僕と木下さんともう一つの学園生活   作:ウェスト3世

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旅行 Ⅳ

 

 「雄二・・・」

 

 「何だ? 明久」

 

 「イヤ、気のせいかな?」

 

 「気のせいだ」

 

 「イヤ、何も言ってないんだけど」

 

 「イヤ、気のせいだ」

 

 「僕達さ、拘束されてるけど、何か悪いことした?」

 

 「イヤ、ナンパしてたことしか思い出せねえ・・・」

 

 ・・・僕もだ

 

 何でこんなことになったんだろう?

 

 

 ☆☆☆

 

 時間は30分ほど前に遡る

 

 「うーん・・・なかなか来ないな・・・」

 

 僕は唸る

 

 すると雄二が「何がだ?」と尋ねる

 

 「雄二、僕が海に来た大きな理由・・それは逆ナンされることだよ」

 

 すると雄二は冗談を聞いてしまったかのように

 

 「おいおい、お前が逆ナン? 明久・・精神科に行ってこい」

 

 コイツは僕が精神的におかしいと思ってるらしい 

 

 だが、

 

 「僕は本気さ」

 

 「なっ・・・・!?」

 

 ・・・・・間・・・・・・

 

 「明久、知ってるか? 逆ナンはモテる男だけが持つチートと言ってもいい

 

  俺達平凡な学生がそんな高レベルな出来事に出会うと思うか?」

 

 「でも雄二、僕達は平凡だけど、100000分の1の確率ではあるかもしれない

 

  僕はその可能性に賭けてるんだ」

 

 すると、雄二は少し考えてるように見えたが少しして

 

 「成程・・そういうことなら・・・どっちが逆ナンが多いか勝負だ!」

 

 「望むところさ」

 

 

 ・・・・3時間後・・・・

 

 

 「明久、俺達はどんなアピールしても逆ナンはやっぱりあり得ないな」

 

 「・・・・・」

 

 「明久?」

 

 「ガハッ!」

 

 「おい、どうした?明久?」

 

 「あ、アレを・・・」

 

 

 水着ギャル1「君、可愛いね~」

 

 水着ギャル2「それ、カメラ?」

 

 水着ギャル3「私達も撮ってよ」

 

 水着ギャル4「何でそれ持ってるの?」

 

 ムッツリーニ「・・・紳士の嗜み・・・」

 

 

 水着ギャル5「ねえねえ、お兄さん 私達と遊んでよ」

 

 水着ギャル6「暇でしょ?」

 

 土方「あん? 暇じゃねーよ 俺はゴリラ(近藤さん)の面倒見なきゃいけないんだよ」

 

 

 雄二「がハッ!」

 

 雄二も逆ナンという名のリア充にやられたか

 

 土方君は何となくモテることは分かってた モテるオーラ半端ないから

 

 でも、ムッツリー二? ムッツリーニが逆ナン?

 

 こんなことがあっていいのか?

 

 そして、雄二は隣から

 

 「明久、まだ諦めるのは早い・・・アレを見ろ」

 

 

 水着ギャル7「きゃああああああああ! クサい、ゴリラよ!」

 

 水着ギャル8「きゃああああああああ! クサい、こっち寄らないで!」

 

 近藤「・・・・・・・・・・」

 

 

 近藤君は・・アレだな 見てると可哀そうだし、ちょっと同情したくなるな・・

 

 モテない男の見本にもなるというか

 

 「やっぱり、ただこうして待ってるだけじゃ誰も来ない、ここはナンパするぞ?」

 

 「了解!」

 

 

 ナンパ1

 

 

 水着ギャル9「はーい、撮るよー ハイ、チー・・・」

 

 「お姉さんたち、写真は僕らが撮りましょう」

 

 「あなた達に写真という最高の思い出を俺達が作ってあげます」

 

 どうだ? このイケメンじみたセリフ・・

 

 流石の水着ギャルも・・・

 

 水着ギャル10「あの・・邪魔です あっち行ってください」

 

 「・・・・・・・・・・・」

 

 返す言葉がない

 

 失敗だ

 

 

 ナンパ2

 

 水着ギャル11「はあ・・暑いわー・・」

 

 水着ギャル12「日焼けしてシミになんなきゃいいけど」

 

 「お姉さんたち、良かったら僕らがサンオイル塗って差し上げましょうか?」

 

 ・・・・・・・・・・・・・・(沈黙)

 

 水着ギャル12「ヤバい、変態よ」

 

 水着ギャル11「警察呼ぶ?」

 

 誤解です

 

 僕と雄二は急いでその場を離れる

 

 

 

 「オイ、もう水着のギャルはダメだ・・・」

 

 「じゃあ、どうするの?」

 

 「年下の女ならまだ純粋だから俺達野蛮人も受け入れてくれるはずだ」

 

 「流石、雄二」

 

 

 ナンパ3

 

 

  「やあ、君 お兄さんたちと遊ばないかい?」

 

  「今ならサンオイルも塗ってあげるよ?」

 

 すると

 

 五歳の女の子「うわあああああああああん!お母さん、この人たち怖い!」

 

 お母さん「ちょっと、ウチの娘に手ェ出すんじゃないわよ!」

 

 

 お母さんに殴られました 

 

 確かに殴られて当然のことをした気がする

 

 「・・やっぱナンパなんてするもんじゃないな」

 

 「そうだね、僕らはモテないのがお似合いらしい」

 

 やっぱりモテない男子が無理にモテようとするのは間違いだと、僕らは気が付いた

 

 こうして、海をステージにした僕と雄二のナンパ劇は幕を下ろそうとしてた

 

 ・・・・・・が、しかし・・・・

 

 「雄二、浮気は許さない」

 

 「し、翔子!?」

 

 霧島さんだけじゃない、他にも

 

 「アキ、他の女の子達に聞いたわ・・危ない男子がいるって」

 

 み、美波!?

 

 「あらら、明久君 イケませんねえ・・」

 

 目が怖いよ! 姫路さん

 

 「アキ君、姉さんはがっかりです」

 

 姉さん、僕も思春期なんだ、これくらいは勘弁してほしい・・と言いたいが、

 

 通用しなさそうだ

 

 「君には私がいるはずだが?」

 

 「吉井君、アナタにはがっかりよ」

 

 黒雪姫さん、木下さんまで・・

 

 

 ゴゴゴゴゴッゴゴッゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!

 

 何という殺気・・

 

 過去最高に凄いんじゃないか? この殺気

 

 

 こうして、僕らの海の物語は終わる

 

 

 

 

 

 





 旅行はまだまだ続きます
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