僕と木下さんともう一つの学園生活   作:ウェスト3世

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振り分け試験 登校

  

 

  4月5日・・・

 

  振り分け試験を終え、約2週間が経った

 

  春休みも終わり、今日から私も2年生に進級する

 

  

  私、木下 優子は学校に行く準備をしながら

 

 

  「ハァ・・・」

 

  と、大きく溜め息をついた

 

 

  同時に、あの日の記憶が甦る・・・

 

  

  あの日・・・1年生の最期に行われた 振り分け試験だ

 

 

 

  振り分け試験の日・・・

 

 

  私は普段より早く起き、早く朝食を済ませて家を出た

 

  

  私は常日頃の勉強の成果をこの振り分け試験で発揮しようと考えてたから、

 

 

  

  朝の眠い時間も無駄には出来ない

 

 

  そう思って、普段よりも早く家を出た

 

 

 

  普段の歩くペースの3倍の速さで歩いた 

 

  

  そして、交差点を渡ろうとしたら

 

 

  赤信号だった・・・

 

 

  赤信号・・・  

 

 

  今思えば下らないことだけど、

 

 

  何でこの世に赤信号という存在があるのかしら・・・?

 

 

  この時の私は一刻も早く、学校で勉強したい・・・という感情から

 

 

  赤信号の存在が腹立たしかった

 

 

  

 

 

  そして私は左右を向き、

 

  

  車、通ってないな・・・

 

  と確認し、赤信号と分かりつつも前を飛び出した

 

 

     瞬間・・・

 

 

  急にトラックが向こうから走ってきた

 

  

  でもこの程度の速さなら・・・

 

 

  と思ったのが間違いだった

 

 

 

  思っていたよりも物凄い速さでで走ってきた

 

 

 

  ぶつかる・・・!

 

 

 

  この状況を回避できないと思った私は

 

 

  「きゃあああああああああ!!」

 

 

   と叫ぶしかなかった

 

 

 

   ダメだ・・・

 

 

   その時、 一瞬人影らしきものが見えた

 

 

   その人影は 私を危険から守るために、私を突き飛ばした

 

   

   「キャッ」

 

   私は体を地面についた瞬間

 

 

   バンッ!!

 

 

   激しい音がした

 

 

   その音に驚いた私は 何が起きたのかを確認するため、見てみると・・・

 

 

  「!!?」

 

 

   信じられない光景だった

 

 

   私を守り、その人影・・・男は代わりにトラックに轢かれたのだ

 

   体の4分の1が血で赤く染まっていた

 

 

 

   何で私のためなんかに・・・

 

   何故だかそう思えてならなかった

 

 

 

   ゆっくりと私は轢かれた男に近づいた

 

 

 

   そして見てみると  その男は

 

 

   「吉井君・・・?」

 

 

   なんと、その男とは 私と同じ学校で、同じ学年の吉井明久くんだった

 

 

 

   しかし、クラスが違うせい・・・なのもあるが、

 

   彼とは一度も会話を交えたことはなかった

 

 

 

   何も関係性を持たない赤の他人のハズだ

 

 

   それが何故・・・私なんかのために

 

 

   私は この状況をどうしていいか分からなかった

 

 

   周りは

 

   「おい、人が轢かれたぞ」

 

 

    「誰か救急車を!」

 

 

   周りも混乱した状態だった

 

 

   

  私は吉井君のところに駆け寄り

 

 

  「吉井君、吉井君!」

 

 

  彼の体を起こしたせいで私の手に血が思いっきりついた

 

  しかし、そんなことはどうでも良かった

 

 

  どうか・・・生きててください

 

 

  その思いでいっぱいだった

 

 

 

  「吉井君・・・っ」

 

 

  思いっきり叫んでも彼は反応しない

 

  が、次の瞬間

 

 

 

  「ん・・・」

  

  彼は反応した

 

 

  そして、彼は

 

 

  「きの・・・し・・た・・・さん

     

     ごめんね・・・・」

 

 

  「!!?」

 

  その言葉が何を意味するかは分からなかった

 

 

  しかし、その言葉は私の心に深く傷ついた

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

    

    

  

 

  

  




 すみません

 続きは次回になります
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