~教室~
三栄「おっ、香風と雛乃が来たか…これで1の4のクラスメイトは全員だ。皆、一年間だけのクラスだがよろしく頼むよ。」
一真「先生、まだ、みんなの自己紹介が始まっていないのにいきなり仲良くしろと言われましても…」
三栄「それもそうか(笑)それじゃ名簿番号一番の人から順番に自己紹介をしてくれ」
三栄先生が自己紹介を促し、1番の人から淡々と自己紹介が始まった。
三栄「それじゃ、次は香風」
チノは最初、自分が呼ばれたなんて気が付かなかった。
一真「チノ、チノ、ほらほら」
チノ「一真さん、あれ?もう私の番ですか?」
一真「うん、そうだよ。」
チノ「あらら、すみません。私は香風 智乃と言います。中学校は木組みの家と石畳の町の中学校にいました。将来の夢は一流のバリスタになることです。よろしくお願いします。」
チノははっきりと自分の自己紹介を終わらせた。
三栄「香風、木組みの家と石畳の町はどのような場所だ?」
チノ「は、はい。えっと、木組みの家と石畳の町はとってものどかな場所でした。誰もけんかや争いごとのないくらい平和な町でしたよ。」
三栄「そうか…自己紹介ありがとう香風、それじゃ次、雛乃」
一真「えっと…雛乃一真です。気軽に一真と呼んでください。出身中学は椡ヶ丘中学です。趣味で探偵をしている者です。よろしくお願いします。」
一真の自己紹介に椡ヶ丘中学の人たちとチノ以外の人は大爆笑だった。
三栄「そうかそうか、探偵になることが夢か…いや、先生は馬鹿にしたつもりはないぞ。」
三栄先生は少し笑いながら一真にいった。だが、馬鹿にされたと思った一真は三栄先生に向かって少し喧嘩口調だがこう言った。
一真「…先生、この入学式の前にコーヒー飲んできましたか?」
三栄「ああ、飲んできたよ。それがどうかしたのかい?」
一真は勝った…とニャッと表情を浮かべこう言った。
一真「先生、そのコーヒー『ブルーマウンテン』ですよね?」
チノは驚いた。ブルーマウンテンならラビットハウスでもよく出していた。だから三栄先生がブルーマウンテンを飲んでいたことはすぐにわかった。だが、それはバリスタを目指しているチノだからできることであって、恐らく、コーヒーの店で働いたわけでもない一真が服についたわずかな香りだけでブルーマウンテンだと判明するのはとても難しいのだ。
三栄「ど、どうして分かった?」
その質問は三栄先生だけでなくクラス全員が知りたがっていた。
一真「だって先生、手の甲にブルーマウンテンに使われる豆がこびり付いているんです。
それに、恐らくチノは僕が推理をする前に香りだけでどのようなコーヒーが出来ているのか分かったと思いますよ。だろ?チノ」
急に一真に振られたチノは少し戸惑いながらもしっかりと答えを出した。
チノ「は、はい。私はお家が喫茶店を営業しているのでコーヒーは匂いだけでどのような銘柄なのか当てられることができます。確かに、先生の服からはブルーマウンテンの匂いがします。」
一真「これで、ただの探偵気取りじゃないって分かった所で僕の自己紹介は終わります。」
三栄先生は納得したのかしていないのかその表情からは読み取れなかったけど、とりあえず一真が頭が切れているというのは分かったそうだ。
……To be continued
ども、咲くみょんです。『名探偵チノ第四羽』ご覧いただきありがとうございます。すっかり寒くなってきましたね。僕はもうじき始まる冬休みの課題に追われる日々です。冬休みはしっかりと計画性を持って取り組みましょう。じゃないと僕みたいになりますよ。では、今年もあとわずかですが体調に気を付けてお過ごしください。
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