どこにでもあるようなガハマさんとヒッキーのお話   作:凍傷(ぜろくろ)

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微・クロス注意報。他作品のキャラがちょっぴりだけ出ます。
いずれも、目や顔の所為で苦労したキャラなので、そういう方向で。


この叫びが届きますように

 クリスマス。

 さて諸君。いつかの日、俺は真に否定するべきはウェイウェイ言っているやつらだと言ったな。

 確かに今もその志は変わっていないが、少し訂正したい。

 いや待て、TB(とべ)ウィルスに侵され、急にウェイウェイ言いたくなったわけではない。騒ぎたくなったわけでもない。

 俺は常に周囲にやさしい人間であり続けるべく、必要最低限のことしか喋らないし、団体行動においても常に空気となって人々に貢献してきたはずだ。

 そんな俺が言おう。

 彼女ができました。

 

「あっ、お待たせしましたーっ!」

 

 離れた位置から女性が駆けてくる。

 ご丁寧に手まで振って、元気なことだ。

 俺はそれを眺めつつ、すっかり白くなった息に苦笑をこぼした。

 

  女性は俺の横を通りすぎ、後ろの方に居たイケメンのもとへ。

 

 いや、言っとくけどあれじゃないからね?

 俺の知り合いであんな口調なのって一色くらいだけど、一色が俺になんて有り得ないから。

 あったとして、俺なんか散々利用されて便利に使われて、よしんば結婚できたとしてもずうっとそんな関係が続くわけですよ。そして気づけば仕事させられて、同僚の飲み会に付き合わされて“妻がさぁ~”とか泣きながら愚痴をこぼすわけですよ。

 ……いや、まあ、こんな腐った目のやつと誰が結婚なんぞするんだって話だが。

 

「あっ、ヒッキ~~ぃっ!」

「おっ……結衣っ……!」

 

 いや。

 なんにでも例外はあると思いますけどね? ハイ。

 しかしその、なんだろうな、ほら。

 付き合ってから結構経つけど、なんかもうアレだな、アレ。

 結衣に声をかけられた時の自分の反応が、戸塚に声をかけられた時のようになっているだけ、俺も随分と骨を抜かれたものである。

 これあれだろ? 既にあのぱたぱたと走ってきている女性のことを天使として認定してるってことだろ? ああうん、もうそれでいいよ、やけにしっくりきた。大天使ガハマエルだ。

 しかしながら、周囲は結構冷めたもんだ。

 今も耳を澄ませば、「うそだろ、あんな可愛い子があんな目が腐ったやつと……」とか、「なにあれ、うわキモ、目がヤバいんですけど」とか、「結婚したい……!」とか───あれ? ちょっと? 今平塚先生居なかった?

 まあ、ともかくだ。

 そんな声が聞こえてしまえば、せっかくの気分も台無しになってしまうわけで。

 結衣はニコニコ笑顔のまま俺のもとへと来てくれたが、俺は逆に気持ちが沈んでしまっていた。

 いや、俺がどう言われようとそれは構わんのだ。もう慣れたもんだし、こんなものは雑音でしかない。

 しかし俺への言葉ではなく、結衣への「趣味悪いな……せっかく可愛いのに」とかそういう言葉が聞こえてくると、たまらなく胸が痛む。

 

「………」

「あ、もう。またそんな顔して。あたしは平気だよ? 周りの声よりも、ヒッキーと居られることの方が大事なの。おっきいの。だから、小さいことなんて気にならないくらいに楽しかったら、周りの声なんて気にならないよ」

「……すまん、騒ぐのは苦手だ」

「ヒッキー、それは苦手なんじゃなくて、騒がないだけとか騒ぎ方を知らないだけだよ? もうさ、ほら、叫んじゃえばいいんだよ。わーって感じで」

「え? やだよ恥ずかしい」

「ここで冷静にツッコむんだ!? え、えー……? ヒッキー……? ヒッキー……」

 

 くいくいとコートが引っ張られる。ちょ、やめて、なんでいっつも的確に同じところを抓んで引っ張るの。なに? そこに目印でもあるの?

 

「それにその、普段からクリスマスにウェイウェイ騒ぐ奴のことうざったがってたのに、俺がそれ自身になるとかブーメランもいいところだろ。とにかく、それだけはありえん。やらん。ねだらん。勝ち取らん。そして諦めろ。さらば普通に与えられない」

「与えられん、とかなんかありがたいせっぽーとかじゃないんだ!?」

「大体、騒ぐったってどう騒げっての。ウェイウェイ言えばいいのか? 俺が戸部みたいになったとして、お前まだ好きでいてくれるのか……?」

「? うん。ヒッキーだもん」

「《グボッ! ……カァアア……!!》ぇ、あ、あゃっ……ェァア……!!」

 

 無理、これ無理。天然さん最強。なんか勝てないって思い知らされちゃった……!

