童話の闇~Dark Parables~   作:アリス・リリス

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第四話~魔女の集い~

リエルカは、先を急いだ。

ある部屋へたどり着いた。

目の前に魔女の姿をした石像が複数あった。

 

「まさか…他の魔女達も…」

「いいえ。これは、ローズの父親である王が作ってくださったのよ」

 

背後に魔法の気配がした。

 

石像にそっくりな魔女が5人現れた。

 

「はじめまして、リエルカ。あなたがローズを救う方ですね?もう時間がないの。早くあなたにこのディスクとブラックローズを託さなければならないわ…」

 

「どういうこと…?」

 

 

赤毛の魔女が答えた。

 

「さっき、セーラがロザンダの魔力で石化されてしまったの。最後の瞬間、私達に念が送られたわ…」

 

 

―リエルカ…に……く…託…て…ロ……ダが……ズ……を…乗…と……に―

 

 

「乗っとる…?」

「ええ、ロザンダの肉体は、何百年も前に滅んだのよ。でも、邪悪な魂だけは残った」

 

続けて、青い瞳の魔女が答えた。

 

「邪悪な魂は、この世界を滅ぼそうと考えていたの。でも、そのためには実体化するための体が必要だったのよ」

 

黒髪の魔女は、ディスクを取り出しながら言った。

 

「そこで目をつけたのはローズの体だった。私達7人は、ロザンダからローズを守るために力を使い続けたの」

 

金髪の魔女は、目を翳らせた。

 

「しかし、ロザンダは私達を襲うことにしたのよ。だから、もう時間がないのよ」

 

5人の魔女からディスクとブラックローズを渡された。

 

「ローズの眠る部屋の入口は、墓所の所に隠されているわ。王と王妃の墓標を嵌め込めば、現れるはずよ」

 

栗毛の魔女は、王妃の墓標を渡した。

 

「では、リエルカを聖堂の近くにある祭壇の所に送りましょう」

 

 

転移魔法が起動した。

まばゆい光の渦が6人を包んだ。

 

光の渦が止むと、祭壇の前に着いていた。

 

「さあ、ディスクを嵌め込めて」

 

 

リエルカは、すべてのディスクを嵌めた。

 

 

カシャン

 

 

ホワイトローズを手に入れた。

 

 

「フフフ、すべてが揃ったわ!」

 

烏が現れた。

烏は、人の姿を取って、

 

「さあ、渡してもらおうか」

 

 

魔女達はリエルカを守るように取り囲んだ。

 

赤毛の魔女がペンダントを渡して、

「これで転移魔法を使えるわ!早くローズの元へ!」

 

「行かせるか!」

ロザンダは、邪悪な魔法を使った。

 

5人の魔女は、対抗魔法を使った。

 

「リエルカ、早く!」

 

 

「転移!」

 

リエルカは、光に包まれて消えた。

 

「よくもこんなことしてくれたわね!」

 

ロザンダの魔力が増した。

 

 

(もう耐えられない・・・!どうかローズをお願い!リエルカ、あなただけが頼りなの・・・)

 

 

5人の魔女は、セーラと同じように石になった。

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