名探偵チノ〜私、高校生探偵になります〜   作:芳香サクト

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第五羽 『ご注文は事件ですか?』

 ~教室~

 

三栄「それじゃ、以上で自己紹介を終わりにします。では各自ルームを確認して今日からそこに住むようにでは、解散」

 

 三栄先生の一言で教室が一気にざわついた。授業が終わったという解放感から生まれるあれだ。皆、各自バラバラに過ごしていた。そんな中、浮かない顔のチノは一真に聞いた。

 

チノ「一真さん、さっきのブルーマウンテンの件なんですけど…」

 

一真「あ、やっぱり気になるか…実はね、僕、昔、木組みの町に住んでいたことがあるんだよね。当然、チノの事も知っていた。喫茶店『ラビットハウス』の孫娘さん?」

 

 その時の一真の表情は相手を見下すような眼をしていた。チノはすぐにこの人とは仲良くなれそうにないかななどと考えていた。

 

一真「あ、勘違いしないでくれよ。僕は君とは仲良くしたいんだ。覚えてないかな?ラビットハウスと昔争っていた『甘兎庵』を…」

 

チノ「甘兎庵なら今は、千夜さんが営業しているお店ですよね?その店と一真さんがどんな関係をしていたのですか?」

 

一真「そう、今は千夜が担当している、だけど昔は僕が担当していたんだ。」

 

 チノは衝撃的なことに気づいた。それは、この少年は昔にあっているという事実だ。

 

チノ「じゃあ、あの時の男の子は…」

 

 チノがそこまで言ったときに一真がチノの唇に手を当てて

 

一真「しー、まだ僕がそこにいたことは内緒だし…それに色々なことがあったからね。」

 

 チノは一真の心が分からなくなった。それは話しているときに少しながらの違和感を感じていたからだ。

 

チノ「か、一真さん、この後どうしますか?」

 

 一真は少し考えながらチノに向かって話した。

 

一真「とりあえず、寮の部屋番号を確認しに行くかな。どう?一緒に来ない?」

 

チノ「は、はい」

 

 ~合宿所~

 

 チノと一真は合宿所に行き自分の寮の部屋番号とルームメイトを確認した。チノの番号は105、一真の番号は107だった。

 

チノ「では、これから一年間よろしくお願いします。」

 

女子生徒「よろしくね。香風さん。」

 

一真「んじゃ、よろしくな。」

 

男子生徒「ああ、よろしく。」

 

 一真とチノは一旦部屋に行き、荷物などを整理してから再度集合するようにした。

 

 ~105号室~

 

チノ「えっと、このバックはこっちにおいて…」

 

女子生徒「香風さん、ここの洗面器の使い方なんですけど…ちょっと来てもらえますか?」

 

チノ「は、はい今行きます。」

 

 チノはこんな毎日がずっと続けばいいなと思いながら洗面器に向かった。

 

 一方、一真のいる107号室では…

 

 ~107号室~

 

一真「おいおい、正気かよ。バレたら停学じゃ済まされないぞ。」

 

男子生徒「大丈夫、バレないようにするからさ…」

 

 何やら嫌なことが起きようとしていた。

 

 ~翌日~

 

女子生徒「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁー」

 

 チノはその人の悲鳴で目が覚め、悲鳴のあった廊下へと飛び出した。そして、チノがそこで見たものはつい、1日前に顔を合わせたルームメイトの無残な姿だった…。

 

 ……To be continued




ども、咲くみょんです。『名探偵チノ第五羽』ご覧いただきありがとうございます。すっかり季節は冬になりましたね。そして、時期的にはクリスマス及び今年ももう終わるころになってきました。皆様にとってこの1年はどのようなものだったでしょうか?自分はつい1ヶ月前にこの投稿を始め、多くの人に読んでいただき、とっても嬉しく思います。2017年も皆様にとっていい一年であります様に…
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