 二ヶ月お姉さん、伊達じゃないわ……!

 しかも本人にとって当然のことすぎたのか、恥ずかしいことを言ったって全然自覚してねぇよこの娘ったら……!

 今もきょとんとした顔で、顔を逸らした俺をひょいひょいと追うように覗いてくるし。や、やめて! ごめんなさい俺が悪かったです! やめて! たすけて小町! 二ヶ月お姉さんがいじめる!

 

「ヒッキー、なんか顔赤いよ? あっ……もしかして待たせすぎちゃった!? ご、ごめんね、風邪引いたりしちゃった!?」

「───」

 

 そして今、ラノベ主人公が使う“顔赤いぞ、風邪引いたのか”をやられている、まさかの俺。

 やだ、なにこれ、もしかして俺のヒロイン力、高すぎっ……!?

 そして手を引かれ、薬局目指して連れて行かれる自称彼氏。いや、自称じゃなくてちゃんとそうなんだが……あれ? なんかもう早速歩く道を定められてしまっている気が───いやまあ普段から専業主夫がどうとか言ってる俺がそれを言うのもどうかと思うんだが。

 いや、ここはあれだ。一度くらい、彼氏らしくなんかこう、ほら、あれだよ。彼女の願いとかを受け止めて、叶えてやるのが甲斐性とかそういうのなんじゃねぇの?

 俺、解消ばっかりで甲斐性なんて今までなかったし。いや、ギャグ言いたいんじゃねぇんだよ。本当に思ってるんだって。

 なので風邪のことは気の所為だとちゃんと言って、せっかくのクリスマスなんだからって口火を切って、なんでも願いを叶えるって条件で願いを求めた。

 おう、本気だ。俺なんかに出来た初めての彼女だ。大事にしたいって思う……んだが、困ったことにどうせすぐに飽きられて捨てられるって“諦め”が、いつまで経っても消えてくれない。

 だからこれはきっかけってやつだ。

 結衣の願いをきっかけに、自分ってものをいい加減に変えたい。

 じゃないと、俺はきっと、ずっと結衣の横を“立ち辛い場所”としてしか認識できなくなってしまう。

 

「な、なんでも……なんでも? ほんとに?」

「あー、その。意識改革ってやつだ。その……な。俺はこんなだから、なにかデカいきっかけでもないと変われないと思う。変わろうとか口で言っても、“変わらない自分”を内側に染み込ませすぎた所為で、変わった自分が想像出来ねぇんだよ。だから……頼む。これはもう俺からの願いでもあるんだよ。じゃないと俺、お前の隣……胸張って歩けそうにねぇから」

「ヒッキー……う、うん、解った。でっかい命令、だね?」

 

 俺の言葉に、こくこくと頷き、顎に指を当てて“んー……”と考え始める結衣。

 同時に、大丈夫なのかこれと恐怖が湧いてくるが、そんなものは自分を変えるための恐怖なんだから受け入れろと胸を叩く。

 大丈夫だ、恋人を信じろ。

 これからも信じていきたいって思えた相手だ。

 こいつでダメなら俺は本当にだめだ。

 こんな俺でも、いや……俺だからこそ好きなんだって言ってくれた相手に、せめて無条件で願いくらい叶えられる男でありたい。

 相手の想いに応えられるだけの自分でありたい。

 勘違いに恐怖して人から離れていたのなら、勘違いをする必要がない今ならもっと素直にならなきゃ嘘だ。

 だから……どんな言葉だって受け入れて、自分と結衣のために、自分を変えていこう。

 

「すぅ……はぁ。ンッ、ヨシッ」

 

 ……って、ちょっと? 由比ヶ浜さん? なんでここでアータが深呼吸とかしてるのん?

 え? やだちょっと、どんな恐ろしいことおっしゃるつもりで?

 …………イ、イヤ、俺ほんとやるよ? 明日から本気出すどころか今から超全力だから。全力で諦め───いやちげーから。諦めねぇから。諦めるなら弱い自分を諦めろ。諦めたがる自分を諦めて、勘違いをする必要のない相手の幸せのため、俺が叶えてやれる全てを以って、彼女を幸せに───!

