しかしゲネシスタワー・・・ゲネシスとはまた・・・良介。

ゲネシスの意味は知っとるか?

ジェネシスともいうがな。」

 

アイラは良介に聞いてきた。

 

「起源とか始まりとか、創世のことだな。

魔物に負けた人類がまた世界を作るために建てたってことか。

新しく世界を作るために。」

 

「悪くない話じゃないか。

少なくともタワーが建てられた時・・・まだ魔物を倒そうとしていたんだろ?」

 

虎千代は感心した。

 

「前向きにはな。

じゃが、こういう見方はどうじゃ。

日本は創世という言葉を使わねばならぬほどに、やられてしまった。

日本には文明がほとんど残っていない・・・というのはどうじゃ?」

 

「JGJの残党・・・が、風飛の街にいた。

人間は絶滅していない。

アタシはそれを信じる。」

 

「前向きなヤツめ・・・おおい、朱鷺坂。」

 

アイラはチトセを呼ぶと、すぐにチトセがやってきた。

 

「なあに?

なにかわかった?」

 

「お主はこの時代よりさらに未来から来たんじゃろ。

そのころの地球はどうじゃ。

創世はできておらんようじゃが。」

 

「ええ、できていないわ・・・この時期は、まだ思ったより人がいるはず・・・そこからさらに減って、絶滅寸前にあるのが私がいた時代よ。

希望を胸に抱く者にとっては、生きづらい世界。」

 

「どうしても魔物に勝てないからか?」

 

良介はチトセに聞いた。

 

「それもあるけど、周りの人間が希望を諦めているのが大きいわね。

戦う者、イコール希望を抱く者は・・・孤独な戦いを強いられていたわ。」

 

良介たちは黙ってチトセの話を聞いていた。

 

「お前もその1人だったんだろ?

だから表世界に、俺たちの時代に来たんだろ?」

 

良介の言葉にチトセは顔を横に振った。

 

「そこははっきりさせておきたいけど・・・違うわ。

私は希望を諦めた。

だからゲートに飛び込んだの。

せめて魔物の本拠地がどうなっているかを知りたかった。

あなたたちの時代にたどり着いたのは、ただの偶然。」

 

「そうか。

裏世界ではゲートが世界をつなぐものとわかっておらんのか。」

 

「魔物の本拠地へ続く道だという認識だったわ。」

 

「表に仲間を連れてこようとは思わなかったのか?

どのゲートを通ったか知らんが、帰ることもできたじゃろ。」

 

「ゲートの側には、基本的に恐ろしい強さの魔物がいる。

霧がもっとも集まる場所だからね。

私も逃げるので精一杯だったわ。

私が使ったゲートは南極のもの。

越えてからは1度も戻っていない。

それに私には、ともに戦う仲間はいなかったし・・・みんな死んだわ。」

 

チトセの言葉にアイラは反応した。

 

「それよ。

聞いておきたかったんじゃがな。

妾はおらんのか。」

 

「あなたが?」

 

「そうじゃ。

妾は不死身ゆえ、お主の時代でも戦っておるはずじゃ。

そもそもお主、妾のことをよう知っとるじゃろ。

妾と知り合いのはずじゃ。

なのに妾を連れてこんのはおかしい。」

 

「そうかしら。」

 

「ようやっと頭が回り出したぞ。

そもそもお主、なぜ学園に詳しい?

グリモアは第8次侵攻で壊滅。

お主が生まれる前のことじゃ。

虎千代が霧に汚染されることをなぜ知っておった?

虎千代の生死は、お主の生きておった時代にはそんなに重要なことなのか?

それに、デクのブレイクスルーもある。

ブレイクスルーは50年前のこと。

ならばお主は現在、70歳ほど。」

 

チトセはアイラの言葉を黙って聞いていた。

 

「辻褄が合わんではないか。

他にゲートを通っていないならな。」

 

「東雲・・・」

 

アイラを見ていた虎千代のデバイスが突然鳴った。

 

「円野か。

今、どこにいる?」

 

「タワーに着きました。

今、位置情報からそっちを認識しています・・・あれ?」

 

「どうした。

異変か?」

 

「注意してください!

魔物の大群がそっちに向かっています!

今までどこにいたんだ・・・?

僕が通った時は静かだったのに!」

 

デバイスから聞こえてくる真理佳の声は明らかに困惑していた。

 

   ***

 

良介たちに大量の魔物が迫っていた。

 

「多いな。

それに、でかい。」

 

「ようやくおでましか。

まずは肩慣らしだ。」

 

つかさは魔物に向かっていった。

虎千代はデバイスを取り出すと連絡を取り始めた。

 

「エレン。

こちらに魔物が出現。

タイコンデロガ級が複数。

こちらは問題ないが、そちらはどうだ?」

 

「我々のほうは静かなものだ。

進軍続行する。」

 

「わかった。

念のため、円野をそちらに合流させる。」

 

「了解。

しかし・・・魔物はあなた方の進路にいるのだろう?

