玲「私たちの両親は・・・・7年前に死にました・・」
全員「えっ!?」
う・・・ウソ!? そうなの!? どうしよう・・・ただ吉井君が一人暮らしって聞いたから
両親はどうしてるか気になっただけなのに・・・
私、木下優子はどうやらやらかしてしまったらしい・・・
「ご・・・ごめんなさいっ!玲さん! そうとは知らずに勝手なこと聞いて・・」
すると、玲さんはニコリ・・と笑い、
「いいえ、それに・・もう過ぎたことですから・・・」
「す・・・すみません」
なんか・・吉井君に似て優しい人だな・・・
すると坂本君が驚いた表情で
「知らなかったな・・・アイツ・・・そういうの顔に見せないから・・」
続くように秀吉、土屋君も
「元気な姿しか見ないからの・・」
「仰天・・・」
そして、姫路さん、島田さんも
「吉井君・・・そうだったんですか・・・」
「でもアキは絶対私たちにそういう話はしないものね・・」
吉井君の普段のあの元気な姿を見てると玲さんの言ってることは嘘のように聞こえる
「本来はこんなこと・・・話すべきじゃないのかもしれませんが・・・みなさんにだけ、
お話しておきましょう・・・私達姉弟の過去を・・・」
玲さんの表情はさっきまでと変わらず明るいままだが声はどこか震えてるように感じた・・
☆☆☆
7年前・・・・
確か夏休みのことでしたか・・・私とアキ君、そして両親は遠くに旅行に出かけてました
普段両親は仕事で忙しかったので久しぶりに家族と出かけるのがとても嬉しかった・・・
仕事で両親が共に忙しくても私とアキ君は「私達のために働いてくれてるんだな・・・」
と思い、父さん、母さんを心から愛してました・・・
父さん「イヤー久しぶりだな・・・家族でこうして出かけるのも・・・」
母さん「二人ともごめんなさいね・・・仕事でなかなか かまってあげられなくて・・・」
明久「ううん、いいんだ・・一緒に居れればそれで」
「それで、父さん・・何処へ旅行するのですか?」
私が聞くと父さんは運転しながら
父さん 「・・・ホラ・・明久、お前が前から行きたいと言っていたマジ急ハイランドに行く
ぞ・・」
明久「イエーーーーーーーーーいッ!ドドンパ乗ってみたかったんだよっ!」
父さん「まあ、着いてからのお楽しみってことでな・・」
私は正直アトラクションは苦手なのですが・・・
・・・・そして・・・・ドドンパに乗り
明久「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああっ!(怖)」
乗り終えるとアキ君は
明久「か・・・帰ろう・・・」
「アキ君・・・さっきといってること違う気がしますが・・・」
明久「姉さん・・・さっきまでの僕はドドンパの怖さを知らない子供だったんだ・・・
乗り終えた状態・・・つまり今の僕はドドンパの怖さを知る大人だよ・・・」
「アキ君、意味が分かりません アキ君は子供でしょう?」
ドドンパ1回乗っただけで大人になるのなら義務教育などいらないでしょう
母さん「明久には早かったかしら・・・?」
父さん「ここはランキングに入るくらい怖いらしいしな・・・」
だったら何故ここに来たのでしょう・・・?
わたしは疑問に思う・・・
父さん「けど、明久が来たいって言ったから来たんだけどな・・・」
そういえばそうですね・・・
母さん「まあ、もう昼だし、そろそろお昼にする?」
父さん「まあ、そうだな・・・明久も怖がってることだしな・・・」
明久「別に怖くないよっ!ただちょっと予想外というか・・・」
アキ君・・・表情で怖いことがバレバレです・・・
そして、私達は昼食の為レストランに入る
そして注文し、注文が届くと
父さん「へえーーーー・・・遊園地の中にあるレストランにしては結構ウマいな・・・」
母さん「そうね・・・・結構高級な感じがあるわね・・・」
明久「うまい!おかわり!」
母さん「あら・・・もう食べたの? でもここ家じゃないのよ・・明久・・
もう少ししずかに食べなさい」
クスクス・・・
周りはアキ君の行動を見て笑っていた
正直、こういう行動は避けてほしいです アキ君・・・
しかし、そんな恥ずかしさも幸せだった・・・
家族4人で一緒に居られるのなら・・・
そんなときだった・・・
ピンポンパンポン(放送の音)
『えー本日マジ急ハイランドにお越しの皆様・・・マジ急ハイランドにお越し頂きありがとう
ございます・・・えー唐突ですが今からすべてのアトラクションを停止します
理由はこの中に今ニュースになってる連続殺人犯がこの遊園地の中に入ってる模様です
皆様は速やかに避難してください・・ご迷惑をおかけしてホントに申し訳ありません・・
・・・繰り返します・・・』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
父さん「せっかく来て残念だが・・・ここは指示通り避難した方が良さそうだ・・・」
母さん「そうね・・・二人とも・・いいわね?」
明久「うん」
「はい」
しかし、どういうことでしょうか・・・連続殺人犯は何故ここに入ったのでしょうか・・・
まさかアトラクションが目当てとか・・・・
ふと、そんなことを考えてしまう
とにかく今は避難した方が良さそうですね・・・
この連続殺人犯により、私達家族の運命が壊されることを私はまだ知らなかった…
過去編は次回に続きます