艦これ世界にいく話   作:yukiho_p

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スタート地点


二話

 最後の部屋のドアを開けると、少女がいた。ついに第一島人発見である。

 しかし、見知らぬ男が入ってきたにも関わらず無反応である。目を閉じ、机にもたれる体勢で床に座っている。

 とりあえず、入り口付近から声をかける。

 

「あの、すいません。勝手にお邪魔しちゃってますけど・・・」

 

 起きる気配はない。最初は寝ているのかと思っていたが、ひょっとすると、もうすでに・・・。

 恐る恐る少女に近づく。少女の傍まで行くと、机の上に紙が置いてあることにきづいた。しかしながら、紙よりも少女の着ている服に目が行ってしまう。なんというか、ものすごい痴女っぽい服なのだ。上は茶色のセーラー服みたいだが、スカートもズボンも穿いていないし、赤と白の縞ニーソ。これパンツ見えるだろ。

 兎に角、軽く肩を叩いたり、揺すってみたりしたがやはり反応はない。さて、どうしようか。

 

 やはり机の上の紙を見てみることにしよう。勝手に見るのも如何なものかと思いはしたが、現状で何かの手がかりになりえるものはこれだけだ。手に取り読んでみる。

 

 

 

 

 

 ふむふむ。紙に書かれているおおまかな内容はこうだ。

 

 今この世界の海には、深海凄艦という化け物どもが蔓延っているらしい。世界中のシーレーンは破壊され、沿岸部もズタボロらしい。内陸部にも攻撃が及んでいるようだ。世界中で食料が不足し、人類がヤバい状況だそうだ。

 そして俺の名前のあとに、

 

 君には、艦娘たちと共に世界を救ってほしい。

 

 と、締めくくられている。なるほど、日本語だ。おまけに俺宛らしい。

 ここに書かれていることが本当ならば、この世界は艦これの世界ということか。深海凄艦と艦娘は艦これ用語だったはずだ。つまり、ゲームのように艦隊を率いて戦えということなのか。

 しかし、自分が異世界に転生したというのはなかなか信じられないことだ。それに、まだドッキリの可能性もなくなったわけではないし、これを書いた人物もこの少女かどうか定かではない。

 もう一度少女に視線を戻すと、いきなり少女の体が光りだした。咄嗟に少女から距離をとる。眩い光が部屋全体を覆い、目も開けていられない。

 次第に光は弱まり消えていく。ゆっくり目を開くと少女が立ち上がり、こちらをじっと見ていた。腰まである白銀の髪。左右をツインテール?のようにまとめ、吹き流しをつけている。目元はネコのようで、ツンとした表情をしている。薄々感じていたが、とんでもない美少女だ。そして、やはり茶色のセーラー服はギリギリパンツを隠せるほどしかない。

 暫く静寂の時が流れる。ここは声をかけるべきか。とりあえず、無断で中に入ったことを誤ってからいろいろ聞いてみよう。

 こちらが口を開こうとしたとき、

 

「あなたがここの司令官かしら」

 

 向こうから喋ってきた。もちろん俺は司令官ではないし、そう呼ばれる職に就いたこともない。ならば、なぜ彼女は俺を司令官だと推測したのか。というか俺の格好だな、間違いない。パッと見、階級高そうだもん。

 兎に角、会話をしなければならない。どう答えるのがベストだろうか。本当にここが異世界で、紙に書かれていることも事実ならば、今の俺の立場は司令官だ。

 ・・・この紙を信じてみても面白いかもしれない。信じるのはタダだ。

 

「この紙によると俺がここの司令官らしい。君の名前は?」

 

 少し偉い人っぽく言ってみる。すると彼女は姿勢を正し、敬礼して、

 

「陽炎型九番艦の天津風です。本日付でこの鎮守府に着任するわ。よろしくお願いするわね」

 

 と言い、握手を求めてきた。俺は無意識にその手を取り、握手を交わしていた。

 

 この小さな孤島で、俺の『艦隊これくしょん』がスタートする。

 

 

 

 




艦これ(本家)でいうと初期艦の選択が終わったくらいですね。ここではいきなりホロ駆逐艦が初期艦ですが・・・。この娘は本当にかわいいのでぜひ育ててあげてください。(私は一目惚れしました)

さて、今回は主人公について補足でも

名前は特に決めていません。
身長は170後半で体重は60ちょっとくらいのイメージ。
基本的にテンションは低め。
多趣味。
ミリオタではないが、ミリタリー知識は意外と豊富。

それでは、これからも主人公と艦娘をよろしくお願いします。
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