名探偵チノ〜私、高校生探偵になります〜   作:芳香サクト

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第二羽 『ご注文は天才少年ですか?』

 ~森野ヶ丘高校~

 

チノ「な、何でしょうここは木組みの町とはまた違った雰囲気を感じます。わ、私今日からここに住むんですか?」

 

一真「どうやら、そうらしいね。でも…少し妙だな」

 

チノ「妙とは…どういうことですか?」

 

一真「高校にきているのに一向に先生が迎えに来ない。それどころか生徒一人の姿も見えない。」

 

 一真の言っていることは正しかった。実際に先生も見えないし、なにより同じ生徒の姿が見ないのだ。

 

チノ「き、きっと体育館の方に行っているんですよ、ほら行きましょう。一真さん」

 

一真「ああ、そうだね。」

 

 チノと一真は嫌な空気から脱出するために中に入った。

 

 ~校舎~

 

チノ&一真「な、なんだこりゃぁ〜」

 

 チノと一真が見たものはボロボロの校舎だった。

 

チノ「か、一真さん、わ、私、実は幽霊が苦手で…その少しだけ手を繋いでいいでしょうか?」

 

一真「い、良いけど…」

 

 そう言うとチノは一真の手をきゅっと握ってきた。

 

チノ「す、すみません。高校生にもなって…」

 

一真「い、いや しょうがないよ。誰だってこんなボロボロの校舎を見たらそう言うかもしれないんだし…ね。それよりも入学式が始まるようだぜ。体育館はえっと…」

 

チノ「どうやら、こっちのようですね。行きましょう一真さん。」

 

 〜体育館〜

 

体育館に入ってみると同じ制服を着た学生さんたちが不思議そうな目をしてこちらを見ていた。なんだろうと思って一真が手を見たらチノが握ったままだった。

 

一真「ち、チノ あの…そろそろ手を離してくれないか?僕らそんな関係じゃないし…みんなが見てるし…ね。」

 一真の声ではっとしたチノは頬を赤くして

 

チノ「そ、そうですね。すみません。」

 

 といい、手を離した。

 

校長「えー、これより第32回森野ヶ丘高校入学式を始めたいと思います。」

 

 校長の挨拶で入学式は始まった。チノの心の中はどんな人が同じクラスになるのか…でいっぱいだった。

 

校長「では、新入生代表の挨拶 『雛乃 一真』さん」

 

一真「はい。」

 

 チノは驚いた。さっきまで隣で座っていたはずの一真がいつのまにか教壇の上で挨拶をしているのだ。

 

一真「私たち新入生はこの春の良き日に本校に入学できたことを誇りに思い…」

 

 ふと、不思議に思ったチノは一真と反対方向に座っていた少年に声をかけた。

 

チノ「あ、あの…よかったら今、壇上に立っている男の子について知っていることありますか?」

 

 それは、コミュニケーション能力が疎いチノにとってよく言った方だと思っていた。

 

少年「あの子のこと?ああ、雛乃君か、色々知っているよ。」

 

 チノは心の中でガッツポーズをしながら聞いた。

 

チノ「単刀直入にお聞きします。一…いえ雛乃さんは一体何者なのでしょうか?」

 

 少年は少し驚いたようにチノを見た。だがチノの表情を見て諦めたように息を吐いた。

 

少年「後悔しない?、彼の正体を知って」

 

 少年はあくまでこれ以上は聞かないでくれと思いながら言った。だが、チノは少し考えながら少年の方を向いた。

 

チノ「聞かせてください。今後のためにも」

 

少年「はぁ…いいかい?今から話すことは雛乃君には言わないでくれよ。」

 

チノ「大丈夫です。言いません。」

 

少年「じゃあ言うけど…雛乃君は中学の時に『天才少年』と言われたことがあるんだ。」

 

 チノは踏んではいけない地雷を踏んでしまったのかもしれないと思った。

 

 

 ……To be continued




ども、咲くみょんです。『名探偵チノ第二羽』をご覧いただきありがとうございます。
もう、今年もあと少し、ということで我が家では大掃除の時期になっています。
大掃除と言えば、自分の部屋に飾ってあるものをいったんほこりを落としてきれいにするというのが自分のマイブームになっています。皆さんのお家にもキャラクターのグッズやポスターがあると思います。ぜひ、一回掃除してみてきれいになったキャラクターたちを見て萌えてください。
感想評価待ってます。
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