どうも三國志のシーラカンスです   作:呉蘭も良い
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久しぶりに年齢が進まなかったです。

本日二度目の更新です。
これにて一先ず幼年期の終了です。
想定として、五歳から九歳を幼年
十歳から十四歳を少年
十五歳からを青年としてます。




周瑜が友達になりたそうにこちらを見ている

自己紹介した後、俺と姉さんは我が家に帰って来た。

 

……周瑜と孫策を連れてな。

 

しかし周瑜(こいつ)、機会は待つものじゃない、創るものだと言わんばかりに、まじで会いに来やがった。

 

「廖化殿? 難しい顔をしていらっしゃるが、……やはり迷惑でしたか?」

 

迷惑です。

……って言ってやりたい。

 

「いえ、そんな事はございませんよ。周家の方と、あの孫 文台(そん ぶんだい)のご息女を我が家にお連れした事に緊張しているだけでございます。」

 

「……はぁ。だからさ蒼夜、堅苦しいって。」

 

あのねぇ。孫策は権力者の娘よ?

無礼を働いたら首チョンパだからね?

 

「そうよー。もっと軽く話しましょう?」

 

「ふむ。私は、周家と言っても分家筋の者ですし、雪蓮もこの通り適当な性格をしてますので、あまり形式ばらなくても構いませんよ?」

 

おまいう。

じゃあ九歳の俺に敬語を使ってるお前はどうなんだと。

 

「それでしたら、周瑜様もどうぞ口調を先程の様に崩して下さい。私から崩すのはどうも気が引けますので。」

 

「そうか。ではそうさせて貰おう。」

 

「ほら蒼夜も崩しな?」

 

「……おう。……まぁ、改めてよろしく。」

 

よろしくしたくねー。

 

 

_____

 

 

「それにしても元倹殿は書物にしろ書物喫茶にしろ面白い発想をするな。 特にあの事件物の書は素晴らしい。実に現実味がある。」

 

お、おぅ。

評価高けー。

 

姉さんにしろ、司馬徽にしろ、周瑜にしろ頭の良い奴は皆ミステリー好きだなぁ。

……後将来の魏王様もね。……毎度ファンレター来るんだよなぁ。

 

「ありがと。まぁ正直に言えば、こんな話有ったら面白いな。 って言う暇潰しから産まれた作品だから、ここまで評価されると恥ずかしいんだよね。」

 

なんたって色んな作品を合体させながらパクr……ケホンケホン。リスペクトしながら二次創作のつもりで書いてるからな。

 

「へぇ、冥琳がそこまで誉めるなんて。……そんなに面白いんだ? 私も読んでみようかな?」

 

いいよ読むなよ。絶対だぞ?

 

「だから、前から読んでみろと言っていただろうが。」

 

「うん。僕も読んだ方が良いと思うよ? 身内贔屓に聞こえるかもしれないけど、本当に面白いからね。」

 

おい、そのどや顔止めろ。

母親が、この子はやれば出来るんです。みたいな顔すんな。

恥ずかしい。

 

「しかし、暇潰しから産まれたのか。」

 

「まぁな。どうにも娯楽的な書って少ないじゃん? だからじゃあ書くかってね。」

 

「それであれが書けるのか。……貴方は頭がおかしいな。」

 

えぇー?

 

「いや、すまん。言い方が悪かった。常人には無い発想をしている。 と言いたかったんだ。」

 

あんまり意味合い変わらなくないか?

 

「それよりも書物喫茶でしょ。あの店の店主だよ? 普通あり得ないわよ!」

 

非常識で悪かったな。

 

「やっぱり他の人が聞いてもそうなるよね? 僕も最初は驚いたもん。」

 

嘘つけ。割と直ぐに受け入れてたじゃねぇか。

 

「で? 実際にどのくらい儲けてるの?」

 

ちょっと孫策さん?

切れ味の良い質問するの止めてくれない?

 

「……そうだなぁ、元は取った。 とだけ言っておく。」

 

「……ほぅ。……成る程。」

 

あ、計算された。

何か凄いロックオンされてるんだけど、本当の俺は小物なのよ?