なぜ円野を襲わなかった?」

 

「さあな。

アタシは考えるのは苦手だ。

任せる。」

 

「了解。

幸運を祈る。」

 

虎千代はデバイスを直すと、良介の方を向いた。

 

「良介。

見えるな。

大きさはタイコンデロガ級。

数はたくさんだ。

お前は戦いながら全員に魔力をありったけ供給してくれ。」

 

「わかった。

結構長引きそうだな・・・」

 

良介は剣を抜くと、魔物に向かっていった。

その頃、チトセは魔物と戦っていた。

 

「なに、あの体。

ゴーレムのようだけど・・・違和感があるわね。」

 

チトセに続いて誠が拳銃で魔物を攻撃した。

 

「おいおい、破壊したところが再生してるぞ。」

 

誠はため息をついた。

 

「困ったわ。

倒すのに、通常のタイコンデロガの何倍もかかる・・・」

 

チトセもため息をついた。

 

「ぐぅっ・・・なんか気持ち悪い。

なんじゃあの魔物は!

ポチか!?

いや・・・ポチのようなもの・・・いや、もっと、知っとるぞ・・・あぁ~!

ここまで出とるのに!

なにかに似とるんじゃ!

なにかに!」

 

アイラは頭を抱えていた。

 

「戦う気がないなら失せろ!

邪魔だ!」

 

つかさはアイラに怒鳴った。

 

「うるさい!

考えねばならんことが多すぎるんじゃ!

お主もおかしいとは思わんのか!

体が再生する魔物がおるのか!

魔物は基本的に、長い時間をかけて霧を吸収せねば元に戻らんのじゃぞ!」

 

「知らん!

そういう魔物に今まで出会わなかっただけだろう!」

 

「ヤツらはただの魔物じゃないぞ!

どこまで削ればやれるのかわからん!」

 

「いつもと変わらないではないか。

ヤツらを再生できぬまで殺しつくすか、さもなくば死ぬかだ。」

 

「ああ言えばこう言うだな。」

 

良介は魔物を切りながら苦笑した。

 

「えいくそ!

倒したら霧散してしまう・・・が、仕方ない!

生天目!

1体だけ残せ!

いいな、1体だけじゃぞ!」

 

「そんな心配はいらん。」

 

「ちっとは言うこと聞けっちゅーの!」

 

すると、さらに大量の魔物がやってきた。

 

「まだ出るのか。

こりゃ面倒だな。」

 

良介は魔物を見てため息をついた。

 

「よかろう!

妾も久しぶりに本気をだしてやるぞ!

どっからでもかかってこい!

さっきいじめられてイライラしとる!

この鬱憤を貴様らで晴らしてやろうぞ!」

 

「よし、俺も少し全力で行くか!」

 

良介は第1封印を解放すると、魔物に向かっていった。

 

   ***

 

良介たちは魔物の群れと戦っていたが、魔物は次々と湧いて出てきていた。

 

「ふぅっ。

下がれ!

10メートル後退!

魔物を前方に集めろ!」

 

虎千代は指示を出した。

 

「違う!

南に集めろ!

そこからホワイトプラズマを撃てばタワーに当たるぞ!」

 

すぐに良介は注意した。

 

「む・・・そ、そうか。」

 

「それなら一網打尽にできるが、代償は大きいぞ。」

 

「構わん。

もう決定済みだ。

ホワイトプラズマで全滅するならよし。

仮に増援が現れたなら・・・作戦はここまでだ。

退却する。」

 

その頃、チトセと誠はつかさのところにやってきた。

 

「つかさ、北に回り込むぞ。」

 

「ちっ・・・」

 

「悔しがることはないわ。

ある意味で大規模侵攻より辛い戦い・・・南も、他の場所も、タイコンデロガがこんなに出るところはない。

この場所でなければ、あなたはどこでも戦えるわ。」

 

「今この場所を独力で乗り越えねば意味などない!

だが、いいだろう。

魔物を南に集める。」

 

「やけに聞き分けがいいな。」

 

つかさの対応に誠は驚いた。

 

「そもそも独力ではないのだから、意地もはらん。」

 

「あらあら・・・なにか、2月から、なにか心境の変化でもあったの?」

 

良介はアイラと行動していた。

 

「良介、合図したらヤツに魔力をありったけ注げ!

この辺ぶっ飛ばすぞ!」

 

「ああ、わかった。」

 

虎千代はホワイトプラズマを撃つ準備をしていた。

 

「よし、生天目!

朱鷺坂!

退避しろ!

タイコンデロガが何百体いようと蒸発させてやる!