 

「ヒッキー! あたしが言う言葉に続いて、自分の気持ち、思いっっ切り叫んで!!」

「おう! ……おう? へ? や、叫ぶ? え───」

「すぅぅっ───あたしはぁっ!! 誰にどんなことをこそこそ言われてもぉっ!! ここに居る目が腐ってるけどとってもやさしい男の子のことがぁっ!! はぁっ、すぅっ───だぁああいすきだぁああああっ!! 文句あるかー! ばかーーーっ!!」

「…………」

 

 叫び。

 ああ……ああ、それは、確かに叫びだった。

 耳を澄ませる必要もなく、陽が落ちて暗くなったゆく世界に電灯が灯る時間。行き交う人々がちらちらと俺達を見て、いや……俺を見て、「うわ」とか「なにあれ」とか未だに言っていた世界に強く強く響く、それは確かな叫びだった。

 

「……《ぽろっ……》え……あ……」

 

 そんな叫びだ。

 孤独で馬鹿なガキの胸に届かないわけがない。

 真っ直ぐに胸を殴りつけ、心のどこかで怯えていた感情に、強く強く響いた。

 ……ありがとうが浮かぶ。

 次いで、その言葉に応えたいと。

 想いを返したいと。

 願いを叶えたいと体が震え、この寒さなのに汗ばんできた手をギウウと握り、こぼれた涙を拭いもせずに───今、一歩を。

 

「っ…………れはっ……! 俺、俺はっ俺はぁあああっ!! 俺はっ……! こんな俺でもっ……こんな俺の隣でも笑顔をくれるっ……! 真っ直ぐに信じてくれる彼女がっ……! ~~っ……ぐっ……だいっ……だい、すっ……」

 

 嗚咽が邪魔をする。

 拭わなかった涙はとっくに溢れ、叫ぶことを邪魔し続ける。

 でも、心が震えている。

 その想いを叫びたいと震えている。

 きっと変われるから。

 これはそのための涙なんだって受け入れて、なんら恥じることないこの想いを……今こそ。

 

「俺はっ! 由比ヶ浜結衣がっ! 大好きだぁあああああっ!! 文句あるかぁあっ!! ばっかやろぉおおおおっ!!」

 

 釣り合わないなんてことは解ってる。

 俺の所為で彼女がひどいことを言われる、なんてことももう解ってるんだ。

 それでも隣を歩きたいと言ってくれた。

 俺を好きだと言ってくれた。

 そんな相手を信じられないようじゃ、それは捻くれがどうとか以前に人としてまちがっていると、そう思えたから。

 信じていこう。変わっていこう。

 その先を歩く自分を好きになれたら、その時こそ俺は───

 

「《がばっ!》うわっ!? え、あ……ゆ、結衣……?」

「うんっ……うんっ、ありがとっ……ありがとね、ヒッキー……!」

「なっ……な、なに、泣いてんだよ……はは、泣くようなことなんてなかっただろ……」

「ヒッキーが言うなし……ヒッキーだって叫びながら泣いてたじゃん……えへへ」

「おい……なんだよその“いいもの見ちゃった”って小町が言ってた時と似たような顔……」

「え? うん。いいもの見ちゃったけど……」

「…………」

「《ぎゅううごしごし》ひゃぷわぷぷっ!? ふぃっひっ……ふぃっひー!」

 

 なんか腹立ったから、結衣の顔を胸に押し付けて、頭を撫でまくった。

 そんな時だった。

 

  ぱち、ぱちぱちぱち……

 

 どこかから、音が聞こえた。

 そしてそれは、時間とともに増えて、やがて小さな音から大きな音へと変わる。

 

「ふぇっ? わうぃっ!? ふぃっひー、はなひふぇっ、ふぃっひー!」

 

 ふえ? なに? ヒッキー離して、ヒッキー、あたりだろう。うん。

 しかし離さず、辺りを見渡した。

 すると……俺達を囲み、笑みを浮かべた知らない人達が、拍手を贈ってくれていた。

 何故、なんて言わない。

 今日は特別な日だ。だから───きっと、告白し、告白されれば祝われるべきで。

 そこに、目が腐っているだとか釣り合っていないだとか、そんなやっかみは必要ないのだろう。

 勇気を出さないで幸せを掴んだ者に文句が飛ぶのは当然だ。

 俺だって、イケメンってだけでクリスマスを豊かに過ごす男を睨んだりしたもんだ。

 でも……たとえばそれがどんなに釣り合ってないと思う男女でも、互いに強く想いをぶつけ合い、それが結ばれたなら……その勇気は認めてやるべきだと思う。

 つまり、今はそれが───

 

「ぷはっ……! も、もうヒッキー!? 苦しかったんだからねっ!? って、うひゃあなにこれ!? 囲まれてるっ!? ヒ、ヒッキー……!」

 

 言いつつソッと俺の背に隠れる結衣さん。

 ちょっと? さっきの威勢はどうしたの。あの叫びをした勇気は何処に?

