童話の闇~Dark Parables~   作:アリス・リリス

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第三話~ブラックローズの行方~

リエルカは、ホンファの言葉を信じ、残る6つのディスクとブラックローズの行方を探すことにした。

 

食堂を過ぎ、大広間に出た。

どうやら謁見の間だったようで、玉座があった。

ふと、変わった本棚があることに気づいた。

 

「これは何かしら?本棚の模様と本の模様が対応してるようだわ…」

 

本を動かすと、本棚が動き、奥の部屋へ続く階段を見つけた。

 

ゴゴゴ…

 

階段を上ると―

 

「茨が奥の部屋への道を閉ざしているわ!」

 

リエルカは、その拍子に転けてしまい、茨のトゲで指を刺してしまった。

 

「痛…」

 

すると、だんだん意識が遠のいていくのをリエルカは感じた。

 

(力が入らない…だんだん眠くなって…)

 

「エトラファーマ!」

 

とたん、リエルカの意識が呼び戻された。

 

「リエルカ、あなたには使命があるでしょう?」

 

ホンファのような、でも、どこか違う女性の姿が現れた。

 

「あなたは…?」

「私は、癒しの魔女・セーラ。この茨には気をつけて、ロザンダの分身みたいなものよ。今までもこれの犠牲になった人たちがいるの…。さ、指を出して」

 

セーラは、リエルカの傷を手当てした。

 

「よしっ、これで大丈夫よ。この薬で私の魔力の加護を受けられるわ」

 

「ところで、セーラさん。ホンファさんをご存知で?」

 

「ええ、私の双子の妹よ。妹に会ったのね?今、あの子は?」

 

リエルカは、瞳を翳らせて

 

「ホンファさんは…このディスクを私に託して、…空へ消えていきました…」

 

「…!」

 

セーラは、光る滴をこぼした。

 

「ホンファ…。あの子が託すなら、私もディスクを託すわ」

 

セーラは、ポケットからホンファのものとは違うディスクを取り出した。

 

「セーラさん、ブラックローズの行方は…?」

 

「アリシアが持っているはずよ。でも、最近会わなくて、今どうしてるかわからないわ」

 

「セーラさん、ありがとうございました。私が見つけ出してみせます」

 

 

リエルカは、セーラにお礼を言って、アリシアを探しに行った。

 

 

「…ロザンダ、そこにいるのね?姿を見せなさい!」

 

烏が現れた。

一回転したかと思うと、人の姿をとった。

 

黒い帽子に黒い服を着ていた。

 

「フフン、よくもわかったな…」

「あなた、何が目的なの!?」

「目覚めるんだろ?お前達の姫が。その体を乗っとるまで…」

「そんなことさせない!」

「お前も邪魔だな…。そうそう、お前の妹も私の邪魔をしていたな」

「妹に何をした!?」

「なに、魔力を奪ったまでよ。今頃、死んでるだろな…。お前も動けなくしてやる」

 

ロザンダは、緑の光を放った。

 

「キャアァ…!」

 

「セーラ!?」

リエルカの耳に悲鳴が届いた。

 

緑の光がやんだ。

「どうだい?その姿になったのは」

「……………………」

「ハハハっ!私は計画を進めるために行く。お前は、そこで見ているんだな…」

 

ロザンダは、烏の姿になり飛び去っていった。

 

 

ロザンダが飛び去ったあと、リエルカがやって来た。

 

「セーラ!何が…!?」

 

リエルカの目に飛び込んだのは、石化したセーラだった。

 

「そんな…」

 

すると、声が聞こえた。

 

「リエルカ…早く…ローズを…」

 

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