消え去れ、化け物ども!」

 

虎千代はホワイトプラズマを撃つと、目の前にいた魔物の群れが全て消し飛んだ。

 

「ぐっ・・・!」

 

虎千代はその場に膝をついた。

 

「ハハハハ!

虎千代!

貴様、また威力を上げたな!」

 

つかさは嬉しそうに走ってきた。

 

「ば、バカ、触るな・・・いっ・・・」

 

「それより・・・むぅ・・・いかん、いかんぞ生徒会長。

ヤツラは塵と化したが・・・また新手じゃ。」

 

「くそ・・・よし、退却だ。

そろそろエレンたちが到着するだろう。」

 

すると、虎千代たちの上から光が出始めた。

 

「む?」

 

「な、なんだ?」

 

「ありゃ・・・良介か!?

あやつ何を・・・」

 

良介は空を飛びながら両手で光の球体を作っていた。

 

「みんな、伏せてろ!」

 

良介は作った球体を魔物の群れ目掛けて放った。

 

「ストナーサンシャイン!」

 

球体は魔物に直撃すると同時に大爆発を起こし、大量の魔物を消し飛ばした。

良介は地面に降りると、膝をつき、両手をついた。

 

「ぐぅっ・・・やっぱ・・・反動がすごいな・・・」

 

「フハハ!

お前もそのような魔法が使えるようになっていたとはな。」

 

「威力で言えばホワイトプラズマと同じくらいと言ったところか。」

 

「しかし、お主の奥義も結構な代償が付きまとうみたいじゃな。」

 

虎千代が足を引きずりながら良介に近づこうとした。

 

「良介、手を・・・」

 

良介は虎千代の手を取ろうとした。

と、虎千代は良介の背後に魔物が迫っていることに気づいた。

 

「良介、伏せろ!」

 

「え・・・しまっ・・・!」

 

「~~~っ!!」

 

すると、チトセは良介を突き飛ばした。

 

「朱鷺坂っ!!」

 

アイラの声がその場に響いた。

 

   ***

 

魔物の攻撃はチトセの腹部を貫いた。

 

「あのバカ野郎・・・!」

 

誠は双剣でチトセを魔物から切り離した。

 

「おい、朱鷺坂!

なぜ魔法を使わなかった!

魔法使いが肉体的に強いとはいえ・・・

タイコンデロガの攻撃をまともに食らうバカがあるか!

回復魔法をかけるぞ!」

 

アイラはチトセのところに駆け寄ると回復魔法を使おうとした。

だが、良介がアイラの手を掴んだ。

 

「魔法は使うな。

その方がわかるだろ。」

 

「愚か者が!

離せ!

こやつには聞かなければならんことがある!

死なせてたまるものか!」

 

「や、やっぱり、気づいていなかったのね。

なぜ?

まさか・・・薄々気づいてて、目をそらし続けていた?」

 

「ああ!?

なにをぶつくさ言っとるんじゃ!」

 

「大丈夫よ。

私は死なない・・・わかるでしょう?

時間停止の魔法がかかっているから・・・数分経てば、元に戻るわ。」

 

チトセの言葉を聞いてアイラは驚愕した。

 

「い・・・今、なんと言った・・・」

 

「良介君・・・あなたはわかっていたのでしょう?

私の正体・・・教えてあげて。」

 

「ああ、わかった。」

 

良介はアイラの顔を見た。

 

「アイラ・・・チトセはな・・・お前なんだ。

こいつも東雲 アイラなんだ。」

 

アイラは良介の言葉を聞いて固まった。

虎千代はチトセの傷が治ったのを確認した。

 

「朱鷺坂。

体は治ったな。

アレを見せてやれ。

アタシに見せた、アレだ。」

 

「ええ・・・東雲さん。

今から魔法を解くわ。」

 

すると、チトセの体が白く光った。

光が無くなるとその場にもう1人のアイラが立っていた。

 

「これで、どう・・・じゃ?

わかるか?

朱鷺坂 チトセは魔法で姿をごまかしておった東雲 アイラ・・・裏世界の、50年後よりゲートを通ってきた東雲 アイラじゃ。」

 

「あ・・・あ・・・な・・・なぜじゃ・・・なぜ・・・早う言わんかった。

なれば協力できた・・・」

 

「言うわけにはいかなかった。

本当は今でも、言わない方がいいと思ってる。

あなたが、絶望にたどり着いてしまうから。」

 

「なん・・・じゃと・・・」

 

「絶望ってどういうことだ?」

 

誠はチトセに聞いた。

 

「そ・・・そうじゃ。

やはりお主は嘘をついておる。

妾が・・・裏世界に妾がおって、表世界に来れるはずがないではないか!」

 

「ゲートを通ってきたんだ。

お前の力と不死身という特性を考えれば・・・不可能じゃないだろう。」

 

虎千代はアイラに話した。

 

「黙っておれ!

