正面玄関前階段
俺と葵そして校内で生き残っていた学生らの一部を保護し階段まできていたが
「やれやれ、あれじゃぁいくら待っても動いてくれそうにはないな」
階段の端から様子を伺い
「どうする?」
そんな中
「連中は音に敏感よ何か囮になるものがあれば一箇所に引き付けられるんじゃ」
高木さんは言い、それを聞いた小室くんが
「なら試してみるか・・・」
おもむろに近くに転がっている内履きを握り階段を降り行こうとするが俺が
「君が危ない橋を渡る必要はないよ、その為の自衛隊であり特殊部隊だ私がやる」
俺は言い
「秋山さん・・・」
小室くんは言ったが
小室君から靴を受け取り、葵に
「援護頼む」
そう言い、特殊小銃を預けホルスターから9mm拳銃を抜き、これまでの実戦で培ってきた心地の良い緊張感の中足音を立てずにホール付近まで行き左右を確認し左側の方に靴を投げる
「どんっ」
壁にぶつかりその音に釣られるように周りにいる死体共は移動を開始する音源に向かって。大体の数を引き付けることができた後ハンドサインで葵にこっちに来ても大丈夫だと合図を出す。全員がそろそろと移動を開始し一人また一人と学校の外に出ていくが
「がいぃぃん」
「「!!」」
刺叉を持った学生がさすまたをブツケテしまい、後方警戒の為に残っていた俺も葵もしまったと思い
「走れッーーー!」
急いでその学生の背中を掴み外に引きづりだし9mm拳銃で通過ルートの邪魔な奴だけを射殺しバスまで辿り付き鞠川校医が運転席に座り急ぎエンジンを始動し窓から平野くんが改造釘打ち機で外回りを片付ける。その光景を見て
「いい腕してるなッ」
言うと
「ありがとうございます」
平野くんは行った。そして全員が何とか乗ったかに見えたその時
「待ってくれーーーー」
遠くから学生と教員とおもしき集団が来るしかし、その光景を見たとき宮本さんの表情が強ばった
「先生出してッ」
突然言い放ち
「麗、ダメだろ確かに「あいつ」がいるが他の生徒を見殺しにする気か?」
小室くんは言い
「孝の言うとおりだ、確かにあいつは許せないかもしれないが個人的な感情で突っ走ったらダメだ」
井豪君も小室君同様に説得していたが俺はその時見てしまった、一人の学生が教員に助けを求め、教員はその学生の顔面に蹴りをぶち込んだのだ
「あの野郎ッ」
俺は小銃片手に飛び出し
「小室君少し出すの待つように頼む」
俺は言い小室くんは鞠川校医に出発を待つように言っている。脇目を降らずににその生徒の所まで走って行きその教師とすれ違うとき
「チッ」
確かに舌打ちをする音が聞こえた。内心
「{こいつ撃ち殺して良いですか?}」
自分に問うてしまうほどだった
「君、大丈夫か?」
顔を押さえうずくまる生徒を背負い俺はすぐにバスに戻る。そして直ぐに
「先生、出してちょうだいっ」
高木さんが言い
バスは学校の正門を突き破り学校をこうして脱出した。しかし紛れ込んでいる「ドブネズミ」は厄介だと思うことになる。
「少し、しみるけど我慢してくれ」
俺はバックパックから医療用品を取り出し顔の手当を行い手当が終わると学生は
「このクソ野郎っ」
先ほど蹴りを入れた教員に殴りかかろうとするが俺が直ぐに押さえ込み
「今はそんな事をしている場合じゃないだろう」
言い
「俺も見てはいたが法律にある緊急非難って知ってるか?自分が生きるためにはやむを得ず相手を殺してしまっても罪には問われないって言う法律があるのを」
言い聞かせ、学生は渋々椅子に座り
「よく知っていますね、その通りです申し訳ないとは思いましたが」
その教員後に宮本さんから「紫藤」という議員の息子だと聞いたがが言い、その教員に向き直り。
「あんた、人としちゃ最低のクズだな」
俺は一言言い椅子に座り小銃の安全装置をかけた。
そしてバスはこのまま市街地に向かう。街の状態を上空からしか見た事のない俺達はさらなる地獄的光景を目の当たりにする事になる。
次回~ハイ・・・・分断されました~を予定しています。