 いやまあ何処に行こうが守るけどさ。……あ。

 

(……なんだよ)

 

 自然と守る、なんて想いが溢れ出た。

 なんだよ、やれば出来るんじゃないか、自分。

 

「おー! なんか知らないけどおめでとー! 頑張ったな少年! わっはっはー! あ、ほらほら高須くんも!」

「ちょっと待ってくれ櫛枝っ……───ん、よしっ! クリスマスに絶叫告白とはやるじゃねぇかー! 目ぇ腐ってるけど、大方それで苦労したクチだろー!? 俺も目つき悪いってんでいろいろ誤解受けてさぁ! お互い上手く行かねぇことばっかだけど、頑張っていこうなー!」

「ぬっはっはっはっは! 頼りにしとるよ管理栄養士くん! あ、でも早く戻らないと大河怒ってるかも」

「あいつが待ってるのは食料だろ……」

「高須くんに餌付けされちゃったら仕方ないって。かくいう私も気づけば高須くんが居なければ生きていけない身体に……!」

「人が居る場所でそういう言い方やめてくれっ!」

 

 応援されて、ちらりと見たら目つきが鋭すぎるヤンキーっぽいお方が居た。───が、雰囲気で解った。ビリビリ来たね。あれは主夫だ。間違い無い。しかも俺からしてみりゃ雲の上の住人。

 あ、うん。なんか無理。アレ見て専業主夫目指すとか、もう軽く言えないわ。

 それに、苦労が受け取れたからだろうか。目を見ても怖いって感じはしなかった。

 ……ああ、そっか。あいつにはもう、自分を理解してくれる誰かがとっくに隣に居るのか。

 そっか。

 じゃあ、大丈夫だ。

 前例があるなら、少し救われた。

 これから俺も、頑張っていこう……って、なんかどこぞの弓兵みたいになったな。

 

「へぇ……こんな大勢の前でスケに告白───なかなか度胸あんじゃねぇか」

「……? どうしたの、竹久くん」

「あ、北野さん。告白ですよ、公衆の面前で。やろうと思っても中々できることじゃありません。というか、野郎の目が相当ヤバいです。俺も目つきにゃ自信がありますが……」

「きひぇっ!? こ、告白……!? すごいね、こんな場所で……!」

 

 ───そんな覚悟ののち、悪魔と出会った。

 な、ななななんだあいつ! 見るからにっ…………み、見るからに…………。

 ……あれ? なんかあんまり怖いって感じないな。

 顔は明らかに人間じゃねぇって顔なのに……なんでだろうな、戸塚と同じ空気を感じた。人間観察が得意な俺から見て、彼は……彼は……あれ? なんだほんと、天使? 顔は悪魔なのに。

 

「竹久くん、あんまり見てちゃ悪いよ。きっと頑張って勇気を出したんだから」

「うす。黒田の野郎にチキン買わせてるんで、今日は盛り上がりましょう」

「ふふ、僕の家にこんなに人が集まるのなんて初めてだよ。楽しみだなぁ」

「言ってくれたらいつでも集まりますよ」

「ありがとう、竹久くん」

 

 そして悪魔は去っていった。

 ……なんだろう。今俺、自分の目が腐ってることなんてものすごーくちっぽけなものに思えてきた。

 

「………」

「ヒッキー」

 

 そう、だな。そうだよな。

 認めてくれる人はいる。必ずしも認められ、受け入れられるものってわけでもないけど……勇気を讃えてくれる人は居るのだ。

 どうせ、なんて考えて諦めず、認められるまで努力していけばいい。

 努力することに疲れた俺でも、こいつに対してだけは……こいつの願いを叶えるために、自分自身を諦めさせないために、努力をしなくちゃ嘘になるから。

 小町……お兄ちゃん、変わるな?

 努力したいって思える人に出会えたから、ちょっと頑張ってみるよ。

 

「……《すぅ》」

 

 一瞬、心の中が透き通るみたいになって、それからはもう温かさが溢れた。

 きっと“ずっとカラッポのまま満たされることなどないのだろう”と思っていた心が満たされ、自然と口角が持ち上がる。

 キモい顔になってないかなと心配したけど、俺を見上げる結衣は笑っていて。

 ああ、それなら安心だと思ったらまた笑えた。

 

「───……ヒッキー、目が……」

「腐ってるってんだろ、いいよ、それは。それよりそろそろ移動しよう。俺達が動かないと、周りのやつらがずっと拍手してそうだ」

「え? あ、う、うん………………うんっ、そだねっ。元々腐ってるかどうかで判断なんてしてないし、“それはいい”でいいんだよねっ」

「? よく解らん」

「どっちにしろ、あたしはヒッキーが好きってこと。それでいいんだ、うん」

「うぐっ……お、おう。俺も…………俺も、結衣が好きだ。ありがとう」

「……うん」

 

 ほにゃりと頬を緩ませ笑う彼女にただ感謝を。

 そして頑張りや勇気を讃えてくれる聖夜に生きる同志たちよ。

 メリークリスマス。




通行人ネタバレ

とらドラより、高須くんとみのりん。
エンジェル伝説より、北野誠一郎と竹久くん。

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