朱鷺坂 チトセ!

貴様が妾などとは信じんぞ!

妾が希望を諦めたなどと言うものか!」

 

「約束があるからな。」

 

「っ!!

そう・・・じゃ・・・アイザックと交わした約束がある・・・」

 

「魔物を全て討ち滅ぼし、自らの力で時間停止の魔法を解いた暁には・・・あの世で相まみえん。

そのときは世界を作った妾を褒めるがよい。

妾の命を救った、お主への礼じゃ。」

 

「あ・・・あ・・・あああああっ!」

 

「アタシは、難しい話は苦手でな。

良介。

わかるか。」

 

虎千代は良介に聞いた。

 

「アイラは、アイザック・ニュートンとさっきの約束を交わした。

つまり、魔物を倒すまで戦い続けるっていう業を背負ったってわけだ。

例えどれだけ時間が経とうと、1人になろうと・・・世界を救うその日まで、戦い続ける・・・戦い続けなきゃいけない。

だが、チトセは・・・裏世界のアイラは、世界を捨てた。」

 

「360年。

妾が戦い続けた時間じゃ。

これだけの時を費やしても無理じゃった。

妾1人では・・・世界は変わらんかったよ、東雲 アイラ。」

 

「やかましい!

聞く耳もたんわ!

妾の命はアイザックに救われた!

アイザックと約束をした!

自暴自棄になってゲートに飛び込むなど・・・許されることではない・・・」

 

すると、チトセの体が白く光ると、元のチトセの姿に変わっていた。

 

「裏世界は・・・救えなんだか・・・妾の力では・・・50年後に魔物がおったとしても・・・人類が絶滅寸前でも・・・妾が戦っておるという希望だけがあった。

魔物のおらん世界が、いずれ訪れると信じておったんじゃ・・・お主が表に来てしもうたら・・・妾が信じた理想郷は、ただの幻想じゃないか・・・」

 

「そう、幻想。

東雲 アイラ。

けれど、私はゲートを通った。

そこには表世界があって、私は再び希望を手に入れたわ。

過去の風飛を訪れたことで、表と裏の同一人物が会っても問題はない・・・」

 

その場にいる皆が黙ってチトセの話を聞いていた。

 

「なにも起きないことがわかった。

だから私は決断したわ。

あなたと手を組み、今度こそ世界を救う。

東雲 アイラが1人で無理でも、2人ならやれる。

裏世界だけでは無理でも、表と裏が力を合わせればやれる!」

 

「なん・・・なにを・・・」

 

「2人ずつだ。

東雲。

死ぬはずだった裏世界の人間を、全員こちらに集める。

それが朱鷺坂の目的だ。」

 

虎千代はアイラに話した。

 

「じゃが、ゲートは・・・この時代しか・・・それに、遊佐は死んでしまったではないか・・・」

 

「ゲートは8箇所存在する。

グリモアにある1つはこの13年後。

南極のゲートは私の時代。

残りの6箇所のゲートを渡り、その時代を確認する。

そして、そこに学園生や戦力となる人間がいるのなら・・・連れてくる。」

 

アイラはその話を黙って聞いていた。

 

「イヤじゃ・・・妾はもう・・・いい・・・帰る・・・帰って、寝るわ・・・」

 

ちょうどそのタイミングで真理佳がやってきた。

 

「センパイ!

皆さん!

脱出地点を確保・・・アレ?

東雲センパイ・・・」

 

「真理佳、疲れてるんだ。

支えてやってくれ。」

 

「あ、はい・・・東雲センパイ、大丈夫ですか・・・?」

 

良介の指示で真理佳はフラついているアイラを支えながら戻っていった。

 

「面倒なことになったな。

アイラがあんなにショックを受けるとはな・・・」

 

「魔物のいない世界を作れなかったことが・・・そこまでか・・・」

 

「いえ、まだ原因はある・・・裏と表が繋がっていて、霧が通り抜ける・・・霧は払うと移動する・・・つまり・・・」

 

「はぁ・・・」

 

良介はため息をついた。

 

「ゲートの存在を知った時から予想はしていたんだが・・・」

 

「ええ。

東雲 アイラが一番心をえぐられたこと、それは・・・自分が霧を払ったことで・・・裏世界に魔物を送っていたということ。

裏世界が滅んだのは、表世界が強くなったから。

表世界が多くの魔物を倒すことで、霧が裏世界に多く移動したから。

表世界を救うために、私が裏世界を犠牲にしようとしているから。」

 

良介と虎千代だ黙ってチトセの話を聞いていた。

 

「まさか、お前は・・・全ての霧を裏世界に送り込むつもりか?」

 

良介は頭を掻いた。

 

「こりゃあ・・・頭が痛くなる話な上に、嫌な予感がしてきやがった。」

 

良介は腕組みをして、空を見上げた。

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