 

 

_____

 

 

大分暗くなって来たな。

 

「じゃあ俺はそろそろ飯作るから。」

 

「もうそんな時間か。……楽しい時間は速く過ぎるな。」

 

どうやら大都督様には楽しんで頂けた様だな。良かった。

 

「冥琳、私達はどうする? 何処かで食べる? それとも宿に戻る?」

 

「此処で食べて行きなよ。 何だったら泊まっても良いよ?」

 

おい、誰が作ると思ってんの?

しかも泊めるとか、……俺に一日中周瑜と孫策の相手をしろと?

 

「しかし、そこまでご迷惑を掛ける訳には……。」

 

「大丈夫だよ! 是非食べて行きなよ!」

 

だからさぁ。

 

「折角だからご好意に甘えましょ?」

 

「……はぁ。すまない元倹殿。 ご同伴に預かって良いだろうか?」

 

「ハハ、モチロンイイヨ。」

 

……こんなん断れる訳無いじゃないですか。

 

「ふふっ、じゃあ決まりだね。」

 

…良いな。あんたは楽しそうで。

 

「あ、お客様も居る事だし、今日は僕も手伝おうか?」

 

はっ?(威圧)

 

「ヤッパナンデモナイデス。」

 

「姉さんは公瑾殿に将棋でも教えて対局してみれば?……公瑾殿も今日は一度も将棋やってないでしょ?」

 

「将棋と言うと、元倹殿の店に有る独自の盤戯だったな。 確かにやってない。……それも元倹殿が考案したので?」

 

「あぁ、象棋に似てるけどね。」

 

これも前世の知識だから、多分嵌まるでしょ。

 

「成る程。……威方殿、教えて貰ってもよろしいでしょうか?」

 

「えぇ? 冥琳、また負けるわよ?」

 

本当貴女は人の傷口を抉るねぇ。

ドSですか?

 

「お? やるかい? 僕は碁よりもこっちの方が得意だよ?」

 

「今更貴女に勝てる等とは思ってませんよ。 御指南の程、よろしくお願い致します。」

 

んじゃ、今のうちに飯を作ってこよ。

 

 

_____

 

 

「うぃー。出来たぞー。」

 

「……もう少しだけ待って貰って良いだろうか?」

 

うん。嵌まってますねー。

 

「えぇー、私もうお腹空いたー。 冥琳、早く負けなよ。」

 

「せめてそこは私の応援をしろ、雪蓮。」

 

「じゃあ勝てそうなの? 私の勘だと、もう冥琳に勝ち目無さそうに見えるけど?」

 

まじで?

俺にはまだ目はありそうに見えるね。

 

「……御飯も出来た事だし、もう終わらせようか。」

 

……姉さんから強キャラのオーラが出てるんですが。

 

 

_____

 

 

「はい。詰みだね。」

 

「……ふぅ。心底、参りました。」

 

……終わらせよう宣言から、まじで五分と掛からず終わらせやがった。

おい、誰か羽○さん連れて来い。

 

「じゃ、早く御飯食べよう?」

 

あんたね、少しは周瑜の事も気にしてやれよ。

あんたら断金の絆なんでしょ?

 

「おっ、今日は鍋か。……昨日の猪?」

 

「あぁ、早く使わないと悪くなっちまうから。 それにこれは豪華に見えるだろ?」

 

そう俺が作ったのは牡丹鍋です。

旨いんだよな。これが。

 

「ふむ、元倹殿は料理も得意なのか。」

 

「得意って程じゃないけどね。……この人がまるで駄目だから俺が作るしかないんだよ。」

 

「ちょっ! 人前でそういう事言うの止めてくれないかい!?」

 

未だに厨房入り禁止令は解かれてませんよ?

 

「へぇ、私猪食べるの久しぶりだわ。」

 

「おぅ、昨日狩って来たばかりだから旨いぜ?」

 

もう猪なんて楽勝ですよ。

 

「……へぇ。」

 

ゾクッ

 

え? 何今の? 凄い悪寒走ったんだけど?

