原作の清涼祭とはいろいろ異なるかもしれませんがご了承ください
二学期になり、学園祭の準備が始まる
文月学園も他の学校と同じく文化祭があるわけだが、少し特殊で
いろいろ店を出す一日目、試験召喚大会が行われる二日目、劇や合唱、バンドなどの
体育館のステージを使って行われる三日目・・・
計三日と他の高校に比べて少し文化祭の期間が長い
どのクラスも文化祭の準備が進む中、Fクラスは・・
「明久・・」
「雄二・・」
「絶対、白組に勝つぞおおおおッ!」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!
何故か体育祭の練習をしていた
「雄二、作戦を!」
「OK、まず体育祭は運動神経の良いムッツリーニを中心として、種目に参加する
まあ、俺達は学力はないが、運動神経では他のクラスに負けることはない!
それを、他のクラスに見せつけるぞオオオオォ!」
オオオオオオオオオオオオオオオオッ!
なんだか作戦の説明としてはイマイチだけど、いいか
確かに僕らは運動神経ではAクラスには負けない
すると、そんな僕らの姿を不安そうに見る姫路さんが
「あの、今の時期は体育祭じゃなくて文化祭の時期じゃありませんか?」
え?文化祭? 何ソレ
すると、木下さんも姫路さんを肯定するように
「先生が文化祭何をやるかちゃんと決めろ って、言ってたでしょ・・・
ホント、バカなんだから」
言ってたっけ? 体育祭じゃないの?
「姉上、じゃあ、今までのワシ達の努力はなんなのじゃ?」
「文化祭と体育祭を間違えるバカね」
アレ? おかしい、鉄人も体育祭って言ってたような・・・?
「雄二、女子と男子で意見分かれてるんだけど、僕らは何か間違えてんのかな?」
「イヤ、そんなハズはない 俺は嘗て『神童』と呼ばれた・・・」
イヤ、そこで二つ名がどうとかは関係ない気がする
サラリと、自分が偉いみたいな言いっぷりをしてるのが腹立つけど
すると、美波が
「しょうがないわよ、瑞希、優子・・コイツら、先生の説明中に体育祭の話ばっかりして
たもの・・そのときに、文化祭と体育祭を間違えたんでしょ」
・・うーん、何かそんな気もする
ガラッ
「お前ら・・・・」
鉄人が教室に入ってくる
僕らの教室は体育祭の準備品ばっかりだ それを見て、
「ハアアアアアアアアアアア~・・ッ」
深く溜め息をつく
「まさか、ホントに体育祭と文化祭を間違えるとは・・・もう頭が悪いとかの問題じゃ
ないな」
え、じゃあ木下さん達が言うようにホントに文化祭の準備をしなきゃいけなかったのか・・
「正真正銘のバカだな」
確かに体育祭と文化祭を間違えるなんて重度なバカだ
この状況だと誰も否定できない
僕ら男子はこの大きな間違いに恥を知った
☆☆☆
「って、わけでだな 面倒クサいが文化祭なにやるか決めるぞ」
雄二はやる気のなさそうに言う
やるもの・・か やると言っても何があるんだろう
すると、隣で座ってる木下さんが
「吉井君は何かないの?」
と聞いてくる
「うーん、僕は別に特にないけど・・木下さんは何かやりたいことあるの?」
「うーん・・私はメイド喫茶とかやってみたいな・・」
なっ! め、メイド喫茶だと!? イヤ、別にいいんだけどんね!?
でも、木下さんが言うのは意外だ
僕の思考がバレタのか、木下さんは顔を真っ赤にさせ、
「べ、別に そんなスゴイやりたいわけじゃないんだからね! アクマでも一つのいい例
として・・・」
必死で誤解を解こうとする木下さん
やっぱり可愛いなぁ・・・
「でも、確かに木下さんなら似合うと思うよ 見てみたいなあ」
「そ、そうかな」
ベキッ
「イタタ多々たア多々多々多々多々!何すんの!?美波、それに姫路さんも僕に
殺気を向けないで!」
「別に」
「何でもありません」
何でもなくて、こんなこと起きる方が怖いんだけど
すると秀吉が
「姉上も、島田も、姫路も・・・正直に言えば良いのにの・・」
正直? 何が?
すると、三人一斉に
「別に」
と言う やっぱ、女の子という種族はよく分からないな
「そういう、木下もアキを狙ってんじゃないでしょうね!?」
美波は秀吉に当たる
「何故、そういうことになるのじゃ、ワシは男じゃ」
「イヤイヤ、秀吉 クラスで一番可愛い君が男なんてバカなことがあるワケないじゃないか」
すると、秀吉は少し赤くなり
「明久、お主の気持ちは嬉しいが・・・その、ワシらにはいろいろと壁があるじゃろ?
ホラ、年齢とか」
ハッ! こ・・コレは、まさか秀吉・・僕のことを・・
でも年齢は僕らは同じハズだ 何で壁になるんだろう?
あ、もしかして精神年齢の差?
けど、
「好きなものは好きなんだ! 僕と秀吉にどんな壁があろうと・・」
ガシッ
あ、ヤベ 捕まった
「ゴメン、坂本君 ちょっと吉井君には話をしなきゃイケナイから、少しハズすね」
「ウチも」
「私もご一緒します」
「あ、ああ」
雄二も女子三人の殺気に驚いたのか肯定することしか出来なかった
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
木下さん&美波の関節技、そして姫路さんの殺気で僕は精神的にも身体的にもボロボロ
になった
☆☆☆
「ひ・・ヒドイ目にあった・・・」
僕はボロボロになって帰ってくる
「おお、帰ってこないかと思ったぞ」
雄二、僕も帰ってこれないと思ったくらいだからあまり口出ししないで欲しい
「んで、結局何やることになったの?」
「ああ、一日目が中華風メイド喫茶、三日目の劇は『ロミオとジュリエット』だ」
何か随分僕らにはハードルが高い気がするんだけど・・・
「ん? ねえ、コレ何?」
「ああ、ババアが『転換の腕輪』とか言ってたな・・Fクラスは普段問題起こしてるから
罰としてその腕輪をつけろだとよ」
「でも、コレをつけるのが何で罰なの?」
「さあな・・その腕輪はまだ使ったことないから実験台になれってことだろ」
最悪な学園長(ババア)だな
そういえば黒雪姫さんも腕輪持ってたけど、絶対コレ性能悪いよ
「ってことで、明久 つけろ」
「な・・何かこういう時いつも僕だよね」
まあ、いいや
僕は腕輪をつけて、
「起動っ!(アウェイクン)」
と叫ぶ
ボカンッ
爆発した
一体何が・・・?