僕と木下さんともう一つの学園生活   作:ウェスト3世

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Eクラス戦 Ⅴ

 

 ガシャ・・・・

 

 黒雪姫は『従属の腕輪』を装着する

 

 わたしも吉井君みたいに、あの腕輪で、あの女の思うようにされるのだろうか・・・?

 

 そんなことを考える私の表情を見て、黒雪姫はクスッと笑い・・・

 

 黒雪姫「・・・そういえば、一般生徒には『表向き』の能力しか知らないんだったな・・・」

 

 ・・・・・・・・『表向き』・・・・・・・・・・・?

 

 「どういうことかしら?」

 

 黒雪姫「・・・見せた方が早いな・・・・・起動(アウェイクン)!」

 

 『従属の腕輪』を起動させる・・・

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 「・・・・え?・・・・」

 

 周りを見ると試験召喚フィールドが出来ていた・・・・

 

 つまり・・・これは

 

 黒雪姫「驚くのも無理はない・・・『従属の腕輪』は表向き・・・つまり、一般生徒にも公開

 

     されてる能力が 相手を思うまま支配する力・・・

 

     一方、裏向きでは試験召喚フィールドの作成・・・・」

 

 ・・・・・・そんな・・・・・・

 

 黒雪姫「サモン」

 

 「サモンッ」

 

 さらに驚くことに、作成したフィールドの教科は「総合科目」・・・・

 

 そして吉井君を召喚させてるところを見ると、吉井君も戦わせるらしい・・・

 

 「あなた・・・ホント卑怯ね・・・・」

 

 黒雪姫「卑怯・・・・? 君が言うのか・・・?

 

     君こそ吉井君の過去を知ってるくせに、それを知ったような口で彼を傷つけたじゃないか

 

     ・・・・・君に卑怯なんて言われる理由はないぞ・・・・

 

     それに、今は彼は私のものだ・・・・心も体も・・・」

 

 ・・・・黒雪姫はそう言い、隣にいる吉井君の唇を奪おうとする・・・

 

 「!!? ・・・・やめ・・・っ・・・!」

 

 黒雪姫「・・・ハハハ・・・冗談だ・・・こうされたくなければ、私に勝つことだな・・・・

 

     力の差は目に見えてるがな・・・・」

 

 「・・・・・っ・・・・・!」

 

 黒雪姫 総合科目 5723点 & 吉井明久 総合科目 974点

 

              vs

 

          木下優子 総合科目 4683点

 

 

 圧倒的な力の差があるのは分かっていた・・・・けれど、吉井君を彼女の思うように

 

 されたくなかった・・・

 

 「うわああああああああああああああああああっ!」

 

 私は絶叫しながら、彼女に刃向う

 

 

 ☆☆☆

 

 ・・・・・・・私は昔から何でもできた・・・・・常に優等生で常に劣ることなんてなかった

 

 ・・・・・

 

 完璧すぎるせいなのか、他人にとって私は憧れの存在であり、また羨ましがられたり・・・

 

 そんな存在だった・・・・

 

 しかし、人から憧れを抱かれても、気軽に触れてくれる、話しかけてくれる友達はいなかった

 

 私は他人とはあまりにも高いところにあり、他人と私の間にはどこか壁があった気がした・・・

 

 私の学校生活はそんなものだった・・・

 

 そして、家では常に母親に殴られる毎日・・・・

 

 母は三回離婚し、そしてまた、新しい男ができたそんなある日・・・

 

 今、日本でも人気の遊園地、「マジ急ハイランド」に行くことになった・・

 

 当然行く理由は私を楽しませるためなんかじゃない・・・

 

 母とその新しく付き合う男とのデートのためだ・・・

 

 私はただ付き添いとしていくだけだ・・・・

 

 そして、そこで最悪の事件が起こる

 

 7年前に起きた連続殺人だ・・・・

 

 そして・・・・・

 

 「ちょっとここで待ってなさい・・・・すぐ戻ってくるから・・・・」

 

 母の言葉に私は素直に「うん」と言う・・・言わなきゃ殴られるからだ

 

 だが・・・そう言い、戻ってくることはなかった

 

 最初はいくら母でも私を置いてくことはない・・・そう思った

 

 けど、いくら待っても母は来ない

 

 

 ・・・・・そして・・・私は確信した・・・・・

 

 母は・・・・私を捨てたんだ・・・・・・

 

 この時の私はまだ幼かった・・だから泣きながら

 

 「おかあさーん、おとうさーん・・・」

 

 と叫んだ・・来るはずがないのを分かっていながら。

 

 

 ・・・・・・・・・ようやく分かった・・・・・・・・・

 

 私はこの世界に「存在」してるだけだ・・・・・

 

 決して他人に「必要」とされる存在ではなかった・・・

 

 そんなときだった・・・

 

 明久「君、こんなとこにいると危ないよ? 隠れないと、殺人犯に見つかるよ?」

 

 初めてだった・・・・

 

 他人に助けられたのは・・・・

 

 そして、高校でまた再開した・・・

 

 彼は人を差別することなく、私にも気軽に接してくれた

 

 いつの間にか彼は私の希望となっていた・・同時に恋していた・・・

 

 だが、二年になり、一つ不安ができた・・・・

 

 「木下優子」・・・・・

 

 彼女と一緒にいるときの吉井君は一段と楽しそうだった・・・

 

 ・・・・・私はひどく彼女を恨んだ・・・・・

 

 

 優子「そんなことの為に・・・吉井君を・・・」

 

 「そんなこと・・・? 君の価値観で私を見ないで欲しいな・・・」

 

 そうだ・・・・私は彼女を倒す・・・・倒して吉井君を手に入れる

 

 「君はさっきから威勢だけはいいが・・・・足らないな・・・・力が・・・・」

 

 優子「ぐっ・・・・・」

 

 

 私の召喚獣は彼女の召喚獣を薙ぎ払う・・・

 

 そして彼女の召喚獣は体制を崩す・・・・

 

 「さようなら・・・・木下優子・・・・」

 

 

 ☆☆☆

 

 その頃・・・EクラスとFクラスは・・・・

 

 

 雄二「黒雪姫は見つかったか・・・・?」

 

 ムッツリーニ「いいや・・・・体育館が怪しいけど・・・鍵がかかっていた・・・・」

 

 雄二「そうか・・・・戦況はどうだ?」

 

 ムッツリーニ「Fクラスが押されてる」

 

 雄二「・・・マジかよっ・・・!?」

 

 

 最初はかなり優勢だったFクラスは窮地に立たされていた

 

 雄二「クソッ・・・・どうする・・・・・・・・・!?・・・・」

 

 

 雄二は自分の予想がハズれ、悩まされるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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