~体育館~
少年「君、雛乃君が中学時代に何をやっていたのか聞いていないのかい?」
チノ「は、はい、実は今朝電車で会ったくらいなのでどんな感じの人なのか全然わからないです。」
少年「あはは…それで良く雛乃君と一緒にこれたね。」
チノ「バカにしているんですか?」
少年「そんなんじゃないさ、あいつ、何でも一人でこなしているから今まで友達みたいな存在の人がいなかったんだよ。だからさ仲良くしてあげて…後、本人の前で今話したことは話さないでね。あいつ怒ると止められないから。」
その学生は最後だけ視線を俯かせてチノに話した。
一真「…以上で新入生代表の挨拶を終わります。ありがとうございました。」
気づけば一真の挨拶は終わっていた。チノの心の中はクラス発表はまだかと考えていたけど今は一真について聞きたいことがいっぱいだった。
校長「クラス発表と担任紹介」
校長の発言ではっと我に返ったチノはこれからクラス発表があるということを思い出された。
校長「それでは、一組から発表します。○○君、…」
校長のクラス発表はテキパキと終わりそうになっていた。
校長「…4組 香風智乃さん、雛乃一真くん…担任、三栄勇将(みさかえ ゆうしょう)先生」
チノは校長が言ったクラス発表を聞いてすぐに一真の方を見た。すると一真もチノの方を向いていた。2人はくすっと微笑むとすぐに前を向いた。
校長「では、以上で入学式を終わりにしたいと思います。起立、礼」
学生「ありがとうございました。」
挨拶が終わるとチノはすぐに一真の方に行った。
チノ「一真さん…あなた何者なんですか?」
それは、一真にとって一番聞いてはいけない質問だった。一真はチノの質問に答える前にチノの手を取り怖い顔でチノに言った。
一真「ちょっと来い」
チノ「えっ?」
チノは何が起きたか分からないまま体育館裏に連れていかれた。
~体育館裏~
一真「誰に聞いた?」
一真は来るなりすぐに問いただした。
チノ「な、何をですか?」
チノは何のことか分からなかった。だが一真の真剣な表情にさっきの事だなと理解した。
一真「聞いたんだろ?僕と同じ中学の奴に」
チノ「は、はい。でも、そんなに怒る事じゃ…いえ、ごめんなさい」
チノが少しだけ怯えたような顔をした。その表情を見て一真は元の優しい顔に戻った。
一真「す、すまん。驚かせて」
チノ「い、いえ一真さんに何があったのかよく分からないまま聞いてしまって…」
一真「そうだね…チノに伝えてないもんな。僕に何があったのかを…」
チノ「良かったら教えてくれませんか?まだ、時間もあるそうですし」
一真は興味津々なチノの前にただ単にたじろぐことしかできなかった。
一真「いつか、話すよ。この高校になれた時くらいにね。」
チノ「はい、約束ですよ。」
チノはそういうと短い手の子指を出してきた。一真はそんなチノを見て少し笑いながら
一真「はは…高校生にもなって指切りか…まあいいか約束…だな」
小さい手と大きい手がちょこんと重なった。
チノ「さて、一真さんとの約束もできましたし教室に行きましょうか。まだこの高校に来たばっかですし…」
一真「そうだな…教室は1の4か意外と近いから行こうか」
チノ「はい。」
チノはあの時、怖い顔をした一真を思い出さないように急いで教室に向かった。
……To be continued
ども、咲くみょんです。『名探偵チノ第三羽』をご覧いただきありがとうございます。
もうじきクリスマス、及び2016年ももう終わりになってきましたね。
のんびりとコタツにあたりながら書いているとどうしても誘惑に勝てない時がありますねw
では、風邪に気をつけてお過ごしください。
感想評価待ってます。