目が覚めたとき、そこは知らない場所だったという経験をした方はいるであろうか?そう、例えば事故などで九死を彷徨い、命からがら助かり―――目を覚ませば病院のベッドの上で見知らぬ天井を見上げている場面を想像していただければ分かりやすいかもしれない。
――――――あ、気が付いたよ!?ねぇ、大丈夫!?
思い出そうとしてもよく思い出せない・・・何故自分がここにいるのか?といった人生で一度は体験しそうな事だ。そういう時は殆どが頭が真っ白な状態で、混乱しているのだ。目が覚めたときは頭の回転が著しく悪いのだ―――
混乱する自身の頭で記憶の中をグルグルと駆け回り、必死に何度も何度も何度も駆け巡り―――やがて記憶の終着に辿り着く。
だが、その考えの答えに納得いかない時だってある。いろいろ合点が合わない。何かがおかしい・・・まだ混乱している。朧げで正直はっきりと物事を考える力が欠けている――――分からない・・・でも、記憶が否定しようとしない。
今頭で考えていることは―――その辿り着いた終着は果たして現実だったのか?辿り着いてよかったのであろうか?
―――――――も思い出したでありますか?
しかし、人間という物は面白いことに゛心は経験を積み重ねることによって形成される゛ものであり、過去で体験してきたことを生かし未来に向かって歩んでいくのだ。その今まで経験してきた事に対して新たな未知に出会う事により概念という物が大きく変化する事もあるのだ。それが原因で捻じれ揺さぶられ―――
最悪崩壊する事もある。
――――――――えぇ、そうです。その・・・わたくし達・・・・・
自分たちの常識と言う物が、現実という物が全てひっくり返れば動揺しない筈がない。そうやって生きてきたからだ。常識内の世界で今まで過ごしてきたから分かる筈がない、否定する。
でも何故否定してしまうのか?今まで誰も言っていなかったから?それとも体験をした証言をいう者がいなかったから?過去で形成されていなかったから?
未知の世界とは恐ろしい。あぁ、自分たちの築き上げてきた常識と現実が全てが否定されてしまう――――――崩れていく、どんどんどんどん、未知に押しつぶされる。あぁ、まともな判断ができない。あぁ、呼吸がするのが辛い―――ついに体そのものが拒絶し始めてきた―――――――
―――――――――あぁ、死んだ。私たち全員がな
死という概念の全てがひっくり返った。
これは死んだ者たちが地獄で生の為に命を懸け、未知と対抗し生きる物語である。
久々に書いたけどスゲ~疲れたゾ~