ちなみに、前回で旅行編まだまだ続きますと言いましたが、
今回で終了です
すみません
「・・・・・・・・・・」
「明久に雄二、お主達海で何かあったのかの?目が死んでおるぞ」
ああ、秀吉 今僕は自分の非力さに嘆いてるところなんだ
そっとしておいてくれ と言いたいが言うほどの元気もない
多分雄二もかな
「ねえ、雄二」
「君は誰だ?」
あ、ダメだコレ 記憶を失いかけてる
「お主ら、もう少しボジティブに生きれんのか? 先が真っ暗じゃな」
なんかネガティブでいいです
「ムッツリー二、お主からも何か言ってくれんかの?」
「近くにお化け屋敷がある」
「それでは、雄二と明久がネガティブになる一方なのじゃが・・・」
「あ、もういいや、お化け屋敷で 僕らに必要なのはリア充でもボジティブに生きること
でもない、ネガティブに生きることだ」
なんか空気が重くなったな
「ね、雄二」
「君は誰だ」
同意を得ようとしたが、ダメだコイツ
記憶失いかけてるんじゃなくて、記憶という存在を消そうとしてるよ、コイツ
僕よりもネガティブじゃないか
そして、僕らはお化け屋敷へ向かう
☆☆☆
お化け屋敷に着くと・・・
「アキ、アンタ達も来てたの?」
「何でここにいるんですか?」
ゲッ、美波に姫路さん
「アキ君もお化け屋敷ですか」
姉さんもいるのかよ
「吉井君私と一緒に回らないか?」
「アンタは他の人と回れば?」
黒雪姫さんに木下さん
ああ、何か来るんじゃなかった
ネガティブ思考をしようと思うと、隣から秀吉が
「明久よ、姉上たちはそんなに怒ってるように見えんが」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
言われてみれば確かに
でも・・・・・・
翔子「雄二さっきのお仕置き・・・続き」
「ぎゃああああああああああああああああああああああああっ!」
・・・ゴクリ・・・
秀吉の言う通り優しいオーラ出してるけど、その優しさが逆に怖い
そして、姉さんが話を進めるかのように
「実はここのお化け屋敷は二人一組のペアを作って回るんですけど、誰と回ろうか
迷ってて」
「イヤ、もう適当で・・」
もうネガティブ全快の僕にペアとかどうでもいい
「アキ君、物事には公平に決めることが重要とされてます」
マジでか
「なら、ここは公平にじゃんけん」
ムッツリーニがボソッと言う
「じゃーんけーんポン」
一応ペアは決まった
雄二&霧島 美波&美春 姫路&黒雪姫 秀吉&ムッツリーニ 明久&優子 玲(一人)
姉さんはこの組み合わせに少し不満を見せるようだったが
「私は一人ですか 仕方ありませんね」
普段は大人げないが、姉さんも一応20を過ぎた青年だ
こういうときは大人だ
しかし、不満を見せる者は他にもいた
「何でウチがアンタと・・」
「お姉さま、冷たいこと言わないで楽しみましょう 二人きりで♡
美波と清水さんだ
しかし、僕のペアが木下さんとは・・
「よろしく、吉井君」
「あ、う・・うん よろしく」
さっきまでスゴイ怒ってたけど、今は何か優しいな
木下さんの優しさに少し怯える
さっきみたいに粛清されなければいいけど
☆☆☆
さっきまで結構ネガティブだったんだけどな・・
だんだんボジティブを取り戻してきた
そのせいか、お化け屋敷に入りたくない
ネガティブ状態は全てにおいてダメになるけど、こういうお化け屋敷には強い気がする
いろいろ考えてた僕だが隣から
「よ、吉井君 さ、先入って」
木下さんの声が震えてる・・・もしかして
「木下さん、お化け屋敷 もしかして苦手だったりする?」
「だ、だから先入って!」
相当苦手らしい
僕は指示通り前に進む
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ
結構雰囲気出てるな
ブルブル
ヤバい、木下さん ヤバいんじゃないのか? コレ
しょうがない
「ホラ、木下さん」
僕は木下さんに手をさしのべる
「手を繋げば怖くないでしょ」
少し戸惑うように見えたが
「絶対放さないでよ」
「了解」
木下さんにこんな弱点があったとは
お化け役「バアッ!」
お化け役がいきなり出てくる すると、
「きゃあああああああああ!」
木下さんはとっさに僕に抱き着く なんか木下さんとペアで良かったかも
そう思い、デレデレしてると ボキッ
不吉な音がする
アレ? 何だ? この音 そういえば、腕の関節がちょっとおかしいような・・・
ぎゃああああああああああああああああああああッ!と叫びたい
叫びたいところを必死に我慢する
そして今度はしたから蛇のようなものが出てくると
「いやああああああああああああっ!」
バキボキッ
ま、また折れた・・・こ、コレはマズイ
恐怖の感情が高まると彼女は嘗てないほどの関節技を決めてくる
コレはマズイ この先、今よりも怖いものが出なければいいけど
「木下さん、目をつぶったら? そうすれば怖いもの見なくて・・」
見なくて済む・・と言おうとした瞬間
「嫌ああああああああああああああッ!」
ポッキン
痛アアアアアアアアッ!? しかもこの音真っ二つに折れるような音なんだけど
今、彼女にはなしかけないほうがいい
僕とお化けが区別出来ないくらいに、精神的に不安定だ
そして、
「皿が・・・一枚・・・二枚・・三枚」
ここで木下さんの恐怖は頂点に達し
「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああっ!」
バキッ ボキッ ゴキっ
「jふぇdbfbfjkbkjjbgvjvgbんjんv!!!」
僕も悲鳴を上げる
こうして無事なんとかゴールにたどり着いたわけだが、僕の体はボロボロだった
木下さんは何が起きたか分からないような表情をしてる
せめて、骨を折った罪くらいは覚えてて欲しいものだ
こうして、夏の旅行は終わるのであった
(僕はこの後すぐに病院に運ばれる)
しかし、父さんと母さんが死んでからの僕の夏休みは常に暗かった
そんな暗い中を皆が光をくれた
この旅行の思い出は僕の宝になるだろう