僕と木下さんともう一つの学園生活   作:ウェスト3世

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Eクラス戦 Ⅰ

 

 ・・・翌日・・・

 

 僕はいつも通り学校へ向かう道を歩いていると、

 

 「吉井君」

 

 と呼ばれた・・・

 

 誰だ?・・・聞いたことのない声だな・・・振り返ってみると、長い黒髪の女の子だった・・

 

 制服を見ると、どうやら同じ学校の生徒らしいが・・・

 

 「え・・・えと・・・誰?」

 

 恐る恐る聞く・・・すると

 

 「7年前の『マジ急ハイランド連続殺人事件』・・・」

 

 「!!?」

 

 どういうことだ!!? あの事件を知ってる・・・ってことは・・・あの事件の被害者か!!?

 

 「君は一体・・・?」

 

 もう一度、問を投げる すると

 

 「七年前のあの事件で君はある一人の少女を助けなかったか・・?」

 

 ・・・・そういえば助けた気も・・・

 

 したような・・しないような・・・ イヤ、でも助けたかも・・・

 

 「でも、何で君はそのことを・・・」

 

 「私がそのときの少女なんだよ・・・」

 

 「べっ!?」

 

 驚きだ・・・こんな形で再開するなんて・・・

 

 「君にはずっと謝りたかったんだ・・・そして偶然高校で一緒だったから・・・」

 

 ああ、成程・・・

 

 「でも何で一目で僕だって分かったの?」

 

 「ウム・・・まあ、ほんの数分の出来事だったが顔はしっかりと覚えてたから・・・」

 

 「成程・・・でも謝りたいって何を・・・?」

 

 「私のせいで君の親は・・・」

 

 「っ・・・!!・・・」

 

 僕は息を漏らす・・・ あの日の出来事が全て・・一気に甦りそうな気がした・・

 

 「それ以上は言わないでくれ・・今でもあの日のことは思い出したくないんだ」

 

 「あ・・・その・・・済まない・・・君を傷つけるつもりで言ったわけじゃ・・」

 

 ・・・わかってる・・・彼女のせいじゃない・・・

 

 必死に忘れようとしても、いつも、自然に甦ってしまう・・・心の奥に埋めた記憶が・・・

 

 結果、あの日のことを一度も・・一日だって忘れたことはない・・・

 

 「さて、済まないが私はそろそろ行く・・遅刻しそうだしな・・君も急いだ方が良いぞ」

 

 「あの君の名前は・・・?」

 

 黒く、長い髪をなびかせた女子に再度、問を投げる

 

 「そうだな・・・私は『黒雪姫』・・・そう呼ばれてる・・Eクラス代表だ・・・」

 

 ・・・・え?・・・Eクラス代表? 結構頭いいように見えたけど・・・

 

 ってヤバッ!僕も急がなきゃ遅刻するよっ!

 

 僕は急いで学校へと向かう

 

 ☆☆☆

 

 FFF団1「えー被告人、吉井明久・・・貴様は今朝見知らぬ黒髪少女とイチャイチャしていた

 

       相違ないな?」

 

 「ちょっと待った・・・アレは普通にしゃべってただけなんだけど・・・」

 

 FFF団2「やかましい。最近、貴様が木下、姫路、島田とイチャイチャしてる姿も何人も

 

       目撃してる・・・」

 

 

 雄二「ハハハ・・・明久やらかしたな・・・」

 

 須川「坂本も捕えろ」

 

 FFF団全員「了解でありますッ!!」

 

 雄二「ま、まてっ! 何で俺まで・・・」

 

 須川「貴様が霧島とイチャイチャしてるのは知ってる・・・

 

    二人とも死刑判決を下すッ!」

 

 雄二「てめえら・・・やるならコイツだけやれっ!」

 

 「いいや、ここは雄二が逝くべきだっ! 」

 

 明久&雄二「んだとっ!?コラっ!」

 

 

 ギャーギャーギャー

 

 秀吉「相変わらず騒がしいの・・・」

 

 優子「ホント・・・静かな時なんてほとんどないわね・・」

 

  ・・・このクラスで過ごして一か月くらい経つけどホントうるさいクラスね・・

 

 美波「確かにね・・・私はもう慣れたけど・・・」

 

 優子「吉井君と坂本君っていつもあんなカンジなの?」

 

 美波「うーん・・そうね・・・よく一緒にいる光景はあったわね・・・」

 

 優子「ヘエー・・・そういえば今日姫路さんいないわね・・・」

 

 美波「瑞希は休みらしいわ・・・やっぱり・・昨日のあの話でショック受けたのかな・・・」

 

 ・・・・あの話を聞いてショックを受けない人なんていない・・・

 

 当然、私もショックだった

 

 秀吉「やはり普段のあの姿見てると、あの話がウソのように感じるの・・・」

 

 優子「そうね・・・」

 

 まったくその通りである・・・吉井君は・・辛くないのだろうか・・・

 

 疑問に思ってしまう・・・

 

 ガラッ

 

 「Fクラスはここで合ってるかな?」

 

 雄二「あー・・・そうだが・・・何か用か?」

 

 黒雪姫「私はEクラス代表『黒雪姫』・・・Fクラスに宣戦布告する・・・」

 

 雄二「なんだとっ!?」

 

 いきなり宣戦布告!?

 

 教室全体がざわめく・・・

 

 ☆☆☆

 

 放課後・・・

 

 ムッツリーニ「どうする・・・?」

 

 雄二「こうなった以上戦うしかねえ・・・けど、何でFクラスに宣戦布告したっ!?

 

    下のクラスってのは大体、下克上として上のクラスに宣戦布告するはずだ・・・

 

    そこが分からねえ・・・」

 

 秀吉「言われてみればそうじゃの・・・」

 

 優子「もしかしてクラスの設備じゃなくてもっと別の目的があるとか?」

 

 雄二「そう考えるほかねえな・・・」

 

 美波「でも、Dクラスを倒す実力があるんだから、Eクラスを倒すくらいなら簡単じゃない?」

 

 雄二「本来なら、そう言う・・・が、EクラスはDクラス戦以上に苦戦する・・」

 

 「どうして?」

 

 疑問を持った僕は雄二に質問する

 

 雄二「『黒雪姫』・・・アイツの試験の点数は低いときはEクラス並みだが・・

 

 高いときの点数は2年を代表する翔子よりも上だ・・・アイツの考えてることは読めない・・・」

 

 マズイ・・・

 

 今朝のこと・・・雄二や皆に行った方がいいだろうか?

 

 もしかしたら彼女の狙いは・・・

 

 「雄二・・・あのさ・・・」

 

 雄二「なんだ?」

 

 この話はしていいものか、してはいけないものか悩む僕だったが・・思い切って話してみる

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 雄二「成程な・・・7年前助けた女の子が黒雪姫と・・そういうことか・・・」

 

 「う・・うん・・この話すると皆引くと思ったんだけど・・」

 

 美波「十分ショックだったわよ・・」

 

 秀吉「ワシもじゃ・・・」

 

 優子「ホント・・・いっつもあんな感じだから玲さんの話がウソかと思ったわ・・」

 

 さては・・姉さんめ

 

 自分の過去は自分の中に留めておきたかったのに・・・

 

 雄二「だが、明久の言う通りなら・・・狙いは明久・・お前だな・・・」

 

 「え?僕?」

 

 雄二「目的は知らんがな・・・」

 

 

 なぜ彼女は僕を・・・

 

 深い謎ができる      

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