 

「おい、雪蓮!」

 

「わかってるわよ冥琳。」

 

……貴女達は一体何がわかり合えたんですか?

もしかして何かいけない存在でも見えるの?

 

「それじゃ食べようか!」

 

そうだね。

暖かい物食べて、さっきの悪寒を忘れよう。

 

 

_____

 

 

ごっそぉさんっと。

 

「はぁ、食べたー。お腹一杯。ありがとう、美味しかったわ。」

 

「雪蓮お前は少し遠慮を覚えろ。……すまん、元倹殿。 だが確かに美味だった。」

 

まぁ大量にあったし、旨かったのなら良いのよ?

 

「満足してくれて良かったよ。」

 

「だな。 普段はこんな飯より旨いもん食ってるんでしょ? 正直自信無かったよ。」

 

高級食材とか割と食ってそう。

 

「いや、そうでもない。……その、なんと言うか、私達の料理を作ってくれる方は雪蓮よりも大雑把な方でな…。」

 

「祭の事?」

 

「あぁ。……その方は調理の腕自体は良いのだが、酒のつまみ用の濃い味付けが多くてな。…いや、決して悪口ではない、あの方の料理も好きではあるんだ。」

 

何か言い訳が始まったんですが?

 

「あぁー、わかる。 祭の料理って味付け濃いよね。 祭が言うには、酒が飲める様になったら良さがわかるって言ってたわよ?」

 

うわぁ。孫家にはとんでもない酒豪が居るなぁ。

って言うか、身内ネタで盛り上がるの止めてくれない?

 

「お酒かぁ。僕も最近飲んでないなぁ。」

 

「飲みたいのか?」

 

「有ったら飲みたいって程度かな?」

 

じゃあ無いから無しで。

 

 

 

_____

 

 

「さて、そろそろ宿に戻ろうか雪蓮。」

 

「おや、泊まっては行かないのかい?」

 

おぅ。もぅどうなろうと俺は構わんよ。

人生は諦めが肝心らしいじゃない?

 

「いえ、もう宿も取ってありますし、今回はこれで。」

 

「じゃあ、ありがとね! 楽しかったわ!」

 

え? 帰るの? 帰ってくれるの?

 

「そっか、それは残念だなぁ。……襄陽には何時まで居るんだい?」

 

「そうですね。目的も達せられた訳ですし、明日には戻ろうかと。」

 

……ふむ。

 

「じゃあ帰りましょうか冥琳。」

 

「あぁ、今日は世話になった。感謝する。元倹殿、威方殿。」

 

「うん。僕も楽しかった。またいつでも訪ねてよ。」

 

「……ちょっと待ってろ。」

 

俺はそう言って一度部屋に戻り、ある竹簡を手に戻って来た。

 

「……ほれ、土産だ。」

 

「これは?」

 

「まだ世に出てない俺の新刊だよ。」

 

ま、折角来てくれたんだ。このくらいはな。

……なんかツンデレみたいで気持ち悪ぃな俺。

 

「えぇ! ……僕もまだ読んでないのに。」

 

あんたはいい加減にしろ。

 

「こんな貴重な物を……有難う元倹殿。 大切に読ませて貰う。」

 

どうせ暫くしたら世に出るから良いんだよ。

 

「ふふっ。良かったね冥琳。」

 

「あぁ。では元倹殿、威方殿。また何処かで。」

 

おぅ。機会が有ったらな。

 

 

_____

 

 

-一ヶ月後-

 

………。

 

……あのさぁ。

 

確かにまたって言ったよ?

機会が有ったらって思ったよ?

 

「やぁ、元倹殿。」

 

「やっほー!」

 

「……イラッシャイマセ。」

 

…こいつら、常連になりやがった。

 

おう誰か孫堅(保護者)連れて来い。

こいつら、出禁にしたろか?

 




勧誘じゃなくて本当に興味本位で会いに来ただけでした。

まぁ比較的に周瑜の出身地が襄陽に近いから初会合相手に選んだだけです。
そして周瑜が居たら当然孫策もついてきますよ。

当然あの覇王様が来ない理由はありませんよ?





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